パター用シャフトおすすめ7選｜種類や交換費用を解説【スチール・カーボンほか】

ゴルフのラウンドで使える14本のクラブの中でパターは一番使用頻度の多いクラブと言えます。またパッティング数がスコアの中で占める割合は約4割と言われるほど、パターは勝敗を分ける重要なクラブとなっています。

パターのシャフトは、従来スチールがメインでしたが、最近ではカーボンシャフトなどいくつかの種類も出回っており、プロはもちろんアマチュアでも自分のフィーリングに合ったシャフトに交換するプレーヤーが増えています。

そこで当記事では、交換可能なパターシャフトの種類や特徴・選び方・交換費用などに加え、おすすめのパターシャフト7選を紹介します。ぜひ最後まで読まれて、ご自身のフィーリングに合ったパターシャフトを選んで交換し、スコアアップを目指してください。

これまで、ドライバーやアイアンのシャフトを交換するケースは一般的でしたが、パター用シャフトを交換するプレーヤーはそう多くはありませんでした。
 
しかし、パターはストロークのフィーリングやボールのコントロールにも影響を与える重要なクラブと認識され、最近ではパター用の交換シャフトも注目が集まってきています。パターのシャフトを自身のフィーリングに合ったものに交換すると、より安定したストロークができカップインの確立も高まりスコアもまとまります。

現在市場には、パター用シャフトとしてスチールの他にカーボンやハイブリットなど高性能なシャフトが多く出回っており、プレーヤー毎のパッティングストロークに合ったシャフト選びができるようになっています。

スチールシャフトは、硬い・重い・しなりにくいなどの特徴を持つ素材で作られています。そして力を入れてパッティングしてもブレにくく安定感があるのが特徴となっています。そのためある程度力を入れてスイングするプレーヤーや安定感を求めるプレーヤーに好まれています。

スチールシャフトは重い印象がありますが、最近では軽量化されたスチールシャフトも出回っており、軽くてしなりにくいシャフトとして人気となっています。またコスト的にもカーボンなどと比べて安価で交換できる点がメリットです。一方、スチールは錆びやすい面もあり、長く愛用するためには手入れも必要となります。

これまでパター用シャフトはスチールが主流でしたが、最近ではいろいろな種類のカーボン製シャフトも出回っています。カーボンシャフトは炭素繊維でできており、スチールよりしなりやすいのが特徴です。またカーボン繊維を巻き付けて製造する段階で、柔らかくしなやかさをメインに製造したり、逆にある程度硬めに重く作ることもできます。

スチールとの大きな違いは、しなり感があり打感がグリップに伝わりやすい点です。そのためパッティングのミスが出にくいので、初心者にもおすすめのシャフトです。お手入れが楽にできるメリットもあります。

ただし、価格が高いのと打感が伝わりにくいのがデメリット。しなりやすい分、打感が感じられにくくなります。

ハイブリットシャフトは、スチールとカーボンを複合させたシャフトです。カーボンを使用することでパター全体の総重量を軽量化し、ヘッドとグリップ部に重量を配分することが可能になりました。

またトルクを低減できるので、パッティングストロークの安定性や操作性の向上につながります 。さらに最近のいろいろな大きさや形状のパターのシャフトとして適合できる点も特徴です。いわばスチールとカーボンシャフトのいいとこ取りを実現したのがハイブリットシャフトといえます。

ストレートネックともいわれるパターは、ヘッドのヒール側にシャフトがついているタイプが多いです。形がアイアンに似ているモデルもあり、フェースの開閉がしやすいのが特徴です。

操作性に優れていてどちらかというと上級者向きとされています。初心者が選ぶ際には、ヘッドの大きなものを選ぶとボールをとらえやすくパッティングしやすいです。

シングルベントネックは、シャフトが曲がってヘッドのヒールに装着されているタイプを指します。シャフトの延長線上にフェースの芯がくるように設計されているので、直感的にパットが打ちやすいのがポイントとなっています。

ストロークを安定させたい方や、ボールが右方向に転がる引っ掛けなどのミスを減らしたいゴルファーにもおすすめです。

シングルベントネックはシャフトの一か所が曲がっていますが、ダブルベントネックは二か所が曲がってヘッドのヒールに装着されています。

ダブルベントネックもシングルと同じように、グリップの延長線上にフェースの芯が来るモデルが多いので、直感的にパットが打ちやすく、右に転がる引っ掛けのミスが防ぎやすいのが特徴です。

中尺・長尺シャフトは、一般のシャフトより長いのが特徴です。中尺・長尺シャフトはストロークが安定しやすく、体と一体となってパッティングができます。前傾姿勢を浅くできるので、腰痛持ちのプレーヤーにもおすすめです。

2016年にアンカリング（体に密着させて固定して打つ方法）が禁止されましたが、中尺・長尺シャフトが禁止されたわけではありません。体から離した正しいストロークであれば使用でき、現在でも根強い人気のパターとなっています。

人気のパターとしての知られているオデッセイやピン・テーラーメイドなどのアメリカのメーカーのパターの長さは大体34インチと言われています。ただゴルファーはそれぞれ身長もパッティグスタイルも十人十色と言われるほど違っています。

パターのシャフトが長すぎたり短すぎると、正確なパッティングストロークができなくなってしまいます。そこで、自身の身長や手の長さと共に、パッティングの構え方などを考慮して、いつでも安定したストロークができるシャフト長の選択が重要になります。

正しく構えたときに、体とグリップの隙間がこぶし1〜2個くらい空く程度の長さが目安です。こぶし半分以下だとシャフトが長く、それ以上空くと短いと判断しましょう。

パターシャフトの硬さは、パテッィング時のフェース面の向きや安定性・ブレなどに微妙に影響します。シャフトの硬さによってパッティングのインパクト時のシャフト振動量やねじれ具合が変化します。

実際にボールをストロークした時に、手で感じるシャフトの硬さや振動の感覚は分かりにくいと思いますが、ゴルフセンターや販売店で計測すると違っているのが分ります。どの硬さが合っているのかスタッフなどに相談してみてください。

パターシャフトの重さは一般的に約100グラムと言われており、種類によっては重いシャフトで140から150グラム前後のアイテムも出回っています。パターシャフトの重さは、パッティングのストロークや打感・打音などに影響を与えます。

シャフトの重さは、シャフト自体の重さに加えて、ヘッドの重さや形状などとの相性を考慮して、パター全体のフィーリングを考慮して選びましょう。

パターのシャフトが合わないときは、カットするよりも交換するのがおすすめです。パターのシャフトはカットできますが、振りにくくなったり、使い物にならなくなったりする恐れがあります。そのため、交換する方が賢明といえるでしょう。

シャフト交換費用は目安としてスチールなら5000円程度で、カーボンでは1~2万円程度です。購入したお店に交換をお願いすると、工賃が安くなりお得になる場合もあります。

通販で購入しても自分のクラブを送れば交換してくれる通販のお店もあります。交換までお願いしたい場合は、リシャフトを行っている通販のお店を探してみましょう。

DIYが得意なプレーヤーなら、自分でシャフトを交換する場合もあります。DIYが好きな人にとって作業は楽しいですし、さらに完成品には愛着もわきます。

ただし材料や工具などを揃える必要があり、うまく交換できないなど失敗するリスクや作業中にケガをする危険性もあります。これらのリスクを避けるためにも、自信のない場合はお店のプロに交換をお願いするようにしましょう。保証期間などが付いているケースもあり安心できます。

安い価格でシャフトを入手したい場合は中古品も検討しましょう。中古専門のゴルフ販売店などでは中古クラブの他にも中古シャフトも揃っているケースもあります。また中古のシャフトでもスチールやカーボンなど種類が選べる場合もあります。

ただし注意点として、価格が安い分、新品と比較してダメージや破損などがある場合がありますので、シャフトの状況を充分チェックし確認してから買うようにしましょう。

現在、パター用シャフトもいろいろな種類のモデルが市場に出回っています。パターのシャフトを交換すると、ストロークやボールの回転などが改善されパッティングスキルが向上する場合があります。一度、パターのシャフト交換を検討されて、さらなるスコアアップを目指しましょう！