ドライシャンプーは、水を使わず髪や頭皮を洗えるシャンプーです。正確に言えば、洗うというよりも拭いたり揉みこんだりして臭いや汚れを取る商品ですが、洗ったような爽快感を感じられるタイプもあります。
入院や災害時など、長い間お風呂に入れない環境にいるときに活躍するのはもちろん、アウトドアや飛行機・車の中などでも気軽に使用でき便利です。汎用性が高く、種類もたくさんあるので、どれを選べばいいか迷う方は多いです。
そこでこの記事では、ドライシャンプーの上手な選び方や使い方、おすすめ商品や購入場所などのお役立ち情報をわかりやすくご紹介します。ぜひ参考にして使いやすいドライシャンプーをさがしてみてください!

ドライシャンプーは髪や頭皮につけて揉みこんだあと、タオルで拭き取るタイプのシャンプーです。粉や速乾性のある液体を髪にかけ、皮脂や汚れを清浄し、髪や頭皮の臭いなどを防ぐことができます。
水やお湯を使うシャンプーほどの効果はありませんが、手軽にケアができるのがメリットです。海外では、毎日水を使うシャンプーを使うのは髪に優しくないとドライシャンプーを多用する方もいます。日本では大正時代に髪洗粉という名で販売されたのが発祥です。
ドライシャンプーは一般的なシャンプーのようには洗えない商品ですが、水やお湯が使用できない状況のときには最善のヘアケアができるシャンプーといえます。

ドライシャンプーにはメリットとデメリットがあります。そのことをしっかり頭に入れてから使用するのをおすすめします。便利で使いやすいですが、使いすぎや誤った使い方をしないようにしてください。
ドライシャンプーのメリットの部分として、ドライシャンプーが活躍するシーンをご紹介します。意外に使い勝手がよく、気軽に取り入れられるのがドライシャンプーのいいところです。ぜひ参考にしてください。

アウトドアは自然を楽しめる反面、髪が汚れやすくなります。シャワーなどがあるキャンプ場もありますが、もっと手軽に髪のケアをしたい場合はドライシャンプーがおすすめです。また、長期旅行や出張で多忙すぎるときにもとても便利です。
場所を気にせずに髪を清潔に保てるため、時間の短縮になります。

突如、予定にない宿泊があったときに愛用のシャンプーを持ってきていないようなシーンでドライシャンプーが活躍します。髪質に合わないシャンプーを使いたくないときは、ドライシャンプーで最低限のケアをして、帰宅したらきちんと洗うのがおすすめです。
応急処置のような感覚でもドライシャンプーを使えます。

入院中にドライシャンプーを使う方はとても多いです。加療の箇所によっては、2週間以上お風呂に入れない状況もありえます。病院に併設されているショップには必ずドライシャンプーが置いてあります。
ベッドの上でも使用できるドライシャンプーは使い勝手がよく、簡単に髪を清潔に保てます。

ヘアカラーやパーマをした当日は、基本的にシャンプーができません。シャンプーをしてしまうとカラーやパーマが落ちやすくなります。そんなときでも髪を清潔にしたい方は、ドライシャンプーなら髪にかかる負担が小さくなります。
使用するドライシャンプーについては、美容師さんに相談したうえで決めてください。

ドライシャンプーで期待できる効果は、一般的なシャンプーとほぼ同じです。消臭・フケやかゆみの緩和・髪のべたつきの緩和です。ドライシャンプーに使用される粉や液体が皮脂を吸収してくれるため、フケやべたつきが緩和されます。
汚れがなくなった後の髪や頭皮は臭いも防ぐことができ、かゆみなどの肌トラブルも防ぎます。
ここでは、ドライシャンプーのデメリットをご説明します。普通の頻度で正しく使えば問題は起こりづらいですが、使用の度合いが頻回すぎたり間違った順序で使用したりするとよくありません。

ドライシャンプーだけを使用し、洗い流すシャンプーをしないでいると、皮脂が蓄積して毛穴のトラブルが起こりやすくなります。頭皮の毛穴の詰まりは抜け毛や薄毛にもつながりますので、気を付けてください。
ドライシャンプーはあくまでも一般的なシャンプーができないときのつなぎとして使用するのがおすすめです。

パウダータイプのドライシャンプーは吸着性のある粉なので、つけすぎるとダマができフケのように見えてしまいます。少しずつ、鏡を見ながら使用するのがおすすめです。つけたあとのブラッシングも念入りにしてください。
ベビーパウダーもパウダータイプのドライシャンプーとして使用されますが、気を付けたいポイントは同じです。
ここでは、ドライシャンプーの具体的な選び方のコツをご説明します。「使用タイプ」「プラス効果」「ノンシリコン」の3項目を軸に順番にご説明をしていきますので参考にしてみてください。
ドライシャンプーの使用タイプは「スプレー・ミストタイプ」「フォームタイプ」「ジェルタイプ」「パウダータイプ」「シートタイプ」に分かれます。使いやすいタイプを選ぶためにタイプの特徴を知っておきましょう。
スプレー・ミストタイプのドライシャンプーは初心者の方でも使いやすいタイプです。吹きかけるだけでケアができるので簡単です。スプレー・ミストタイプでは皮脂汚れを吸着する微粒子のパウダーが含まれていることが多いです。
スプレー・ミストタイプはスタイリングしやすい使用感になりますので、通勤や通学の間にもおすすめです。
フォームタイプは泡で髪を洗うため、通常のシャンプーに最も近い使用感を得やすくなります。泡が髪全体に行きわたりやすいのでムラなくシャンプーができます。泡が多すぎると湿った状態で完成になってしまうため、気を使って使用してください。
洗ったあとは必ずタオルでよく拭くようにして仕上げてください。
ジェルタイプのドライシャンプーは水分量が多く頭皮につけやすいので、皮脂によく働きかけ臭い対策に向いています。マッサージジェルのように使用すると、さっぱりした仕上がりになり気持ちがいいです。
使う分だけを出すため、直接髪に出すのではなく手に出してから使うよう心がけてください。
べたつきが気になる方におすすめなのはパウダータイプです。皮脂の吸収力がよく、エタノール不使用のものが多いため髪に優しいタイプです。臭いを抑えるパワーもあり、溜まった汚れや皮脂の臭いも防ぎます。
量の調整が難しい点がデメリットではありますが、きちんとした量を使えば仕上がりはさらさらになります。
シートタイプは持ち歩きに便利で使う場所をあまり選ばないのが特徴です。シートに成分が染み込んでいるので、油取り紙のような使い方で髪の汚れや皮脂を取ります。缶ではなくガスも含まれていないため、飛行機の中へも持ち込みができます。
手袋タイプのものや小さいタイプのものもあるのでシーンによって活用してください。
ドライシャンプーをプラス効果で選ぶとより使いやすくなります。プラス効果には「消臭・抗菌」「スタイリング」「コンディショニング」「保湿」のタイプがあります。ヘアケアしながら洗いたい方はプラス効果で選びましょう。
消臭・抗菌効果が期待できるドライシャンプーは、エタノールや緑茶エキスが入っている商品です。エタノールはややパワーのある成分なので肌荒れしやすい方は緑茶エキスが含まれている商品の方がベターです。
また、コーンスターチやシリカなどの成分も皮脂汚れの吸着や臭い予防にもなりおすすめです。
スタイリング剤としても使えるドライシャンプーも販売されています。皮脂の吸着によって髪全体をふんわりさせる効果があります。時間のない朝のヘアケアや仕事のあとのメイク直し時に使用すると便利です。
シャンプーとスタイリングが同時にできるとより時短が可能になります。忙しい生活スタイルの方におすすめです。
髪も頭皮も綺麗にしたいけど、通常のシャンプーのように髪のツヤにも気を配りたい方には、コンディショニング効果のあるドライシャンプーがおすすめです。髪をコーディングする効果があるドライシャンプーです。
コンディショニング剤は髪に残りやすいので、続けて使ったり、あとで洗い流す予定がないときに使ったりするのは避けてください。
保湿成分が入ったドライシャンプーを選ぶと髪を柔らかく瑞々しく保てます。コラーゲン・ホホバオイル・ヤシ油などが成分中に入っているか確認しましょう。また、アミノ酸やセラミドが含まれているとトリートメント効果も期待できます。
水やお湯では洗えなくても髪のツヤ感やしっとり感にこだわりたい方に向いています。
シリコンが入ったシャンプーは髪のすべりをよくしますが、髪や頭皮に成分が残るとフケやかゆみの原因になりやすいです。洗い流さないドライシャンプーではノンシリコンの方が髪や頭皮のダメージが少なくなります。
髪をふんわりさせるノンシリコンシャンプーの方が髪や頭皮のトラブルが防ぎやすくなります。
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ボディーミストとしても!「水のいらない」ドライシャンプー
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さらに、肌に直接スプレーすることができるため、頭皮だけでなくボディーミストとしても活躍してくれます。汗をかいた後や仕事や勉強の合間のリフレッシュにピッタリ!加えて、ペパーミントの爽快感のある香りは、マスクの蒸れ対策としてもおすすめしたい商品です。
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ここでは、ドライシャンプーを正しく上手に使うコツをご説明します。ドライシャンプーは使い方を間違えると期待した効果を発揮できず、髪を綺麗にして快適になるどころか不快にもなりかねません。使い方をしっかり覚えておきましょう。

スプレー・ミストタイプのドライシャンプーは、髪にかける量がポイントです。最初に髪を軽くブラッシングし、かき上げながら頭皮にも届くように内側にもきちんとスプレーします。頭全体を揉みこむようにマッサージすると気持ちがいいです。
タオルで余分な水分を拭き取って、仕上げのブラッシングを丁寧に行ないます。
シート・パウダータイプでは基本的には最後のタオルの拭き取りはなくて大丈夫です。粉をかけ過ぎた場合やシートタイプで水気が多すぎる場合は拭き取ってください。ブラッシングで髪を整え、髪の表面から内側までまんべんなく馴染ませます。
マッサージのように揉みこみ、仕上げのブラッシングを丹念にします。

ドライシャンプーを使用する際には、ブラッシングとマッサージが重要です。使用前のブラッシングでは皮脂や汚れを浮き上がらせます。全体的にしっかりかけましょう。浮き上がった皮脂や汚れをまとめるようにマッサージをします。
最後のブラッシングはつき過ぎた粉や液体を取る目的もあるので、できるだけ丁寧に行ってください。

ドライシャンプーを購入できる場所がよくわからなくて使用の機会がない方も多いのではないでしょうか。ここでは、ドライシャンプーの購入場所をご紹介します。場所を把握できれば使いたいときに見つけやすくなります。
ドライシャンプーは、一般的な薬局やマツキヨなどのドラッグストアで販売されています。また、ドン・キホーテや東急ハンズなどのバラエティーショップ、無印などでも取り扱いがあります。ホームセンターでも売られています。
コンビニに関しては、通常のコンビニでは扱いがありませんので、病院に併設されているコンビニで購入しましょう。病院内のショップにはほとんどの場合、置いてあります。場所がわからない場合は店員さんに聞いて教えてもらうと早いです。
ドライシャンプーのメリットやデメリット・選び方のヒント・おすすめ商品などをご紹介しました。ドライシャンプーはひと昔前と違い、日常で使用できる便利な商品になっています。ぜひ記事を参考に使いやすい商品を試してみてください!