クーラーボックスの保冷剤の上手な入れ方｜蓋に保冷剤の効果は？【冷やし方・使い方】

どんなに優れたクーラーボックスや保冷剤を使っていたとしても、誤った方法で保冷し食材を運んでしまうと、飲みものがぬるくなったり、食べものが傷んでしまったりする可能性があるので心配ですよね。

では、保冷剤やクーラーボックスはどのように使えばいいのでしょうか。どんな事前準備をしておくべきなのでしょうか。クーラーボックスの中にソフトクーラーを入れたり、蓋に保冷剤を設置するなど、実は、保冷時間を長持ちさせるコツはたくさんあります。

本記事では、そんな意外と知られていないクーラーボックスと保冷剤の上手な使い方を解説していきます。どうも保冷が上手くいかない人や、食べものを安全に運びたい人は参考にしてください。なお、後半では釣り用クーラーボックスの上手な使い方もまとめました。

保冷剤には主に氷点下タイプと0℃タイプの2種類があります。まず、氷点下タイプはその名の通り、0℃以下まで冷やせるので、生鮮食品などを安全に運搬したい場合におすすめです。しかし、強く保冷してしまうため、飲みものが凍る・食べものが固くなるなどのリスクもあります。

そこで、食べものを美味しく食べたい・飲みものをすぐに飲みたい人は0℃タイプがおすすめです。運ぶものによって、保冷剤も使い分けるようにしましょう。

冷たい空気は暖かい空気に比べ密度が高く上から下に移動します。そのため、クーラーボックス内を効率的に冷やすには、保冷剤をより高い位置に設置する必要があります。

最もおすすめなのが保冷剤を蓋に設置することです。こうすることで、ボックス内を上から下まで満遍なく冷やせます。なお、上部に冷凍野菜などを設置するのも、同様の効果を見込めるためおすすめです。

大きいクーラーボックスの場合、蓋部分に保冷剤を設置するだけでは底の部分まで保冷できない場合があります。ボックス内全体をしっかりと冷やしたい場合は底面や壁面にも保冷剤を設置するようにしましょう。

ただ、あまり保冷剤を詰めすぎると、今度は食べものが入らなくなってしまいます。食べものを多く持っていきたい場合は、底面や壁面に保冷剤の代わりとして凍らせた飲みものや冷凍食品を設置する方法も検討してみてください。

食べものや飲みものは保冷剤を間に挟んで仕切るのが便利です。それは食材の位置が明確になり、開け閉めの回数や蓋が開いている時間を減らせるからです。

また、それだけでなく、しっかりと冷やしておきたいものは銀マットで包む・野菜など冷え過ぎ厳禁のものは紙で包むなど食材ごとに冷やし方も工夫するのがおすすめです。

クーラーボックスに入れる保冷剤の量の目安は、4分の1です。 小型サイズであれば5～6個、中型サイズであれば2～3個が適量。3分の1だと食材がクーラーボックスに入りきらず収納量が減ってしまい、5分の1だと保冷効果が期待できないため注意が必要です。

食材を極力溶かしたくないケースや、安全に運びたい場合においては、クーラーボックス内にさらにソフトクーラーを入れるのもありです。クーラーボックスとソフトクーラーのダブルで保冷でき、その分保冷力が上がります。

またそれだけでなく、クーラーボックスの開け閉めによる熱の侵入も防げます。徹底的に冷やして持っていきたい食材がある人はぜひ試してみてください。

食材を冷えたまま運びたい・生鮮食品を安全に運搬したい人におすすめなのがロゴスの保冷剤です。圧倒的な保冷力と保冷時間でボックス内をしっかりと冷やせます。ロゴスの保冷剤『倍速凍結』であれば、通常数日かかる凍結時間の短縮も可能です。

そんなロゴスの保冷剤と相性がいいのがコールマンのクーラーボックスです。これらは共に高い保冷力を有しており、この組み合わせで冷やすと1日目はもちろん、長くて2日間程度、食材を冷たい状態でキープできます。

釣り用クーラーボックスの使い方は魚をより新鮮に持ち帰るためにもきちんと知っておきましょう。ここでは、釣りの前・釣りの最中・釣りの後、それぞれのタイミングで重要なことを表にまとめました。

冬なら保冷剤はいらないと思うかもしれませんが、外の気温は変化しやすいため食材が腐りやすいです。そのため保冷剤が入ったクーラーボックスを利用し、一定の温度に保ちましょう。

また、車での移動中はクーラーボックス内が比較的暖かくなるため冬キャンプも保冷剤は必要です。保冷剤の量は調整してください。

クーラーボックスも保冷剤もどんなに優秀なものを使っていたとしても、使い方を間違えている限りしっかりと冷やすのは不可能です。食材をベストな状態で運ぶためにも、上手な冷やし方を学ぶようにしましょう。