クーラーボックスに入れる保冷剤の量の目安は？｜何個必要かやボックスのサイズも解説

キャンプのようなアウトドアや屋外イベントに欠かせないのがクーラーボックスと保冷剤です。屋外に食材を放置すると傷んで食事を楽しめなくなりますが、クーラーボックスと保冷剤があれば安心して持ち運べます。

ただし、クーラーボックス・保冷剤の保冷効果は、入れ方によって変わります。特に、保冷剤は適量入れないと十分な保冷効果が発揮されません。何個必要なのか、何個入れるのが最強かなど使い方を知っていれば、効果的に食材を冷やせます。

しかし、保冷剤の適量がわからない方も多いです。本記事では、クーラーボックスの容量に対する保冷剤のサイズや量の目安をご紹介します。カインズの長持ちする強力保冷アイテムやクーラーボックスの正しい使い方などについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

• 保冷剤の適量はクーラーボックスの1/4程度

保冷剤・クーラーボックスの効果を発揮させるには、クーラーボックスの容量に合った量の保冷剤を入れるのが重要です。保冷剤・クーラーボックスの性能によって多少変わりますが、保冷剤の量はクーラーボックスの1/4程度を目安にしましょう。

• 保冷剤が多すぎると必要な食材を入れられない

食材が傷むのが心配で保冷剤を多めに入れる方もいますが、クーラーボックスの収納量は限られています。保冷剤が多いと使い勝手が悪くなるので、適度に入れるのがおすすめです。

• 大きいサイズを少数入れる方が効果が長持ちする

小さい保冷剤を大きい保冷剤1つと同量になるように入れても、大きい保冷剤と同等の効果はありません。大きい保冷剤は複数の小さい保冷剤よりも空気に触れる表面積が小さいため、持続時間が長いです。

• 小さい保冷剤を隙間に詰めるのもおすすめ

小さい保冷剤は食材の間にできる小さな隙間に入れられるので、食材の収納量を減らさずに保冷剤の量を増やせます。さまざまなサイズの保冷剤を組み合わせて使用するのがおすすめです。

• 冷たい空気は下に溜まりやすい

保冷剤は入れ方でも効果の出方が変わります。冷たい空気は暖かい空気より重く、下に溜まりやすいです。クーラーボックスの上下に保冷剤を入れると、内部を均等に冷やせます。

• 保冷剤はタオルやガーゼで包む

タオル・ガーゼで包めば、保冷剤が空気に触れず溶けにくくなります。また、溶けた保冷剤は保冷効果がなくなっているので、こまめに取り出すのが大切です。

• クーラーボックス内部を氷で冷やしておく

使う前日に内部をしっかり冷やしましょう。袋に入れた多めの氷や水を入れて凍らせたペットボトルを使って内部を冷やすのがおすすめです。

• 食材を冷凍させておく

クーラーボックスの中に入れる食材・飲料も、冷やしてから入れると保冷効果が長持ちします。水・お茶のような飲料や野菜などは、冷凍させてから入れるのがおすすめです。

• 開閉回数を減らす

クーラーボックスを開けたときに大量の冷気が逃げ出すので、開閉回数を減らせるように工夫するのが重要です。収納時はわかりやすく取り出しやすい配置を心がけましょう。

• 飲料と食材は別に収納する

基本的に、食材は朝・昼・夜の3回しか取り出す機会がないですが、飲料は頻繁に出し入れします。食材が傷むのを防ぐために、飲料と食材を別々に収納しましょう。また、クーラーボックス内で分ける場合は銀マットで仕切るのがおすすめです。

【クーラーボックスを置くのに向かない場所】

• 直射日光が当たる場所
• 地面に近い場所
• 風通しが悪く熱がこもる場所

クーラーボックスは断熱効果のある素材が使われていますが、完全に熱をシャットアウトできるモデルはありません。上記のような場所や車内に長時間置かないようにするのが大切です。日陰のない場所でクーラーボックスを使う場合は、タープを使って日陰を作りましょう。

カインズにはさまざまな種類の保冷剤が売られています。人気は800gのソフトタイプで、クーラーボックスの中で食材を冷やすだけではなく、キャンプの寝苦しい夜を軽減してくれる長時間使用が便利です。

ハードタイプは350・760・1100gの3種類。それぞれクーラーボックスの大きさによって使い分けできます。一般的な保冷剤よりも効果が高いと謳われていますが、記載されている容量よりも少し小さめのもので威力を発揮します。上手く使えばコスパのいい最強の保冷剤となりますので利用しましょう。

クーラーボックスの容量・サイズは、使用人数に合うものを選ぶのが大切です。大きすぎると重くて持ち運びにくくなります。具体的にどのくらいの量の水分・食料が必要か考えましょう。特に、お酒を飲む場合は摂取水分量が多くなるため、大きめのサイズがおすすめです。

※おすすめの人数は食材と飲料を分けて収納する場合の目安

保冷剤の中で特に強力と知られているのはロゴスの氷点下パックです。氷点下パックは通常の保冷剤の約8倍の保冷能力があり、使い方も家庭用冷凍庫で凍らせるだけで、ほかの保冷剤と変わりません。

保冷材だけでも保冷力は十分アップしますが、さらにロゴスのハイパー氷点下クーラーを使えば驚異の保冷力を発揮します。ソフトタイプのクーラーボックスなのに、ハードクーラー並みの保冷力です。ソフトクーラーなのでコンパクトに収納でき、軽量な点もメリットです。

釣った魚を保存しておくクーラーボックスには、冷やしておくための保冷剤が必須です。十分な保冷効果を保つための保冷剤の目安があります。クーラーボックスのリットル数×100gです。目安の量を参考に気候によって、増減させましょう。

食事はキャンプの楽しみの1つです。自分の用途・使用人数に合ったクーラーボックスと保冷剤を用意すれば、食材・飲料が傷む心配がなくキャンプを楽しめます。本記事を参考に、自分に合ったクーラーボックス・保冷剤を選んで、正しい使い方を心がけましょう。