チェーンソー目立て機おすすめ10選｜初心者でも簡単な目立て道具！基本の使い方も紹介

チェーンソーの安全性や快適性を保つために欠かせないメンテナンス。刃の切れ味が落ちるとトラブルや怪我の原因になる可能性があります。チェーンソーの要とも言える刃の切れ味を復活させるなら目立て機を使いましょう。

チェーンソー目立て機は、ニシガキやオレゴンなどからも発売されており、コスパがいい手動式・自動でヤスリが回転する電動式の2タイプがあります。さらに、ヤスリの種類やサイズも実にさまざまです。そのため未経験の場合は何を基準に選べばいいかわからず困ってしまいますよね。また、「使い方が難しいのでは」と不安に思う方もいるでしょう。

この記事では、チェーンソー目立て機の選び方やおすすめ商品、初心者でも簡単な使い方を紹介します。記事の最後には、メンテナンスに必要なおすすめ道具も紹介するので、目立て道具をお探しの方はぜひ最後までご覧ください。

チェーンソーは使用していくうちに刃がすり減り切れ味が落ちてきますが、目立て機には刃の切れ味を復活させる役割があります。切れ味が落ちたら刃を新しいものと交換するのも手ですが、その都度交換しているとコストがかかります。目立て機で刃の切れ味を復活させれば、毎回刃を買い替えるよりもコストを抑えられるのがメリットです。

目立て機で切れ味を復活させると得られるメリット

• コスト軽減
• まっすぐ切りやすくなる
• 作業効率がアップする
• 無駄な体力消耗を防げる
• 安全性が高まる

チェーンソーをメンテナンスするためには、目立て機が欠かせません。チェーンソーの切れ味が落ちた状態で使い続けると作業効率が低下するほか、キックバックを起こす・刃が曲がる・切り口に挟まるといったリスクが高まります。トラブルを予防するためにも、目立て機で適宜ケアしましょう。

チェーンソーの切れ味が悪くなったと感じたとき、まっすぐ切れなくなったと感じたときは、目立て機が必要なサインと考えられます。また、チェーンソーは切り口に挟まったり、使用中に煙が出たりした場合も切れ味が落ちている可能性を考え目立て機でメンテナンスしましょう。

エンジンタイプはオイル交換と一緒に、バッテリータイプは充電時など、メンテナンスのタイミングを決めておくのもおすすめです。

主な目立てのタイミング

ホルダータイプは、ガイドプレートとヤスリを一体化させたものです。使用する際は、ソーチェン（チェーンソーの刃）に目立て機を乗せてから両手で握って使用します。両手で使用するため安定性に優れていて、角度や深さを調節しやすいのがメリットです。使い方が簡単なので初心者にも向いています。

ジョイントタイプは、ヤスリと目立てゲージが一体になっていないものを指します。片手で目立て機を持ち、もう片方の手でヤスリを持って研磨します。手頃な価格で購入できるため、コスパ重視で選びたい人におすすめです。また、コンパクトで収納場所にも困りません。

しかし、片手で使用するため安定性が悪く、初心者には難易度が高く不向きです。目立て作業に慣れた人向けのアイテムです。

電動式は、チェーンソーを使う機会が多いヘビーユーザーにおすすめです。電動目立て機とは、スイッチで丸ヤスリが回転するものを指します。電動はスイッチを入れれば後は自動で目立て機が刃の切れ味を復活させてくれます。目立て作業時に掛かる負担や時間を大幅に軽減できるのがメリットです。

目立て機に慣れていない初心者でもコツをつかみやすく、メンテナンス時間も短くすみますが、ただし、価格が少し高めで、電気を使用するため電気代がかかります。

ダイヤモンド砥石は、ヤスリ表面にダイヤモンド粒子を電着させています。非常に硬いダイヤモンド粒子は、サッと研磨するだけでも切れ味が復活するのがポイントです。

ただし、耐久性が低いので、使用頻度が高いとコストがかかります。コストよりも切れ味を重視したいときにおすすめです。

超硬ビットは、超硬合金を加工しらせん状にしています。ダイヤモンド砥石よりも耐久性が高く、抜群の切れ味だと口コミでも評判です。ただし、価格が高いためコスパ重視の人には向いていません。超硬ビットはチェーンソーの使用頻度が高いプロ向きです。

使用しているチェーンソーのサイズで、目立て機の選択肢は変わります。サイズは主に、4.0mm・4.8mm・5.5mmですが、自分のチェーンソーがどのサイズかわからない場合は、ソーチェン内側にあるプレートの記載を確認しましょう。

目立てのヤスリには、丸ヤスリと平ヤスリの2種類があります。丸ヤスリはソーチェンを研ぐためのもので、平ヤスリは、刃が深くなるのを防ぐデプスゲージの調整に使用するものです。丸ヤスリは、チェーンソーのサイズに合ったものを選びましょう。

目立てガイドは、ヤスリを使う際のサポート役です。なくてもメンテナンスはできますが、角度を間違えると使用感に影響します。目立てガイドを使うと、簡単に角度を合わせられるのがメリットです。角度ミスを防ぐためにも、目立てガイドを使いましょう。

チェーンソーは刃の切れ味が落ちても、素手で触ると手を切る可能性があります。特に研磨中や研磨後は切れ味が復活するので、手を守るために軍手やワークグローブを使いましょう。軍手やワークグローブは、ダイソーやセリアなど100均でも手に入ります。

チェーンソーの刃には、オイルや木くずなどの汚れが付着しています。油分やゴミはメンテナス前に除去しておきましょう。パーツクリーナーを使えば、簡単に油分やゴミを除去できます。パーツクリーナーはホームセンターでも扱いがあるので、価格や効果を見て決めて選びましょう。

目立て機を使用中にチェーンソーが倒れると、怪我や故障のリスクがあります。安全に作業するためにも、クランプや作業台も用意しておくと安心です。DIYで使用する作業台でもいいですし、目立て作業用のクランプも販売されていますので、使いやすいものを選んでください。

これからチェーンソーや目立て機を購入しようと思っているのであれば、必要な道具が揃っている目立てキットをおすすめします。

あれこれ選ばなくてもキットがあれば、いつでもチェーンソーのメンテナンスが可能です。ただし、チェーンソーの規格に合ったものを選んでください。

難しいイメージがある目立てですが、目立て機があるとヤスリの角度が固定しやすく、初心者でも比較的簡単に行えます。目立て機を使用するときに準備するものと、大まかな使い方の手順を紹介します。

準備するもの

• グローブ・軍手（防刃性があれば最適）
• 見立て機
• 丸ヤスリ
• 平ヤスリ
• クリーナー（チェーンオイルなど）

必要な手順

1. 刃の掃除・点検
2. 説明書か一覧表で推奨角度を確認
3. 目立て機を推奨角度に設定
4. 丸ヤスリで研いでいく
5. 平ヤスリに付け替え、調整ゲージから出ている部分を研ぐ
6. 刃の汚れを落とす

目立て機を使うにはコツが必要なので、初めはうまくできない場合もあります。うまくいかないときは、プロに目立てを依頼するのもおすすめです。チェーンソーメーカー・ホームセンター・金物屋・専門業者などで請け負っています。

• 業者・・・800円～2,000円（チェーン1本）
• ホームセンター・・・1,000円前後
• 形状が特殊・・・2,000円前後

チェーンソーを安全に使うためにも、定期的に目立て機でメンテナンスしましょう。目立て機にもさまざまな種類がありますが、チェーンソーの規格に合ったものを用意すれば自分でもメンテナンスできます。手持ちのチェーンソーに合わせて最適な目立て機を選んでください。こちらも合わせてご覧ください。