大人気映画シリーズ！007の人気おすすめランキング｜途中から観てもいい？

アクション映画「007シリーズ」は1962年公開の「007は殺しの番号 ドクター・ノオ」から2020年公開の「ノー・タイム・トゥ・ダイ」まで実に25作品50年以上続いた世界的人気を誇るスパイ映画です。

原作はイアン・フレミングの小説「ジェームズ・ボンド」です。イアン・フレミングはスパイとして活動していた元軍人だった人物です。映画の主役ジェームズ・ボンドは、英国諜報部に雇われたスパイで容疑者を殺すことを許可され、そのコードネームが「007」です。

長く愛されてきた「007シリーズ」を見たいという方の考えとしては、新作を見て昔のものも見たいという場合や、昔見たけどもう一度見たいという場合までいろいろあると思います。そこで、今回は「007シリーズ」の魅力や見方を紹介していきます。007のことをいろいろ知ってから見ると、007の楽しさが倍増するのでおすすめです。

スパイ映画として絶大な人気を誇る「007シリーズ」の魅力は、何と言っても主役の凄腕スパイのジェームズ・ボンドです。派手なアクションやそれを支えるダイナミックな仕掛けの割にスタイリッシュなボンドに、見る人は惹かれていきます。

しかも、今までに6人の俳優たちによって描かれたボンドは、異なる個性で違った雰囲気が味わえます。笑いに溢れるクラシカルな初期作品からCGを駆使した迫力のアクションが楽しめる最新作まで違った007に出会えます。

そして、忘れていけないのが音楽の魅力です。第6作「女王陛下の007」のエンディングでルイ・アームストロングが歌い上げた「We Have All The Time In The World (愛はすべてを超えて)」や、テーマソングの作詞・作曲をポール・マッカートニーと妻リンダが手掛けた第8作「死ぬのは奴らだ」など名曲揃いです。

ジェームズ・ボンドはコードネーム「007」のイギリスのスパイです。しかし、冷酷なスパイでなく、お酒と車そして女性が大好きで人間味が溢れ、どのような状況下でもユーモアのあるダンディーさを持っています。そのダンディズムは全作を通して変わることはありません。

そんなボンドは、常に英国のクラシックなスーツ（ボンドスーツ）をスマートに着こなしますが、スーツの下には小型拳銃「ワルサーPPK」を携帯し、派手なアクションを巻き起こします。小型拳銃というところもボンドのスマートさを語る上で欠かせないポイントです。

ボンドは任務として動物的本能で悪と戦いますがそこに働く理性の有無が曖昧で、そこがまたボンドの魅力にもなっています。見るたびにストーリーの爽快感と男の本当の格好良さを味わわせてくれます。

「007シリーズ」は基本各作品が独立したストーリーとなっています。しかし、中には細かな部分で前作を見ていることを前提とした演出がされている部分があります。そのような細かな部分も見逃したくないという方には公開順で見るのがおすすめです。

特に、第21作目から第25作までのダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる作品は、ストーリーがつながっていますので、2006年の「カジノ・ロワイヤル」から順に見るのがおすすめです。

ダニエル・クレイグ版の第22作の「カジノ・ロワイヤル」以降を除き、ストーリーに連続性はなく、どの作品から見ても007を楽しめます。いろいろな情報を見聞きし、その中で一番興味のある作品から見てもいいでしょう。

また、好きな俳優が出ている作品から見るのもおすすめです。特にボンド役は作品全体の雰囲気を作っていますので俳優ごとに見るとその時代のジェームズ・ボンドの世界に浸れます。ボンド以外でも好きなボンドガール女優や使われている音楽などで選ぶのもいいでしょう。

初代ジェームズ・ボンド役のショーン・コネリーから始まり最新作のダニエル・クレイグまでに、計6人が個性あるジェームズ・ボンドを演じてきました。ここでは、その6人の俳優を簡単に紹介していきます。

「007シリーズ」で忘れていけないのが、各作品に華を添えボンドを翻弄するボンドガールの存在です。特に第2作「ロシアより愛をこめて」のダニエラ・ビアンキは彼女なしではこの作品は語れないと言われる人気のボンドガールです。

第5作「007は二度死ぬ」のボンドガールには若林映子と浜美枝が登場し、丹波哲郎も出演しています。舞台のほとんどは日本国内で、撮影は日本各地の観光名所で行われました。日本での007人気を沸騰させた作品です。

50年以上世界中で愛され続けている「007シリーズ」、その魅力は今も尽きることがありません。その50年の間に社会背景は変遷してきましたが、007はその根本を変えることなくその時代ごとにマッチした作品を送り出しています。今一度007の世界に浸って007の魅力を再確認してみましょう。