無濾過ビールのおすすめ7選｜酵母入りビール健康にいい？プレモルやファミマ商品も

無濾過ビールは、一般的なビールでは製造工程で濾過して取り除かれるビール酵母が入っています。ビール大国として世界的に有名なドイツやベルギーでは、ポピュラーな無濾過ビールが日本でも少しずつ注目を集めるようになりました。

一般的なビールでは取り除かれていた、ビール酵母を含んでいるとどんな味がするんだろう？美味しくないのでは？と不安に思う人も多いはずです。お気に入りの銘柄があるのにわざわざ、知らないビールは飲まないと思うかもしれません。

この記事では、無濾過ビールの特徴・メリット・市販で購入できる無濾過ビールを紹介します。無濾過ビールが気になっている人は、ぜひ最後まで読んで購入の参考にしてください。

本来であれば製造工程で濁りをなくすためにビール酵母を濾過しますが、無濾過ビールは濾過せずビール酵母を残しているため濁りがあるのが特徴です。一般的なビールよりもコクがありフルーティーな香りを楽しめます。

ビール酵母には食物繊維・ビタミン・ミネラルなどの栄養や旨味成分も豊富に含まれているので、ビール大国のドイツでは滋養強壮のために無濾過ビールを飲む習慣があります。健康を気にしつつビールを楽しみたいときは、無濾過ビールがおすすめです。

ビール酵母が残ったままの無濾過ビールは、一般的なビールと違った独特のコクがあります。グラスに注ぐと同時に、酵母由来のフルーティーな香りが広がります。また、酵母に含まれる旨味成分のアミノ酸や、ビタミン・ミネラルなどが豊富なものが多いのも特徴です。

さまざまな種類のある無濾過ビール。そんな中でも、世界的に有名な代表的無濾過ビールについて、特徴も交えてご紹介します。

南ドイツ発祥の「ヴァイツェン」は小麦麦芽を50%以上使ったドイツの伝統的なビールです。ビール酵母を濾過した「クリスタルヴァイツェン」と、無濾過の「へーフェ・ヴァイツェン」とに分けられます。

へーフェ・ヴァイツェンは、無濾過らしい濁りと濃厚な味わいが特徴です。バナナのようなフルーティーなエステル香と、苦味をほとんど感じない味わい柔らかさのある味わいを楽しめます。

さまざまなビアスタイルを生んだ国であるベルギーの中の、ヒューガルデン村のビールが発祥とされています。「白ビール」の代表格とも言われる、無濾過の上面発酵のエールビール。瓶の中で発酵・熟成させる伝統的な製法作られていて、名前はグラスに注ぐと白く濁る様子に由来されています。

滑らかな口当たりと苦みの少ない味わいから、女性からも人気を集めています。

ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈無濾過〉は、2022年4月にサントリーから販売されました。350缶のみですが、ザ・プレミアム・モルツのこだわりであるダイヤモンド麦芽を使用したマイルドで濃厚な口当たりが特徴です。

缶のデザインに使用した「無濾過」は、中味開発者の思いを込めた直筆が採用されています。

ワールドクラフト〈無濾過〉ホワイトビールは、2022年2月にサントリーがファミマ限定・数量限定で販売した無濾過ビールです。コンビニで無濾過ビールが買えると話題になりました。小麦麦芽を使用したホワイトビールは、まろやかでフルーティーな香りが特徴です。

志賀高原ビール・ペールエール無濾過は、長野県の玉村本店で造られています。中でもペールエールは代表的な銘柄で、柑橘系アロマが香りながらビターで力強さを感じさせるのが特徴です。

あまりクセは強くないので、無濾過ビールが初めての人にも飲みやすく、ボトルデザインもおしゃれだと注目されています。

サプリメントやコスメでおなじみのDHCから、ビールが販売されているのをご存知ですか？キレがあって飲みやすいDHCラガービールを濾過しない、無濾過ビールも登場しています。ドイツの麦芽100%を使用しており、さらに日本人に親しみやすい味を追求しているのがポイントです。

2種類のホップのフルーティーな香りと、ビール酵母のまろやかさとコクが広がります。瓶と缶の2種類あるので、好きな方を選べるのもポイント。DHCのクラフトビールは数種類あるので、飲み比べもおすすめです。

キリン・サッポロ・サントリーでも無濾過ビールの製造販売を行っています。各メーカーの無濾過ビールは、スーパーやコンビニでも販売されていますが、期間限定のため通年飲めるとは限りません。

飲食店用の樽生にも無濾過ビールがありますが、こちらも期間限定のため飲める機会は限られます。

無濾過ビールには生きた酵母が入っているので、冷蔵保存してください。常温で保存すると、温度が上がって酵母が活性化し味が変わってしまいます。パッケージにも保存するのに適した温度が記載されている場合がありますので、そちらも参照して適温で保存してください。

無濾過ビールはビール酵母により容器の中で少しずつ発酵が進むため、一般的なビールよりも賞味期限が短めです。商品による違いはありますが、大体9ヶ月～12ヶ月程度となっています。そのため大量生産には不向きとなり、国内メーカーでは期間限定醸造されるのが一般的です。

通年飲めるわけではありませんが、国内メーカーでも製造されるようになったので見かけたら試してみてください。近くに店舗がない場合は、Amazonや楽天などの通販サイトからも取り寄せできます。

ビール酵母の濁りとコクが特徴的な無濾過ビール。栄養価が高いため健康にいいビールとしても注目されています。国内メーカーでも無濾過ビールを製造しているので、健康に配慮しながらビールを楽しみたいときにおすすめです。