日本酒「香住鶴」の人気ランキング8選｜定番の生酛・山廃など

日本酒好きならお米の旨みを引き出した、和食によく合うお酒を選びたい方も多いはずです。特に、新鮮なお刺身や、カニ料理を食べながら美味しい日本酒をキュッと一杯やるのは最高のひとときです。しかし、日本酒も沢山の種類があって選ぶのに迷ってしまいます。

そんな時は、香住鶴の日本酒をおすすめします。香住鶴の日本酒は昔ながらの製法「山廃」「生酛」で米の旨みを引き出した和食によく合う日本酒です。特に、地元の名産品の蟹料理にはピッタリの日本酒です。

今回はそんな香住鶴の日本酒について詳しくご紹介します。香住鶴の日本酒の特徴・「山廃」「生酛」の製法の違い・日本酒の選び方・おすすめ商品ついてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

長い歴史を持つ「香住鶴」は1725年創業と言われています。昭和42年、当時の経営者が品質重視の方針から、手間暇がかかる「山廃造り」を復活させます。昭和50年代から販売数が大幅に増加して「兵庫の地酒」としての地位が高まりました。

その後も経営者が品質重視の方針を受け継ぎ、平成11酒造年度には伝統的な製造方法「生酛造り」に挑戦します。さらに平成23酒造年度からは、全ての仕込みを「山廃」・「生酛」とするようになりました。「香住鶴」は但馬を代表する地酒として全国で販売されています。

「香住鶴」の読み方は「かすみつる」です。香住鶴は兵庫県の北部・但馬地区で製造されている地酒です。製造方法は全量を「山廃」「生酛」造りを採用しています。日本酒コンテストでも賞を受賞しているほど人気の酒造です。

原料となる米や水も厳選されており、伝統的な作り方を代々受け継いてきている「但馬杜氏」によって支えられています。出荷量の約60%が但馬地方で販売されているほど地元に愛されているお酒です。

酒作りには「酒母」が必要です。酒母とは、蒸した米・水・酵母・乳酸菌を混ぜたものです。乳酸菌が天然のものを使用した酒母を「生酛」と言います。その「生酛」を使って日本酒を造る方法を「生酛造り」と言います。

「生酛造り」には１日に何度も酒米をかき混ぜ、ドロドロになるまですり潰す重労働が必要です。その作業を「山卸し」と言います。

「生酛造り」のうち「山卸し」の工程を省いた製造方法を「山廃仕込み」と言います。明治時代になってくると精米技術が進化して、「山卸し」をしなくても日本酒が造れるようになりました。その名の通り「山卸し」を「廃止」した製法なので「山廃」と呼びます。

山廃仕込みの日本酒は、アミノ酸が沢山含まれています。日本酒自体に旨み成分が残っているのが特徴です。

杜氏とは日本酒の酒造りの責任者です。「とうじ」と呼ばれています。兵庫県の北部・但馬地区は日本四大杜氏の一つである「但馬杜氏」のふるさとです。この地域では昔から積雪が多く、冬季に農業が行えないため、出稼ぎとして酒造業に携わる者が多かったのです。

但馬杜氏は伝統的手法「但馬流生酛造り」・「但馬流山廃仕込」を継承しています。香住鶴は但馬杜氏によって造られています。

「香住鶴」は米や水も厳選しています。米は山田錦・五百万石・雄町・兵庫北錦等といった酒造好適米を使用しています。酒造好適米とはタンパク質が少なく粒が重いのが特徴です。

水は氷ノ山を源流とした矢田川とその支流、幸谷川の地下50mから組み上げた水を使用しています。汲み上げられた地下水は一年中ひんやりとしています。日本酒に適した軟水です。

「生酛　からくち」はキメの細やかさ・奥深い味わいを感じられる日本酒です。辛口の日本酒はどこか日本酒臭いものが多いですが、香住鶴では穏やかな香りです。また、飲み口が淡麗で、力強い料理に合います。

熱燗・常温・冷酒どんな飲み方でも美味しく頂ける、辛口の日本酒好きには人気のお酒です。

「生酛　からくち」の特徴を表にしました。参考にしてください。

香住鶴の中でも代表作の「生酛　からくち」。辛口好きには人気の日本酒です。香住鶴「生酛　からくち」を実際に購入して、味わった方の口コミをご紹介します。

辛口の日本酒が好きな方に喜ばれている口コミが多いです。「生酛　からくち」をプレゼントをすると、日本酒好きの方に喜ばれます。また、若い方には少し日本酒の香りが苦手な方もいらっしゃいます。

どんな温度帯でも美味しく味わえる「生酛　からくち」。味の濃い料理・揚げ物・肉料理を一緒に味わうと美味しくいただけます。口の中で広がった濃い味わいは、辛口の日本酒でさっぱりと流されます。

鰻・串カツ・ステーキ・中華料理のような濃い料理を一口食べた後、熱燗または冷やでキュッと一杯流し込みます。そうすると、口の中がサッパリとして次の料理が欲しくなります。

「山廃　純米」はほんのり爽やかな甘い香りのする日本酒です。冷やで飲むとまろやかで、ヨーグルトのような酸味が効いた味わいが特徴。香住名産の蟹料理にピッタリと合うお酒です。

フルーティーな香りを感じさせる「山廃　純米」は、熱燗よりも常温〜冷酒が美味しく頂けます。冷やでよりいっそう香り・酸味を楽しむ飲み方が出来ます。

「山廃　純米」の特徴を表にしました。参考にしてください。

日本酒「香住鶴」もう一つの代表作「山廃　純米」。酸味が効いていてフルーティーな香りがする日本酒です。香住鶴「山廃　純米」を実際に購入して、味わった方の口コミ・評判をご紹介します。

熱燗より、常温や冷酒で飲むと美味しいといった口コミが多いです。日本酒が好きな方にプレゼントをすると喜ばれます。但馬地方には関西圏から特急列車に乗って行く方が多いです。香住鶴「山廃　純米」はお土産におすすめです。

冷酒〜常温で美味しく飲める「山廃　純米」は、蟹料理や魚介類の料理と一緒に味わうと美味しくいただけます。「山廃　純米」のフルーティーな香りと酸味が、カニ味噌・焼きガニ・お刺身のような魚介類の料理と程よく合うのでお酒と食がすすみます。

また、ローストビーフやカツオのタタキなどの料理にも、酸味が効いて合うのでおすすめです。

香住鶴は日本酒の分類で、それぞれお酒を販売しています。日本酒分類の特徴を表にまとめました。

製造法の違いにより、味わいも違って来ます。例えば大吟醸だと、お米のまわりを沢山削っているので、よりスッキリとした味わい。純米系は、お米の旨みや香りを味わえます。

香住鶴には、国内外でさまざまな日本酒のコンテストで受賞しています。2022年度、2021年度では以下の日本酒が金賞を受賞しています。

• 山廃　吟醸純米　
• 生酛　吟醸純米
• 山廃　大吟醸

上記3点の日本酒は「ワイングラスで美味しい日本酒アワード」で金賞を受賞しています。ぜひ、ワイングラスを片手に香住鶴を飲んでください。

香住鶴は、期間限定・数量限定の日本酒も販売されています。2022年6月現在では以下の日本酒が販売されています。

普段の香住鶴とは違った味わい・香り・口当たりが楽しめます。

香住鶴にはプレゼントやギフトのための、さまざまな商品が販売されています。一升瓶の日本酒や、5種類のさまざまな味わいが楽しめる270ml×5本の小瓶ギフトセットなどです。

ご贈答用の紙袋や箱も揃えています。日本酒が好きな方に、自分が美味しいと思ったお酒を箱に入れてプレゼントできます。

香住鶴本社には直営店「福智屋」があります。そこには香住鶴が製造しているさまざまな日本酒を販売しているのです。また、香住鶴の酒や酒粕を使用したお菓子などのオリジナル商品も販売しています。

ここでしか買えないお酒があったり、さまざまなお酒が試飲できたり、直売店ならではの楽しみがあるのです。品揃えが良いので買い物に来られた方に喜ばれています。

香住鶴の日本酒が購入できる販売店は地元兵庫県の他、大阪・京都・岡山・福岡・東京・神奈川・千葉・茨城・埼玉・山梨と1都2府7県の香住鶴取扱店で販売されています。

直売店までは遠くて行けない場合には、お近くの販売店で購入できます。ネットでの購入に抵抗がある方には、販売店での購入がおすすめです。

香住鶴の公式HPより、オンラインでの通販も可能です。公式HPを見ると、商品説明が詳しくされているので、より自分好みの日本酒が手に入れられます。

また、公式HPからのオンライン購入をするとポイントがついてお得です。お支払い方法は代金引換・銀行振込・郵便振替・クレジットの4種類から選択できます。のしも付けられるので、そのまま贈答品にもご利用できます。

香住鶴は、但馬北部名産の海産物にとても良く合います。お酒の種類によって、合う料理も変わってきます。「山廃　純米」「生酛　からくち」に合う料理を表にまとめたので、参考にしてください。

また、焼きガニ・かに酢・かにグラタン・茹でがに・カニ刺し・カニ味噌のような蟹料理全般にも香住鶴はおすすめです。

香住鶴は地酒の製造・販売が主な事業です。地元で作られたお米を使用したり、地元でお酒を製造して地元が潤い発展します。世界各地に香住鶴を販売して但馬地区をPRしているのです。香住鶴を通じて地元から世界にまで幅広く活躍しています。

香住鶴は酒蔵を開放して、観光客向けに酒造りが見学できるようになっています。物販スペースには、地元の方が作った民芸品などを展示するスペースを作るなど、地域活性に取り組んでいます。香住鶴は地元の発展の為に貢献しています。

今回は香住鶴の歴史・口コミ・特徴・おすすめ商品・選び方について紹介しました。香住鶴は昔ながらの製法で味わい深い日本酒を製造しています。この記事を参考にして、あなたにぴったりの香住鶴の日本酒を見つけましょう。