日本酒「あべ」のおすすめ3選｜阿部酒造あべシリーズの取扱店や評価は？

約90もの酒蔵を誇る日本一のお酒名産地・新潟では、全国各地に広まる王道のお酒から、マニアが味わいたい銘柄まで豊富に存在します。その中でも阿部酒造が生産している「あべ」は、隠れた名品を探し求めているような、新しく日本酒を開拓したい人に評価されている特徴的なものばかりです。

特に、料理に応じて飲み分けたいものや、季節に合った限定品が多く揃えられており、一度その味を知った人にとっては目が離せないお酒といえます。

そこでこの記事では、あべシリーズの代表的な日本酒や、期間限定で購入できる見逃せない逸品をご紹介します。また、取扱店・販売店やあべシリーズのおすすめ商品もあわせてご紹介しますので、ご自身の好みに合ったお酒を探してみましょう。

1804年創業の阿部酒造は、代表作のあべシリーズをはじめ、スターシリーズ・圃場別シリーズ・企画品の4ジャンルを展開しています。

その中でもあべシリーズは、2015年から始まった新しいものです。製造数は阿部酒造のうちで最も多く、各通販サイトでも購入ができるほどの流通を確保しています。

また、あべシリーズのすべての日本酒が原酒です。お米の香りと旨みを存分に体感できるのが人気の理由になっています。

あべシリーズの口コミを見てみると、以下のようなコメントが多数見受けられました。

• 度数が低く甘すぎないので、日本酒初心者でも飲みやすい
• 爽やかさが心地いい
• 種類によって個性があって、飲み比べしたくなる

このように、日本酒に親しみの無かった人から通なマニアの方まで、あべシリーズの良さを実感していました。また梱包なども厳重で、素早く対応してくれた点も高評価につながっています。

あべシリーズがどのような味なのか、その原点を知りたい方は定番の「純米酒」から試してみるのがおすすめです。新潟の米、米こうじを100％使用しており、まさに“地元のお酒”を味わえる日本酒と言えます。

飲み口にクセもなく、価格も良心的なため、日常的に親しみやすいのも嬉しいポイントです。あべシリーズのクリアなおいしさが気になる方には、この純米酒から挑戦してみてください。

定番純米酒と同様に、まずは王道の日本酒から飲んでみたい方には「定番純米吟醸」一択です。純米酒よりもクリアな口当たりで、酸味をしっかりと感じられます。お米の甘さとのバランスの中にさっぱりとした刺激がある日本酒が好みの方は、試して損をしない1本です。

より爽やかさを求めた楽風舞は、生酒らしいフルーティーさの中にスッと抜けるようなフレッシュさを感じられます。

このような淡麗な清酒を生み出せる理由として、日本酒の製造過程に耐えられる楽風舞の米の強度が最大の特徴です。極限まで雑味を含まない製法を可能にした「楽風舞純米吟醸」は、澱を混ぜ、より米の旨みをダイレクトに感じられる日本酒となっています。

お米本来の甘さを存分に味わいたい方は、一本〆純米吟醸がおすすめです。「一本〆」と呼ばれる米の品種は甘みを強く引き出しているため、果実のような甘い飲み口が好みの方にはおすすめします。

一本〆純米吟醸である「あべイエローラベル一本〆」はカラーシリーズ第一弾の日本酒で、旨味や甘味が豊かで飲みやすい一品に仕上がっているのが特徴です。また、食中酒として合わせやすい、スッキリした酸味もプラスされています。ご飯のお供に飲みたい日本酒です。

お米の味のりが抜群なたかね錦は、酸味と甘みをバランスよくまとめられる日本酒原料米です。「たかね錦純米吟醸」は食中酒を目的に製造されており、甘い飲み口から後味の爽やかさ、味をまとめるほのかな苦渋があらゆる場面で料理を引き立てます。

しかし、現在は生産量が減少しており、たかね錦を使用した日本酒は数が減っているのが残念なところです。今後日本全国を見ても貴重な日本酒になるかもしれません。

高級感のあるラベルが目を引く、阿部酒造の最高ランク「純米大吟醸」です。米の最もおいしいところだけを抽出した大吟醸はお値段は張りますが、一度は味わいたい逸品と言えます。

季節によっては直汲みタイプの純米大吟醸”Firstclass”を限定販売する場合もあり、あべシリーズに興味を持った方にとっては目が離せません。特別な日に手に取ってみるのもおすすめです。

夏の暑い日にはもってこいな日本酒が、切れ味の鋭い「夏酒」です。後味のスッキリとした爽やかさはまさに夏を感じさせるもので、季節限定品としての特別感や喜びも実感できます。

甘みは抑えてあり口当たりは軽やかなので、食中でも食後でも、あらゆる場面でフィットする仕上がりが人気の1本です。爽快な日本酒が好みの方は一度試してみてください。

日本酒はアルコール度数によっても飲みやすさが左右され、甘口・辛口など好みの味によっても適した銘柄が異なります。ここでは日本酒初心者の方でも簡単に選ぶ方法を紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

日本酒のアルコール度数は15度前後が一般的です。実は醸造が終わったばかりの日本酒のアルコール度数は20度くらいと高く、そこに水を足して調整しています。

原酒は水を加えていない商品なので、そのままの味・香りが楽しめるので通の方を中心に好まれています。最近はアルコール度数が低い日本酒もたくさん販売されていますので、初心者の方は探してみてください。

日本酒と一言に言っても、甘口・辛口など味に種類があります。甘口か辛口かを判断する数値として、日本酒度と呼ばれるものがあります。日本酒度が高くなるほど糖分が少ないので辛口で、低くなるほど糖分が多いので甘口になります。

アルコール度数や酸度のバランスによっても味わいが異なるので、目安として日本酒度を参考にしてください。

いつでも購入できるのは「定番純米酒」と「定番純米吟醸」の2種類です。あべシリーズを初めて試してみる方や、日本酒初心者の方にはおすすめの種類なので、年間を通して購入できるのは大きなメリットになります。

容量・商品価格・送料に関しては、取り扱っている通販サイトによって異なってくる場合があるので、購入前に確認してみましょう。

あべシリーズは、公式サイト、Amazon、楽天、その他各種お酒販売店で購入できます。取扱店は豊富にありますので、新潟県にお住まいの方は店舗での購入もおすすめです。販売店は新潟県内だけでなく、東京都内や大阪などにもあるためチェックしてみましょう。

注意点としては、すべての製品を取り扱っているわけではないところです。製造量によっては特定の通販サイトしか販売していないものもあるので、希望の製品が見当たらない場合はさまざまなサイトを確認してみてください。

この記事では2015年から製造された、阿部酒造の「あべ」シリーズをご紹介しました。シリーズの核を担う定番種から、季節限定で販売されているものまで、好みや場面に応じたセレクトができるのが人気の秘訣です。気になった方は早めに手に取って堪能してみましょう。