牛乳割りにおすすめのウイスキー10選！ホットでもアイスでも！おすすめの作り方も紹介

ウイスキーを牛乳で割ると意外と美味しいという事実をみなさんはご存知ですか。カルーアミルクやカシスミルクなど牛乳で割るカクテルはいくつか存在しています。ウイスキーを牛乳で割るカクテルを「カウボーイ」と言います。

ウイスキーの牛乳割り「カウボーイ」は、ウイスキー特有のカドをまろやかにし、とても飲みやすいと評判です。また、ホットにして寝酒にしたり、チョコレートを入れたりとさまざまな楽しみ方があります。

今回はそんなウイスキーの牛乳割りが美味しい理由や、牛乳割りに合うウイスキー・美味しい作り方・「カウボーイ」と呼ばれる理由まで詳しく解説します。おすすめのウイスキーも紹介するので最後まで読んでみてください。

普段から牛乳で割るお酒を飲んでいる方でも「ウイスキー×牛乳」はまずいんじゃないかと疑問に感じる方も少なくないはずです。このセクションではウイスキーと牛乳が合う理由について以下3つに分けて解説します。

そもそもウイスキーは、ストレートやロック・ソーダ割りで飲むのが一般的で、普段からウイスキーを嗜んでいる方でも「牛乳割りは聞いたことがない」という方も少なくありません。

カウボーイに使うウイスキーはバーボンウイスキーが一般的で、スコッチウイスキーを使うものを「ウイスキーパンチ」と呼ばれています。ウイスキーと牛乳はとても相性が良く、ウイスキー特有の癖を牛乳の甘味が消してくれ、飲みやすくなるのです。

牛乳に含まれるアミノ酸によって肝臓でのアルコール分解を手助けしてくれるので、ウイスキーや他のお酒を単体で飲むよりかは、二日酔いになりにくいと言われているのです。

二日酔いしにくくするために、牛乳を摂取するベストなタイミングは「飲酒する前」と言われています。そのため、ウイスキーと同時に牛乳を摂取することで二日酔いしにくいと考えられます。

普段あまりウイスキーを飲まない方からすると、ウイスキーの「薬草っぽい風味」や「アルコールの強さ」に嫌悪感を抱いてしまいます。

しかし、牛乳に含まれる油分がウイスキーの薬草っぽさやアルコールの強さを打ち消し、まろやかにしてくれるのです。そのため、ウイスキーが苦手な方でも牛乳割りなら飲みやすくなります。

ウイスキーの牛乳割りが美味しいとわかったところで、牛乳割りにおすすめでメジャーなウイスキーを5つほど紹介します。普段ウイスキーを飲まない方でも耳にしたことがあるウイスキーもあるはずです。

ウイスキーの代表格とも言われる「ジャックダニエル」は、アメリカのテネシー州で生産されています。ジャックダニエルの歴史は深く、1866年から始まっています。

1919年には、禁酒法により蒸留所が閉鎖へと追い込まれましたが、その後世界規模で有名なブラウン・フォーマン社に買い取られ、ジャックダニエルの販売は継続され今に至ります。

まろやかな口当たりにメイプルのような香り、さらにはキャラメルのような濃厚な風味もありとてもバランスの取れたウイスキーです。

メーカーズマークの歴史は1780年にまで遡り、自家用ウイスキーを作り始めたところが誕生のルーツです。その後、1840年に本格的な事業を展開し、禁酒法を乗り越えメーカーズマークを商品化させたのは、始まりから179年後の1959年でした。

今回紹介している「メーカーズマーク46」は熟成したメーカーズマークの原酒樽の中に、焦がしたフレンチオーク板を10枚入れ、さらに熟成させてグレードアップしたウイスキーなのです。

正露丸のような味が特徴的なラフロイグはスコッチウイスキーの代表格です。ラフロイグは大麦を使ったウイスキーで、1815年から本格的に蒸留所を構え、その後100年の時を経て現在のラフロイグになりました。

ラフロイグは冒頭でも紹介したように、他のスコッチウイスキーよりも香りが強く、好き嫌いがはっきりしてしまうウイスキーでもあります。飲みやすい牛乳割りが飽きた方におすすめです。

アーリータイムズはアメリカのケンタッキー州で製造されるウイスキーで、イエローラベルとブラックラベルの2種類あります。今回おすすめするのはイエローラベルの方です。

スパイシーでスモーキーな風味が特徴的なウイスキーですが、その風味の中にも甘みとまろやかさも隠れています。バニラやキャラメルのような香りの中にフルーティーでキレの良さが特徴的で、ライトな飲み心地はバーボン初心者にもおすすめできます。

とても華やかなラベルが特徴的なフォアローゼスプラチナは、アメリカのケンタッキー州で製造されているバーボンです。バラのような華やかな香りが特徴的なウイスキーです。

通常のフォアローゼスよりも熟成感があり、完熟したチェリーやプラムのような風味や、重厚でとろけるような後味が感じられます。甘味があるので牛乳割りとも良く合い、その香りは牛乳で割っても消えないので、とてもおすすめです。

基本的には、ウイスキー45mlに対して牛乳180mlがおすすめの配分です。そのまま飲んでも美味しいのですが、中には生クリームや砂糖を加える方もいます。また、おすすめのレシピを下記3つに分けて紹介します。

まずは、ホットミルクウイスキーの紹介です。この場合、ウイスキーと牛乳を割ってからレンジで温めるとせっかくのアルコールが飛んでしまうので、ホットミルクを作ってからウイスキーを混ぜることをおすすめします。

牛乳を温めるとそのままでも甘くて美味しいのですが、砂糖やハチミツ・メイプルシロップを加えるとさらに優しい甘さになり、女性にも人気があります。

ウイスキー好きならご存知のように、コーヒーとウイスキーはとても相性が良いです。アイリッシュウイスキーをコーヒーで割りさらに、砂糖と生クリームを加えたもの「アイリッシュコーヒー」が広く知られています。

ホットコーヒーを使用したアイリッシュコーヒーもおすすめですが、アイスコーヒーウイスキーもとてもおすすめです。アイスコーヒーは濃い方が美味しいので、自分でコーヒーを淹れて濃いめにするとさらに美味しく感じます。

ホットミルクウイスキーにチョコレートを溶かし、ホットチョコウイスキーもまた通な飲み方の一つです。ウイスキーの原型がなくなってしまいそうですが、風味を残しつつ甘いホットチョコレートがまろやかさを出してくれるのでとてもおすすめです。

また、コクのある甘味がある黒糖は、牛乳と絶妙にマッチしウイスキーの香りとも相性抜群です。最近ではシロップタイプの黒糖も販売されいるので自宅でも簡単に作れます。

さて、それでは最後になぜ「カウボーイ」という名前なのかにせまります。以下の2つの理由があるので、一つずつ詳しく解説します。

「カウボーイ」という名前の由来はとても単純です。牛乳の牛から連想される「カウ」と、バーボンウイスキーから連想される「カウボーイ」を掛け合わせてカクテル名にした説が濃厚のようです。

バーボンウイスキーといえば、アメリカの西部映画のスタンディングバーなどでカウボーイが飲んでいるイメージです。

カクテルにはそれぞれ、「カクテル言葉」があることをご存知でしたか？例えばジンをトニックウォーターで割ったジントニックは「強い意志・いつも希望を捨てないあなたへ」という意味があります。

「カウボーイ」のカクテル言葉は、「今宵もあなたを想う」という意味があります。とてもロマンチックなカクテル言葉で、好きな人を頭に思い浮かべながら荒野を駆け回るカウボーイが連想できます。

いかがでしたか？ウイスキーの牛乳割り「カウボーイ」は、ウイスキー初心者の方や飲みづらいけどウイスキーを飲んでみたいという方にとてもおすすめの飲み方です。カウボーイに込められたカクテル言葉を口説き文句にするのもとてもおすすめです。ぜひ本記事を参考にウイスキーの牛乳割りを楽しんでみてください。