ベルのウイスキーおすすめ3選！特徴や風味についての解説も

ベルはスコットランドのブレンデッドウイスキーで、イギリスではナンバーワンシェアのスコッチウイスキーとして有名です。価格が手頃でパブで飲んでもコスパがよく、認知度の高い正統派のスコッチウイスキーです。

一方ベルのウイスキーは、その名にちなみ祝い事でも活躍します。ベルはウェディングベルや祝福の鐘を思わせるため、結婚式や祝言などで縁起がよく重宝されます。ベルのウイスキーをブレンドした人物の名がミスターベルというのも有名です。

この記事では、華やかかつ王道のベルのウイスキーについて、その魅力やこぼれ話・ウイスキーの種類やおすすめ商品などをわかりやすく丁寧にご紹介します。ぜひ参考にしてベルのウイスキーを楽しんでみてください。

ここでは、ベルのウイスキーの魅力をじっくりお伝えします。ベルのウイスキーは飲みやすく美味しく長年愛飲されてきています。その理由ともなるポイントについて順番にご説明をしていきますので楽しんでください。

スコッチウイスキーと名乗れるお酒の条件は、大麦等の穀物と水・酵母のみを原料として使用することと、糖化・発酵・蒸留のすべての過程をスコットランドで行なうこと、またスコットランドで3年以上のオーク樽熟成をさせることが必須です。

1863年にロンドンに代理店を置いたベルですが、当時ロンドンに代理店を置いたウイスキー会社は初でした。

ベルという名は「鐘」の意味で、鐘と言えば基本的に幸せなときに鳴り響くものとされています。そういった背景からもベルのウイスキーは日常だけでなく祝い事やめでたい場に合う非常に縁起のいいウイスキーとして親しまれています。

ベルの上品なブレンドを発案したアーサー・ベル氏の功績を称える意味もあります。

ロンドンの歴史で初のウイスキー販売の代理店だったことやあの味わいが他よりもとても上質で雑味がなかったことから、イギリスではベルのウイスキーが長く飲み継がれています。今では定番のウイスキーとして20％ものシェア率を誇っています。

ジョニーウォーカーと並んでイギリスで大人気のウイスキーです。

上質なウイスキーは、しっかり熟成した高品質のモルトとグレーンを適切にブレンドして作られます。ベルのキーモルトは、スぺイサイドやローランド・ハイランドなどスコットランドの名蒸留所のモルトやグレーンを使用しています。

銘酒のみでブレンドされたベルのウイスキーが美味しく人気があるのも頷けます。

ベルのウイスキーには日々の晩酌に合うスタンダードなものから21年以上熟成のオールドボトルまで幅広く種類があります。普段気軽に飲めるスタンダードから運よく出会いたいオールドものまでをご説明します。

スタンダードボトルは主に2種類あります。どちらもスコッチウイスキーらしくスモーキーで甘さを感じます。スタンダード上位の12年は、近年では市場でわりかし希少でオークションに多数出ています。

ベルの最もスタンダードなボトルがベルオリジナルです。スーパーでも購入可能です。価格の安さを考慮するとコスパが良すぎるほどビターで飲みごたえがあります。チョコやカカオ・ナッツの深みとスモーキーさが特徴です。

ベルのウイスキーを始めて飲む方にもおすすめで、飲みやすさには定評があります。

スタンダード上位であるベル12年は、香りはオリジナルに似てビターですが、味わいにはやや植物の青さを感じます。飲み方によっては渋みも感じられ、ビターチョコ・ビターカカオ・焦がしキャラメルがイメージの香りです。

黒金ラベル・赤白ラベル・デキャンタボトルもあり、現在では主にオークションで販売されています。

ウイスキーのオールドボトルは、中身の長期熟成や瓶のオールドさが人気の個性的なジャンルです。ベルのオールドボトルはデザイン性のあるボトルと長期熟成による木の濃い香りなどが人気です。

デキャンタシリーズはセラミック陶器のボトルシリーズです。ベルは、イギリスでの祝い事やイベントに個性的な鐘の形のデキャンタボトルを販売していますので、記念ボトルとしてコレクターが夢中になって集めています。

外見のユニークさもさることながら、保管状態がよければウイスキーの味わいもかなりまろやかです。

20年熟成のベルのウイスキーの味わいは、ビタープラスしっかりした甘みが特徴です。ベル20年は通のマスターがいるバーやオークションにて入手することができます。ボトルの種類も希少なものが多々あります。

なかなか味わえないベル20年ですが、出会えたらじっくり味わってみてください。

21年以上の熟成モルト・グレーンをブレンドした貴重品です。すでに最終販売が終了していて出会える場所はほとんどがオークションです。角がとれた甘みとまろやかさが特徴で、ジャムや熟した果実のような香りがします。

プレミアムな木の質感も感じられ、お好みの方には悶絶するほど堪らない味わいです。

ベルのウイスキーはビターさと飲みやすさを兼ね備えているため、お好みでさまざまな飲み方ができます。ここでは「ハイボール」「ストレート」「トワイスアップ」をご紹介しますので参考にしてみてください。

ベルのスモーキーさとフルーティーさは、炭酸で割ることでさらに香りが開きます。ハイボールに最高に合うウイスキーとしても知られているのがベルです。スモーキーなハイボールがお好みの方におすすめです。

グラスに氷とベルを入れ少し冷やし、次に冷やしておいた炭酸を8割程度まで入れ、最後にまた氷を足すのがおすすめの割り方です。

ベルのウイスキーはアルコールアタックが低めなので、ストレートで味わうのにも向いています。オリジナルボトルのものでも同様です。価格のわりに飲みごたえは抜群ですので、しっかり味わいたい場合はストレートがおすすめです。

始めは酸味と甘み、次に苦みとスモーキーフレーバーが続く感覚を楽しみましょう。

トワイスアップとは、ウイスキーと同量の常温の水でウイスキーを割る飲み方です。ウイスキーの香りをよりよく楽しみたい方におすすめです。ベルのウイスキーのスモーキーさと果実フレーバーが楽しめます。

トワイスアップにするとベルのウイスキーの苦みを感じませんので初心者の方にも向いた飲み方です。

ベルのボトルのネック部分には「Afore ye go」というキャッチフレーズが記されています。これは、ブレンダーのアーサー・ベル氏が乾杯の前によく言っていたキャッチフレーズで「汝らいざ進め」という意味です。

世界大戦時に兵士たちにも贈られたベルのウイスキーの歴史が垣間見えます。

ベルのオリジナルボトルには、ユニオンジャックラベルの商品もあります。ユニオンジャックラベルはスコットランド・イギリスのイメージが印象的で楽しいのですが、さらにユニークなのはそこに描かれている人物がアーサー・ベル氏なことです。

もしも見かけたらぜひユニオンジャックラベルのオリジナルウイスキーを買ってみましょう！

ベルのウイスキーについて、その魅力や歴史・キーモルトの情報やおすすめ商品などをご紹介しました。ぜひ記事を参考に美味しいベルのウイスキーを探してみてください。お祝い事でもぜひベルのウイスキーを飲んでみましょう。