香水「サノマ」のお試し・口コミ・店舗・人気を調査｜日本人向けのおすすめ香水10選も

香りで自分らしさを演出できる香水。ただ、香水はいろいろな種類があるけれど香りのきついものばかりで、日本人に合うものはないと思っていませんか？実は日本人が日本人のために作る香水があります。それがサノマ（çanoma）の香水です。

サノマは日本人クリエイターがフランス人調香師と組んで立ち上げた、ニッチフレグランスブランドです。日本人になじみやすい繊細な香りが評判で、新しいブランドながら口コミで急速に知名度が広がっています。

この記事では「3-17早蕨」をはじめとした、サノマの香水の魅力や取り扱い店舗・通販などについて解説します。お試しサンプルや新作の情報も紹介しますので、参考にしてください。また、一般のECサイトでも買える日本人向けのおすすめ人気香水も紹介します。

サノマ（çanoma）は2020年に誕生した新しいニッチフレグランスブランドです。日本人クリエイターの渡辺裕太さんが、フランス人調香師のジャン=ミッシェル・デュリエさんと組み、パリで立ち上げました。

ブランド名「サノマ」は“茶の間×茶道”が由来です。茶の間は日常・茶道は上質を意味し、「上質な日常」をコンセプトとしています。ちなみに、漫画「東京卍リベンジャーズ」のキャラクター、佐野万次郎とは無関係です。

サノマの香水は商品名に数字が振られているのが特徴です。前半は何番目に完成したか、後半は何回試作したかを示しています。例えば「1-24」なら、最初に完成した香水で試作を24回行ったというわけです。これは先入観を与えないためと、処方を変更した際には後半の番号でわかるようにするためです。

日本人好みの香水は売られているものの、日本人向けに作られた香水はほとんどない。サノマを立ち上げた渡辺さんはそう考え、日本人の感性に合う香水を創り出しました。そんなサノマの香水は繊細で控えめな、日本人になじみやすい香りが魅力です。夏の終わりなど、季節をイメージしたものもあります。

ボトルのデザインにも注目です。無駄な装飾のないシンプルなデザインで、ラベルには源氏香之図の図柄が使われています。ボトルは透明なガラスが美しく、平らで丸みのある形。これは大分の麦焼酎「いいちこ」のボトルにヒントを得たそうです。特に30mlボトルは手になじんで持ちやすく、バッグのポケットやポーチにもするっと入ります。

「3-17　早蕨（さわらび）」はサノマで一番人気の香水で、メンズ向けとして調香された香水ですが、女性にも好評です。冬の朝に窓から入ってくる、暖かな日差しをイメージしています。

爽やかな青リンゴの香りから始まり、次第にセージとラベンダーのアロマティックノートに変化し、やがてシダーウッドなどのウッディな香りがクールな印象も与えます。1つの香りが主張するのではなく、心地よいバランスがとれた香水です。

2番人気の「2-23　胡蝶（こちょう）」は、サノマの中では重ための香水です。ポルトガル・シントラの森を歩いた思い出と、幼少期に育てたアゲハ蝶の思い出をイメージしています。

トップはレモン・ベルガモットの柑橘が香り、すぐに動物系の香りに変化し、ローズが華やかさを加えます。それだけだと重たくなりがちなところに、四川山椒などのスパイスがアクセントを加えているのが特徴です。

「1-24　鈴虫」はブランドの立ち上げ前から構想されていた香水で、完成までに最も時間を費やしたそうです。夏の終わりごろの、じめじめとした中にも秋を思わせる乾いた風の吹く時期をイメージしています。

最初にグリーンとシトラスが爽やかに香り、徐々にスパイスの清涼感とローズの華やかさが広がります。そして湿気を表現するオークモス・乾燥を表現するシダーウッドが落ち着きを感じさせます。

「4-10　乙女」は最も少ない試作回数で完成した香水です。コロンビアの作家・ガルシア＝マルケスの長編小説「百年の孤独」で描かれた、叶わぬ恋のシーンをイメージしています。

グリーンのみずみずしい香りから始まり、フローラルの香りへとさりげなく変化していき、アクアティックノート・ウッディノートとともに穏やかに香ります。ほんのりとして甘すぎず、何とも言えない雰囲気が特徴的です。

サノマの香水は30mlまたは100mlボトルのみで、お試し用の少量サイズは出ていません。実際の香りを確かめるには、販売店舗またはポップアップイベント（公式サイト参照）に行ってみましょう。難しい場合は、実際に使用した人のレビュー記事や、口コミ投稿などが参考になります。

「3-17 早蕨」に対しては

• おしゃれな美容院になりそう
• アロマティックな感じがして、みずみずしさを感じる
• 青りんごとムスクの香りがいい

というような口コミがネット上にありました。

「2-23　胡蝶」に対しては、

• 落ち着いたいい香りだなと感じた
• スパイシーなレモンの香りと奥から甘い香にマッチングがいい
• 昔懐かしい香りがする

というような口コミがネット上にありました。

「1-24　鈴虫」に対しては、

• 季節を問わず使いたい商品
• 松栄堂の堀川を思い起こさせる落ち着いた香り
• ウッディなどのスパイスの豊かな香り

というような口コミがネット上にありました。

「4-10　乙女」に対しては、

• 長時間つけてもしっかりと持続する、芯のある強い乙女の香り
• ふわふわと漂う雲を思い起こさせるような、甘く柔らかい香り
• 瓶の形がおしゃれ

というような口コミがネット上にありました。

サノマの新作香水はまだ出ていませんが、お香が発売されています。一番人気の「3-17 早蕨」の香りを使い、少ない煙で爽やかに香るお香です。2022年5月25日から6月7日まで伊勢丹新宿店で開かれた、ポップアップイベントで先行販売されました。公式オンラインストアからも購入できます。

日本人のために作られたサノマの香水は、繊細で控えめなのに、他にはない個性豊かな香りが魅力的で、これから香水を使ってみたい初心者にも香水マニアにもおすすめです。2020年生まれの新しいブランドなので、今後の展開にも注目してみましょう。