ジョニーウォーカーのウイスキーおすすめ10選｜人気の種類や歴史を解説！

ジョニーウォーカーは世界の200カ国以上で人気があるスコッチウィスキーです。創業200年を迎え、ますます新しいコラボや味の探求への姿勢を見せ、さらなるファンが増え続けています。伝統と革新の両方を大切にしているメーカーです。

ウイスキーが好きな方は絶対といっていいほど知っている有名ウィスキーです。いままでウイスキーを楽しむ機会がなかった方でも、斜めのラベルと「ジョニ黒」「ジョニ赤」などの特徴は知っているのではないでしょうか。

この記事では、世界トップ売り上げを誇るジョニーウォーカーの魅力・ラベルごとの特徴・おすすめ商品・ジョニーウォーカーの画期的な活動などについて詳しくわかりやすくご紹介します！

ジョニーウォーカーの歴史は西暦1800年始めから始まります。創設者のジョン・ウォーカーが農業から食料品店、蒸留所と時代の変遷とともに進化させていったブランドは、1850年半ばには品質の安定したウィスキーブランドとなります。

1909年にはついにその人気スコッチウィスキーが「ジョニーウォーカー」の名となり、今に至ります。スコッチウィスキーとは、スコットランドで仕込み・発酵・蒸留・3年以上の熟成までが行なわれたウィスキーです。

スコットランドは原料の麦の主力生産地であり、自然の清らか溢れる水資源、熟成に適した冷涼な土地柄を活かし、世界中で美味しいと愛される高品質のウイスキーを作ってきた場所です。

ジョニーウォーカーが世界中で特別に愛されている理由である魅力の数々を詳しくお伝えしていきます。美味しさや伝統もさることながら、製法やラベルへのこだわりなども相まって英国王室の御用達ウィスキーともなっています。

ブレンデッドウイスキーは、大麦のみのモルトウィスキー・小麦・とうもろこしなどからできたグレーンウイスキーをブレンドしたものです。ブレンデッドウイスキーは専門のブレンダーが飲みやすく楽しんでもらえる味に調整します。

ジョニーウォーカーではスコットランドの各地の700もの樽から、50種類ものモルトウイスキーを仕入れ、ユニークなブレンドを行なっています。多種類の原酒で精密なブレンドを行なえる随一のメーカーです。

ジョニーウォーカーが販売された当時は、船での移送も盛んだったので、船旅でも積みやすいやや細長の四角いボトルで破損しにくくしたといわれています。その長細いボトルでも最大限に認識しゃすいよう、ラベルを24度傾けて貼っています。

また当時は識字率が低く、ラベルの文字を読める人間が少なったことから、ラベルの色で識別がしやすいよう、赤・黒・白のブレンドの商品をラベルに分けたという工夫があります。

ロイヤルワラント（英国王室御用達品）としても名高いジョニーウォーカー。ロイヤルワラントは一度選ばれても定期的に選定・精査され外されてしまう場合もありますが、ジョニーウォーカーは安定の選定を受けています。

ロイヤルワラントになった記念に作られた「キングジョージ5世」というジョニーウォーカーのウイスキーは高値で販売されています。1935年の付与当時の特別クリスタルボトルで高級感があります。

ジョニーウォーカーの各ラベルは、それぞれこだわりの深いブレンドで分けられています。どのラベルも、多種類の原酒から職人が匠の技でブレンドした究極のテイストです。順番にじっくりご説明します。

ジョニウォーカー初心者や、ウイスキーを初歩から知っていきたいというかたにもおすすめのスタンダードラベルをご紹介します。最安値のものでも雑味でまずいと感じないのがジョニーウォーカーのブレンド力です。

ジョニーウォーカーの定番ラベルとして最も飲まれている「ジョニ赤」です。キーモルトのアイラインドのタリスカーで、口当たりがスモーキーなのが特徴ですが、飲んだあとにはフルーティーな甘みを感じます。

価格も手頃でほぼどの国でも入手できますので、身近で美味しいラベルのジョニーウォーカーの商品です。

12年熟成のシングルモルトが29種類もブレンドされている「ジョニ黒」は、複雑で濃厚な味わいです。まさに匠の技といったブレンドの仕方で、飲み口のナチュラルさと鼻に抜けていく甘やかさが専門家たちにも絶賛されています。

甘やかさはシェリー樽の原酒からきており、瑞々しいドライフルーツのような香りです。

通称「ジョニ黒黒」と呼ばれるダブルブラックラベルは、ブラックラベルよりもスモーキーさが濃厚です。スモーキーなだけではなくカラメルのように燻しの中の甘味があり個性的です。焦がし感がお好みの方にぴったり。

ジョニ黒黒が好きという方は変わり種のウィスキーも好きなことが多いです。

ジョニーウォーカー好きでも日々の一杯でじゃぶじゃぶ飲むのはもったいないようなラベルのご紹介です。スタンダードよりもワンランク上のじっくり味わいたいラベルの「グリーンラベル」「ゴールドラベルリザーブ」です。

グレーンウイスキー不使用で、モルトだけのブレンドで作られたウイスキーです。すべてのキーモルトが公表されていないのがまたミステリアスで人気。グリーンラベルの名にふさわしく青草の香りを湛えた味わいです。

しつこい甘さはなく、スモーキー感もすっきりはっきりしています。玄人向けの深いウイスキーです。

パッケージにもウイスキーの色にも黄金を感じるラベルです。味わいの方は、はちみつやクリーミーなフルーツを思わせる優しい甘みが特徴的。ミードのような華やかさが香る贅沢なウイスキーです。

ウイスキーを使ったカクテルとして味わうのもゴージャスでおすすめ。スモーキーさはほんのりです。

ジョニーウォーカーファンの間でもレアやスペシャルと認識されているラベルのご紹介をします。贈り物や特別な集まりなどにおすすめの「プラチナムラベル」「ブルーラベル」についてお伝えします。

現在は呼び名が「ジョニーウォーカー18年」とされていますが、ファンの間ではいまだにプラチナムラベルという方が多いラベルです。2018年まで販売されていたプラチナムレベルを引き継いでいるため認識としてそのままでも間違いはないでしょう。

ウォーカーファミリーのプライべートボトルという宣伝文句で売られています。

ブルーラベルは、なんと年間4,000本しか販売されないシリアルナンバー付きの高級品です。その理由も納得で、10,000樽にひとつしかないといわれる原酒をブレンドしているからです。軽めのスモーキーさと果実の蜜のような甘やかさが混じる逸品です。

創始者のジョンウォーカーが特別な客人をもてなした際のレシピが元になっています。

その他のラベルとして「XR21年」「スウィング」をご紹介します。ジョニーウォーカーのウイスキーの種類はどれも人気がありますが、この2つはボトルの形状といい味わいと言いユニークなラインナップです。

XR21年は、ジョン・ウォーカ―の孫のアレキサンダー・ウォーカーの手書きレシピを再現しています。アレキサンダーの時代はまさにブレンデッドウイスキーがイギリスに受け入れられる真っただ中です。

21年熟成、さらに現在では閉鎖されている幻の蒸留所「ブローラ」の原酒が使用されています。ブローラーはジョニーウォーカーファンの中ではとても希少価値があります。

スウィングのボトルは、船の中の揺れに耐えながら飲むために生まれたと言われています。船上のバーに置けるようにと特別に作られたボトルです。40種類のキーモルトがブレンドされていて、パンチのある飲みごたえととろみのある甘さが特徴。

フローラルとスモーキーのバランスがいいウイスキーです。

ここでは、ジョニーウォーカーのおすすめの飲み方をご紹介します。ジョニーウォーカーの飲み方には「ロック」「ハイボール」「カクテル」があり、さらにテイスティングの極意「パーフェクトサーブ」もご説明します！

スタンダードラベルももちろん、それ以上の高級ラインのジョニーウォーカーはロックかストレートで飲むのをおすすめします。ロックに最も向いているのはグリーンラベルやゴールドラベルリザーブです。

どちらも個性的で香りを楽しめる味わいのため、同量の水で割ってゆっくり飲む「トゥワイスアップ」やロックで芳しく立ち上がる香りを味わいましょう。ジョニ赤やジョニ黒から飲み進めるのが正しい飲み方です。

ジョニーウォーカーの中でハイボールに向いているのはジョニ赤やジョニ黒です。気取らず楽しく飲めます。ジョニーウォーカー独自のスモーキー加減を損なわないように、炭酸は静かに入れかき混ぜるのも1回で済ませてください。

香りが飛んでしまうとせっかくの醍醐味が台無しになってしまいます。初心者やウィスキーが苦手と思い込んでいる方にも飲みやすく美味しさを感じやすい飲み方です。レモンやライムを少量絞るのもおすすめです。

ジョニーウォーカーのアンバサダー、レイノルズ氏がインスタであげているカクテルレシピに人気が集まっています。大胆な合わせ技でジョニーウォーカーを他のお酒や素材とブレンドしています。ブレンド力の高いジョニーウォーカーならではです。

ジョニーウォーカーと紅茶・ワサビ・バナナ・リンゴジュース・アブサンなど、自由な組み合わせをしているのでカクテルに興味がある方は要チェックです。ご自宅でできる簡単カクテルもあります。

パーフェクトサーブとは、ウイスキーを堪能できるテイスティングの技です。ウイスキーは加水で香りが上がりますが、これを口の中で味わうやり方です。まず、ストレートのウイスキーの香りを嗅ぎ、香りのイメージをよく感じます。

次に氷水を口に含み、10秒間経ったら飲み込みます。すぐにストレートのウイスキーを含み、舌で転がすように味わいます。パーフェクトサーブでウイスキーの味を熟知できればカクテルなどの作り方も浮かんできそうです。

ジョニーウォーカーは時代に合わせて進化するのが得意です。それは、伝統を重んじ揺るぎない軸が確立されているからです。ここでは、面白いジョニーウォーカーの限定ウイスキーについてお伝えします。

ジョニーウォーカーの12人のブレンダーが、800万樽はあるであろう原酒の中から自由にウイスキーのブレンドをするシリーズがブレンダーズバッチシリーズです。ブレンダーそれぞれの個性や技術でユニークな商品が仕上がっています。

日本にはその第一弾である「トリプルプレーン・アメリカンオーク10年」が2017年から届いています。

ドラマ「ゲームオブスローンズ」とのコラボ商品も人気があります。合計3種類のコラボ商品が販売されています。ジョン・ウォーカーが鎧をつけたラベルの「ホワイトウォーカー」・ドラゴンがモチーフの「アソングオブファイア」・最後はウルフデザインの「アソングオブアイス」があります。

ドラマを楽しみながら飲むのにぴったりです。

スコットランドのウイスキー生産地区4か所に注目したオリジンシリーズは「ジョニーウォーカーブラックラベルオリジン」として販売されています。「ハイランドオリジン」「アイラオリジン」「スぺサイドオリジン」「ローランドオリジン」の4種です。

キャンベルタウンは販売がありませんが、これはジョニーウォーカーの蒸留所がないためです。

ウイスキー好きの方の中には、オールドボトルにハマっている方も多々見受けられます。オールドボトルは管理が難しいため、入手したときの状態で当たりはずれがありますがそれが楽しみな方もたくさんいます。

ジョニーウォーカーのオールドボトルは1970年代や1980年代もので状態がいいと喜ばれます。

ジョニーウォーカーを製造するディアジオ社から驚きの情報が発信されています。環境問題を考慮した上で、ジョニーウォーカーを紙ボトルにしていくという旨です。初めは試験販売になりますがゆくゆくは全パッケージを紙にする意志があります。

200年の歴史の中で工夫された四角い瓶ボトルも、時代に合わせられるジョニーウォーカーならではの社会への馴染み方として紙ボトルに変換されます。環境に優しいウイスキーの楽しみ方に協力したいところです。

1800年始めから続くジョニーウォーカーの歴史がドキュメンタリー映画になります。ウイスキーブランドとして天災や戦争、差別問題と隣り合いながら真摯に進んできたジョニーウォーカーの歴史映画は見逃せません。

監督であるアンソニー・ウォンケ氏はロックダウン中を含め長い時間をこの映画に注力して録りあげたとのことです。あらゆるジャンルの方からの情報・映像・資料で語られるジョニーウォーカーのヒストリーをぜひ堪能しましょう！

歴史と人気のあるジョニーウォーカーについて詳しくお伝えしてきました。おすすめ商品のひとつひとつにも注目し、ぜひ記事を参考にジョニウォーカーをより一層楽しんでみてください！ドラマ・映画・カクテルなど生活に取り入れやすい側面からでもジョニーウォーカーの世界に入れます。