カーテンフックおすすめ8選｜プラ・金属どれがおすすめ？

カーテンをめくると不思議な形をしたものが、レールとカーテンを繋いでいます。なかなか表に出てくることがなく、存在を忘れている人もいるのではないでしょうか。それがカーテンフックと呼ばれるものです。

あって当たり前と思われるカーテンフックですが、なんと賃貸には備え付けがないのです。一人暮らしを始める際にカーテンを購入し、その事実に初めて気づいた方も少なくはないでしょう。

今回はそんなカーテンフックの種類とその違いや選び方を解説していきます。そして、どのような商品があるかをご紹介していきます。カーテンの購入や買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

そもそもカーテンフックとはいったい何なのか。聞いたことはあるけれども実はいまいちわかっていない、そんな方向けにカーテンフックとは何なのか解説していきます。

カーテンフックはカーテンレールにカーテンを引っ掛けるために用いられる道具です。カーテンの折り返し部分にフックを引っ掛け、カーテンレールに取り付けることで、カーテンの開閉をスムーズに行うことができます。

カーテンフックには2種類あり、「Aフック」「Bフック」と呼ばれています。この2種類の違いは「高さ」にあります。カーテン購入時には注意しましょう。

• Aフック

カーテンレールへの引っ掛け部分が上にあるタイプ、カーテンレールが見えるようにカーテンが取り付けられます。カーテンとレールが触れることがないため、カーテンの劣化予防にもなります。カーテンレールの種類を問わずに使用できるので、迷ったときはこちらを選択しましょう。

• Bフック

カーテンレールへの引っ掛け部分が下にあるタイプ、カーテンレールを覆い隠すようにカーテンが取り付けられます。レールとカーテンの隙間をなくすことができるので、光が漏れにくいのが特徴です。こちらはAフックに比べてカーテンが上に配置されるため、カーテン丈には注意しましょう。

Aフック・Bフックと紹介しましたが、最近はその両方を上下に調整するだけで兼用できるアジャスタータイプが販売されています。こちらは金属製のAフック・Bフックとは異なり、「プラスチック製」であることが特徴です。

Aフック・Bフックを兼用できることから、カーテン丈はBフックの上位置を基準として購入しなければなりません。また、金属とは違いプラスチックは経年劣化で破損する可能性が高い点にも注意してください。

カーテンフック紹介の前に、カーテンフックの取り付け方を解説します。

STEP1：カーテンにカーテンフックを装着

• カーテン裏側上部に筒状になっている隙間が存在します。そこへカーテンフックの「引っ掛かりがない側」を差し込みましょう。

STEP2：カーテンフックをカーテンレールに引っ掛ける

• カーテンフックに着いている「引っ掛かり部分」を、カーテンレールに通っている輪っか状のパーツ（ランナー）へ取り付けます。取り付け部分が2つあるものはどちらでもOKです。

STEP3：レール端の固定ランナーへ取り付け

• カーテンレールの端に固定されて動かないランナーが存在します。カーテン端のフックを固定ランナーに通します。

上記3ステップを済ませ、全てのフックがランナーに取り付けられたことを確認したら完了です！

ここまでで「Aフック」「Bフック」と紹介しましたが、この2つはカーテンレールの種類によって使い分けされます。ここではレールに対応したフックの選び方を解説していきます。

レールに装飾が施されている「装飾レール」にはAフックをおすすめします。Aフックを用いることで、レールのデザインを表に出すことができ、レール込みでおしゃれな演出が可能です。

装飾レールにもBフックを使用することは可能ですが、せっかくのデザインを隠してしまうため、相性は悪いです。そのため、装飾レールでカーテンフックを探している方は、ぜひ「Aフック」を購入しましょう。

カーテンボックスと呼ばれる、カーテンレールの上に屋根が着いているレールの形状は「Aフック」のみ使用可能です。

先に紹介したように、AフックとBフックの違いはカーテンをレールに取り付ける位置にあります。カーテンボックスの形状でBフックを使用した場合、ボックスの上部にカーテンが接触してしまいます。カーテンの開け閉めが阻害されてしまう他、カーテンの劣化にも繋がります。

最もオーソドックスである、壁から垂直にレールが設置されている「正面付けレール」はAフック・Bフックどちらも選択可能です。AフックとBフックの相違点をもう一度おさらいします。

Aフック

• カーテンの設置位置が低くレールがむき出しになる

Bフック

• カーテンの設置位置が高くレールを隠し、光漏れを防ぐ

上記を踏まえ、どちらを使用するか検討しましょう。

カーテンフックは「プラスチック製」と「金属製」の2種類が販売されています。どちらを購入すればいいのか、メリットとデメリットを比較していきます。

「プラスチック製」カーテンフックのメリットは、Aフック・Bフックの機能を選択できることにあります。ランナーへの引っ掛け位置が上下できる「アジャスター」が備わっており、ご自身でカーテンの設置高さを調整可能です。

ただし、プラスチック製のため、経年劣化による破損が懸念されてしまいます。また、強引な取り外しや調整いによって、フックが壊れてしまうなんてこともあるので注意しましょう。

「金属製」のカーテンフックのメリットは、耐久性の高さにあります。プラスチック製とは違い非常に丈夫で、経年劣化にも強いです。

ただし、金属製の場合は高さを調整できるアジャスターが備わっておらず、Aフック・Bフックのどちらで使用するかをあらかじめ考えておかなければなりません。そのため、金属製で購入の際には、フックの性能の違いや部屋の雰囲気などをあらかじめ把握しておきましょう。

なお、プラ製・金属製、どちらのフックも「100均」で気軽に購入できるので、深く考えずに選んでも問題ありません。

Aフック・Bフック・アジャスタータイプと解説してきましたが、どのフックにも共通する注意点があります。それは「75mm」サイズと「90mm」サイズが存在する点です。

この規格の違いは、「ひだのないフラットカーテンは75mm」「ひだ付きカーテンは90mm」で選択します。こちらを間違えてしまうとカーテンの見栄えが悪くなってしまうので、注意して購入しましょう。

「カーテンフックを引っ掛けるためのレールランナーがない」とお困りの方、安心してください。どんなお部屋にもカーテンを取り付けることは可能です。ここでは「特殊な形状」をしたフックとレールのご紹介をしていきます。

ランナーとフックの用途を兼用できるのが「クリップ形」です。その名の通りクリップが備わっており、カーテンを挟んで吊り下げます。ランナー部分は輪っかの形状になっており、レールに引っ掛けることが可能です。

ただし、開閉時にレールとランナー部が擦れる音が響く点には注意が必要となります。

「リング形」と呼ばれるレールに輪を通すランナーがあります。下部にはフックの引っ掛け穴が備わっており、「Aフック」と合わせて使用します。フックも同時購入しなければならない点には気をつけましょう。

こちらのリング形は装飾レールで用いられることが多く、部屋をよりおしゃれに見せることが可能です。

カーテンフックというからには、カーテンが販売している「家具屋やインテリアショップでしか購入できない」とお思いの方もいるのではないでしょうか。実はどこでもお手軽に購入できる商品なのです。

まず代表的なお店が先述した「100円ショップ」です。安価でありながら、満足のいくクオリティで販売しています！また、近状の「ホームセンター」でも販売しており、こちらはバラでの購入が可能な店舗もあるようです。

そして、もちろん代表的な家具屋である「ニトリ」でも販売しています。

ここまで様々なカーテンフックを紹介してきましたが、最も注意しなければならないポイントは、カーテンフックに応じたカーテンの高さです。ここを間違ってしまうと、せっかくおしゃれなカーテンを購入しても、見栄えが悪くなってしまいます。

カーテンは部屋を彩る重要なファクターです。それを支えるカーテンフックも購入時には悩んでみるのもおもしろいかもしれません。