丸型ダイニングテーブルおすすめ11選｜後悔しない選び方やメリット・デメリットも

カフェやレストランに置いてあるイメージの丸型ダイニングテーブル。家庭で使用するダイニングテーブルといえば長方形を思い浮かべますが、丸型ダイニングテーブルはとてもおしゃれで存在感抜群です。

ただ、「スペースに困らない？」「使いにくいのでは？」「家族4人だとどのくらいのサイズがいいの？」といった疑問をお持ち方も多いのですよね。丸型ダイニングテーブルはメリットもたくさんあり、選び方を間違えなければとても快適に食事をしたり作業を行ったりできます。

この記事では、丸型ダイニングテーブルのメリット・デメリットや後悔しない選び方、人気のおすすめ商品を紹介するのでぜひ購入の際に参考にしてください。

丸型ダイニングテーブルは、座った時に横1列にならず座っている全員の顔が見えます。そのため食事の際や団らんの際は自然と視線が交わりコミュニケーションがとりやすいです。また正面で向かい合うよりも横向きや斜めからの角度で座ると、目線がずっと合わず適度な距離に感じられます。

さらに人数によって臨機応変に配置を変えられるため、スペースを無駄なく使え、多くの人と一緒にテーブルに座れます。たとえば、長方形のテーブルに5人が座るときは1人がお誕生日席になりはみ出ますが、丸型ダイニングテーブルなら均等に座れます。

また、普通の住宅は直線的な作りが多いです。柱やドア、窓や棚などのまっすぐな四角いフォルムの中に曲線的なテーブルを置くと、柔らかい雰囲気になります。

置くスペースが限られるデメリットもあります。長方形のテーブルであれば片方の辺が短いため、人が通るスペースも確保しやすくキッチンの横や対面などどこでも配置できます。しかし丸型テーブルの場合は、縦横どちらも同じ長さがあるため、スペースを確保しないと窮屈になります。

また、丸型ダイニングテーブルは角の部分を切り落として製作されているため、同じサイズの四角いテーブルよりも材料費で高くなる点もデメリットです。さらに、カットの工程がプラスされ手間もかかるため、比較的値段が高くなります。

ほかにも、大抵のランチョンマットは長方形のため丸型テーブルには合わず、ランチョンマットが置きにくいです。小さなお子さんがテーブルを汚さないために敷くマットなども、丸型テーブルのカーブには合わない場合が多いです。

大人1人が食事をするのに必要なスペースは、幅が60cm、奥行が40cmとされています。横幅は肩幅から少し余裕のある幅で60cmの場合は男性だと少し窮屈かもしれません。奥行きは、伸ばした手が届く範囲がいいとされているので、40cm前後が1人のスペースとして快適です。

1人暮らしや夫婦2人でテーブルを使う場合は、1人分のスペースである60cm×40cmを確保するために直径70cmほどのテーブルを選びましょう。四角いテーブルを選ぶよりも対面の距離が近く感じられるサイズです。

3〜4人で利用する場合は直径が100cmあると安心です。1人分のスペースに加えて、料理の大皿を置いたり、真ん中にお花を飾ったりするスペースが確保できます。窮屈にならず、リラックスタイムを満喫できる距離感です。

5人〜6人で使う場合は、直径が120cm以上のテーブルを選ぶのがおすすめです。このサイズになると部屋の中でもかなり存在感が増すため、テーブルを中心にインテリアコーディネートを考える必要があります。来客の際には小さな椅子を増やしてホームパーティのテーブルとしても利用できます。

丸型ダイニングテーブルの天板の大きさの目安はわかりました。次は、テーブルの周りに椅子を置いて人が座ったときに、どのくらいのスペースが必要かを確認します。

• 座った状態：約50cm必要
• 椅子を収納している状態：約60cm必要
• 椅子を出して座る際：約75cm必要

テーブルの周りに75cmのスペースがある場所を選ぶと、ゆとりのある空間になります。また、丸型ダイニングテーブルは四角いテーブルのようにキッチンの横にくっつけて設置ができません。そのため全面に余裕がある広いスペースを確保する必要があります。

天板を支える脚は、デザインを決める中でとても重要なポイントです。丸型ダイニングテーブルでは、中央で天板を支えるタイプと、四隅で支える4本脚のタイプが多く流通しています。

それぞれに良さがありますので、早速見ていきます。

4本脚タイプの場合は安定性があり、1本脚タイプに比べて細い脚のデザインが可能です。5人以上で座る場合には、脚に椅子や体が当たってしまうため不便な面もあります。

安定性は欲しいけど、自由な配置で座りたい方には、脚が天板の内側に設置されているものを選べば、椅子や体に当たりにくくなり不便さが解消されます。座る人数が決まっているのが多い方や、細い脚で空間をすっきりと見せたい方にはおすすめのデザインです。

テーブルの脚が天板の中央にある1本脚タイプのダイニングテーブルは、座る人数を制限しません。丸型テーブルの良さを引き出したデザインとなっています。

来客が多い方や、座る人数が変わる場合が多い場合は1本脚タイプの丸型テーブルを選ぶのがおすすめです。

無垢材とは、木を切り出してそのまま使用している天然の木材です。1本の丸太から板にして、乾燥・製材したそのままの板は「1枚板」と言い、貴重で価値が高くなります。

無垢材のメリットは、なんといっても見た目の質感と触り心地です。柔らかく滑らかな素材感と、森林のような木の香りも気持ちを和らげさせてくれます。また強度は強く、古くなった際には削れば長く使えるメリットもあります。

しかし天然の生きた木であるために、無垢材は呼吸をしています。そのため乾燥に弱く、ひび割れや変形を起こしやすくなります。

集成材も無垢材と同じく天然の木を使用しています。無垢材とは違い、丸太から使用するかたちにそのまま切り出すのではなく、小さく木材を切り分け接着剤で固めて成形されます。

集成材は無垢材よりも乾燥に強くひび割れや反りが起こりにくいのが特徴です。無垢材は切り出した1本の木の強度によって品質に差がでますが、集成材はいくつかの木を使用しているため個体差が少ないです。

しかし接着剤を使用しているため、無垢材に比べて耐用年数は短くなってしまいます。

突板は、下地板に天然の木材を0.2mm〜0.6mm程度、貼り付けて作られているものです。木材を薄くスライスしているため、低コストです。

デメリットとしては、傷がつきやすく少し物が当たったときに木材部分が削れてしまう場合もあります。薄い木を使用しているため、強度は劣り剥がれてしまうリスクもあるため、ダイニングテーブルの木材としてはあまりおすすめできません。

ですが、ヨーロッパのモダン家具などには反りが少ない突板を使用されるのも多いです。高い技術で作られたものは美しい仕上がりで、無垢材とも見分けがつかないほどのものもあります。

杉材は日本固有の木材で、非常に軽い材質です。杉の語源は「まっすぐな木」であるといわれていますが、その名の通り反りや変形が少ないのが特徴です。

床材としても使用される場合が多いのですが、テーブルの軽さを重視する方には杉材はおすすめです。よく場所を移動させたり、引っ越しが多い方は杉材のテーブルを選べば持ち運びが楽になります。

パイン材は、木の名前でいうと松です。松にはいくつもの種類があり、イエローパインやホワイトパイン、アカマツなどの種類が家具用の木材としてよく使われています。

とても柔らかく軽い材質のため、近年はDIYの材料としても人気が高いです。パイン材は全体的に油分が多い木材のため、はじめは白っぽい色をしていますが、経年変化により色が濃くなり艶のある見た目になっていきます。

こちらは別名ゴムの木。硬い材質で強度がありますが、加工がしやすく低コストであるため、椅子やテーブルの天板に多く使用されています。

淡い色合いのため着色がしやすく、色違いで販売されているものも多く部屋の雰囲気に合わせて購入できます。安価で販売されているため、安っぽいと感じてしまう可能性もあります。

オーク材は耐久性に優れているため、大型家具や床材として人気です。木目が虎の毛並みに似た虎斑（とらふ）と呼ばれる模様があり、人によって好みは分かれますが虎斑がある部分は最も強度がある部分とされています。

ウィスキーの樽としても使用され、耐水性にも優れているためキッチン周りにも使用されます。ダイニングテーブルを長年使い続けたいのであれば、オークはおすすめです。

ウォルナットは濃い色合いが特徴的で、チョコレートのような色合いです。反りや曲がりが生じにくく衝撃にも強いです。

ヴィンテージやレトロな雰囲気によく似合い、高級感を出したい時におすすめです。この木材を使用したテーブルを置くと一気に落ち着いたお部屋になります。小さい装飾やインテリアよりも、テーブルなどの大きな家具に使うと、濃い色味や艶が引き立ちます。

ダイニングテーブルを購入するときには、部屋に合ったデザインやカラーを選ぶのがポイントです。近年人気の北欧風の家具も、実は日本の家によく合います。またナチュラル派の方や和室には、木製のダイニングテーブルがおすすめです。カラーを選ぶ際には、壁紙やほかの家具の色と合うかチェックしてください。

リビングダイニング兼用でテーブルを使用する場合は、昇降式がおすすめです。昇降式は高さが調整できるため、食事は高め・それ以外は低めなどシーンによって使い分けられます。

またサイズが変えられる伸長式もぜひチェックしてください。こちらは使用人数によってテーブルの長さが変えられる優れもの。来客が多い方や部屋が狭い方におすすめです。

ダイニングテーブルと椅子を統一感のあるものにすると、お部屋全体をおしゃれに見せられます。セットで販売しているものを選べば、初めから色合いや材質が統一されていて、失敗が少なくなります。

丸型ダイニングテーブルの椅子の置き方は自由度が高いです。家族5人用の大きな直径のテーブルには、椅子2脚と3人用のカーブを描いたようなベンチがセットになっているものもあります。遊び心のある、素敵なテーブルセットがたくさんあって、選ぶのに迷ってしましますね。

さまざまな家具・生活雑貨がお手頃価格で購入できるニトリでも、丸形のダイニングテーブルが販売されています。シンプルでどんなお部屋にも馴染みやすいウッド調のものはもちろん、デザイン性に富んだものも取り扱っています。昇降収納付きのガーデンテーブルなど、珍しい機能を兼ね備えたタイプもリーズナブルな価格で見つかります。

テーブルはもちろんですが、名作と呼ばれる家具を数多く取り扱っているのが家具総合メーカーのカリモクです。美しい木目を堪能できる、天然素材の家具を多く取り扱っています。表面だけのウッド調ではなく本当のナチュラルテイストなお部屋に馴染む丸テーブルを探している人におすすめです。

少し落ち着いたトーンのおしゃれな家具を多く取り扱っているのがunicoです。シックで落ち着いた柔らかさのある雰囲気が特徴です。機能性の高さも大きな特徴で、木目の美しさを感じる質感とテーブルとしての機能性を兼ね備えたダイニングテーブルを探している人にぴったりです。

IKEAやニトリに丸形のダイニングテーブルがあるか気になっている方はいませんか？実は両ブランド共に丸形のダイニングテーブルを販売しています。ここではIKEAとニトリで販売されている商品の情報を紹介します。ぜひ参考にしてください。

• IKEA：おすすめは「リーサボー」。組み立ては簡単で耐久性抜群。ナチュラルな木目が部屋に馴染みやすいのも魅力です。
• ニトリ：おすすめは「ダイニングテーブル（トーン円形伸長GY）。サイズ変更可能で、3パターンが使い分けられます。

丸型ダイニングテーブルはそれ1つでインパクトがあり、インテリアとしてもとても人気の高い家具です。お部屋におしゃれで柔らかい雰囲気になり、家族の団らんや来客の際にもぴったりです。材質やサイズ、色合いや椅子のかたちなど選択肢はたくさんあるので、自分に合った素敵な丸型ダイニングテーブルを探してみてください。