洗える敷布団のおすすめランキング13選｜しまむらでも売ってる？洗える布団セットも

誰でも寝ている間にコップ1～2杯の汗をかいています。寝ているときの汗を吸収する敷布団には、日々の汚れが蓄積していくので、定期的なクリーニングが欠かせません。そんな敷布団が、自宅で洗濯できたら嬉しいですよね。実は、洗える敷布団なら、家の洗濯機で手軽に丸洗いできます。

洗える敷布団は思い立ったタイミングで洗えるため、小さなお子さんやペットがいる家庭には特におすすめです。また、定期的なお手入れが可能なので、常に清潔に保てます。しかし、洗える敷布団は中綿が分割できるタイプなど種類も多く、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、洗える敷布団の選び方とおすすめランキングを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。京都西川・アイリスオーヤマ・ニトリ・無印良品・しまむらなど、日本製を含めた人気メーカーの商品も解説します。

一般的には、人が寝具に横になっている時間は1日のうち3分の1といわれています。肌が直接触れる寝具は、常に清潔に保っていたいですよね。しかし、クリーニングに出すには手間や時間がかかります。また、敷布団のクリーニング代の相場は1枚につき10,000円前後なので、費用も考えると先延ばしにしてしまいがちです。

しかし、洗える敷布団なら自宅やコインランドリーで手軽に洗濯できます。お手入れしやすいため、小さなお子さんのおねしょやペットの粗相にもすぐに対応可能です。洗える敷布団のメリット・デメリットを以下にまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。

【洗える敷布団のメリット】

• 家の洗濯機やコインランドリーで洗える
• 定期的なお手入れがしやすく衛生的
• 汚れが気になったらすぐに洗えるのでいつでも清潔
• クリーニングに出す手間・時間・費用を節約できる

【洗える敷布団のデメリット】

• 薄い商品が多い
• 洗濯で痛みやすい
• しっかりと乾燥させないとカビが生えやすい

繊維が強く、ほこりが出にくい合成繊維。お手入れも簡単で丸洗いできるものもあるので、清潔に使えます。なかなかクリーニングに行けない方にもおすすめです。

特にポリエステルは耐久性が高く、速乾性に優れているのもポイントです。家で洗える敷布団に適した素材です。ただし、洗濯機のメーカー・脱水・乾燥方法にも気を付ける必要があります。洗濯表示をよく確認してから選ぶようにしましょう。

綿は、日本の敷布団として古くから愛用されている素材です。綿布団はしっかり体重を支えてくれるクッション性とやさしい肌触りで人気があります。綿100％の場合は水に濡れるとボソボソになってしまいますが、合成繊維と混紡した綿混素材なら洗濯機での丸洗いが可能です。

混紡素材の綿布団は、自宅で洗える天然繊維の敷布団をお探しの方におすすめできます。ただし、綿素材は吸湿性に優れているため、乾燥に時間がかかる点については留意しておいてください。

新素材として注目されている東レFT綿は、東レが独自開発した日本製産業用繊維です。繊維の間に極細の空気層（デッドエア）を形成して、保温性を高めています。弾力性・かさ高性にも優れているため、寝心地も快適です。

また、合成繊維なので羽毛のようなにおいもなくホコリも出ないので、アレルギーでお悩みの方にもおすすめです。40度以下の水温なら中性洗剤で洗濯可能な点も嬉しいポイントです。

吸湿性と保温性に優れた羊毛。柔らかく肌触りもいいので、年中快適に過ごせます。しかし残念ながら家での洗濯機はNGです。羊毛は水を含むと繊維が絡み合い、フェルトのようにぎゅっと縮んでしまいます。

また摩擦に弱く、乾燥機も使えません。水を含んで重い羊毛の敷布団は干すにも一苦労ですし、素人には扱いにくい素材と言えます。どうしても洗いたい場合は、専門業者に任せましょう。

低反発で肌当たりのいいウレタン。敷布団を探す際は、必ずウレタンの製品を見かけますよね。体圧を分散させて体に馴染むので、寝心地がいいのも特徴です。しかしウレタンも家での洗濯はNGです。

ウレタンは通気性が悪く、水で洗うとなかなか乾きません。しかも水分を含むと化学反応を起こし、かなりもろくなってしまいます。そのため乾燥機も使えず、干そうにも水の重さでボロボロになってしまう可能性もあるので、専門業者に任せましょう。

洗える敷布団を選ぶときは、家庭用洗濯機やコインランドリーに対応しているかをチェックしておきましょう。洗える敷布団にも種類があり、手洗いのみ可能な商品も少なくありません。また、自宅の洗濯機が布団洗いに対応していない場合もあります。

購入する前に、以下のポイントをチェックしておくと安心です。

【洗い方のチェックポイント】

• 手洗いのみ or 洗濯機で丸洗いOK
• 自宅の洗濯機で洗う or コインランドリーを使用する

洗える敷布団はサイズも豊富です。通常のシングルサイズ・キングサイズ・ベビー用の小さいものまであります。自分の体型や、部屋のスペースに合うものを探しましょう。当然ですが、サイズが大きくなるほど水を含むと重くなります。さらにキングサイズなど大きいものは、家庭用洗濯機に入らない場合もあるので気を付けましょう。

布団を洗うために必要な洗濯機の容量は、シングル敷布団1枚なら5kg・セミダブル敷布団1枚なら7～8kgが目安です。コインランドリーを利用せず自宅で洗いたい場合は、洗濯機の容量を確認してから購入してください。

敷布団をよく洗濯する方には、中綿が分割できるタイプがおすすめです。中綿が分割できるタイプの多くは、布団を3分割（上部・中部・下部）に分割できます。汚れが気になる部分だけの洗濯なら干す手間も少なくなるため、洗濯のハードルが下がるのがメリットです。

また、汚れた部分だけを洗える分割タイプは、おねしょなどで部分的に汚れやすい家庭にも向いています。1回に洗うサイズが小さいので、手洗いしたい方や洗濯機が小さい場合にも最適です。一方、分割できないタイプは大きい洗濯機でなければ洗うのは不可能なため、汚れてしまうと洗うのも一苦労です。

そのため、できるだけ自宅で敷布団を洗濯したいなら分割タイプをチェックしてみてください。

布団の硬さが合わないと、疲れが取れにくかったり体に痛みが出てしまう場合があります。骨格や寝相は人それぞれ違うため、人気商品を選んでも合わなければ快適な寝心地は得られません。敷布団は、自分に合う硬さのものを選びましょう。

低反発で柔らかい敷布団は、体へフィットする優しい寝心地です。体全体が敷布団に接しているので、特定の部分に負担がかかりにくいのもポイント。自然で無理のない寝姿勢を保てます。

体を包み込み、リラックスして快眠できるのが特徴です。寝返りで夜中に起きてしまう人や、横向きで寝てしまう人にもおすすめです。

血行が滞らないためには、適度な寝返りが必要です。弾力がある硬い敷布団は、軽い力で寝返りをサポートしてくれます。寝てる間も理想的な姿勢を保てるのもポイント。

また体圧を分散して体が沈みすぎないので、腰への負担もかかりにくいです。朝目覚めた時に腰が痛い方にもおすすめです。

洗える敷布団を購入するなら、乾燥方法も確認しておきましょう。天日での自然乾燥にこだわる場合以外は、乾燥機が使えるタイプがおすすめです。乾燥機に対応していれば、自宅やコインランドリーで洗濯から乾燥まで一気に行えます。洗ったその日の夜に使うためには、欠かせない機能のひとつです。

布団を乾燥機で乾かすときは、乾燥機の中にテニスボールを入れておくと適度に布団をたたいてふんわりとした仕上がりになります。テニスボールは100均などでも販売しているので、ぜひ試してみてください。

汚れないように気をつけていても、敷布団は汚れてしまうもの。いくら洗える敷布団でも、何度も洗っていては徐々に劣化していきますよね。防菌・防カビ機能があれば洗う回数も減るので、生地が長持ちします。

ただ、薬剤や繊維の織り方など、防菌・防カビの加工方法は商品によって違います。気になる人は商品説明よく読んで選びましょう。

京都西川は、室町時代から続く創業450年以上の老舗寝具メーカーです。京都西川の洗える布団は丸洗いしても型崩れしないように、洗濯トラブルの置きやすいポリエチレン素材を使用せずに軽量化するなどの工夫がされています。また、優れた保温性・吸透湿性・放湿性も、通年で最適な温度を保つためのこだわりです。

京都西川の敷布団は、フローリングなどの固い床に敷いても体をやさしく包み、質の高い睡眠を得られるために設計されています。やや高価ではありますが、高品質な敷布団をお探しの方はぜひチェックしてみてください。

IRIS OHYAMA（アイリスオーヤマ）は、生活用品や家電などを企画・製造・販売するメーカーベンダーです。アイリスオーヤマの敷布団はリーズナブルな価格設定が魅力で、5,000円台で購入できる抗菌・防カビ仕様などの機能付き商品もあります。

また、アイリスオーヤマの人気商品『エアリー敷布団』はちょうどいい弾力性で、理想の寝姿勢を維持できるのが特徴です。ニット生地とメッシュ生地のリバーシブルになっているため、オールシーズン使用できます。

ニトリは、家具やインテリア用品を扱っている北海道生まれのメーカーです。ニトリからは、シャワーで洗える敷布団が販売されています。シャワーの水圧で内部まで洗えるほど通気性が高いのが、ニトリの洗える敷布団の特徴です。透湿性に優れているため睡眠中の熱がこもりにくく、カビの発生も防いでくれます。

無印良品は、衣料品・日用品・家具などの生活に関わる商品を販売しているメーカーです。無印良品の洗える敷布団は、布団カバーを外せばシャワーで手洗いできます。無印良品らしいナチュラルでシンプルなデザインは、清潔感のある寝室インテリアが好きな方におすすめです。オーガニック素材の敷布団カバーなど、好みに合わせて楽しんでください。

イオンにも洗える敷布団の取り扱いがあります。イオンはイオンリテールが運営する食料品・日用品などを取り扱うスーパーマーケットです。イオンの洗える敷布団「がわ地が洗える敷ふとん」はがわ地を簡単に取り外して洗濯できます。中芯にはしっかり支える固綿を使用しているので、耐久性も期待できます。

コスパを重視するならカインズの洗える敷布団がおすすめです。カインズは日用品から工具まで幅広い商品を取り扱う、全国に展開する日本の大手ホームセンター。カインズの洗える敷布団位は「エアイン 硬さが選べる敷布団」「エアイン 敷布団」などがあります。

新生活や来客用などで、寝具一式を揃えたい方には『洗える布団セット』をチェックしてみましょう。敷布団だけでなく掛布団や枕なども洗えるもので揃えれば、寝具を清潔に保ちやすくなります。また、来客用には収納袋が付いているタイプがおすすめです。

【洗える布団セットの例】

• 3点セット：掛布団・敷布団・枕
• 6点セット：掛布団・敷布団・枕・掛けカバー・敷きカバー・枕カバー
• 7点セット：掛布団・敷布団・枕・掛けカバー・敷きカバー・枕カバー・収納袋
• 8点セット：マットレス・掛布団・敷布団・枕・掛けカバー・敷きカバー・枕カバー・収納袋

現状では、しまむらに洗える敷布団はありません。カバーのみ洗える折りたたみ式敷布団はありますが、本体は洗えない仕様となっています。汚れが気になる場合は、かたく絞った布巾で拭いたりブラシでこすったりする方法で対処するのがおすすめです。

日々のお手入れとして、天日干しや布団乾燥機でしっかり乾燥させてあげるとカビ・ダニ対策になります。また、汗を吸収してくれる敷きパッドを利用するのも布団を長く使うコツです。ぜひ試してみてください。

洗える敷布団の自宅で洗う方法を紹介します。洗える敷布団のすべてが家庭用洗濯機で洗えるとは限らないため、取扱説明書や敷布団の洗濯表示を確認してから洗ってください。洗うときに洗濯ネットを使用すると、布団生地の傷みなどを防げます。また、布団の洗濯に柔軟剤は不向きなので、使用しないようにしましょう。

【洗える敷布団の洗い方】

1. 洗える敷布団を洗濯ネットに入れます。洗濯ネットに入らない場合は、敷布団をロール状に丸めてから、洗濯できる素材の紐で2～3か所を縛ってまとめてください。
2. 洗濯ネットに入れた敷布団（またはろるじょうに丸めた敷布団）を洗濯層に入れます。
3. 指定量の中性洗剤で洗濯したあとは、湿気を残さないようにしっかり乾燥させます。

洗濯層に入らない場合は、浴槽での足踏み洗いがおすすめです。浴槽に畳んだ敷布団を入れたら浸かる程度まで水を貯めて、中性洗剤を入れたら足踏み洗いをします。その後、水を2～3回変えながらゆすいでから、しっかり絞ってください。

敷布団を洗ったあとは、湿気が残らない乾かし方が大切なポイントです。湿気が残ってしまうとカビが発生しやすくなるため、念入りに乾かしましょう。乾燥機に対応している敷布団なら、コインランドリーの乾燥機がおすすめです。コインランドリーの乾燥機なら高温乾燥できるので、消臭・除菌効果が期待できます。

熱に弱い素材などの理由で乾燥機が使えない場合は、天日干しで乾かしてください。洗濯機の脱水機能などでしっかり水気を切り、物干し竿に干します。片面が乾いたら裏返して、両面を日に当てるように乾かすのがポイントです。完全に乾くまでは時間がかかるので、1日中天気のいい日を選んで洗濯しましょう。

家で洗える敷布団は、衛生的で手軽にお手入れできるのが魅力です。定期的なお手入れは長持ちにも繋がりますよね。ご紹介した選び方やおすすめ商品を元に、ぜひ自分の体に合った敷布団を選んでください。