ヒアルロン酸入り化粧水おすすめ20選｜効果ないといわれる理由は？

毎日のスキンケアで使用する化粧水は自分の肌質に合った、悩みを解決してくれるものを選びたいところ。そこで気になるのが配合されている成分です。ヒアルロン酸は化粧水の保湿成分としてよく聞くけれど、詳しくは知らないという方も多いかもしれません。

ヒアルロン酸入り化粧水は肌の保湿にいいという意見もあれば効果はないという意見も。ヒアルロン酸入り化粧水で保湿することは肌に潤いを与えるだけでなく、乾燥による肌トラブルの悩みを解決することにも役立ちます。

今回はそんなヒアルロン酸入り化粧水の特徴やおすすめ商品をまとめてご紹介します。ドラッグストアで買えるプチプラ商品や選び方のポイントもご紹介するので、参考にして自分に合ったヒアルロン酸入り化粧水をみつけてください。

ヒアルロン酸（英: hyaluronic acid）は人間の体内に存在するムコ多糖類（体の循環や代謝を助ける物質）の一種で、主に皮膚や軟骨、眼球で重要な役割を果たしています。

保水力が非常に高く、粘性を持っているのが大きな特徴です。ヒアルロン酸は肌の表面に膜を張るようにして水分を肌に閉じ込める作用や、湿度に左右されにくい性質があります。

化粧水や美容液に配合されるほか、肌に弾力を与えて乾燥による小ジワを目立たなくさせるための「ヒアルロン酸注入（注射）」に使われることも。プチ整形でヒアルロン酸注入を行うクリニックは少なくありません。

ヒアルロン酸入り化粧水はヒアルロン酸の高い保水力を活かし、肌の水分量を高めてくれるため乾燥対策になります。肌の乾燥は放っておくと小ジワや肌荒れなどの原因となるので、ヒアルロン酸入り化粧水で保湿することは乾燥による小ジワ対策にも。

また、肌のキメが整うことで化粧のりや化粧もちもよくなります。ヒアルロン酸は元々体内に存在していますが、加齢とともに減少する物質です。若い頃は気にならなかった肌の乾燥や乾燥による小ジワが気になりだしたときはヒアルロン酸入り化粧水を試してみることをおすすめします。

ヒアルロン酸入り化粧水を使用したり、ヒアルロン酸を肌に塗ったりしても効果がないという意見もあります。ヒアルロン酸入り化粧水を使っても「肌の奥には浸透しない」という理由で効果がないといわれることも。

しかし、化粧水はそもそも肌の「角質層まで」しか浸透しないため、上記のことはヒアルロン酸の有無に関係なくすべての化粧水に言えることです。

どの化粧水でも真皮層（肌の奥）の減少したヒアルロン酸を補うことはできませんが、ヒアルロン酸入り化粧水は表面の角質層へ潤いを与えることはできます。真皮層のヒアルロン酸を補いたい場合は化粧水ではなく、ヒアルロン酸注射が必要です。

化粧水に配合されるヒアルロン酸にはいくつかの種類があります。それぞれの特徴を知り、商品選びの参考にしましょう。特に乾燥が気になる場合は、肌の表面と角質層を保湿してくれるアセチルヒアルロン酸が配合された化粧水がおすすめです。

1種のヒアルロン酸だけでなく、上記の商品のように5種類のヒアルロン酸を配合した化粧水もあるので、商品の詳細をよく確認してみてください。

以下は化粧水に配合される主なヒアルロン酸の特徴です。アセチルヒアルロン酸は「スーパーヒアルロン酸」の通称でも知られています。

ヒアルロン酸以外にどんな成分が配合されているかもチェックします。セラミド・コラーゲン・エラスチンなどの保湿成分を配合している化粧水でしっかり保湿を。

そのほか、メラニンの生成を抑えてしみやそばかす対策になるビタミンC誘導体・アルブチン・ハイドロキシン、赤ニキビなど炎症を伴った肌荒れには消炎効果のあるグリチルリチン酸ジカリウムなどを配合している化粧水もおすすめです。

商品によっては無香料のものもありますが、独特の香りがあって気になる場合もあるかもしれません。毎日使うものなので好みの香りのものを選びましょう。

テクスチャも水のようにさっぱりしたものからトロッとしたものまでさまざまなので、テスターやサンプル品で試したり、口コミを参考にしたりして好みの化粧水をみつけてください。

アルコールの成分が苦手な方には、アルコール成分が含まれないアルコールフリーの化粧水がおすすめです。アルコール以外に防腐剤・界面活性剤・香料・着色料を使用していない商品もあります。

化粧品の商品案内などで表記されることが多い「パラベンフリー」は、パラベン（正式名称：パラオキシ安息香酸エステル）という防腐剤を使用していないことを意味しますが、パラベン以外の防腐剤はたっぷり配合されていることも。

天然由来成分のみを使用している化粧水がいいと思う方もいるかもしれませんが、それらの成分でアレルギーを起こす場合もあるので注意が必要です。

化粧水は毎日使用するものなので、頻繁に買い足す必要があります。無理なく継続して購入できる価格のものを選びましょう。大容量500mlボトルでお得な商品でも効果があり、人気の高い商品はたくさんあります。

節約のためにと開封済みの化粧水を長期間少しずつ使うのも良くないので、開封後3ヶ月以内に使いきるのを目安に、使用量に合わせた最適なサイズの化粧水を選んでください。

ヒアルロン酸入り化粧水を使うとニキビが悪化してしまったという方もいます。ヒアルロン酸入り化粧水は保湿力が高く、油分を多めに含んでいるものあります。オイリー肌の方がしっとりタイプの化粧水を使用すると、肌がベタつき皮脂の分泌バランスが崩れてニキビが悪化してしまうことも。

しかし、保湿力を高めることは肌のバリア機能を高め、ニキビがひどくならないように手助けしてくれるのも事実です。特に乾燥肌の方はしっかり保湿することが大切です。

ヒアルロン酸入り化粧水を選ぶ際は、乾燥肌の方はしっとりタイプ、オイリー肌の方はさっぱりタイプなど自分の肌質に合った商品をみつけてください。

ヒアルロン酸化粧水は、意外にも簡単に自作できます。ここではヒアルロン酸化粧水の作り方について解説するので、ぜひご参考ください。

1. 材料を準備する（ベースウォーター×50ml・ベタイン原末×2.5g・修復型ヒアルロン酸×1.5ml・植物性グリセリンオーガニック×2.5ml）
2. 1で準備した材料をずべて容器に入れる
3. 容器のフタをしっかりとしめて、材料がよく混ざるようにふる
4. ムラなく混ざったら完成

ヒアルロン酸は保水力が非常に高いことで知られる成分で、多くのメーカーからヒアルロン酸入りの化粧水が販売されています。ヒアルロン酸の種類や他に配合されている成分などもチェックして、自分の肌に合ったヒアルロン酸入り化粧水をみつけてください。