ラベンダーの香水人気おすすめ19選｜プチプラ・レディース・メンズも紹介

やわらかな紫のラベンダーがいっぱいに広がる光景は、思い浮かべるだけでもさわやかです。その香りは好まれやすく、洗濯物に用いるリネン水・アロマキャンドル・各種ルームフレグランスなど、多くのものに取り入れられています。

そんなラベンダーが、実は香水にも用いられているのをご存じでしょうか。ラベンダーの香りはどこか素朴なイメージがあるため「香水？」と意外に思われる方もいらっしゃいます。

本記事ではラベンダーの香水の種類・選び方・ブランドなどをご紹介いたします。ラベンダーの香りがお好きな方は、ぜひご一読ください。

ラベンダーは草花と思われがちですが、実際は茎の部分が木のようになって生育し続ける、シソ科の半木本性植物です。少なくとも20種類以上と多様な品種があり、原産地や性質によっていくつかの系列に分類されています。

ラベンダーは古くから薬草として利用されてきており、古代ギリシャやローマでは、入浴時にラベンダーを浮かべてリフレッシュ効果を期待したといわれています。現在でもアロマオイルを入手したり、生花からポプリを作ったりと、日常のさまざまな場面にラベンダーの香りを活用している方が多数います。

生花のラベンダーは、花だけでなく茎も葉も含めた全体が香りを持っています。葉や茎などを軽く指でこすると芳香が手に移り、花らしさの中に薬草らしさが入り混じった、清らかな香りが感じられます。

ナチュラルすぎて「男ウケしにくい」ともささやかれるラベンダーですが、ラベンダーは他の香りを邪魔しないためブレンドがやりやすく、組み合わせによってさまざまなイメージになります。石鹸の清潔な香りにラベンダーが合わせられた香水は、清潔感と甘やかさから男女どちらにも好まれています。

香水には、「香水」と言ったときにすぐ思い浮かべるリキッドタイプの香水と、身体に塗って使用するのを前提にした固形タイプの練り香水とがあります。それぞれ特徴が異なりますので、使いたいシーンに合わせてタイプを選びましょう。

リキッド、つまり液体の香水は、使用するとすぐに香りが立ち、強めの芳香が拡散するのが特徴です。

華やかに香って人を惹きつけますが、密閉性の高い場所や小部屋ではやや香りすぎてしまい、自分自身も気になってしまう場合もあります。オーデコロンからパルファムまで、香料濃度の違いによって香りの強さが変化しますので、使用したいシーンに合わせて選ぶのがおすすめです。

ソリッドタイプの香水は、シアバターなどの植物油脂やワックスに香料を練り込んだものです。

控えめな香りが細く長く持続するのが特徴で、使用者本人に近づかないと気づかないくらいなので、香りでのアピール力は弱いですが、自分のための香りのおしゃれとしては有用です。オフィスなどでの使用にも向いています。

一般に香水は、男性向け・女性向け・ユニセックスというように、ある程度対象としている性別が分かるようなかたちで売り出されています。

とはいえ、それはあくまでもメーカー側が決めているだけです。もちろん持って生まれた性別を意識して選んでもいいですが、自分に似合う香り・好きな香りを選ぶのがおすすめです。自分らしいと感じる香りを選びましょう。

ラベンダーの香水には、ラベンダーらしさが前面に出ているものから、ひとつの要素として香るものまで、さまざまなものがあります。

同じラベンダー香水でも、バニラ香水のブレンドのひとつなら甘さが中心にある香り、カモミールなどハーブと合わせた香水なら清楚で爽やかな香りなど、タイプが異なってきます。テスター・ミニボトル・口コミを活用し、気に入るものを探すのがおすすめです。

香水の価格帯は幅広く、数千円のものもあれば数万円するものまで販売されています。たとえば、無印良品ではロールオンフレグランスなどが1000円台のプチプラ価格です。高価になる理由の1つは、アルコールに対しての香料の割合である「賦香率」が高い点です。

また「使用する素材のクオリティの高さ」「ブランドの独自性」もあります。いい素材を使われているのはもちろん、名高い調香師がこだわりぬいて作ったものは高価になりがちです。購入の際は、なぜその価格なのかといった視点も持ち合わせて選ぶのがおすすめです。

ジョーマローンは、香水と生活のフレグランスを専門に取り扱うイギリスのブランドです。1999年からはエステローダーカンパニーズの傘下となっていますが、依然、世界をリードする香りのブランドとして認知されています。

ジョー マローンには「アンバー&ラベンダー」「シルバーバーチ＆ラベンダーコロン」など複数のラベンダー香水があり、それぞれタイプの異なる香りでファンを獲得しています。

アッカカッパは1869年にイタリアで創業した企業です。最初はヘアブラシのメーカーとして始まり、そこからメイクアップブラシやフレグランスなど、美を全般的に支えるブランドとなりました。

同社のフレグランスは、天然の成分を用いて作られています。ラベンダーが主成分の「ホワイトモス」のシリーズも、自然そのものの優しい香りで評価されています。

オゥパラディは日本企業・EST internationalが有するコスメブランドです。ブランド誕生以来、日本人の肌や感性に合う香水やスキンケア商品などを多数送り出してきました。

オゥパラディのラベンダー香水・#04 Savonには、フランス産のラベンダーオイルが使用されています。野の花に囲まれているような、柔らかく優しい香りが魅力です。入手できるのは公式サイトのみです。

ペンハリガンは、1870年に理容師のウィリアム・ペンハリガンが設立した、イギリスのフレグランス専門メーカーです。創業者が宮廷理容師そして調香師として王室に仕えたように、社も「イギリス王室御用達」の称号を戴き、存在感を示しています。

ペンハリガンのラベンダー香水は、人気のあった「ラベンデュラ」が廃盤となったものの「エンディミオン」や「プレナムブーケ」などがあります。数種類から好みで選ぶのが可能です。

ロクシタンは1976年、南フランスで誕生したコスメとボディケア製品のブランドです。植物由来成分とアロマオイルから作られた各製品は、フランス国内はもちろん世界で人気を博しています。

ロクシタンのラベンダー香水は、「ホワイトラベンダー　オードトワレ」や「ラベンダーオーデコロン」など、日々使いやすい、控えめな香料濃度のものが揃っています。公式通販限定で購入可能です。

ラベンダー香水には手軽に楽しめるプチプラブランドのものもあります。たとえば無印では、ラベンダーをはじめとする天然アロマオイルをブレンドした「フレグランスミスト　くつろぎブレンド」が1,000円台と安い値段で購入できます。

その他、通販で購入できるノーブランドの練り香水などにも、評価の高いものが見られます。気軽にお試しできるのがプチプラのいい点ですので、ぜひいろいろ探してみてください。

ラベンダーの優しい芳香は、はるか昔から人に好まれ、利用されてきた歴史があります。今でも香水に利用され、愛されるのも当然かもしれません。日々のおしゃれやリフレッシュのひとときを、好みのラベンダー香水を身にまとって、ぜひ楽しんでください。