洋書のおすすめ15選！英語の本を読んでみたい中学生や高校生・初心者向けも【多読】

英語の本、洋書を読むのは有効な英語勉強法の1つです。単語力が増える・英語脳が育成され自然な英語になる、などのメリットがあります。洋書を多読して多くの英語に触れれば英語に慣れ親しみ、習得が早まります。

しかし、実は洋書なら何でもいいのではなく、英語の勉強に向いた洋書を読まなければ効果は薄いです。中学生レベルか高校生かなど、読む人の英語力に合わせる必要もあります。

そこで今回は、英語の勉強に適した洋書の選び方やおすすめ商品を、レベル別で紹介します。英語レベルの目安として、TOEICの点数にも触れています。また大学生向けの小説なども紹介するので、参考にしてください。

中学生は語彙力が少ない分、長編の洋書は難しい場合があります。中学生向けの英語学習には少ない単語数で書かれた児童書がおすすめです。まずは興味を持つことが大事なので、内容の面白い作品を選びましょう。英語必修化に備えて、親子での読み聞かせやDVDの鑑賞も効果的です。

高校で学ぶ英単語数は1,800語程度で、中学で学んだ英単語と合わせると3,000語です。高校生の場合は多読しやすいpaperbackが適しています。高校生が読みやすい洋書には小説がありますが、楽しい恋愛系やミステリー系がおすすめです。

大学生とビジネスマンの方には、教養のために、啓発書とビジネス書の多読をおすすめします。その理由は、啓発書とビジネス書は文語的な表現が少ないからです。文語的な表現が少なければ、訳さなくても理解しやすいです。

paperbackは自己啓発書・ビジネス書も幅広く網羅しています。自分のレベルに合っているかどうかを確かめるときは、電子本の試し読みが便利です。電子本の試し読みは、パソコンやタブレットでできます。

TOIEC700点以上であれば十分に仕事で使えるレベルですが、より流暢な英語を目指すのであれば多読を怠ってはいけません。TOEIC800点のレベルになると、洋書のベストセラーも読めます。

洋書のベストセラーの中には流行語を使っているケースがありますが、TOIEC700点以上の人であれば意味を推測可能です。

ドラマや映画が好きな人には、感動小説をおすすめです。感動小説は比較的平易な文体が多く、多読に向いており、また洋書によってはルビ訳があるので気楽に読めます。

ミステリー・サスペンス小説も英語の勉強に適しています。ミステリー・サスペンス小説は簡単な英語で書かれたものが多いです。

恋愛・ロマンス系のおしゃれな洋書もおすすめです。可能であれば映画の題材になった小説をおすすめします。観た映画であれば楽しく読めます。インターネットを利用すれば、映画の題材になった小説は簡単に見つかります。

SF・ファンタジーの洋書の中には難解なものもありますが、SF・ファンタジーファンであれば挑戦してもいいです。自分には難しいと思ったら、まずは日本語版を読むのをおすすめします。日本語版を読んでから原書を読めば理解しやすいです。

洋書の小説が苦手な人には、ノンフィクションをおすすめします。ノンフィクションの洋書を選ぶときは、一つのチャプターが短いものがいいです。一つのチャプターが短ければ、隙間時間に読めます。

ビジネスマンであれば、ビジネス書に挑戦するのもおすすめです。ビジネス書を選ぶときは関心のある分野にしましょう。関心のある分野であれば楽しく読めます。

洋書が初めての人には、日本語翻訳がある洋書をおすすめします。日本語翻訳があれば、わからない単語があってもすぐに確認できます。

洋書を多読したいけど、部屋が本で埋もれるのが嫌な人がいます。そのような人には、かさばらない電子書籍をおすすめします。電子書籍はパソコンでも読めますが、読みやすさからいえばKindle端末が一番です。

Amazonの電子書籍には洋書を音声で楽しめるサービス「Audible」もあります。はっきりした発音で聞き取りやすく朗読されているため、リスニング力も鍛えられて英語学習により効果的です。対応している書籍は多く、サンプルの試聴も可能なので、試してみてください。

英語学習の目的で洋書を読むには、下記3つのアプローチがおすすめです。

• 辞書に頼らず読めそうな本を選ぶ
• まず速読し、その後精読する
• 音読する

はじめから辞書を当てにするとテンポが悪くなるほか、つまづきが多い分ストレスを感じてしまいます。特に不慣れなうちは、まず洋書そのものに親しむプロセスが欠かせません。平易で読みやすい作品から読み始めましょう。

初めて触れる洋書に対してはまず速読し、その後精読するアプローチがおすすめ。概要を把握できれば、細部にも目が届きやすくなります。なお、スピーキング力向上を図るためにも積極的に音読しましょう。自分の発音をセルフチェックすれば、リスニングにも役立ちます。

また、わからない単語が出てくるページに付箋を貼りながら読むのをおすすめします。いちいち辞書で調べながら読むと集中力が切れてしまいます。付箋を貼りながら読書をすすめて、のちにまとめて単語の意味を調べましょう。さらに1日で読み切らずに1週間で2〜3回読む癖をつけながら、少しずつ読むのをおすすめします。

洋書を読む際に注意すべき点としては、受け身にならず能動的にアクションする姿勢が大事です。具体的には下記の2点を心がけましょう。

• 辞書に頼りすぎない
• 感想・考察などを英語でアウトプットする
• 並行読みを活用する

辞書を多用すると、読解力・推察力の向上を妨げます。完全には理解できなくとも、会話・シーンの前後から顛末を推察できる場合は少なくありません。読了後は感想・考察などを積極的に発信しましょう。SNSを利用しない場合は、文章化するだけでも効果があります。

また、作品によってはボリュームが大きい・読んでいて疲れるものもあるため、1つの洋書に集中せずに並行読みすると気分転換しやすいです。

英語の学習者は辞書を活用すべきですが、辞書の種類は多く購入時に迷います。辞書選びに迷ったときは、辞書の特徴を詳しく書いている記事を参考にするのがいいです。

多読するにはある程度の語彙力が必要ですが、語彙力を伸ばすには専門の本を活用するのが効果的です。市販の単語帳などを活用すれば、語彙が増えるだけでなく、洋書もかなり読みやすくなります。

英文法を理解すれば多読するときに楽です。しかし、英文法の習得に頭を悩ます人は多いです。英文法を覚えるときは専用の解説書が効果的です。

おすすめの洋書を紹介しましたが、洋書の多読で英語力が格段に伸びるのは間違いありません。しかし自分に向いた洋書でなければ、効果は期待できません。洋書を選ぶときは本記事を参考にしてください。