塩麹のおすすめ人気ランキング10選｜体に悪い？市販の無添加商品・レシピも紹介

料理のコクが足りない、塩分の摂りすぎが気になるなどの毎日の料理で悩んでいませんか？そんなときは、少量でも料理のコクを引き出し塩味も感じられる「塩麹」をおすすめします。塩麹は和食のメイン調味料だけでなく、中華や洋食にも使えるのが嬉しいポイントです。

塩麹はスーパーでも市販されていますし、こだわりで選びたい方は通販でお取り寄せもできます。しかし、種類が多いと何を基準に選べばいいか迷ってしまう方も多いはずです。そこで、本記事では塩麹の選び方やおすすめ商品を人気ランキングから厳選して紹介します。

ほかにも、塩麹は体に悪い？どんな効果がある？などが気になる方に向けたお役立ち情報もお伝えします。記事の最後には塩麹のおすすめレシピも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

【塩麹の効果】

• 減塩
• 疲労回復
• 整腸作用
• 美肌
• 老化防止
• リラックスなど

塩麹は、米麹と塩のみのシンプルな材料を発酵させているため、少量でもコクと旨みが感じられ減塩になるので、塩分が気になる方には嬉しいポイントです。また、米麹には抗酸化作用のある成分が含まれているので老化防止や美肌への効果も期待されています。

さらに、ビタミンB群は疲労回復効果、乳酸菌は整腸作用、GABAにはリラックス効果が期待できるのもポイントです。塩麹は、料理を美味しくしてくれるだけでなく、健康維持に役立つ効果が期待できる万能調味料として注目されています。

塩麹は、北陸や東北の伝統レシピである「三五八漬け」がルーツと言われています。三五八漬けは、米・麹・塩を混ぜた漬け床に野菜や魚を入れて作る漬物のようなもので、長い冬を越す為に必要な保存食の元になったものです。

塩麹は、麹と塩を水で溶いてペースト状にしたもので、塩1：麹2：水4の割合で混ぜて、5日～10日室温で発酵させるだけの、非常に簡単な調味料です。もちろん1日に一度くらいは撹拌が必要で、撹拌により香りもよくなってきます。

麹と水が良く馴染んで、べっこう色のペーストになり甘酸っぱい発酵臭が漂ってきたらでき上がりで、冷蔵庫保管で数カ月は持ちます。市販品も各社のこだわりがあっていい商品ばかりですが、自作できる手軽さも塩麹が人気の理由です。

塩麹は使用する麹の種類でも風味が変わります。使われているのは主に、米麹・麦麹・玄米麹・豆麹です。それぞれの特徴を表にまとめるので、選ぶ際の参考にしてください。

塩麹が普通の塩に比べ非常に旨みがあるのは、麹に隠された旨みと甘みが溶け出しているからです。その秘密は麹に含まれたアミラーゼやプロテアーゼ、リパーゼ、ペクチナーなど約30種類の酵素にあります。

麹の旨みは、麹菌の特殊な発酵カビが作りだすグルタミン酸によるもので、グルタミン酸は昆布だしの主成分でもあります。そして甘みは、麹菌が作りだすグルコース（ブドウ糖）が持つ独特の優しい甘さによるものなのです。

旨みや甘みは、風味がしっかりペーストに溶け込んだ塩麹そのままを食べるとわかります。ほんの少しでも口に運んで味わってください。塩味の奥から、ダシのような旨みとミリンのような甘みが滲み出てくるのがわかるはずです。

塩麹が体にいいと言われるのは、麹に含まれる約30種類の酵素が、生命活動においてさまざまな化合物による反応の仲立ちをする役割を持つからです。その役割は大きく分けて、消化酵素と代謝酵素の2種類あります。

塩麹には、栄養を消化吸収するアミラーゼやプロテアーゼ、鶏肉や牛肉などの食物を柔らかくする働きの酵素が含まれています。また、オリゴ糖も産生され乳酸菌などの善玉菌が増殖する元となるので腸内コンディションが整えられ免疫が活性します。

ほかにも、ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・パントテン酸など、肌の代謝を促進するビタミン類も作られます。最近では麹を使った化粧品も開発されています。塩麹に限らず、麹には消化と代謝を助ける酵素がしっかり入っているのです。

本来の塩麹は、塩・麹・水だけのシンプルな材料で作られていました。シンプルな味わいを好む方には無添加の塩麹をおすすめします。発酵により素材が持つ本来の旨み・甘みが引き出されるので、調味料で味付けしなくても十分美味しく、コクが深まるのも嬉しいポイントです。

健康を考えて食事にはできるだけ添加物を取り入れたくない方にも、無添加の塩麹をおすすめします。

塩麹は発酵食品なので、発酵が進むと味や品質が変わってしまいます。そのため、市販されているものは、発酵が進まないよう加熱処理されるのが一般的です。ただし、酵素は60℃以上では不活化するため、加熱処理された商品は本来の味を楽しめません。

塩麹本来の味を楽しみたい場合は、非加熱の商品を選んでください。ただし、非加熱タイプは発酵が進むと味や品質が変わりますので、開封後は冷蔵庫で保存し早めに使い切りましょう。長期保存には加熱処理タイプがおすすめです。

塩麹の形状には、液体・ペースト・粉末があります。形状で使い勝手や用途が異なるので、使いやすいものを選んでください。形状別に特徴を紹介します。

マルコメは、安政元年(1854年）創業の日本を代表する味噌メーカーです。1963年に業界で初めて味噌の樽出荷を段ボール出荷に移行し、小売店から多くの指示を集めました。また、いち早く味噌用ピロー包装機を開発し、流通環境の変化に対応したのもマルコメです。

1978年には業界トップとなり、翌年には生みそカップ1kg充填機を開発します。1982年には今では普通になった、ダシ入り味噌｢料亭の味｣を発売しました。同時に即席生みそを発売し、一気にシェアを伸ばします。CMも話題になり今でもそのフレーズは有名です。

その後も、フリーズドライ製法による新タイプ固形味噌汁や液味噌なるものも発売しました。もちろん麹製品も販売しており、リーディングカンパニーが作る麹製品は安定した品質と味を維持し続けています。近年は｢プラス糀｣プロジェクトで麹に力を入れています。

1918年（大正7年）創業のハナマルキは、1976年には高級即席みそ汁｢おみおつけ｣を開発。｢風味一番｣｢おかあさん｣を基幹商品に加工食品製造等も行っています。製菓・製パン向けにクレープの自社製造も行っていて、常温タイプでは国内シェア1位となっています。

近年では、塩麹の販売に力を入れています。2014年4月にはペースト状の塩麹を新発売し、2012年10月には液体タイプの｢液体塩こうじ｣を発売しました。2015年3月には液体塩麹とから揚げ粉をセットにした｢塩から揚げの素｣を発売しています。

また、2015年6月には塩麹とレモンを合体させた｢塩こうじレモン｣を発売しました。塩麹をシリーズ化し拡販していて、他にもバリエーション豊富な商品をそろえています。塩麹を基礎調味料として世の中に定着させる事を目指して日々企業努力を続けています。

ひかり味噌は、1927年に味噌の行商から商売が始まります。1960年に業界初の20kgダンボール入り味噌を発売しました。無添加味噌や有機オーガニック味噌、塩分20％カットの塩麹など素材にこだわった商品づくりを行っています。

また、アルコールを使用しない無添加味噌は、容器に充てん後も熟成が続くため、無添加味噌には容器のふたにバルブを着けています。素材だけではなく容器へのこだわりを持ち美味しさを保つ工夫もしているのもポイントです。

無添加・有機・容器にこだわったひかり味噌が作る塩麹は、ラインナップは少ないもののその品質の高さで多くの消費者からたくさんの支持を集めています。また、塩麹に含まれる酵素を独自で研究し、食材がより美味しくなるよう改良を続けているのも特徴です。

塩麹に含まれる酵素は、さまざまな食物の旨みが引き出し料理を美味しくします。一般的なのは「塩麹漬け」です。肉・野菜・魚どれでも一晩～一日漬けこむだけで簡単にできます。柔らかな香りと旨み・塩気が加わるので、いつもの料理もワンランクアップするのが嬉しいポイントです。

その美味しさが特にわかりやすいのが「肉類」です。安い部位でかつちょっと古くなったお肉が、とても柔らかく旨み溢れたジューシーな味わいになります。ウソのようですが明らかに違いがあるので是非試してみてください。

これは、塩麹に含まれる発酵由来の酵素が、肉のたんぱく質を分解して旨みに変えるからです。お肉の硬い部分を柔らかく溶かし、さらに香りも加わり非常に美味しい肉料理が出来上がります。

塩麹は和洋中幅広い料理に活用できますが、今回は手軽なのに美味しく作れる、塩麹を使った豚の生姜焼きのレシピを紹介します。ご飯やお弁当のおかずにもなりますし、とても簡単なので是非試してみてください。

【材料4人分】

• 豚ロース：300g
• 塩麹：大さじ4
• 玉ねぎ：1個
• すりおろし生姜：適量
• しょう油：小さじ1
• みりん：大さじ1.5
• 小麦粉：大さじ2

【作り方】

1. 豚ロースは筋切りしておく
2. ビニール袋に肉と塩麹大さじ2を入れ揉み込む
3. 玉ねぎは薄切りにしておく
4. 豚ロースに小麦粉をまぶしてフライパンで両面に焦げ目を付け一旦取り出す
5. フライパンに油を入れ玉ねぎを炒める
6. 玉ねぎがしんなりしたら豚ロースと調味料を入れ絡めたら完成

塩麹には、料理のコクを引き出したり、塩分量を減らしたりといった味覚にも健康にも嬉しい効果が期待できます。消化や代謝を助ける働きもありますし、毎日の料理に塩麹をプラスするだけなので手軽なのも嬉しいポイントです。ぜひ取り入れて健康維持に役立ててください。