溶岩プレートのおすすめ19選｜まずい？煙が出ない？鉄板との違いも解説！

溶岩プレートとは、溶岩石を2cm程度の厚みで切り出した調理器具です。その一番の魅力は何と言っても遠赤外線効果です。肉や魚、野菜の表面を焦がさずにカリッと焼き上げ、食材の中に旨味を閉じ込めてふっくらジューシーに仕上げます。

素材の旨味や栄養を逃さず加熱してくれるため、ホテル・レストラン・旅館などでも多く使用され、一般の家庭でも使う方が増えています。そんな魔法のような調理器具ですが、いざ購入しようとしてもその種類は意外と多く、どれを選べばいいのか悩んでしまいがちです。

そこで今回は、人気のあるおすすめの溶岩プレートをご紹介します。ぜひ参考にして、家でもその美味しさを味わってみましょう。

溶岩プレートは、炭火焼きやホットプレートなどと比べても非常に煙が少ないのが特徴です。そのため、室内で焼き肉をするときでも服や髪の毛に独特の匂いがつく心配がないので、女性や子供でも安心して焼けます。

部屋に焼き肉の匂いがつく心配もないので、洗濯物を干していたとしても安心です。また、簡単にカセットコンロを使うだけで炭火焼肉のような美味しさも楽しめます。家で美味しい焼き肉を食べたい方にもおすすめです。

鉄板等で食材を焼いていると、「気づいたら焦げていた！」そんな経験をしたことがありませんか？溶岩プレートは焦げにくいのが特徴で、放置していても黒こげになる心配がありません。程よく焼き色がついて美味しく食べられます。

直火調理ではなく、溶岩プレートを熱して発生する遠赤外線効果により調理するのが焦げない理由です。放置していても焦げないので、ゆっくり焼き肉を楽しみたい方におすすめです。

溶岩プレートは、使用後のお手入れが楽ちんなのも魅力です。焼き肉が終わったら溶岩プレートが熱い状態で熱湯をかけます。そしてヘラで汚れをとって、キレイに洗って乾燥させれば終わりです。しかし、熱いうちに水をかけて急激に冷やすと割れやヒビの原因になる場合があるので、注意してください。

熱くて洗いづらいと思う方は、自然に冷めるのを待ってから洗うといいです。汚れを落としたいときは冷めた溶岩プレートにお湯やぬるま湯をかけて、たわし・布巾・スポンジなどで洗い流すのがおすすめです。

その際、洗剤は使用しないでください。気泡に洗剤が入ってしまい、キレイにすすげないためです。溶岩は非常に吸収性があり、穴が少ない溶岩プレートだったとしても洗剤を吸収してしまいます。どうしても使いたい方は専用の洗剤を使うようにしてください。

鉄板と溶岩プレートのどちらがいいのかお悩みの方もいますね。結論を言うと、どちらにも一長一短はあります。鉄板はやはり使い勝手がよく耐久性も高いのが利点ですが、うっかり目を離した隙に食材が焦げてしまうといった事態になりがちです。

一方、溶岩プレートはじんわりと調理をするので、正しい使い方をすれば焦げ付きの心配がありませ。しかし、調理に時間がかかりがちで、徐々にひびが入ったり落としたら割れたりする可能性があります。それぞれの特徴を踏まえて好みに合わせたものを選びましょう。

溶岩プレートは、お肉から野菜までさまざまなものが焼けます。しかし、やはり一番のおすすめはステーキや焼き肉などのお肉です。じっくりと調理されていく溶岩プレートを使えば、ふっくらジューシーなお肉を楽しめます。

溶岩プレートは大きく分けて2つに分類されます。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

自然に空気に触れ、冷えて固まった泡タイプの溶岩は表面に大小さまざまな気泡があるのが特徴です。そのため、見た目はいかにも「溶岩」といった感じです。脂が気泡の中に落ちるので溝無しでも横からたれにくく余分な脂をカットしてくれるため、どんな食材でもヘルシーに食べられます。

そのため、2回目以降は油を使う必要がありません。しかし、気泡に食材の焼きカスなどが入りやすく、お手入れに若干手間がかかるといったデメリットがあります。

空気に触れずに固まった溶岩は、顕微鏡で見ると炭のように無数の細かい気泡があり、泡タイプのような大きい気泡がほとんどないのが特徴です。大きな気泡がない分、食材が気泡に詰まる心配がなくお手入れが簡単な点がメリットに挙げられます。

また、やや泡タイプよりも煙が少なく、比重が高いです。値段も泡タイプより少し高めなものが多く、強度も若干ではありますがこちらのタイプの方が高めと言えます。しかし、成分的にはほとんど同じで、どちらも遠赤外線効果があり美味しく仕上がります。

溶岩プレートで何を焼きたいかで商品を選ぶのが大切です。ここでは、焼く素材別のプレートの選び方を紹介していきます。

脂が多い牛肉などを焼く場合は、溝がある溶岩プレートがおすすめです。溶岩プレートはもともとスポンジのように脂を吸ってくれる特徴があるのですが、吸収するのにも限界があり、多すぎると横からたれてしまいます。

特に脂が多い霜降り肉や豚バラ肉を焼く場合は、溝があるタイプや穴があってそこから脂が落ちるといった仕組みのプレートが最適です。ただし続けて焼く場合には、溝に溜まった脂を何度かキッチンペーパーで拭き取る必要があります。

脂分が少ない赤身肉・胸肉・魚介類・野菜などは、溝無しのフラットタイプでも十分です。やや脂が多い肉を焼く場合でも、商品自体が脂を吸ってくれます。また、溶岩プレート中央で肉を焼き、外側に野菜・キノコ・魚介類などを乗せればそれほど脂が横にたれずに焼けます。

さらに、溝無しのフラットタイプの方が溝付きに比べてやや寿命が長く、フラット（平ら）なのでお手入れも簡単です。お好み焼きなどを焼く場合も焼きやすくて便利です。

溶岩プレートをカセットコンロで使うか炭火で使うかによってサイズが変わってきます。

カセットコンロの上に乗せて使う場合は、カセットコンロに合わせたサイズと五徳（囲炉裏、火鉢、七輪、カセットコンロなどの熱源上に置いて、溶岩プレートなどを乗せるために用いられる支持具）の高さで選ぶのがおすすめです。

特に、五徳に直接溶岩プレートを乗せて焼く場合、カセットガスと溶岩プレートの距離が近すぎると熱でガスが爆発する危険があるので注意が必要です。サイズでいうと大体20cm前後の溶岩プレートであれば、一般的なカセットコンロのサイズに収められます。

七輪などで使いたい場合にもこのぐらいのサイズがいいです。サイズがあっていないと使いづらいので、網の上に収まるサイズを選ぶのがポイントです。心配な方はカセットコンロ専用の溶岩プレートか、熱を遮断する溶岩プレートを使用すると安心ですよ。

バーベキューなど炭火で使う場合は直接乗せると安定しないので、丈夫な網を置いてその上に溶岩プレートを乗せましょう。なおバーベキューの場合は多くの人数で囲むので、25cm以上の大き目のサイズがおすすめです。

網のサイズよりも大きい溶岩プレートを購入する必要はありませんが、網に収まる範囲で大き目のものを選ぶと大人数でも使いやすいです。また、炭を使う場合は火力調節や急な消火ができないので、取っ手が付いたタイプもおすすめします。簡単に移動ができるので大変便利です。

溶岩プレートには1人用から大人数用（ファミリー用）とさまざまなサイズの商品があります。自分がどのくらいの人数で使いたいかも、溶岩プレートを選ぶときの重要なポイントです。1人でゆったりとした時間を過ごすために、ちょっとした高級感を出したい時に使うのであれば1人用を選びましょう。

家族や友達などの大人数で使いたい場合は、ファミリー用を選ぶといいです。特に、1人用の溶岩プレートについては軽量化が図られているものが増えてきているので、使いやすいものが多く、購入する方が増えています。

溶岩プレートは、製品によっては数キログラムもあるため、女性・高齢者・子供などが一人で持つのに苦労します。そこで、アウトドアなどで使う場合には、サイズが軽めで、持ち運びがしやすいものだと便利です。

一方、数キログラムもあるようなものは、家庭用であったり、腕力に自信がある方が扱いが楽です。重いと洗うのも大変で使うのが面倒になってしまうため、溶岩プレートは重さも考慮して選びましょう。

岩盤プレートを長く使っていくためには、正しいお手入れも欠かせません。熱いうちに、へらなどでこびりついた汚れを取っておきましょう。完全に冷やしてから水とスポンジで汚れを洗い流します。熱いうちに水をかけてしまうとひび割れの原因になるので気を付けてください。

残った汚れはまたへらなどでこそぎ落とし、よく乾かして保管します。油などのこびりつきがひどい時は、大きな鍋で煮沸すると汚れが落ちやすくなります。このときに重曹を入れると、さらに汚れ落ちがよくなるためおすすめです。

実際に使用した方の評価の中には「溶岩プレートで焼くとまずい」というものも見受けられます。しかし、まずくなる原因として考えられるのが、お手入れ方法の間違いです。まず、初めて使うときに水洗いや空焼きを行わないと、食材が焦げやすくなります。

また、使用した際の油や汚れがしっかり落とせていないと、次に使うときに残りカスが燃えて煙・ニオイが多く発生する場合があります。タレに漬けた肉など、焦げやすい食材を焼くと汚れが落ちにくくなる点も原因の一つです。このような原因で「まずい」と感じてしまう場合がありますが、正しく使えば美味しく調理できます。

溶岩プレートは、最近ではコーナンやカインズといったホームセンターでも販売されています。キャンプ用品としても注目を集めていますし、焼き肉や焼き鳥をするための室内用調理器具としても人気だからです。

ホームセンターでは、比較的安価に購入できるうえに、数種類の実物を見たうえで製品を選択できるため、一度足を運んでみるのもおすすめです。

世の中には自分自身で火山に溶岩を拾いに行き、溶岩プレートを自作している方がいます。しかし、専門的な知識や技術がない方が溶岩プレートを自作するのはおすすめできません。採取の際の安全性はもちろんですが、使用に際しての衛生面でも安全性を確保できるとは言い難いからです。

その他の調理器具は下記の記事で紹介しています。選び方や使い方も合わせて紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

今回は溶岩プレートのおすすめ商品や選び方を紹介しました。正しく使うと素材をより美味しく、ふっくらジューシーに仕上げられます。また、厚みのあるものや国産のものは遠赤外線効果がさらに高まりますで、そちらを意識して探してみるのもいい商品を選ぶポイントです。ぜひお店のような味わいを自宅でも楽しんで見てください。