【実は難しくない！】哲学がわかるおすすめの本の人気ランキング13選

古代ギリシアから現代哲学までを図を用い分かりやすく解説した『哲学マップ』。哲学がどのようにはじまり、どのように変化していったのかを説明しています。図を見ただけで哲学の歴史が分かるため、哲学の授業を受ける高校生、大学生の必携本としてもおすすめです。

前著『14歳からの哲学』の著者・池田晶子が、もう少し柔らかく・読みやすくなるようにとエッセイテイストで綴った本書。人はなぜ生きるのか、君はどう生きるのか。14歳に送る、人生の意味とは――。中高生の方はもちろん、大人も、改めて生き方を考えさせられる一冊です。

「哲学が全く分からない」「理解できない」という方におすすめなのがこの『史上最強の哲学入門』。ソクラテス・デカルト・ニーチェなど、著名な哲学者を計32名を取り上げ、それぞれの持論を討論させます。噛み砕いた文体と分かりやすいイラストで解説してくれるため、これから哲学を勉強しようという方にぴったりの一冊です。

哲学カフェというものを聞いたことはあるでしょうか？哲学とは学問として存在しているものの、元は人々の生活や考え方、悩みから誕生したものでした。人々との交流から生まれた哲学は本来身近なもので、それを形にしたのが「哲学カフェ」です。

実際に一般市民を集めてそこで出た悩みごとや葛藤していることを皆で深堀していきながら答えを見出だした過程や結果が本書では知ることができます。「なぜ他人と違うことをすると叩かれるのか」「結婚するべきなのか」「国家が国民の生活をどこまで保証すべきなのか」など実に興味深いテーマの数々です。

全く哲学知識のない人やこれから哲学を学んでいこうという人におすすめな入門書として秀逸な一冊です。哲学カフェ発らしく答えの強制はなく、読者に考える余白を残してくれる心配りも嬉しいですね。

仕事やお金、人間関係、病や死など誰もがぶつかる身近な悩みをテーマに、過去を生きた哲学のプロたちがその人生をかけてたどり着いた「答え」を用いて講義をしてくれます。小手先のテクニックやモチベーションに関する知識をつけるより、自分の中の軸を定めた方が良いと考える方にぜひ読んでもらいたい作品です。

アリストテレスの「今この瞬間に没頭する」ことの重要性を説いた章は読者の人気が非常に高くおすすめの部分でもあります。若い人の多くは周りからの評価を気にして、マウンティングに疲れていると思いますが、フーコーの解説やアドラーの解説を聞いてすっと心が楽になるのを感じて貰えると思います。

現代で感じている悩みは古代アテネの時代も同じだったりすると気づいた瞬間、困難と向き合う勇気が沸いてきます。少し値段は高いですが、啓発本を何冊も読むより、本作を何度も読んで府に落とす方が断然コスパが良いので是非読んでみてください。

悩めるこどもたちにぜひ読んでもらいたい哲学の解説書が出版されています。子どもも大きくなれば親のいうことを聞くだけではなく自我が芽生えてきます。子どももそれなりに悩みながら生きているんです。親は何かあるとついつい怒ってしまうかもしれませんが、そんなときはこの本をプレゼントしてあげてください。

失敗や挫折もたくさんするでしょう。こどもたちはそういった経験が増える度に臆病になってしまったり、初めから諦めてしまう癖がついてしまいます。本書はマンガで分かりやすく解説がされていたり、漢字に全てふりがながふってあり読みやすさは抜群です！

大人が読んでもチャレンジする勇気を貰えて自己肯定感の高まりを感じることができます。凹んでいるときやなかなかうまくいかないと感じるときにはぜひ読んでみてください。

本書は、軽い人生相談ものに見えて以外と硬派で奥の深い神話をテーマに取り上げています。神話を取り上げているものの宗教チックな内容にはなっておらず、誰でも読むことはできます。多少神話を知っていた方がより楽しめるかもしれません。

ただ、読者の悩みに共感しながら本書のなかで神々が悩みの解決策を教えてくれるのですが、知らなかった神話を紹介されたり意外な神様の姿を感じたりすることができるのも本書の魅力のひとつです。

初詣や七五三で神社にいくときにちょっとだけ神様の感じ方が変わるので興味がある場合はぜひ読んでみてくださいね。

哲学用語事典というのはあまり世に出ていませんが、数少ない哲学用語事典の中から本書がランクインしたのは分かりやすさが群を抜いているからに他なりません。例えば、「アウフベーヘン」は一般的に「止場」と訳されますが本書では「矛盾を解決すること」と表現されています。とてもわかりやすいですよね。

著書の小川先生はサラリーマン、市役所職員を経て、哲学者となった異色の経歴の持ち主で、哲学用語の難解さが哲学を遠ざけてしまっていると感じたのがきっかけで本書を書くことになったそうです。だから分かりやすいんですね。

英単語のようにまずは覚えてから哲学書を読んでいきたいという人にも、まずは哲学書を読んでいって意味がわからなかったら調べたいという人にもおすすめの一冊です。

哲学書の入門書は数多く出版されているが、本書はニュートラルな視点で哲学を語っていることから哲学をこれから勉強していく人にとっておすすめの作品である。海外や登山の際にベテランガイドがいてくれたら快適な旅路になるのと同じで、この本を読んでおくだけで迷わずにいられる心地よさを感じることだろう。

古典の原書を読んでも半分も初心者では理解できないが、本書では非常に簡素に書いてあり腑に落ちるように構成されています。ニーチェやヴィトケンシュタインのいっていることも本書ならすっと入ってきやすいのでおすすめです。

また、西洋の哲学者34人分もまとめてありながらもコンパクトにまとめあげているので広く浅く知りたい人にも読んで欲しい一冊です。

働き始めた新社会人、10代から30代、40代以上の社会人にも自分が働いていることを客観的に捉え、今後の人生をどうしていきたいか思考を促してくれる良書です。バイトしかしたことのない高校生や大学生、インターン生も読むことで仕事観が養われること間違いなしでしょう。

本書はイラストが豊富で内容も分かりやすいだけではなく、ワークも入っているので実際にちゃんと考えるきっかけになり、自分の仕事への価値観や距離を見つめ直すことで頭の中をクリアにしてくれます！

もう一度読みたい内容やキーワードは巻末の索引で一気に探せるのでとてもありがたいですよね。定期的に読み返したりリワークすることで成長も感じることができるおすすめの一冊です。

カーチャン（労働社会）とニートのタカシ（労働社会から逃げた人）の会話が秀逸で、労働社会を否定的に捉えて断じるのではなくて、働ける社会に生まれたことを幸せに思っているという言葉があり、「社会の価値観と自分の価値観を交差させずに、自分が思ったことを肯定すればよい」と教えてくれるカーチャンに勇気を貰います。

タイトルから14歳の少年向きの本かと思ったらどの年代でも通用する面白さと分かりやすさで哲学を好きになるきっかけになりうる一冊です。むしろ「こうあるべき」という社会の圧力に押し潰されそうな大人たちに「正しさの強制は不毛であり無駄である」という真理を教えてくれるので心が軽くなることでしょう。

哲学ってなんだか難しい言葉で上から目線で嫌だな、と感じていた人たちも、哲学者たちの「中2病」チックな発想が真理追求の原点だったとわかってクスッと読める本書に印象をガラッと変えられます！

まず、「女子高生」と「哲学」という相容れなさそうなものが一緒に醸し出すアンバランスなジャケットに惹かれた読者は多いのではないだろうか。本書には、不意に手に取ってしまいたくなる、何とも言えない魅力があります。

ジャケットだけでなく内容も読者には定評があります。著者の平原卓の処女作「読まずに死ねない哲学名著50冊」で西洋哲学がこれからの社会原理を考えるための可能性の中心と説き、各著の解説に終始していたが、本書では「自分で考えるための練習」にウェイトが移っています。

その為に必要な考察として「本質直観」は、差異の「相互承認」の感度を高めながら他者との確かめ合っていくなかでつくりだされていくものだと的確に論じています。「自分の意見」「他者の意見」のぶつかり合いの中で鍛えていくのが「自分で考える練習」といえるでしょう。

AIやオートマチック化が進んでいく社会の中で、多様な価値観の許容も広がってきています。そうした流れの中で自分の意思や考えて生み出すということが人間に与えられたミッションなのかもしれませんね。自分で考える力を伸ばしたい方はぜひ読んでみてください。

新進気鋭の哲学者、小川仁志先生の渾身の哲学ガイドブックです。「哲学とはなにか」「哲学者たちは何を考えていたのか」といった根本的な疑問にしっかり答えてくれる作品です。深堀したい人には物足りなさもあるかもしれませんが多くの人が満足できる作品になっています。

本書では基本的な「哲学」というものの解説から、著名な哲学者30人の紹介があり、AIやテロなど現実に起こっている事象を哲学の観点からの考察、という形で構成されています。内容が身近で、さらに文体も馴染みの友達が面白い話を聞かせてくれているような心地よさが感じられ、著者の思いやりや工夫を感じる点もおすすめの理由です。

絶対に読んで損はありません。ぜひ購入して読んでみてください。思考の幅が広がりますよ！