焼きそばソースの人気おすすめランキング20選｜アレンジレシピも【液体・粉末】

焼きそばは、安く買える食材、簡単な調理法、食欲をそそる美味しいソースといった、手軽なランチにぴったりの庶民的な料理です。焼きそばソースは、どれを選んでも同じだと思っていませんか。実は、焼きそばソースは関東・関西など地域によっても、甘口や辛口と大きく味が異なります。

メーカーによってもこだわりのスパイスなどの配合があるんです。そしてソース焼きそば以外にもソースを使ったアレンジレシピなど使い道も豊富で、食卓のもう一皿にも大活躍してくれます。

そこで今回は、焼きそばソースの選び方や関東風・関西風それぞれのおすすめ商品をご紹介します。記事の最後には、余った焼きそばソースで作るアレンジレシピや、ウスターソースでの代用方法、そして粉末ソースと液体ソースそれぞれのメリットも紹介します。

焼きそばには、細麺から太麺までさまざまな麺を使うことができます。好きな麺を選んだら、その麵によって選ぶべきソースも異なります。ここでは、麺の種類に合わせた焼きそばソースの選び方を見てみましょう。

関東風の主流は、細めのちぢれ麺。大正時代に浅草の屋台から始まったとも言われています。生麵を蒸してパックに入って売られていることが多い麺です。茹でる手間も無く、少量の水と一緒にすぐフライパンでほぐせるのが手軽で人気です。

この細めのちぢれ麺には、関東風の王道、酸味の効いたさらっとした辛めのスパイシーなソースがおすすめです。関東風のソース焼きそばは、水分の少ない硬めの蒸し麺に程よく絡むソース、さっぱりとしたキャベツ、旨味の強い豚バラ肉に、紅生姜と青海苔をプラスして、あっさりといただきましょう。

関西風の主流は、中太・太麺。もちもちとした茹で麺を使うのが一般的です。うどん文化が根付いている関西ならではとも言われています。この太麺もパックに入って売られていることが多く、「ゆで」の表記があるものがもちもちとした食感の麺です。

この太くて食べ応えのある麺には、麺に負けないような濃厚で甘口のソースがおすすめです。ご飯に合う味付けで、関西では定食として出す店も多くあります。ウスターソースにみりんを加えたり、お好みソースをブレンドしたりといった工夫も美味しさの秘密です。具も大き目のキャベツやイカなどで食べ応えがあります。

焼きそばソースには、粉末タイプと液体タイプがあります。どちらにもそれぞれの良さがあります。使う場面や使い方によって選ぶべきソースも異なります。ここでは、粉末・液体それぞれの適した使用方法を見てみましょう。

市販の焼きそば麺に付属していることも多い、粉末タイプの焼きそばソース。一番のメリットは、賞味期限が長く長期保存に適していること。液体タイプはボトルでかさばりますが、粉末タイプは水分を含まないためコンパクトであることも、保存しやすさのひとつです。

もう一つのメリットは、麺に余分な水分を与えずにしっかり味が付くという点です。炒めたキャベツや麺に加えた水によって、どうしてもベチャベチャしてしまいがちな味付け前の焼きそばでも、粉末タイプのソースならば、逆にその水分を吸い取って、スパイスの味と香りも引き立たせながら麺と具の全体にうまく行き渡るのです。

液体タイプの焼きそばソースの一番のメリットは、その使いやすさです。賞味期限は粉末よりも短くなりますが、頻繁に使用するならば液体タイプがおすすめです。冷蔵庫に保管できて、手軽に使いたい量だけを出せる液体タイプは、焼きそば以外でも中濃・ウスターソースがわりにちょっとした味のアクセントとして大活躍してくれます。

油分が多く含まれていることもメリットのひとつです。麺の表面に絡まるとなめらかになってコクも増します。野菜が水っぽくなってしまわないように、切った野菜の大きさや厚みを揃えること、ニンジンやタマネギなどの硬い野菜から順番に強火で手早く焦がさないように炒めることが美味しく仕上がるコツです。

定番のソース味の美味しさの秘密は、野菜や果実に塩・砂糖・酢や香辛料をふんだんに加えたウスターソースのコク深さと、メーカー独自のスパイスの配合にあります。焼きそばに合うように、甘みや辛味を整えて各社自慢のスパイスを加えています。

屋台の味として日本で古くから親しまれてきた、定番のソース味。大きな鉄板で勢いよく焼かれる香ばしい匂いは、子供から大人まで大好きな味です。出来立てはもちろん、焼きそばパンなど冷めても美味しくいただけます。

定番のソース味以外にも、塩味の焼きそばが好きな方も多いのではないでしょうか。塩味の基本は、塩と中華だしの素や鶏がらスープの素。炒め油にはごま油を使用して風味もアップさせましょう。

ソース味と同様にキャベツも合いますが、長ネギや溶き卵と炒め合わせるのもおすすめです。また、チューブのにんにくペーストや、冷凍のシーフードミックスなども塩味との相性は抜群です。上手にプラスすれば簡単に本格的な深い味を出すことができ、アレンジの幅も広いアイテムです。

B級グルメとして大人気のご当地焼きそばは、日本全国に100以上あると言われています。どれも趣向を凝らした美味しさが魅力ですが、特に、静岡県の富士宮やきそば、秋田県の横手やきそば、岡山県のひるぜん焼そば、福島県のなみえ焼きそばは、B-1グランプリで優勝したことのある実力派です。

それぞれ現地に行かなくとも味わうことができる、麺とセットのお土産用やソースだけの別売りなどもあります。焼きそば通の方なら一度はチェックしたことのある味も、自宅で手軽に味わうこともできます。

定番ソースや塩も美味しいですが、海外製のソースは日本のものよりもスパイシーでパンチがあるのもが多くて美味しいです。台湾の焼きビーフン、タイのパッタイ、インドネシアのミーゴレンなども日本での焼きそばと同じ部類の料理です。いつもと違う味を試したい方は海外製もチェックしてみましょう。

焼きそばソースは、少量タイプから大容量の業務用までいろいろなサイズの商品があります。好みの味のソースを見つけたら、自分の使用頻度や一度に使う量などをイメージして商品を選んでみましょう。

小分けパックの粉末ソースは、少しずつ使う時や海外で生活する方、バーベキューなどにも大活躍します。1人分1袋と分量が分かりやすいので、味が濃くなってしまう心配もありません。

軽量で持ち運びにも困ることはありません。たくさんの焼きそばを作る際は、麺から炒めて、後から熱が通りやすいように細かく切った具と炒め合わせるのがおすすめです。そのまま使えて火が通りやすいもやしでも簡単に美味しく作ることができます。

業務用スーパーでは、1～2kg入りの大容量タイプを買うことができます。開封後は早めに使い切らなければならない商品がほとんどであるため、このサイズを個人や少人数の家庭で使い切ることは難しいですが、大人数分を一度に作る屋台の出店などで大活躍します。

町内会の夏祭りや学園祭の屋台など、意外とこの大容量タイプは重宝します。みんな大好きな屋台の焼きそばも、美味しいソースで簡単にたくさん作ることができます。

焼きそばソースは、商品によって使われている原材料もさまざまです。どのような原材料が使われているかを見れば、みりんなどの甘さがプラスされていたり、カレー粉や梅の香りがプラスされているなどの個性も分かります。

また、商品によっては、無添加や国産の野菜にこだわって作られた商品や、従来よりも減塩をした商品などもあります。更には、化学調味料や着色料、保存料、代表的アレルゲンを排除した1歳から食べられる優しい味の商品もあります。

さまざまな商品が揃う焼きそばソースですが、好みの商品が見つかったら自分に最適なコスパのものを探してみましょう。

1人や少人数の家族ならば、コスパの悪い少量ボトルしか選択肢はないと思われるかもしれませんが、未開封であれば1年ほど保存することができる商品がほとんどです。少量パックでも2個・3個セットなど、1年間の長期的に見て使い切れる量をまとめ買いすると、コスパ良く使うことができます。

焼きそばソースは、焼きそば同様に油で炒める野菜炒めやチャーハンとの相性は抜群です。ソースに含まれる香辛料や香味野菜は炒めることで香り高く仕上がります。自分の好みのソースと好みの具材を組み合わせてみましょう。

そのままのソース味でも美味しいですが、焼きそば味に飽きたときは別の旨味をプラスするのがおすすめ。炒め油にニンニクや生姜をプラスしたり、仕上げにオイスターソースを使ったり、具材も甘みのあるタマネギやニラ、牛の挽肉でコクを出すのもおすすめです。

焼きそばソースのスパイシーさと酸味は肉料理の下味にも大活躍します。特に粉末タイプならば肉への馴染みも良く、上手に下味をつけることができます。焼きそばとは異なるかたまり肉の旨味は、ソース焼きそばのスパイスでさらに美味しさがアップします。

唐揚げなどは、酒やごま油と一緒にソースを揉み込んで味を馴染ませます。スペアリブなどの味の強い赤身肉にはそのまま振りかけて焼くのがおすすめです。焼きそばソースを下味にすることで少し焦げやすくなるため注意が必要です。

通常はウスターソースを入れることが多いもんじゃ焼き。焼きそばソースは、ウスターソースのスパイシーさはそのままに、魚介やチキン・ポークの旨味を加えているためもんじゃ焼きに旨味とコクを与えてくれます。

チーズや明太子など、味の濃い具材にも優しく寄り添う焼きそばソースのいつもの味。キャベツや天かす、切り餅などの味の強くない具材ならば、ソースの旨味をダイレクトに味わうこともできます。ホットプレートでも手軽に作れるもんじゃ焼き。辛味のあるソースでも美味しく作れます。

焼きそばソースがない時に代用としてウスターソースや中濃ソースを使うと、酸味やスパイシーさの角が立ってしまいます。そんな時におすすめなのが、自宅にある調味料を合わせて焼きそばソースを作ることです。

作り方は簡単。ウスターソース大さじ2、オイスターソースとケチャップを大さじ1。好みに合わせてケチャップの代わりに醤油を大さじ半分入れたり、砂糖を入れたり、コショウで香りをプラスするのもおすすめです。オイスターソースが無ければ、中華だしの素やごま油である程度コクを補うこともできます。仕上げにかつお節や青のりをトッピングすれば、ソース自体の旨味が足りなくても美味しくいただくことができます。

いろいろなスパイスと旨味が詰まった、市販の焼きそばソース。あなたの好みのソースは見つかったでしょうか。今回紹介した商品以外にも、郷土色豊かなご当地焼きそばや、海外の麺料理に使われる調味料など、思わず試したくなるたくさんのアイテムが揃っています。いろいろな味に挑戦して、あなただけの美味しさを見つけてみてください。