耐熱ボウルおすすめランキング15選｜無印良品・ニトリや耐熱ガラスボウルも

耐熱ボウルは、切った野菜をレンジで加熱したり、調味料を加えて和え物を作ったり、自分で作ったドレッシングをかき混ぜたりとマルチに使える優れものです。しかし重くて使いにくく、収納の場所を考えると1つあれば十分だと思っている方も多いです。

実は、耐熱ボウルには定番の耐熱ガラスボウル以外に軽くて丈夫なポリカーボネート製や、安価でも電子レンジで使えるプラスチック製のものも多くラインナップしています。サイズ違いで揃えれば使い勝手も良く重ねて収納できるので場所も取りません。

そこで今回は、耐熱ボウルの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ニトリや無印良品など人気メーカーの耐熱ボウルもピックアップしています。また、耐熱ボウルの代用として使えるものやビストロとの相性についても必見です。こちらも確認してあなたに合った耐熱ボウルを探してみましょう。

耐熱ボウルと聞いてまず思い浮かぶのが、耐熱ガラスでできたボウルです。ガラス製の耐熱ボウルのメリットは、何よりも丈夫である点です。電子レンジやオーブンでも使えたり、思いっきり泡だて器で混ぜても大丈夫。

匂いも汚れもきれいに落ちて清潔で、保存容器や食器としても使えます。注意点としては、サイズが大きくなると重さも増える点です。重いと安定性も良く作業しやすい反面、持ちにくい場合もあります。自分にあったサイズと重さを考慮して選ぶのも重要です。

プラスチック製の耐熱ボウルのメリットは、安価で軽い点です。100円均一ショップや量販店でも、シンプルなデザインものを中心に大小さまざまな商品が売られています。ガラスと比べてカラー展開も豊富で、他のキッチングッズと合わせて選ぶのもできます。軽いので扱いやすく、子供に持たせても安心です。

横にして収納するのも可能で使い勝手のいいアイテムです。オーブンでは使えませんが、冷蔵庫から電子レンジまで使えます。注意点としては、油分や糖分が多い食材を加熱すると温度が高くなって溶けやすくなる点と、匂いや汚れが沈着しやすく比較的耐久性が低い点です。普段の料理では手軽に使えるアイテムです。

ポリカーボネート製の耐熱ボウルのメリットは、プラスチック同様に安価で軽く、衝撃に強い点です。プラスチックよりも耐久性が高く、衝撃や急な温度変化にも耐えられます。酸にも強いためビネガー入りのドレッシングを作っても変質しません。

電子レンジだけでなく冷凍庫でも使用も可能で、ボウルで混ぜた具材をそのまま冷凍保存できます。注意点としては、比較的キズが付きやすい点です。洗う際に固いタワシで強くこするとキズになり汚れや匂いが付きやすくなってしまいます。

耐熱ボウルとして一番使い勝手がいいのが、20cmから25cmくらいの中サイズです。手を入れて混ぜやすい大きさで、菜箸や泡だて器でのかき混ぜもしやすいサイズです。

ある程度の大きさがあれば、下ごしらえからシンプルな盛り付け皿までさまざまな用途に使えます。使い勝手のいい標準的な大きさではありますが、冷蔵庫の大きさや電子レンジの大きさ、一度に作る量なども考慮して使いやすいサイズを決めましょう。

いくつか揃えたいのが、10cm前後のミニサイズの耐熱ボウルです。少量の食材を入れて電子レンジで加熱したり、冷蔵庫で保存したりと手間を省いて便利に使えるアイテムです。

ミニサイズは、バターを溶かしたり、1人分の卵焼きの卵液を混ぜたり、タレに混ぜた砂糖を溶かしたり、少量の材料を加熱・保存するのに重宝します。1人分のご飯を保存したりするのに最適。ソースや付け合わせを入れてそのままおしゃれな器として使えます。

料理好きならば1つは持っておきたいのが25cm以上のラージサイズです。パン作りやお菓子作りで粉を混ぜたり生地をこねたりするのも楽な大きさです。ふわっと仕上げたいリーフサラダなども大きめサイズならばきれいに仕上がります。

大人数向けの料理や大量の料理を作り置きする方にもおすすめ。電子レンジやオーブンで煮込み料理を作れます。ボウルの重さや深さも商品によってさまざまです。自分の作る料理やオーブン・レンジのサイズも考慮して選びましょう。

電子レンジで使える耐熱ボウルは、その素材や商品によって使用可能な温度が異なります。ガラス製はオーブンまで使用できるものが多く、プラスチック製は電子レンジのみ、ポリカーボネート製は電子レンジと冷凍庫のみの使用可能な場合がほとんどです。

また、耐熱温度差にも注意しましょう。加熱した直後に冷やす必要がある食材などは、急激な温度変化で耐熱ボウルが割れてしまう場合があります。「耐熱温度120℃」などの表記のある耐熱ボウルを選べば、120℃分の落差に耐えるため100℃で加熱した後に0℃の水道水で冷やしても耐久性を保証してくれます。また、~10度〜100度の表記であれば、冷凍庫に入れても大丈夫です。

目盛り付きの耐熱ボウルは、粉や液体を扱う際に便利です。わざわざ計量カップを使わずにそのままボウルに入れられるので、手間も洗いものも省けてストレスなく料理がはかどります。

目盛りが付いていれば、ドレッシングの調合やお菓子作りの計量に便利です。ドレッシングやタレ、ソースを作る場合には、ふちに注ぎ口が付いているものが便利です。ミニサイズならばそのまま食卓に出して直接かけられます。

食材の下ごしらえ後に冷蔵庫での保存から電子レンジでの加熱までをワンストップで行いたいならば、フタ付きの耐熱ボウルがおすすめです。洗いものを減らせて、簡単に料理を進められます。

鮮度が落ちやすい生の魚や肉の下ごしらえ後の一時保管や匂いの強い食材なども、密閉できるフタがあれば安心です。その都度ラップを使う必要もなくとってもエコ。注意点としては、フタだけは電子レンジ不可なものもある点です。フタも一緒にレンジアップしたいならば、フタの耐熱温度もチェックしましょう。

調理後の負担を減らしたいならば、食洗器対応の耐熱ボウルを選ぶのも重要です。せっかく時短料理をしたのに、片付けに手間がかかっては耐熱ボウルの魅力も半減してしまいます。

ガラス製だけではなく、ポリカーボネート製などの軽い材質でも食洗器対応の商品があります。食洗器側が軽い材質に対応していない場合もありますので、耐熱ボウルと食洗器両方の仕様を確認して、耐熱ボウルを選びましょう。

ボウルで混ぜた調味料などを別の容器に注ぐ機会が多い方は、注ぎ口付きのものがおすすめです。注ぎ口があると液だれしにくくなるため、ソースやドレッシング作りにも最適です。注ぎ口は尖っていたり本体よりも薄かったりするため、破損しやすいため取扱に注意してください。

耐熱ボウルを購入する際に気になるのがその値段。低価格なものから高価なものまでさまざまな商品があります。材質やデザイン、メーカーによってもその価格は大きく異なります。同じデザインでサイズ違いのボウルを揃えたい場合などは、特に1つあたりの価格は重要です。

一般的な20cmサイズのガラス製であれば1,000円程度、安いプラスチックやポリカーボネートならば500円程度を相場の目安として考えましょう。セット売りをしているものを選べばお得に買えます。

ハリオ（HARIO）は、1921年創業の日本で唯一工場を持つ耐熱ガラスメーカーです。ビーカーなどの理化学製品から始まり、現在では調理器具からコーヒー、お茶の器具、グラスやカップまでさまざまな耐熱ガラス用品を販売しています。

ハリオの耐熱ボウルは、深さがあるのが特徴です。調理や下ごしらえの際の混ぜやすさを考えた形状で、直径が小さくても食材をたっぷり入れられます。その他に、底が平らな耐熱のサラダボウルや、小さめで凝ったデザインの耐熱スイーツボウルもラインナップ。

ニトリは1967年に家具店として創業しました。現在では国内に500店舗以上を展開する大手インテリアチェーンです。生活に必要な家具や小物が何もかも揃うほどのラインナップで、キッチンツールも豊富です。

ニトリの耐熱ボウルには、オーブン・食洗器に対応しているものが多く揃います。スタンダードな少し深めでフチのしっかりしたタイプ、混ぜやすい深底タイプ、3色展開の防汚・抗菌のポリプロピレン製など、あらゆるニーズにこたえるアイテムが揃います。

無印良品は、国内に400店舗以上を展開する生活雑貨の販売店です。そのシンプルなデザインと高い品質でファンの多いブランドでもあります。耐熱ボウルなどキッチン用品でも便利に使えるアイテムが揃います。

無印良品の耐熱ボウルは、直径10cmほどで130gの白・飴釉の磁器製。電子レンジと食洗器の使用が可能です。テーブルの上でも使いたいシンプルなデザインが特徴です。その他には、非耐熱のガラスボウルもラインナップ。下ごしらえや盛り付けに最適で、無印のシンプルさを求める方にはおすすめのアイテムです。

イワキ（iwaki）は、1883年に日本最初の民間ガラス工場として生まれました。信号レンズの開発などを経て、現在では耐熱容器を始め、コーヒー・お茶器具や、耐熱性とデザイン性を兼ね備えたテーブルウェアを出しています。

イワキの耐熱ボウルは、シンプルで使い勝手がいいのが特徴です。スタンダードで安定感のあるものから、注ぎ口の付いたリップボウル、上部が四角いお洒落なニューボウル、大人気のフタつきの商品「パックぼうる」まで、ユーザー目線のラインナップが魅力です。

コスパを考えるならば、100均の耐熱ボウルもおすすめです。各100均ショップにバラエティ豊かな商品が揃います。ダイソーでは、11cm、15cm（200円）のオーブン、食洗器対応の耐熱ガラス製のボウル、20cmほどの電子レンジ対応のポリプロピレン製のカラフルな角形ボウルがあります。

セリアでは、フタ付きの「そのまま食卓ボウル」が人気です。丸形・四角型があり、冷蔵庫の保存から電子レンジでの加熱、そのまま食卓へ乗せられます。フタも耐熱でラップいらずなのも嬉しいポイントです。

パイレックスは1900年代にアメリカのガラス工場で誕生したブランドです。-40℃から300℃と驚異的な幅の広さの耐久性を誇ります。調理から保存まであらゆる工程をこなせる上に、蓋付きのため、パイレックスのガラス容器は冷蔵庫の中でも重ねて置けるため、大変便利です。

料理をしていると足りなくなってしまう場合もある耐熱ボウル。そんな時には、代用となるアイテムを使って効率よく料理を進めましょう。代用品の条件は、耐熱性と使いやすいボウル型の形。磁器製のどんぶりや深さのある鉢がおすすめです。

多めの野菜を加熱したい場合は、切った野菜を水にくぐらせてラップで包みます。グラタン皿や耐熱皿にのせて加熱します。熱の通りにくい固い芋類などは、ラップに包んだまま余熱で中まで柔らかくできます。耐熱温度が低いポリエチレン（PE）、ポリスチレン（PS）、アクリルは使用できないため注意が必要です。

耐熱ボウルはさまざまな料理にも使えて便利です。ここでは、耐熱ボウルを使った簡単レシピを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【材料】

• パスタ…100g
• 水…400～450ml
• ソーセージorベーコンorハムなど好みの具材… 適量
• ピーマン…1個
• ケチャップ…大3
• バター …少々
• オリーブオイル…大1/2
• 顆粒コンソメ…小1
• にんにく…チューブ3cm
• 塩…少々

【作り方】

1. 深めの耐熱ボウルに水を入れパスタを半分に折って入れる
2. ソーセージなど好みの具材とピーマンを適度なサイズにカットし、耐熱ボウルに加える
3. オリーブオイル・顆粒コンソメ・にんにく・塩を入れる
4. ラップをかけずパスタの湯で時間に3分プラスした時間をチンする（600wの電子レンジの場合）
5. お箸でかき混ぜ、出た水を捨てる
6. ケチャップ・バターを加えて混ぜれば完成

【材料】

• 卵…2個
• バター…80g
• 砂糖…50g
• ホットケーキミックス…200g

【作り方】

1. 電子レンジでバターを溶かす
2. オーブンを180℃で予熱する
3. 耐熱ボウルに溶いた卵・ホットケーキミックスを入れて混ぜる
4. オーブンで40分焼く

ケーキのアレンジして、バナナなど好みの具材を入れたり、パウダーシュガーやチョコなどデコレーションしたりしてもOKです。

パナソニックのスチームオーブンレンジ「Bistroビストロ」は、耐熱ボウルと相性のいい調理器具です。下ごしらえをした材料を耐熱ボウルに入れてビストロに入れるだけで料理が完成する「ワンボウルメニュー」は、耐熱ボウルの選び方においても大きなポイントとなります。

ビストロの効果を引き出すためには25cm程度で深さもある耐熱ボウルが必須です。吹きこぼれや、とろみのこびりつきを防ぐセンサー付きで、安心してお任せ調理ができます。レシピは、パスタやシチュー、中華やフレンチ、下ごしらえから煮物まで多種多彩。耐熱ボウルを選ぶ際には、使用する調理家電も考慮してみましょう。

さまざまな形や機能がある耐熱ボウル。あなたにぴったりのアイテムは見つかりましたか。下ごしらえの容器から電子レンジの耐熱容器、テーブルに出す食器として多種多様な役割を果たしてくれます。便利な耐熱ボウルを手に入れて、自宅での食生活を楽しみましょう。