砂糖の人気おすすめランキング15選｜体にいい砂糖は？てんさい糖も紹介！

砂糖は普段の調理やケーキ、パン作りなどにはかかせない存在です。しかし摂りすぎると太るイメージがあるため、「体にいい砂糖は？」と気になる方も多いですよね。

無添加のてんさい糖や黒砂糖などは、ミネラルが豊富で栄養価が高いので健康志向の方におすすめです。また、低GIで糖質が体内へ吸収されづらいものや、腸活や温活などの効果が期待できるものもあります。砂糖の種類によって、味・風味・使い方も違うので特徴を理解して使用しましょう。

そこで今回は砂糖の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。体にいいといわれるきび砂糖・黒糖・てんさい糖別に紹介しています。スーパーでも購入できるものばかりのため、ぜひ参考にしてみてください。

砂糖は原料に関わらず作り方によって、精製糖と含蜜糖という2種類に分類されます。サトウキビの汁を搾り不純物を取り除き、煮詰めて濃縮するまではどちらも同じ過程です。精製糖はその後結晶と糖蜜に分離し、不純物などを取り除くさまざまな工程を繰り返しています。その工程がないのが、含蜜糖との違いです。

黒糖などの原材料の風味が強く残っているものは含蜜糖の一種となります。ミネラルなどが原料から除去されず、栄養価が高いのが魅力です。また、素材そのものの旨味や風味なども楽しめます。

精製糖は黒糖などの含蜜糖と違って「体に良くない」と感じている方もいると思います。しかし、精製糖は体に悪いわけではなく、含蜜糖の方が上白糖と比べてミネラルなどの栄養が含まれているので体にいいといわれています。

カロリーもあまり変わらず、大きな差はありません。上白糖なら大さじ1杯9gでカロリーは35kcal、黒糖は大さじ1杯9gでカロリーは32kcalです。ただし、赤ちゃんの離乳食などに砂糖を入れる場合は含蜜糖でも黒糖などは蜂蜜と同じ成分が含まれているのであげないようにしましょう。

日本だけで使用されている上白糖ですが、原料は主にサトウキビかビート（てんさいと同じく砂糖の原料）です。水分があり、しっとりとしていてグラニュー糖よりも甘味とコクがあります。煮物や照り焼きなどの料理に最適です。

上白糖は料理やパンを作る場合に向いていて、サラサラの結晶のグラニュー糖は焦げ付きにくいので焦がしたくない時におすすめです。また、三温糖という種類もあり、上白糖の仲間のようなものですが、三温糖は上白糖を何度も煮詰めているので茶色で香ばしくて甘さが強いです。

三温糖は煮物などに向いています。白砂糖にはカロリーハーフなどの調整されたものもあるので、ダイエット中の方はそういったものを選びましょう。上白糖はスーパーなどでも必ず販売されていて比較的安く購入できるのも魅力的な部分です。

きび砂糖は、サトウキビから作られた砂糖です。粗糖とも呼ばれていて真っ白になっていなく原材料のサトウキビの栄養を吸収しやすいです。優しい甘さやコクを感じられるので料理やお菓子、パン作りなどにも使用されています。

また煮物などの日本食にもよく合い、照りを出すことも可能なので美味しそうな色に仕上げる調味料としてもよく使われています。選ぶ時にはマグネシウムや鉄、カリウム、カルシウムの量は商品によって違うので事前に確認しましょう。栄養を摂りたい方や自然派の方にはおすすめです。

また1袋500円以内のものが多く、コストパフォーマンスにも優れている点が魅力です。

黒い色をしていて塊になっているものもある黒砂糖ですが、上白糖と同じサトウキビやてんさいから作られている砂糖です。製法により黒砂糖・白砂糖・三温糖・グラニュー糖などに変化します。黒砂糖は他のものと成分が違います。

カルシウムは白砂糖の240倍含まれていて、鉄分も入っています。栄養が豊富なので体にいい甘味料です。コクや風味が独特なので何にでも合うわけではないですが、健康志向の方におすすめです。

そのまま食べられるので、子供のおやつ代わりやコーヒーのお供にもぴったり。黒糖はサラサラした粉状のものもあるので、普段から煮物・お菓子などの料理に使いたい方は、粉状のものを選ぶと使いやすいです。

てんさい糖はスーパーでも購入でき、優しくて甘みがまろやかなのが特徴です。コーヒーや紅茶などの飲み物やお菓子、料理にも使用でき、体にいいといわれている砂糖です。てんさい糖は、てんさいという植物から作られていて白い根を細かく切り、煮出して糖分を抽出しています。

てんさい糖は、GI値が低くて注目されています。てんさい糖のカロリーは、100gあたり約390kcalで大さじ1杯は約35kcalです。白砂糖は100gが384Kcalで白砂糖の方が少ないですが、食後の血糖値の上昇を表すGI値が白砂糖が109でてんさい糖は65と低くなっています。

また、天然のオリゴ糖やカリウム、カルシウム、リンなどのミネラルが豊富に含まれています。栄養も豊富なてんさい糖を選ぶなら、遺伝子組み換えでないかや無農薬のものかを確認して国産のてんさい糖を選びましょう。

ダイエットや体にいい砂糖を選ぶなら、ココナッツシュガーもおすすめです。カロリーそのものは他の砂糖と大差はありませんが、ココナッツシュガーは低GIで糖質が体内へ吸収されづらいのが魅力です。

ココナッツシュガーの原料はココナッツの花の蜜が使われており、厳密には砂糖ではありませんが、代用品として使えます。ミネラルなどの栄養も豊富に含まれていて、色は薄いブラウンでクセのない味わいが特徴です。

サラサラしていて溶けやすいので、幅広いシーンで使えます。ダイエット中や健康志向の高い人でも、気軽に砂糖を楽しめるのでおすすめです。

粗糖（そとう）は、栄養豊富な砂糖です。上白糖やグラニュー糖など砂糖のベースになる砂糖で、精製する前なのでカルシウム・カリウム・マグネシウムなどの栄養が豊富に含まれています。

サトウキビ本来の旨味と風味があり、やさしい甘みをしているのが特徴です。甘み以外にもほのかな塩み・苦み・酸味などがあるので、料理の味に深みを出してくれます。ただし、スーパーでななかなか販売されていない希少なものなので、通販サイトなどで購入するのがおすすめです。

砂糖を選ぶ際は、用途に合ったものを選びましょう。水に溶けやすくて熱を加えるとコクが出る上白糖は、お菓子作りや飲料におすすめです。万能な甘味料ですが、GI値やカロリーが高くて栄養はほぼないのが難点です。

きび砂糖は、黒糖が苦手な方におすすめ。きび砂糖はクセがなく、まろやかな甘みやサトウキビのうま味や風味があるので煮物やお菓子作りに適しています。

てんさい糖は、ダイエットなど健康にいい砂糖を使いたい方におすすめです。やわらかい甘みがあるので、お菓子作りや料理に向いています。黒砂糖は、煮物の味付けや子供のおやつにおすすめです。深いコクと独特の風味があり、栄養価も高くて体にいいのが魅力です。

砂糖を選ぶ時には、どういった目的で選ぶのかも大切です。便秘を解消したい方や糖尿病の予防、冷え性が気になる方には、てんさい糖がおすすめ。てんさい糖に含まれるオリゴ糖は、腸活や温活も期待できます。GI値も低いので、血糖値の上昇も抑えられるのも魅力です。

また、健康や美容目的なら、黒砂糖やココナッツシュガーなどもおすすめです。黒砂糖含まれる色素成分やビタミンB群は美肌効果が期待できます。ココナッツシュガーは他の砂糖に比べて糖質が低めなので、ダイエット中に最適です。

砂糖には国産のものと海外のものがありますが、日本産の砂糖は高品質です。上白糖やきび砂糖は精度が高く、家庭で一番使用されています。黒糖は沖縄、てんさい糖は北海道が有名です。迷った時には日本産の砂糖を選びましょう。

インドネシアやフィリピン産の砂糖もよく販売されています。ココナッツシュガーは、ココナッツを栽培しやすい温厚な気候のインドネシアやフィリピンでよく作られていて、日本の企業が東南アジアで作っている場合も多いです。

ココナッツシュガーは、GI値も低いので健康志向の方から人気です。日本の企業が海外と連携して作っている場合は、安心して購入できます。また、オーガニック製品などの多数開発している企業も多いです。

健康を気にする方は、オーガニックの砂糖がおすすめです。オーガニックの砂糖とは、化学肥料や農薬を使用しないで育てた原料を使用した有機砂糖です。無農薬や無添加と書かれている砂糖もオーガニックなので確認してから選びましょう。

また、ココナッツシュガーも添加物が含まれていないものが多く、健康にいいものを探している方におすすめです。ただし、ココナッツシュガーだからといってすべてオーガニックではないので、添加物が含まれていないかや無精製かどうかは確認しましょう。

砂糖は乾燥に弱いので、保存する時には湿度に気を付けなくてはいけません。湿気があるところにおいた後に乾燥すると、固まってしまい使いづらくなります。未開封の砂糖は、冷暗所にタッパーや缶に入れて常温保存します。

開封した砂糖は密閉できる容器に入れて冷暗所で保存しましょう。冷暗所に入れるのは湿度が低いからです。砂糖は品質変化がなく賞味期限はありませんが、中には賞味期限が記載されているものもあります。また、ダニがわく可能性もあるのでしっかりと密閉しましょう。

長く保存していると変色したり風味が変わったりする場合もあります。早目に使用した方がいいですが、特に問題はありません。冷蔵庫に保存すると出した時に結露がつきやすいので注意しましょう。固まった場合には、湿らせた食パンを入れるとサラサラに戻ります。

自分に合った砂糖を購入したら、入れ物にもこだわるのがおすすめです。砂糖は料理やスイーツ、パンなどにも使用しますし、コーヒーや紅茶をよく飲む方はそれだけ砂糖を使う場面も多いです。そんな時にサッと出せる容器に入れていたらストレスも軽減されます。

また、いつでも使えるように机やキッチンの上に出しておく方も多いです。そんな時にはおしゃれな容器にいれておけばインテリアのアクセントにもなり、料理をするのが楽しみになります。プラスチック・ガラス・木製などさまざまなものがあるので、使いやすいものを選びましょう。

調味料入れについては、下記の記事でも紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

ケーキや外食などさまざまなものに砂糖は含まれています。外食などで知らないうちに砂糖をたくさん摂っている場合もあります。健康のためにも自宅の砂糖から変えてみるのがおすすめです。子供やご自身、家族の身体のために見直してみてはどうでしょうか。