エアーインパクトレンチ最強おすすめランキング15選｜タイヤ交換に！ソケット選びも

エアーインパクトレンチは、エアーコンプレッサーからの圧縮空気を利用し、ボルト・ナットの締め緩めを行います。整備工場などでの自動車やオートバイのタイヤホイールの着脱やタイヤ交換、工場や建築現場など、最近では家庭のDIYでも大活躍しています。

電動インパクトレンチは、構造的にはエアーインパクトドライバーと似ていますが、エアーの方が、小型で軽量でパワーがあるのが魅力です。軽量であるため、長時間使用したときの疲労が違います。ただし、コンプレッサーの準備が必要です。

そこで今回はエアーインパクトレンチの選び方や、アストロプロダクツなどの人気メーカー、高トルクなどおすすめの商品をランキング形式でご紹介します。パワーが最強のモデルもセレクトしています。記事の最後にはエアーインパクトレンチの正しい使い方も紹介していますので、最後までチェックしてください。

エアーインパクトレンチの形状として最もスタンダードで使いやすいのが「ピストル型」です。グリップ部分は握りやすい形状になっていて、片手で持っても作業がしやすいように設計されて販売されています。

機種ごとの最大トルクによって対応が可能な作業は異なりますが、さまざまな作業に応用できる形状なので、ピストル型のエアーインパクトレンチは、自動車整備工場の現場など多種多様な分野において幅広く用いられています。

ストレート型のエアーインパクトレンチはペンのような真っ直ぐの形状が特徴です。用途に応じて自在な持ち方にも対応できます。そのためあらゆる場所で使えます。工場の組み立てラインの流れ作業などで多く用いられています。

ただし、一般家庭ではあまり使用されていないようで、メーカーから販売されているモデルでも、数が少ないです。残念ながら、今回のランキングにも入っておりません。探すのに苦労してしまいますが、あっても邪魔にならない形状です。

持ち手部分が「D型」の形状になっているエアーインパクトレンチがDハンドル型です。比較的低トルクの機種にも採用されていますが、大型で高出力の機種によく見られます。ハイパワーで耐久性も高く、重量は重量が10kgを超えるものもあります。

主な用途としてはトラックやバスのタイヤ交換作業に用いられているほか、重機や建設機械の整備作業などのプロユースに用いられています。本格的な業務用途を中心として使用される人におすすめのタイプです。

アングル型は細長い形状をしていますので、ピストル型では入りにくい機械などが入り組んだ狭い場所に適応できます。狭い場所にあるボルト・ナットや、隠れたボルト・ナットにも、簡単に入れられます。パワーは多少減りますが、活躍場所があります。

そのため、バイクや車、複雑な機械のなどのメンテナンスを行う、修理工場や現場作業に広く採用されています。メガネレンチでも外せますが、時間がかかる場合などは、このアングル型があると便利です。

エアモーターが1回転するとハンマーが1回打撃を行う方式で、多くのモデルに搭載されています。主にピストル型に見られ、構造がシンプルなので、低価格帯に多く、コストパフォーマンスに優れています。

この方式は、ボディはコンパクトで軽量ですので、一般家庭用としても扱いやすいタイプです。ただし、1回転につきハンマーが1回の打撃を加えるため、打撃力は控えめの構造ではあります。ビッグハンマーが付いた強力なタイプもあります。

この方式は、シングルハンマー式と変わりありません。1回につき1度の打撃を与えるシステムですので、やはりパワーは控えめです。

ただし、この構造は、シングルハンマー式と比べると振動が少ないのが特徴です。振動が少ないと、手にかかる負担が違いますので、長時間使用する場合などは、おすすめです。

この方式は内部にハンマーを2つある構造です。ハンマーが1回転する時、この2つのハンマーがそれぞれ2打撃する構造です。ハンマー2つ分ある構造のため、トルクも大きくなりますが、一方で大きさも大きくなります。

この方式は、Dハンドル型に多く採用されています。大きさも大きくなりますが、同時にパワーもありますので、大型トラックなやバスなどのタイヤの太いボルトなどの他、重機や建設機械などにも適用が可能になります。

特殊な形状をした2つのハンマーが、モーターからのパワーをロスなくアンビルに伝えます。1回転で2個のハンマーが交互に1回打撃し、合計で2回打撃ができ、軽量で耐久性が高く、締め付け感の反動が少ない性能が特徴です。

メリットは、効率がよく安定性に優れ、高トルクと耐久性です。反対に、デメリットは、振動・打撃音がある、トルクが不安定な点です。使用時には騒音や安定性に注意して使用しましょう。

エアーインパクトレンチを選ぶときには、カタログなどのスペックに「能力ボルト径」あるいは「適応ボルト」として表記されていますので、エアーインパクトレンチの締め付け能力として確認しておきましょう。

もし、これから締める、または緩めるボルトが、ご自分のエアーインパクトレンチの「能力ボルト径」より下回る場合は、ボルトを締め付けすぎてしまいます。つまりインパクトレンチの方が、能力が大きいわけです。

反対に、目の前のボルトが、能力ボルト径を超える場合は、本体に負荷がかかり、モーターが損傷する原因になります。エアーインパクトレンチを選ぶときには、各ボルトサイズに適切な最大トルクを持つものか確認するのをおすすめします。

ソケットについてご説明しましょう。ソケットは、エアーインパクトレンチの先端にとりつける工具です。これによってボルトを締めたり緩めたりしますが、必ずインパクトレンチ専用ソケットを購入してください。手動用ソケットでは破損して危険です。

ソケットを選ぶために、まずご自分のエアーインパクトレンチの「差込角」をご確認ください。先端の回転する部分は、四角形になっていて、差込角にはだいたい6.3mm、9.5mm、12.7mm、19.0mm、25.4mmの5種類の大きさがあります。

ソケットを見ると、片方はボルトに合わせて六角の穴があいています。一方はインパクトレンチに差し込まれる「差込角」（四角形）です。両方のサイズを確認して、締付けるボルトが締付能力に合っているか確認をしてください。

エアーインパクトレンチには2種類の軸の長さがあります。「ショートアンビル」と「ロングアンビル」です。以下ご紹介します。

一般家庭でエアーインパクトレンチを使う場面はそれほど多くなく、DIYでボルト・ナットを使った家具を作る場合や、自動車やオートバイのタイヤ交換などがあげられます。そのため一般家庭用はショートアンビルがおすすめです。

また、一般に、ボルト・ナットの位置は浅めに設定されている場合が多く、軸に長さを求められません。タイヤ交換の場合は、ホイールナット用ソケットも選べます。軸ではなくソケットで調整するのがおすすめです。

ロングアンビルは軸が長いものです。軸が長いので、深い所や短いものではやりにくい時に便利です。工事現場や大型乗り物など、ショートアンビルでは届かない場合もあります。

またこのロングアンビルになると、パワーの強さがネックになるかもしれません。家庭で使用はできますが、ボルトが曲がるトラブルを避けるためにも、トルクの確認が必要です。「ロングアンビル」は、業務用におすすめです。

空気消費量は、エアーインパクトレンチを使用する時に、エアーコンプレッサーから消費される空気量です。この空気量はトルクを出すために必要とする空気量ですので、大きなトルクを出すタイプは多くの空気圧を必要とします。

そういうエアーインパクトレンチがある一方、少ない空気で大きなトルクを発する製品もあります。エアーコンプレッサーを選ぶ際にも大切な指標ですから、チェックしておく必要があります。また、省力化の観点から、空気消費量で選ぶ方法もあります。

エアーコンプレッサーといえば、今まではプロのものでしたが、最近では、個人でもエアーコンプレッサーを購入する人がぞくぞくと増えています。用途にあわせていろんな作業ができ、大幅に作業時間を短縮できるので、DIY好きの人たちの人気商品です。

コンプレッサーの選び方としては相性がありますので、まずエアーインパクトレンチの空気消費量を確認ください。コンプレッサーの吐出空気量は、実際に使用する空気量より10％以上余裕を持って選定してください。また、使用ホース内径も確認が必要です。

エアーインパクトレンチを使ったタイヤ交換だけでなく、その後のタイヤの空気入れとしても使えます。その場合にはタンク容量30L以上、1馬力以上のものがおすすめです。

正転・逆転がワンタッチで切り替えできるエアーインパクトレンチなら作業がスムーズです。中でも、片手で切り替えできれば無駄な動作がなくなります。ナットやボルトが少し歪んでいると感覚的に分かったときでも、サッと逆回転し瞬時にリカバリー可能です。

空研はエアーツールの専門メーカーとして名高く、N型クラッチやオイルパルス式など、独自機能を開発してエアーインパクトレンチに搭載しています。また小型のピストル型からDハンドル型まで、幅広いラインナップが特徴です。

空研には、省エネで低振動、軽量なエアーインパクトレンチが揃っています。静音に力を入れているため、打撃をしても音が静かだと評判があります。最初のエアーインパクトレンチは空研を購入される方もいます。

TONEはプロ向けの工具メーカーです。TONEは手作業工具でも、背景にトルク管理に力を入れているため、そのためトルク力がある商品になっています。サーキットや、オフロードのような厳しい環境のレースにもTONEが用いられています。

一般家庭に用に販売されている商品でも、トルクが700Nもあるモノなど、パワーがあり、一般家庭でも使いやすい大きさと、お客のニーズに対応した販売がされています。

スナップオンといえば、自動車のメカニックが使う高級工具のイメージがあり、購入すれば一生使える耐久性があると言われますが、昨今では、インパクトレンチやラチェットを中心にDIY愛好者の間でも人気が高まっているメーカーです。

「スナップオン」は、1920年代にアメリカで生まれたメーカーで、「スナップオンマニア」と呼ばれるマニアも多く、世界でも高い評価を受けています。エアーインパクトレンチの価格は高めですが、性能やデザイン性はトップクラスです。

アストロプロダクツは、工具・DIY・整備用品の専門通販です。プロが手にする工具をラインナップし、休日にDIYをするユーザーや初心者の方から、現場で作業しているプロまで、自社オリジナルブランドも含めさまざまな商品を展開しています。

アストロプロダクツのもうひとつの魅力は、コストパフォーマンスに優れている点です。独自の流通ルートによって海外から直接仕入れを行っているため、大幅にコストダウンができ、高価であった工具をリーズナブルに購入できるのです。

KTCは、京都機械工具が展開するブランドです。最大トルク60N・mの「JAP130」から2000N･mの「JAP885」までラインアップしています。「軽くて使いやすく強い」のコンセプトでエアーインパクトレンチを販売しています。

販売されている商品は低騒音やエアー低消費など、ユーザーには長時間でも使いやすいような内容になっています。高品質の工具メーカーとして人気メーカーのひとつです。また、幅広くモータースポーツ活動をサポートして、ツール開発に生かしています。

インパクトレンチの使い方を確認しましょう。まず、使用前に異常がないか点検してください。ソケットはインパクトレンチ専用のものを用意して、装着しておきます。使い方は、一気に回すのではなく、何段階かに分けて徐々に回したほうが作業しやすいです。

ボルトやナットのねじ部には潤滑剤を薄く塗布します。レンチの調節ダイヤルを締め用の目盛りに合わせてからレバーを引いて締めてください。ナットの締め付けすぎに注意し、最後にトルクレンチで規定のトルクになるよう調節して終了です。

機械を効率よる操作するために重要なのは「オイル」です。これはエアーインパクトレンチでも同じです。ボルトやナットのねじ部には潤滑剤を薄く塗布してください。故障かなと思ったら、油切れであるかも知れないと考えるのが大切です。

エアーインパクトレンチも回転しなくなったり、パワーダウンした時はこの油が少なくなっています。故障を防ぐためにも、不定期でのオイル注入は行ってください。エアーインパクトレンチ用オイルも販売されていますから、参考にしてください。

いかがでしたか。今回はエアーインパクトレンチを選ぶ際のポイントを説明するとともに、おすすめの人気商品をランキング形式で紹介しました。エアーインパクトレンチはさまざまな商品が販売されていますが、最適な1台を選ぶ参考になればと思います。