種類豊富！黒ビールのおすすめ人気ランキング25選【海外＆日本メーカーも】

ビール党の人は多いですが、黒ビール党という人は比較的少数です。黒ビールには独特の苦味があったり、濃厚やアルコールが強いという印象を持っている人も多いのではないでしょうか。また、通常のビールに比べラインナップも少なく、手に入りにくい印象もありますよね。

とはいえ最近では黒ビールもコンビニやスーパーで気軽に手に入るようになっています。また、独特のクセがあり飲みにくい・まずいと思っている人もいるかもしれませんが、実は黒ビールには色んな種類の味があり、飲みやすいカクテルにして飲むなどの楽しみ方もあるんです。

それが分かれば黒ビールを飲む機会をもう少し増やそうかなと思いますよね。そこで今回は黒ビールの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。黒ビールの魅力や銘柄による味わいの違い、美味しい飲み方などを知りたい人はぜひ参考にしてみてください。

黒ビールが黒い理由は原料である麦芽（モルト）の色が黒いからです。一般的な黄色いビールには、熱風で乾燥（焙燥）させただけの淡色麦芽のみが使用されるのに対し、黒ビールには淡色麦芽に加えて高温で焙煎（ロースト）し焦げ色を付けた濃色麦芽がブレンドされます。

濃色麦芽には色や香りによってチョコレート麦芽、カラメル麦芽、黒麦芽、クリスタル麦芽など様々な名前が付けられています。この濃色麦芽の色であったり淡色麦芽とのブレンド比率は、黒ビールの色や香り、風味、味の個性を左右する大きな要素となります。

1. 種類：黒ビールには数種類の製法（スタイル）がありそれぞれに味わいが異なります。
   
   
2. 生産国やメーカー：海外・日本のメーカーが多種多様な商品をつくっています。
   
   
3. アルコール度数：度数は5％前後が基本ですが、7％や11％といった強めの商品もあります。

黒ビールを選ぶ時のポイントを以下にご紹介します。黒ビール初心者の人は選び方の目安に、飲み慣れている人はさらにこだわってお気に入りを見つけるため、ぜひ参考にしてください。

黒ビールを含め、ビールの製造工程における発酵方法はエールとラガーのどちらかが主に用いられています。そしてエールとラガーはそれぞれに発酵温度や期間などが異なります。

エールとは、常温からやや高温の環境下で3～4日かけて発酵させるビールの醸造方法です。酵母が麦汁の表面に浮き上がってくることから上面発酵とも呼ばれます。発酵期間は3〜4日ほど、熟成期間は2週間ほど。昔ながらの製法で、老舗醸造所の多くはこの方法を用いています。

以下の記事ではペールエールのおすすめ商品10選をご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

ラガーとは、5度以下の低温の環境下で7～10日かけて発酵させるビールの醸造方法です。酵母がタンクの底に沈んでいくことから下面発酵とも呼ばれます。発酵期間は7〜10日ほど、熟成期間は1カ月ほどかけられることが多く、エールより醸造期間が長くかかる製法です。

黒ビールの製法は発酵方法のエールとラガーからさらに枝分かれし、分類されます。まずはエールの代表的なスタイルであるポーターとスタウトの2種類を詳しくご紹介します。

ポーターは18世紀前半にイギリスで誕生した黒ビールの醸造スタイルです。2種類のブラウンエールとペールエールをブレンドするという、当時流行していた飲み方を商品化したのがきっかけと言われています。焦がした麦芽のほろ苦さと甘みを感じられる味わいが特徴です。

18世紀後半にアイルランドで誕生したスタウトは、既存のポーターから進化した黒ビールの醸造スタイルです。麦芽化（発芽）しない焙煎大麦を使用しているのが特徴で、真っ黒な色とどっしりとした濃厚な味わいが特徴です。ギネスビールを筆頭に数多くの人気銘柄があります。

ラガーにはシュバルツ、デュンケル、ボックなどの醸造スタイルがあります。すっきりとして飲みやすいので、黒ビールが苦手と思っている人にはラガーの方が飲みやすいかもしれません。

ドイツ語で黒を意味するシュバルツビールは、ドイツで古くから用いられている黒ビールの醸造スタイルです。名前の通り深みのある黒色が特徴です。ラガービール特有のシャープですっきりとした味わいを楽しむことができますが、苦味は控えめです。

デュンケルもドイツで生まれた黒ビールの醸造スタイルですが、シュバルツより明るめの茶色がかった色合いが特徴です。ラガー特有のシャープですっきりとした味わいに、香ばしい苦味とそれを和らげてくれるほのかな甘みがあります。

ボックは北ドイツで生まれた黒ビールの醸造スタイルで、デュンケルにも近い要素がありますが、アルコール度数が6.5％以上と高めなのが特徴です。中でも、凍らせることにより度数を高めてつくられるアイス・ボックには14％もある強烈な黒ビールもあります。

黒ビールのアルコール度数は5％が基本です。全体的には通常のビールより黒ビールの方が度数は高めで、6～8％ある商品も多く、中には10％を超えるものも。クセのある味わいが好きな人や飲みごたえを重視する人には特に、アルコール度数が高めの銘柄が好まれます。

通販サイトでも様々な国の黒ビールを見つけることができますが、生産国に注目して飲み比べてみるのも面白いでしょう。ラベル買いで意外と美味な商品にめぐり会えることも。

ラガービールの多くの醸造スタイルはドイツで発祥したとあって、ドイツをはじめとするヨーロッパ産黒ビールは味のクオリティに定評があります。歴史ある製法が生まれた国のビールを試す、という基準で黒ビールを選んでみるのもひとつの方法です。

大小様々な醸造所があるアメリカ。バドワイザーなどのイメージから、アメリカの黒ビールは苦味が少なそうと思っている人もいるかもしれませんが、代表的なアンカーポーターのように苦味とコクのある黒ビールもあります。

その他にもオーストラリア、スリランカ、中国など、意外性のある海外メーカーにも美味しい黒ビールはありますのでぜひトライしてみましょう。

キリン、アサヒ、サッポロといった日本メーカーでも黒ビールはつくられています。確かな技術に丁寧な研究と仕事を重ねて作り上げられた黒ビールの仕上がりは、やはり日本人好みの味。ビールはもちろん発泡酒もありますので市販の黒ビールもどんどん試してみましょう。

日本メーカーの黒ビールは200円台から手に入りますが、海外産は商品自体や配送料が高価になることも多々あります。お好みや飲むシーンによって価格やスタイルも選びましょう。

市販のビールはやはり缶が身近で買いやすいでしょう。最近では手軽にコンビニやスーパーで買える缶の黒ビールも豊富です。黒ビールが好きな人にとってはうれしいことで、以前に比べ黒ビールが日常的に飲まれるようになったといえます。

海外産の黒ビールやクラフトビールは瓶ビールが主流です。瓶ビールには高級感があり、雰囲気を高められるのも利点です。少し高価な商品でも特別な時には瓶で楽しむのもいいですよね。

黒ビールを選ぶ時には瓶のラベルや缶の側面など、商品の原材料名をチェックしてみましょう。ひとくちに黒ビールと言っても、意外に多種多様な商品があることに気づくはずですよ。

黒ビールの基本原料は麦芽（または大麦）、ホップ、水です。商品によっては副原料として米やコーン、スターチ、糖類等が加えられているものもありますが、基本原料のみでつくられているものほど、純粋な黒ビールの美味しさを味わうことができます。

黒ビールには黒糖やコーヒーを加えたユニークな商品もあります。黒ビール特有のコクや甘みと相性良くブレンドされており、ビールを飲むのとはまた少し違った感覚を楽しむことができます。好みは分かれますが、一度は試してみたい味わいです。

じっくり味わいながら飲むのがおすすめの黒ビールをより美味しく楽しむためのポイントを以下にご紹介します。黒ビールはまずいと思っていた人も、きっとイメージが変わりますよ、

黒ビールには、スタウトならスタウトグラスといったそれぞれのスタイルが最も美味しく飲める形のグラスがあります。全ての種類に合わせるまではしなくとも、少しおしゃれなグラスを用意して飲めば、きめ細やかな泡も楽しめて美味しさは格段に増します。

また、寒い時期にはホットビールにするのも黒ビールのおすすめの飲み方です。つくり方はレンジに入れて温めるだけ。オレンジや蜂蜜、シナモンなどのスパイスを加えれば美味しくなります。ホット黒ビールはぜひ、おしゃれな耐熱グラスで楽しみましょう。

黒ビールの重厚さを和らげるハーフ＆ハーフという飲み方はよく知られていますが、黒ビールやお酒が苦手な人にはカクテル風にアレンジして飲む方法もおすすめです。コーラやオレンジなどの甘いドリンクと割ったり、アイスクリームを添えたりするのも女性に人気です。

黒ビールに合うおつまみは色々あります。例えばスパイスのきいた料理や炭火焼きや燻製といったスモーキーな味、クリーミーなソースなどは特に相性抜群です。また、チョコレートやタルトといったスイーツを、コーヒーの代わりに黒ビールと楽しむのも美味しいですよ。

黒ビールの種類やつくられ方、選び方やおすすめ商品、美味しく楽しむヒントなどをご紹介しました。これまで黒ビールが好きだった人も苦手だった人も、意外と知らなかった魅力もたくさんあったのではないでしょうか。ぜひ色々な種類の黒ビールを飲み比べてみてくださいね。