【2023】海外小説のおすすめ人気10選｜ティーン向け・ベストセラーも

日本では経験できないような非現実的で特別なストーリーを楽しみたい方には、海外小説がおすすめです。多岐にわたるジャンルや独自の視点で進むストーリーは、国内の小説とは一味違う面白さがあります。また日本原作の海外版では、多角的な解釈ができるのも海外小説の魅力です。

しかし海外小説はティーン向けから大人向けまでラインナップが豊富で、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。実は好みのジャンルだけでなく、好きな作者・ベストセラー小説・映画やドラマの原作など興味のあるものから絞っていけば、自分好みの作品に出会えます。

そこで今回は、海外小説の選び方とおすすめ人気ランキングを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。アメリカ以外の泣ける名作や、海外小説にぴったりのおしゃれなブックカバーも紹介します。

読みたい作品が見つからなくて悩んで煎る方は、海外小説の文庫を販売している出版社をチェックするのがおすすめです。ここでは出版実績のある会社を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

• ハヤカワ・ミステリ文庫：早川書房のミステリーシリーズです。近年はレイモンド・チャンドラーの村上春樹新訳が話題です。
• クリスティー文庫：早川書房の人気シリーズです。アガサ・クリスティーファンの方におすすめです。
• スター・クラシックス：新潮文庫による近年新訳された名作シリーズです。チャールズ・ディケンズやヘミングウェイなどの文豪の作品が多数見つかります。

海外小説の人気ジャンルといえば、数々の映画やドラマの原作になっている作品も多いミステリーです。謎を読み解きながら楽しめるミステリー小説は、初心者の方にも向いています。日本人が創りだす物語にはない壮大なスケールの世界観やスピード感は、海外小説ならではの魅力です。

スリル満点なストーリーを楽しんでいると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』やカルロス・ルイス・サフォンの『風の影』など、世界中で大ヒットした名作ベストセラー小説から入るのもひとつの方法です。

国内外問わず人気の高いジャンルになるファンタジーですが、その最大の特徴は非日常感です。普段ではあり得ない世界や事柄が本の中では楽しめます。人間の考えられる事柄はすべて、本の中では実現します。

海外小説でもそれは同様で、今まで体験できなかった事柄や世界が体験できます。読書からそのような感覚を得たい方には特におすすめです。さらにファンタジーの中でも種類があるので、その種類別に好みで本を選んでみてください。

たとえば世界的な大ヒットを遂げ、ティーン向けでも楽しめるハリーポッターシリーズも魔法を使う魔法系のファンタジーシリーズになります。その他にも戦いをベースとしたものや異世界系、現実にファンタジーを織り込んだものまで多岐にわたります。

ファンタジーに並んで高い人気を誇るのがロマンスです。中でも恋愛要素の強いラブロマンスは海外問わず日本でも人気がありますよね。ロマンスは、普段人々が理想に思っている恋愛やその出会いなど、心ときめくストーリー展開が特徴的です。

さらには感動的な物語も多く、涙なしで読めない作品も数多くあります涙を流してストレス発散をしたい方や、感動的な物語が好きな方に向いています。また、ほんの中だけでも擬似恋愛がしたい方には、読むだけでトキメキをもらえるロマンスがおすすめです。

海外恋愛小説は、現実に近いドキュメンタル的な要素の強いロマンスです。非現実的な物語が得意ではない方は、より現実的なロマンスから読書を始めてみてください。

多くの読者を虜にしているアドベンチャー小説は、普段は体験できないハラハラドキドキな展開が読む人を飽きさせず虜にさせます。非日常的な展開が基本となるアドベンチャーは、この世に存在しない生き物との戦いや物語を体験できます。

あまり読書をしない方でも一気に読み終えてしまうほど、アドベンチャー小説のストーリーは魅力的なものが多いです。壮大な物語を楽しめるアドベンチャー小説は、本を読むのが苦手な方や初心者の方にもおすすめできます。

代表的な物語では、現在では実在しない恐竜との死闘を描いた物語や、宇宙をテーマにしたものまで、その想像は無限大に展開されます。刺激的でテンポの速い小説を探している方は、ぜひチェックしてみてください。

これまでのさまざまな歴史を題材としたストーリーを展開するヒストリー。ヒストリー系の小説は実話や過去にあった事例を扱っている場合が多く、読むだけで学習にもなるのが大きなメリットです。気になる国の歴史を知りたければ、そのカテゴリーの小説を読むのは、多角的な勉強になります。

代表的な歴史小説では「三国志」が有名です。実在した戦士やその戦い方・生き様を描いた作品で、三国志ファンは世界中にたくさんいます。その時代の風習や人々のつながりなどを知れるので、読んでいて感心することが多く、とても濃い読後感を楽しめます。

自分の国のヒストリー小説を読むことで、さらに自分の住んでいる国への興味や知識が深まります。より知識を広げたくなったり、ゆかりの地に訪れたりと活動的にもなれるのでおすすめです。

好き嫌いが分かれるホラー小説ですが、その一方で肯定派からはとても高い人気のあるのが特徴です。その独特な表現と雰囲気がクセになる方も多いジャンルでもあります。中には刺激的な表現もあり得意な方にはおすすめです。

こちらも非日常的な物語が多く、特にホラーは現実からは逸脱したストーリー展開が特徴です。とても独特的な要素が強いので、現実逃避にホラー小説を読んでストレス発散している方もいます。

ホラーといっても多くの種類があります。心霊系・ゾンビ系・超常現象系だけでなく、現在の人々の話をホラー風に仕上げているものまであります。豊富な種類があるので、ぜひ自分にぴったりの一冊を見つけてみてください。

日本だけではなく、海外にも優れた有名な小説家は多くいて、その表現も海外ならではでとても勉強になります。また、今までにはなかったストーリー展開や物語を体験できるので、小説を読み慣れている方から初心者の方まで幅広くおすすめできます。

また、気に入った作品があればその作品の作者は覚えておきましょう。その作者の別作品もお気に入りになる場合、テンポや表現の仕方などが自分に合っていると考えられます。お気に入りの作者を見つけたら、その作者のいろいろな作品を読んでみてください。

好きな作者が違うジャンルの小説を書いていたら、どのような物語でどのような表現をするのだろうと気になりますよね。

小説を読んでいく中で、ベストセラーや話題の受賞本が気になったらぜひ手に取ってみてください。やはり、多くの方から評価された本はそれだけの価値があり、自分にも何かを与えてくれる確率も高いです。

大賞を受賞した小説などは、小説に特化した特別審査員の方々が選び抜いた作品です。その中から自分の気になるジャンルや作者を選べば、読書をさらに楽しめます。また、ベストセラーなどの有名小説は多くの場所で販売されているため、入手のしやすさも嬉しいポイントです。

過去に見た映画やドラマその他の作品を、再度小説で読み返すのもおすすめです。気に入った作品を原作から読みたい方はとても多いので、大ヒットした人気作品の原作小説もヒット作となります。

また、逆に先に小説を読んでからその作品を鑑賞する楽しみ方もあります。スクリーンでは表現できない細かな表現まで表現できるのが、小説の最大のメリットです。お気に入り作品を映像化したものとして映画やドラマを楽しめます。

原作小説を読み込めば、映画やドラマの1回目では気付けなかった点に気づけたり、より深くその作品を考察できます。海外小説選びに迷ったときは、お気に入りの映画やドラマの原作小説をチェックしてみてください。

海外小説の最新作を2作紹介します。

まずは、フランシス・ハーディング著の『呪いを解く者』です。フランシス・ハーディングはイギリスの小説家で『カッコーの歌』で英国幻想文学大賞長編部門を受賞しています。物語はワイルズと呼ばれる沼の森を抱える国が舞台です。呪いの糸をほどいて取り除く「ほどき屋」である少年と相棒が呪いに悩む人々の依頼や謎を解き明かしていくストーリーです。

M・W・クレイヴン著も同じくイギリスの作家です。最新作は『グレイラットの殺人』で、2018年『ストーンサークルの殺人』で、英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールド・ダガーを受賞しています。強盗団がある事件を起こしてから3年後、再び殺人事件が起き、政府から捜査を命じられたのがポーです。前回の殺人事件との関連があるのか、スリリングな展開が見どころです。

海外小説といえばアメリカ小説を想像しがちですが、アメリカ以外でも世界的に高い評価を得ている名作があります。日本ではまだ知られていない中華文学・東南アジア文学・アラブ文学の特徴やポイントを紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

• 中華文学：ジェンダー平等に着目した恋愛小説や、SF小説が人気です。特に中国のSFブームの原動力となった『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』は必読です。
• 東南アジア文学：邦訳作品が少ない東南アジア文学ですが、古典の『人間の大地』や『戦争の悲しみ』は傑作小説と評価されています。近年は、『鏡の中を数える』などを代表とする現代的なテーマのタイ文学が人気です。
• アラブ文学：中東～北アフリカのアラビア語圏の文学は、革命や難民問題をテーマにした作品が多いです。パレスチナ問題やユダヤ国家など、歴史的背景の勉強にもなるので興味のある方は読んでみてください。

海外小説にはおしゃれなブックカバーをつけたいですよね。ブックカバーは、本のサイズと厚みに合うものを選んでください。こちらでは、本に合うブックカバーのサイズとおすすめのブックカバーを紹介します。

【ブックカバーのサイズ表】

海外小説が好きならば、一度は原書で読むのにチャレンジしてみましょう。お気に入りの作家・作品が決まっている場合は、まずはその原書を手に入れてみてください。ストーリーを知っていれば、原書でもより読みやすいので初心者でも安心です。

手軽に海外小説を楽しみたいなら、スマホやタブレットでどこでも読める電子書籍がおすすめです。外出先で時間ができたときなど、カフェなどでも読書の続きを楽しめます。「どうしても紙の本で読みたい」などのこだわりがなければ、電子書籍はメリットの多いサービスです。

定価で販売されている紙の本に比べて、電子書籍は割引やポイント還元などでお得に購入できる場合も多いです。また、大きな書店でしか売っていない海外小説も、簡単に手に入れられます。以下の電子書籍サービスでは海外小説も楽しめますので、チェックしてみてください。

• Kindleストア
• 楽天Kobo
• 紀伊國屋書店ウェブストア
• BookLive!
• dブック　など

この記事では、海外小説の選び方とおすすめ人気ランキングを紹介しました。海外小説では、日本の小説にはない壮大な世界観が楽しめます。種類豊富なジャンルの中からお気に入りの作品を見つけて、読書時間をさらに楽しんでください。