【小ねじ回しにおすすめ！】精密ドライバーの人気ランキング10選

精密ドライバーは、子供用おもちゃや眼鏡、精密機械に使用されている「小ねじ」の緩みを固定したり外したりする作業に最適な工具です。ドライバーよりも先端サイズが小さいため、細かい作業に向いています。いざという時の為に、精密ドライバーがあると大変便利です。

精密ドライバーはドライバーの軸が細いため、ねじ山にしっかりとはまります。ですので、一般的なサイズのドライバーでは回らなかったねじが簡単に回るという事もあるでしょう。

ただし、大きいネジを小さいサイズの精密ドライバーで無理やりねじを回してしまうと、ねじ山を壊してしまう可能性があります。ねじ山が壊れて外せなくなってしまいますので、必ず適合するサイズを使用するようにしましょう。

精密ドライバーには様々な種類がありますので、迷う方も多いと思います。ここでは、精密ドライバーの選び方を様々な視点で紹介していきますので参考にして下さい。

先端形状は作業をする上で重要です。先端形状がねじの形と一致いないとねじが回らないので、使い物になりません。ここでは、精密ドライバーの主な先端形状や使用用途について紹介します。

精密ドライバーの先端が十字型になっているプラスの精密ドライバーは、プラスねじを回す際に使用できます。多くの精密機器にプラスねじが使用されていますので、プラスの精密ドライバーが1本あると大変便利です。

プラスの精密ドライバーのサイズは主に、No.1、No.0、No.00、No.000、No.0000があり、数字が小さくなればなるほど、先端のサイズも小さくなります。なお、No.0000のプラスドライバーはあまり見かける事はありませんので、工具専門店やネットショップでないと購入は難しいでしょう。

また、時折見かける事のあるマイナスねじやその他のねじ山は回せません。プラスの精密ドライバーだけでは全ての作業をカバーできるわけではありませんので、その他の先端形状の精密ドライバーも合わせて揃えておく事をおすすめします。

マイナスの精密ドライバーは、先端部分がマイナス（－）になっています。主にマイナスねじを回す際に使用しますが、日本国内においてマイナスねじそのものが減少しており使用する機会が少ないかもしれません。

ただし、ホチキスの芯が取れなくなった際に芯をこじ開けたり、小ねじの細かい溝に汚れや錆がついてしまったといったケースに本来の使用方法とは違った活躍をみせる事もあります。

また、アンティーク家具や欧米の高級腕時計にはマイナスねじが使用されている事が多いため、マイナスの精密ドライバーがあると何かと役立つでしょう。

Y型の精密ドライバーは先端部分がワイ（Y）の形になっており、Y型ねじの修理や分解に活躍します。Y型ネジは主に携帯電話やゲーム機、コンピューターで使用されているケースが多く、意外にも使用頻度が高いでしょう。

なお、Y型のねじ回しはマイナスドライバーでは代用できませんので、Y型ねじの取り外しの際には必ずY型の精密ドライバーを使用するようにして下さい。

トルクスの精密ドライバーは、星の様な形をしているのが特徴です。トルクスねじが使用されているパソコン、携帯電話、自転車及び精密機器の修理や分解をする際に役に立ちます。サイズ展開が幅広いため、セットになっているものを購入するのがおすすめです。

また、トルクスねじの中には、中央部分に突起のある「いじり止めトルクス」があります。これは、専門外の人が安易に分解すべきではない部分に利用されているケースがほとんどです。

そのため、「いじり止め」に対応している精密トルクスドライバーも存在します。やむを得ず「いじり止めトルクス」のある部分を取り外ししたい場合は、必ずいじり止めトルクスねじに対応しているかを確認するようにしましょう。

精密ドライバーには、直接手に触れる部分「グリップ」部分に様々な素材が使用されています。素材によって使い勝手が変わってきますので、素材の特徴もふまえながら精密ドライバーを選びましょう。

グリップ部分が樹脂（ハード）で作られている精密ドライバーは、表面が硬く耐久性に優れています。また、作業中についてしまった油汚れを落としやすいので、すべって手元がくるってしまう可能性は低いでしょう。

一方、長時間作業をしていると手が痛くなりやすいといった欠点もあります。ただし、様々な作業に向いていますので、あらゆる場面で精密ドライバーを使用する予定があるという人にはおすすめです。

グリップ部分が柔らかい素材のソフト樹脂の精密ドライバーは、長時間の作業でも疲れにくいのが特徴です。弾力性があるため手に優しく、女性や作業に慣れていない男性におすすめです。

また、力を加えやすく小ねじを回しやすいのがメリットです。グリップ部分全てがソフト樹脂の精密ドライバーは主流ではないためあまり流通していませんが、部分的にソフト樹脂になっている精密ドライバーも存在します。非常に作業しやすいと好評です。

グリップ部分がステンレスやスチールといった金属で作られている精密ドライバーは、衝撃に強く、耐薬品性にも優れているという特徴があります。

また、金属製の精密ドライバーは、グリップ部分に滑り止め処理や持ちやすいように凹凸があるデザインが多いため、使い勝手に問題はないでしょう。

精密ドライバーは、細かな作業を効率化するために様々な工夫がされています。用途に応じて最適な精密ドライバーを選びましょう。

細かい作業を少しでも楽にしたいと考えている人は、先端部分が磁石化されている精密ドライバーを選びましょう。

磁石化されている精密ドライバーは小ねじや金属がくっつきますので、作業の途中で小ねじがなくなってしまったり、小さな子供やペットが小ねじを誤飲してしまうリスクが減ります。関係のない金属までくっついてしまうのが難点ではありますが、それ以上に作業効率が上がりますのでメリットの方が大きいでしょう。

なお、「お気に入りの精密ドライバーを見つけたけれど、磁石化されていない」とお悩みであれば、マグネタイザーを使うと簡単に磁力を付ける事も可能です。

「小ねじをうまく回す自信がない」「小ねじを大量に回さなければならない」という悩みを持っている人は、電動式の精密ドライバーを選ぶことをおすすめします。

コードがあって邪魔であるイメージがある人もいると思いますが、多くの電動式精密ドライバーはコードレスですので、作業は格段に楽になります。

電動式の精密ドライバーは力を入れずとも確実に作業ができます。今まで精密ドライバーを使用した事がないという人でも簡単に細かい作業ができると好評です。ただし、トルク値を上げすぎると、締め付ける力が強すぎてねじ山を壊してしまう事もありますので注意しましょう。

時には、薄暗い中で作業をしなくてはならないケースもあると思います。そんな時には、LEDライトが付いた精密ドライバーがおすすめです。

作業対象の小ねじをライトで照らす事で作業のしやすさは1段階上がります。「小ねじが見難くて作業がしにくい」と感じた事のある人はLEDライトがついた精密ドライバーを選びましょう。また、外出先や非常時のトラブルでも対応できるので便利です。

今回はおすすめな精密ドライバーについて紹介しました。初心者の人向けの精密ドライバーから本格的な作業をするプロにぴったりな精密ドライバーセットまで多種多彩な精密ドライバーが販売されています。使用用途に応じてぴったりな精密ドライバーを見つけて、効率よく作業しましょう。