【初心者も独学で】MOSのテキストおすすめ11選｜エキスパート・スペシャリストも

MOSとはMicrosoft Office Specialistの略です。この資格はMicrosoft Officeソフトの利用スキルを客観的に証明する為の資格で、Microsoftが主催し約400万人以上が取得している大規模な資格となっています。

Microsoft Office Specialistの特徴は、パソコンのスキル習得・それによる業務と作業の効率化・Officeスキルのアピールができるの3点です。パソコンスキルの習得科目では、使用頻度の高いWord・Excel・PowerPointの3つのソフトの操作方法を効率よく身に付けられ、仕事の効率化につなげられます。

この記事では、MOSの勉強方法として、初心者むけの参考書などMOSテキストのおすすめを紹介します。また、独学で勉強する際に必要なものも解説しているので、MOS取得を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

MOSは試験科目とバージョンが複数設定されています。自分にあった科目をあらかじめ明確にしましょう。そして、受験科目とバージョンに対応したテキストを選んでください。テキストは受験科目に合わせて細かく分かれて販売されているので注意が必要です。

試験科目は、Word・Excel・PowerPoint・Access・Outlookの5科目で、現在受験対象のアプリケーションのバージョンは2013と2016の2種類です。WordとExcelはさらに365&2019が追加されています。

テキストを選ぶときは、自分のパソコンの理解度に合わせて選ぶようにしましょう。パソコンは、日常生活には使わないような専門用語が多い分野です。そのため、いきなり難しいテキストを選ぶと、知らない用語が出てくる度に牽引を見なくてはいけなくなります。

その結果、勉強がはかどらなくなると、継続が難しくなりますよね。そうならないためにも、もしも自分のパソコンの知識に自信がないときは、より簡単なテキストを選ぶようにしましょう。また、自信があるときはより理解を深める為に、凝った構成のテキストを選ぶとレベルアップにつながります。

Microsoft Officeソフトの知識を最初からじっくりと勉強したい人には、説明文重視のテキストがおすすめです。Microsoft Officeの細かい知識や、使い方についてしっかりと勉強し、将来的に仕事に活かしたい方はこのタイプが向いています。

じっくりと勉強すると、Microsoft Officeの深い知識を蓄えられるので、より仕事の効率化に繋がりますし、他の人があまり知らないスキルも学べます。もし、高度な技術が必要な場合は、しっかりと説明文が構成されているテキストを選びましょう。

早急に仕事でMicrosoft Officeスキルが必要で、深く知識を知るよりも全体的な知識を広く浅く習得したい場合には、問題集形式のテキストがおすすめです。説明文にさいている構成はそこまで多くありませんが、重要な部分を問題として出題しており、その問題を解くと効率的に学べます。

できるだけ早くパソコンの実践スキルを習得したい人にはおすすめの方法で、後により深い内容を勉強で深めていくのも勉強法の1つです。

MOSには2つの受験レベルが設定されています。一般的な基本操作中心の「アソシエイト・スペシャリスト（一般）」と、より高度なレベルを扱う「エキスパート（上級）」です。一般レベルは、通常業務や初心者でも目指せるレベルで、上級レベルは、組織内の高度な情報管理を行うレベルです。

一般レベルは、Wordなら文字表示の変更や表の作成など、Excelなら関数やグラフの作成等が対象です。一方エキスパートは、他ソフトとの連携やマクロ機能なども対象になります。受験レベルによって学習テキストも異なるので、購入の際は注意してください。

索引の充実度はテキストにおいて重要な要素です。パソコン、特にMicrosoft Officeは特殊な用語が多く、言葉の意味がわからないと読んでいて途中で理解がおいつかなくなりがちですが、テキストの索引が充実していれば、すぐに引いて理解できます。

もし索引に言葉がなければ自分で調べるしかなく、調べる時間が勉強の障害となりかねません。勉強の効率を上げるためにも、できるだけ索引の充実したテキストを選ぶようにしましょう。

問題を解いたあとの、解説の充実度も勉強には重要な要素です。特に資格勉強は予備校などに通わない場合も多いですよね。独学の場合、解らないところは自分で解決する必要があるので、解説の充実度は勉強において大きな問題です。

解説が充実していないと、解らないところがそのままとなり、理解が深まりません。できるだけ解説がしっかりしている問題集を選んだ方が効率良く勉強できるので、テキスト選びの際は注意してください。

テキストは古本屋などで仕入れるのは極力やめましょう。このMOSに限らず、資格試験は毎年、いくつかの改訂が行われます。改定前の内容で勉強していると、思わぬ減点の種となってしまい、折角の努力が報われません。

また、資格試験は改訂した内容が出やすい傾向にあるので、できるだけ最新バージョンのテキストを購入してください。最新バージョンのテキストでしっかりと勉強し、試験の対策をしましょう。

テキスト選びの際は、模擬試験が付属しているものを選びましょう。テキストを順に勉強していくと前半部分の内容を忘れてしまいがちですよね。模擬試験は、テキスト1冊分の全体の復習・知識の定着度の確認・試験当日の時間配分の練習などに非常に有益です。

MOSは、問題数30～50問に対してテスト時間50分です。時間配分は実践を模擬して何度も繰り返して練習するほど身についていきますので、模擬試験も複数回実施できるテキストを探してみてください。

テキストは内容の充実度が高い方がいいですが、あまりにも分厚いテキストの内容を網羅するのは至難の業ですし、勉強のために持ち歩くのに不便だと困ります。できるだけ持ち歩きやすいテキストを選びましょう。

小さなポケットサイズの問題集などを併用するのも一つの手です。じっくりと勉強するときには分厚いテキストを利用し、通勤時間などの隙間時間にはポケットサイズの問題集などを利用するとより効果的に勉強できますよ。

MOSテキストには、解説用動画や模擬試験プログラムが入ったCD-ROM付きのものがあります。動画学習は知識の定着に役立つので、模擬試験プログラムもぜひ実践しておきたい内容です。しかし、これらが自分のパソコンで使えないと無駄になってしまいます。

テキスト付属のものが自分のPCの動作環境で使えるか、OSやアプリのバージョンなども含めて確認してから、テキストを購入しましょう。

MOSテキストを選ぶ際は出版年も要チェックです。試験の内容はより最新の情報から出題される場合があります。過去の古い情報しか載っていないテキストでは、最新の情報に対して対応ができません。

古いテキストから変わっていない情報は問題ないですが、細かい部分で最新の情報と差異がある場合があります。最新の情報に対しても対応できるよう、出版年月の新しいものから選ぶといいです。特に中古のものを選ぶ際には注意してください。

MOSの勉強方法としては、教室で教わる・通信教育・独学が主にあげられますが、ここでは独学で学習の進める方へのおすすめの勉強方法を紹介します。独学での受験を考えられている方は、ぜひ参考にしてください。

• 最初の1週間でテキストを一通り読む
• 練習問題つきのテキストで問題を解きながらインプット・アウトプットを並行して進める
• わからない点があっても止まらずにまずは読み進める
• 3周以上はテキストを読み返し、疑問点をなくす
• 模擬試験を何度も解いて、解き方の法則を身につける
• 模擬試験は、40分で9割の正答率を目指す

MOS本番は、試験時間50分で70%以上の正答率で合格です。上記のレベルまで準備できれば、落ち着いてMOSに臨めます。

ここまでMOSのテキストを紹介してきました。MOSを持っていると、自分のオフィスソフトの能力を客観的にアピールできるため、就職などにも有利です。また、作業スピードを上げてより効率的にいい仕事ができますので、ぜひ頑張ってMOSを取得してみてください。