【強力瞬間接着剤】アクリル接着剤のおすすめ人気ランキング7選

アクリルを溶着して接着するアクリル接着剤は、ものとものを強力に固定できる接着剤です。「アクリル」はなじみが薄いかもしれませんが、「瞬間接着剤」は身近なアイテムですよね。アクリル接着剤にもさまざまな種類があり、用途によって適したものが異なります。

アクリル接着剤にはアクリル専用タイプ・兼用タイプ・多用途タイプがあり、さらに注入方法や透明度・強度の違いもあります。アクリル接着剤を使いたいけれど、種類がたくさんあって選び方がわからないと悩んでしまう場合も多いです。

本記事では、アクリル接着剤とはどういう接着剤なのか・さまざまな種類とその特徴・目的に合った選び方を解説します。また、コツの必要なアクリル接着剤の使い方の解説や、おすすめ商品も紹介しますので、アクリル接着剤についての理解をぜひ深めてください。

アクリル接着剤とは、アクリルを溶かして素材と素材を固定する接着剤です。他の接着剤と違い、アクリルが樹脂などの素材の一部を溶かし、一体化させてくっつける「溶着」による方法なので、非常に接着強度が高いのが特徴です。

似たような名称の「アクリル樹脂接着剤」は、アクリル接着剤とは異なるので気をつけましょう。一般的にアクリル接着剤は、アクリルを溶着してアクリル板などを接着する接着剤ですが、アクリル樹脂接着剤は、アクリル樹脂を溶かした接着剤で金属やプラスチックなどに使用します。

アクリルボックスのアクリル板など、アクリル同士を接着させる場合はアクリル専用タイプを選びましょう。成分としてジクロロメタン・塩化メチレンが入っており、アクリルを溶かす作用があります。ブランドによらずこの成分が入っていればアクリル専用です。

アクリルだけでなく、有機溶剤に溶けるプラスチックも接着可能なのが兼用タイプです。アクリル専用タイプとの違いは、プラスチックも溶着できる成分が入っている点ですが、商品によってはプラスチックの種類が限定される場合があるのでしっかり確認するようにしましょう。

アクリルとプラスチック以外に金属・ゴム・皮革などを接着したい場合は、多用途タイプになります。多用途タイプは瞬間接着剤として販売されている商品もありますが、空気に触れると白くなるのが特徴です。はみ出さないように注意するか、乾いても透明になるタイプにしましょう。

アクリル接着剤は粘性が低くさらさらしている液体なので、はみ出しやすい性質があります。接着面に必要量を流し込むために、注入器がセットになっている商品を選ぶのがおすすめです。注入器の太さにも差があるので、購入時は口コミをチェックするか、細いタイプから試してみましょう。

アクリル接着剤は、頻繁に大量に使うものではないため、少量タイプからの購入をおすすめします。また、成分のジクロロメタン・塩化メチレンは揮発性の液体なので、蓋を開けておくと危険なので気を付けましょう。蓋の開け閉めもしやすいタイプを選ぶと使いやすく便利です。

接着後の強度や、乾いた後の見栄えに影響する性能も、事前に確認しましょう。接着後のはがれにくさや物理刺激・環境刺激に対する耐久性などは、パッケージや商品HP、口コミで確認してください。また、アクリル同士の接着では透明度が大切なので、接着剤の透明度もチェックしましょう。

東亜合成株式会社は、瞬間接着剤として知名度の高い「アロンアルファ」の製造メーカーです。瞬間でくっつき強度も高いため、DIYやちょっとした修理用に一般家庭で長年使用され続けています。プロ用、専用など種類も豊富にラインナップされており、用途に応じて選びやすい商品です。

Scotch（スコッチ）のブランドで接着剤を販売しているのは、ポストイットやマスキングテープなど文房具を主に展開するアメリカの3Mです。スコッチのアクリル接着剤は、金属・プラスチック・ゴム・木材・皮・陶磁器など多くの素材に対応しているのが特徴で、一般家庭でも使いやすい商品です。

多くの家庭で使用されなじみ深いセメダインは、さまざまな種類の接着剤を製造販売するセメダイン株式会社の製品です。家庭用から、工業用・建築用・土木用など専門性の高い接着剤まで豊富に取り扱います。家庭用では、木工用ボンド・工作用接着剤・プラモデル用など、目的によって選びやすい商品がたくさん展開されています。

アクリル接着剤をキレイに仕上げるためには、断面を磨く作業が必要です。歪みがあっても接着剤が気泡になってしまいますので、アクリル板は特に注意するようにしましょう。 こちらではランキング外で特におすすめのアクリル接着剤4選を紹介します。

中はスティックタイプのものや大容量のものなど、少し変り種の商品も口コミと合わせてご紹介していきますので、ぜひご覧ください。

アクリル接着材キレイに仕上げるには使い方にコツがあるため、ポイントをいくつか紹介します。まずは、接着面が平らになるように磨きます。歪みがあると気泡が発生したり、しっかり接着しなかったりするため、スポンジ研磨剤やアクリル用の研磨剤で磨いておきましょう。

次に、瞬間接着剤を使った場合、はみ出した接着剤が空気と触れて蒸発し、白くなる現象が起こります。白くならないためには、なるべく接着面以外にはみ出さないように気を付けてください。白くなってしまったところは目の細かい紙やすりなどで削って除去しますが、透明感は薄れてしまいます。

アクリル接着剤は種類によって、木材・金属・硬化プラスチックなどの幅広い素材の接着が可能です。しかし、種類によってどの用途に対応しているかも異なってきますので、大切なものを壊してしまった際にも失敗しないように、ぜひ今回の記事を参考に、キレイに直せるアクリル接着剤を選んでくださいね。