裁ちばさみのおすすめ人気ランキング10選｜ダイソーなどの100均から最高峰まで

洋裁とは服を作るための裁縫で、洋裁には必ず布切りばさみが必要です。洋裁は布を縫うだけではなく、布を切ったりするところから始まります。キレイに布をカット出来なければ、布を縫い合わせるのも難しいです。

布切りばさみは裁ちばさみとも呼ばれ、サイズも特徴もさまざまです。直線だけでなくカーブをキレイに切る必要もあります。裁ちばさみによって切りやすさも変わります。自分が使用する洋裁に合った裁ちばさみを選ぶのが大切です。

そこで今回は裁ちばさみの選び方や、最高峰のものからダイソーなどの100均のものまでおすすめ商品ご紹介します。購入を迷われてる方は、参考にしてみてください。記事の最後には裁ちばさみの使い方や研ぎ方も紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

裁ちばさみの標準サイズは約24cmとされているのが多いです。そのため、手が小さめの方は20cm前後のサイズを選ぶのがおすすめです。小さい手でもしっかり握れて、使用していても疲れにくいです。

サイズが小さいと小回りも利きやすいので、カーブをカットするのにも最適です。小さい分、重量も軽いので女性の手にも扱いやすいです。小さい手の方でもしっかり握れるので、力も伝わりやすく直感的に使用するのが可能です。

布を大きく切り出すなら28cm前後のサイズがおすすめです。一気に布を切れて、手の大きい方にも使いやすく人気です。標準サイズが24cmとされているので、28cmは非常に大きいですが、その分メリットも多いです。

一気にザクザクとカットできるので、洋裁の際にも時間を短縮できます。直線をキレイにカットしやすい点も人気のポイントの1つです。大きいサイズの裁ちばさみは種類が少ないので、探すのが大変になりやすいです。

直線をキレイにカットしたいなら重量のある裁ちばさみを選ぶのが最適です。重心がしっかりしているので、カットの最中でもブレずにカットできます。サイズが大きい裁ちばさみは、重量がある商品が多いのも特徴の1つです。

女性や手の小さい方には扱いが難しいですが、自重のおかげで直線をキレイにカットしやすいです。重量のある裁ちばさみを選ぶ際は、目安として150g以上の商品を選びましょう。トートバッグなどの直線の長いアイテムを作る際にも重宝します。

重量が軽い裁ちばさみは、重い裁ちばさみとは逆で直線のカットには不向きです。逆に、曲線をカットする際は軽量の裁ちばさみを使用しましょう。刃を自由自在にコントロールしやすいので、キレイに曲線をカットできます。

軽量な裁ちばさみを選ぶ際は120g前後がおすすめです。女性でも扱いやすく、長時間の使用でも疲れにくいです。おすすめの使い方は、直線用と曲線用で裁ちばさみを変えるのが最もおすすめです。それぞれに向きと不向きがあるので、使い分けを行いましょう。

ステンレス製の裁ちばさみはリーズナブルな商品が多いのが特徴です。手軽に購入がしやすいので、初心者の方にもおすすめの素材です。ステンレスはサビに強く、耐衝撃性もあります。そのため、楽に扱えます。

メンテナンスも特に必要がないので、たまに使用する程度の方ならステンレス製でも十分です。もちろん、ステンレス製でも高級な商品も販売されています。コストも考えて安い商品が欲しいなら、ステンレス製の裁ちばさみを選んでみましょう。

扱いには細心の注意が必要ですが、切れ味のいい1本を希望するなら全鋼の裁ちばさみがおすすめです。重量があり、とてもキレイにカットしやすい素材です。価格は高すぎず低すぎない中程度の商品が多いです。

研ぎ直しが可能なので、切れ味が落ちても研ぎ直すと元のような切れ味のいい裁ちばさみに復活させられます。ただ、衝撃には弱く欠けたり折れたりする場合もあるので、扱いには注意しておきましょう。

着鋼タイプは、全鋼タイプのデメリットを克服した人気の素材です。切れ味も抜群に良く、長く使用できる素材です。刃の部分には鋼を使用しており、全体には軟鋼を使用しているので、柔軟性がアップしています。

切れ味・柔軟性ともに最高級なので、価格は高くなってしまうのがデメリットです。が、洋裁を趣味にしている方や、プロの方が使用するなら着鋼製の裁ちばさみがおすすめです。長い目で見れば、損をしたと感じない品質の商品ばかりです。

裁ちばさみに限らず、ハサミには右利き用と左利き用が販売されています。一般的には右利き用が多いですが、左利きの方は必ず左利き用の裁ちばさみを購入しましょう。利き手が違う裁ちばさみを使用すると、切るのさえ難しくなります。

商品数は少なくなりますが、左利き用の裁ちばさみも多く販売されています。購入前に必ずチェックするようにしましょう。裁ちばさみの左利き用には、「柄左手型」と「総左手型」の2種類が販売されています。

柄左手型は柄の部分だけが左手用になっており、安く購入できます。総左手型は価格は高価ですが、全体が左利き用として作られているので使い勝手がいいです。自分が使いやすいタイプの、左利き用の裁ちばさみから選ぶのが大切です。

裁ちばさみは切れ味がいい商品が多いので、子供が使用するならケース付きの商品から選ぶのも大切です。安全に持ち運べて保管場所選びも安心です。刃を守る意味でもケース付きの裁ちばさみがおすすめです。

また、刃を守る意味ではキャップ付きの裁ちばさみも人気があります。保管場所を取りにくいので、狭いスペースでもサッと収納できます。子供が使用するのを考えるなら、ケース・キャップ付きの商品から選んであげましょう。

サイズが大きくなりやすい裁ちばさみは、シンプルな商品も多いですがおしゃれな商品も販売されています。せっかくお気に入りの洋服やバッグを作成するなら、自分が気に入ったかわいい裁ちばさみで作るのおすすめです。

かわいい裁ちばさみを使用すると、より洋裁が楽しく感じられます。また、おしゃれな裁ちばさみは友人に自慢したくもなります。おしゃれでかわいい裁ちばさみも多く販売されているので、自分が気に入ったデザインの裁ちばさみから選ぶのも選択肢の1つです。

庄三郎は、さまざまなタイプのハサミを製造・販売している人気のメーカーです。日本のハサミ作りの技を継承しているため、品質が非常に高いメーカーです。高級刃物鋼と極軟鋼の付け合わせを使用したハサミで、長く愛用できます。

価格は高めですが、プロ御用達の裁ちばさみも多いので人気があります。最高峰の切れ味を求める方は、庄三郎の裁ちばさみを選んでみるのがおすすめです。

ブラックシリーズで有名なクローバーは、シャープな切れ味が特徴で親しみやすい形状・機能を持った人気のハサミを多く販売しています。サイズは標準型などが多く、どんな方でも使いやすいです。刃の焼き入れが均一で、耐久性と切れ味がいいです。

価格も3000円前後の商品が多く手軽に購入しやすいので、初心者の方にもおすすめしやすいです。柄は軽く手にフィットしやすいので、長時間の使用でも疲れにくい商品が多いです。

ヘンケルスは、ドイツのメーカーです。刃物の町であるゾーリンゲンのメーカーで、包丁などのキッチン用品でも有名です。ステンレスの裁ちばさみを多く販売しており、その品質の高さは、世界中でファンがいる程です。2000円前後で販売されており、リーズナブルです。

裁ちばさみの歴史は長太郎の歴史とも言われる程人気のメーカーです。日本独自の裁ちばさみを刀鍛冶の技術で作り上げた最初のメーカーで、今でも高級な裁ちばさみとして人気です。技術力が高く、数万円しますが長く使用できる人気のメーカーです。

刀匠の祖とも呼ばれる菊一文字は、700年以上の歴史を持つ京都の刀鍛冶です。誰が使っても布が逃げずに滑らかに切れるのが特徴で、修理や研ぎ直しも対応してくれます。流通量が少なくどこででも入手できるものではありませんが、熟練の職人が作るからこそのシャキッとした切れ味を実感したい方はチェックしてみてください。

裁ちばさみは、一般的なハサミとは使い方が異なります。まず、布をカットする際は、カットする線が自分の正面に来るように自分が移動してからカットを始めます。この時、刃は布を広げているテーブルに対して垂直になるように持つのが重要です。

カットの際には刃をテーブルにつけた状態のまま切るのが重要です。こうすると、刃が無駄に動かないのでキレイにカットできます。また、反物から布地を切り分けてカットする際は、刃を開いた状態で固定し、刃を動かさずに滑らせるように切ります。

型紙を使用してカットする際は、刃全体で大きくカットするように使います。決して刃先だけでカットしないようにするのが重要です。正しい使い方で裁ちばさみを使用すると、疲れにくく布もキレイにカットできます。

裁ちばさみはとても切れ味がいいですが、何でも切っていい訳ではありません。基本的に、裁ちばさみは布地をカットするように作られています。そのため、紙をカットすると刃が欠けてしまったりする恐れがあります。

紙の原料は木材なため、布地の繊維よりもかたいです。一見すると紙の方がペラペラで柔らかいですが、裁ちばさみで紙は切らないようにしましょう。裁ちばさみはデリケートなので、布地以外でのカットに使用するのは厳禁です。

ハサミも長く使用していると切れない状態になってしまいます。そこでおすすめなのが砥石です。ただ、包丁とは違いハサミの研ぎ方にはポイントがあります。ここでは手順を説明していきますのでぜひ参考にしてみてください。

1. ハサミを分解する。(分解が難しい場合は最大まで広げれば問題ありません）
2. 刃に付いたサビや汚れを取り除き、砥石を水で濡らす。
3. 刃の段差が付いている小刃(こば)部分を研ぐ。(ハサミを研ぐ場合は、この小刃部分だけを研ぐのが重要です。)
4. 前後に均等に力を入れ、研ぎ汁を使用しながら研ぐ。

この手順でも難しい場合、金物店やネットで刃物研ぎを頼むのをおすすめします。ハサミを研ぐプロの方たちが、切れにくくなったハサミの切れ味を復活させてくれます。

「裁ちバサミってどこで売ってるの？」と考える方も多いですよね。裁ちバサミはホームセンターやECサイトで売っています。サイズや材質など、ご自身にぴったりなものを多くのラインナップの中から選びたい方には通販がおすすめです。

最寄りにユザワヤやトーカイなどの大型手芸店などがあれば、品数は限られますが売っているのでチェックしてみてください。

セリアやダイソーに代表される100均でも、裁ちばさみは販売されています。手芸用コーナーに販売されており、低価格ですが品質がいいと人気があります。シンプルな形状ですが切れ味が良く、使用頻度が低い方なら十分に使用可能で人気が高いです。

裁ちばさみは洋裁にとって必須の道具です。長さなど自分に合った商品から選ぶのも大切です。庄三郎や長太郎など、人気のメーカーからも多くの商品が販売されています。気に入った裁ちばさみで、洋裁をどんどん楽しみましょう。