フォーマルバッグのおすすめ23選｜慶弔両用や普段使いもできるデザインも！

結婚式や入学式などのハレの日から通夜・葬式まで冠婚葬祭用に使えるフォーマルバッグは、マナーに配慮しながら選びましょう。自分の好みではなく、他の人を不快にさせないように最低限のマナーを優先するのが大切です。

しかし、たまにしか使わないフォーマルバッグは、収納・費用共にできるだけ節約したいですよね。実は、慶弔両用で普段使いもできるフォーマルバッグもあります。また、若いうちに買い、50代以上になっても使えるような一生もののフォーマルバッグをお探しなら、素材・カラー・デザインにこだわるのもひとつの方法です。

そこで今回は、フォーマルバッグの選び方と人気おすすめアイテムを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。キタムラなどの人気のハイブランド、お手入れ・収納方法も紹介しています。弔事アイテムが一式揃うしまむらなど、どこで買うか迷っている方も必見です。

フォーマルバッグとは礼服や喪服に合わせるバッグの総称で、主に慶事や弔事に使用します。冠婚葬祭へは、ルールや慣習に準じたフォーマルウェアとバッグで参列しましょう。慶事と弔事ではルールが異なるため、注意が必要です。

フォーマルバッグを使用する場面は、七五三・発表会・入学式・卒業式・結婚式・お通夜・お葬式などさまざまです。慶事用・弔事用と揃えておくのもいいですが、普段使いできるものや慶弔両用タイプを選ぶ方法もあります。

お祝いのシーンである、入学式や結婚式ではある程度の華やかさが必要になります。全身真っ黒の服装や、シンプルな黒のバッグはお悔やみを連想させてしまうのでタブーとされています。

黒のバッグを使う場合でも、リボンやレースなどの装飾の施されているものやコサージュやスカーフをワンポイントで投入するなどアレンジしてあげるといいです。服装が華やかでエレガントなものであれば、黒のバッグで色味を引き締めるのもおすすめです。

喪の席でも使える兼用バッグの中には、持ち手部分を付け替えられるものもあります。慶事のシーンではチェーンの持ち手に切り替えて華やかさをアップするのもいいですね。

通夜や葬式など、お悔やみの席では故人を偲ぶ服装や身だしなみが基本です。黒の喪服に合わせるフォーマルバッグとして、ツヤのない黒色のバッグがマナーとされています。ヘビ革やワニ革、毛皮など殺生をイメージさせるものは避けるようにしましょう。

以前は、黒の布製バッグがいいとされてきましたがマットでツヤを抑えた落ち着いた印象の牛革などを使用される方も増えてきています。目立つブランドロゴや、ビジューなどのキラキラ光る装飾のついたバッグはマナー違反です。またゴールドの装飾よりもシルバーや無地の金具を選ぶようにしましょう。

あまり出番がないフォーマルバッグだからこそ、慶弔両用どのシーンにも汎用的に使える兼用タイプは便利でおすすめです。兼用のフォーマルバッグの中には、取っ手部分がカスタマイズできるものや付属でコサージュなどの装飾が付いているものもあります。

またバッグの開く蓋部分の金具部分が、裏表切り替えが可能なものもおすすめです。慶事ではゴールド、弔事ではシルバーに切り替えるだけでバッグの表情が大きく変わります。また、家にあるコサージュやビジューをプラスしてカスタマイズもできます。

葬式などお悔やみの場面では、黒のバッグが基本です。同じ黒でも、派手な柄が入っているものや艶のある光沢のあるものは避けるようにしましょう。また、型にかけるショルダータイプではなくハンドバッグがマナーとされています。また、蓋部分はかぶせ蓋をあるものを選ぶこともポイントです。

結婚式ではアニマル柄やファー、綿麻素材はマナー違反とされています。手に持てる大きさのクラッチサイズなどエレガントなデザインを選びましょう。同じく慶事である、入学式や入園式などは品のあるエレガントさを出しながら、黒やベージュなど落ちついたものも選べます。

フォーマルバッグには推奨されている2つの素材があります。それぞれのメリットを確認しながら好みに応じて選ぶようにしましょう。

フォーマルバッグには、布製と革製の2種類があります。特に弔事では、黒の布製が最も格式が高く、ふさわしいものと考えられています。布製のものは、柔らかいイメージもあるので結婚式や入学式など慶事の場でも使えます。

雨には弱いので、雨天の使用時には注意が必要です。やむを得ず濡れてしまった時には、汚れや水気をしっかり拭き取って乾燥してから収納するようにしましょう。

動物の皮や毛を使ったバッグは殺生を連想させるのでNGですが、上品でマットな素材の牛革は使用する人が増えているのも特徴です。長く使える耐久性と、きちんと感がある牛革は長く愛用できるバッグとして人気が高くなっています。

フォーマルバッグは、何度も買い替えるものではないので長く愛用できる質のいいバッグを選ぶといいです。たとえば、立体的な模様が入っているシボ革が特徴のベルーガは、傷やシワが目立ちにくく、ダメージをあまり気にせず一生ものとして使えるのでおすすめです。

フォーマルバッグは小ぶりでコンパクトなものが多いので、荷物があまり入りきらないことがあります。特にお子さん連れの場合は、より荷物が増えるのでサブバッグを用意する必要もあります。そんな時におすすめなのが、フォーマルなデザインのサブバッグです。

サブバッグは、喪服やフォーマルバッグと合わせても違和感のない上品なデザインが多くシンプルなものが多いのが特徴です。ファスナーやポケットも充実しており、整理整頓もしやすくなっています。

すぐに取り出したいものはオープンポケットに、隠したい荷物やかさばるものはファスナーポケットにと使い分けられるモデルもあります。サイズはA4サイズのものなら、入学式や卒後式などで配布される資料もそのまま入れられ、便利に使えます。

フォーマルバッグを選ぶ際にいろいろな種類で迷ったら、価格で選ぶのもおすすめです。慶事や弔事は費用がかさみがちなので、バッグの価格は抑えたいと感じている方も少なくありません。フォーマルバッグの価格の相場を以下にまとめましたので、購入時の参考にしてください。

【フォーマルバッグの価格の相場】

• 低予算で買える価格帯：1～2万円
• 一般的な価格帯：2～4万円
• 一生ものに人気の価格帯：4～7万円

なお、サブバッグ用トートバッグならメインバッグよりも低価格で種類も豊富なので、価格を気にしてもお気に入りのデザインを選べます。

キタムラ（Kitamura）は明治15年創業の老舗バッグブランドです。可愛らしいデザインのバッグも多いながら、機能性も高いので多くの方から愛用されています。

また丈夫で丁寧に作られており、長持ちするので親子2代で使い続けている方も少なくありません。 価格帯も5000円と安いものから30000円程度のものまで揃っているので、予算に合わせて選びやすく、一般的なブランドよりは購入しやすいのでおすすめです。

濱野皮革工藝（HAMANO）は明治13年創業で、革製のバッグをはじめ財布や小物などの革製品を多く販売しているブランドです。皇室御用達で、故ダイアナ元妃なども愛用したといわれています。 こちらのフォーマルバッグは、価格帯は少々お高いのですが一生使い続けられるようなシンプルなデザインなので、ひとつ持っておくと大変重宝します。

主張しすぎないのに存在感と品格のあるバッグをお探しなら、濱野皮革工藝のバッグをチェックしてみてください。

和光（WAKO）は明治14年に時計店の小売部門として創業しました。銀座にある時計塔を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。 現在は時計ももちろん、宝飾品やメンズ・レディース問わずファッションアイテム、食品までも展開しているブランドです。

フォーマルバッグからきれいめカジュアルのバッグまで豊富に取り揃えられており、使う場所を選ばない品格のある商品が多いので、長く愛用できるアイテムが揃っています。

岩佐（IWASA）は昭和3年創業の日本の老舗ブランドです。岩佐の製品はどれも生地や金具など日本での製造にこだわって作られています。フォーマルバッグだけではなく、鼻緒や草履・和装用のバッグなども販売されています。

価格は一般的なブランドに比べるとお手頃なので、価格は抑えたいけど高品質なバッグが欲しいと考えている方にもおすすめです。 また、ハンドバッグとサブバッグ用トートバッグのセットなどを販売していたりもするので、お揃いで一気に揃えたい方にもおすすめです。

傳濱野はんどばっぐは、フォーマルバッグの老舗『濱野皮革工藝』の創業者が「わがままなバッグづくり」のために立ち上げたブランドです。フォーマルを得意とする濱野家のフォーマルバッグは、3世代にわたり皇室御用達を拝命しています。

日本の職人が一つずつ丁寧に仕立てているため、品質・品格共に最高峰のフォーマルバッグです。一生もののフォーマルバッグをお探しの方にもおすすめできます。

東京ソワールは、東京都中央区銀座に本社を置く婦人既製服製造卸売メーカーです。日本ではじめてブラックフォーマル(喪服)を手掛けた企業で、フォーマルバッグを幅広く展開しています。東京ソワールのフォーマルバッグは、伝統の米沢織や撥水加工など用途に合わせて選べるのが魅力です。

リーズナブルなものから高品質なものまで幅広く取り扱っているので、はじめてフォーマルバッグを購入する際はぜひチェックしてみてください。

アウローラは、リーズナブルな価格設定とコスパの高さが人気のフォーマル専門店です。Amazonや楽天などのネット通販サイトに出店しているブランドで、日本製やオリジナル商品などを販売しています。アウローラのフォーマルバッグは高くても2万円程度なので、安い予算で抑えたい方におすすめです。

フォーマルバッグは、使うシーンに合わせたマナーを厳守するようにしましょう。マナーを知らないまま選んでしまうと、非常識だと思われてしまう可能性があります。フォーマルバッグのマナーを以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

• 殺生をイメージさせる素材はNG
  冠婚葬祭に、革や毛皮などの殺生をイメージさせる素材は好ましくありません。近年、牛革素材のフォーマルバッグは許容される傾向にありますが、ワニやヘビなどの爬虫類系の素材は避けましょう。特に、幅広い年代の方が参列する場面では要注意です。
• サイズは大き過ぎないものを選ぶ
  お子さんと一緒の参列など荷物が増えてしまう場合でも、大きいバッグは見栄えがよくないので避けた方が無難です。どうしても荷物が増えてしまう場合は、メインのフォーマルバッグに加えてサブバッグを使用するとスマートにまとまります。
• ブランドロゴは控えめに
  お気に入りのブランドのロゴ入りバッグは魅力的ですが、弔事のフォーマルバッグに関しては大きめロゴは不向きです。結婚式やパーティなどのハレの日であれば、華やかなロゴ入りバッグでも問題ありません。

訃報の連絡が入ったら、驚きや悲しみが相まって慌ててしまい、喪服やフォーマルバッグのような高額なものを急いで購入するのは難しいものです。しかし、しまむらなら、格安な喪服を幅広いサイズ展開で取り扱っており、シンプルなデザインで生地も薄くなく、数万円のものにも劣りません。

また、喪服やフォーマルバッグ以外にも、パールネックレス・ハンカチ・パンプス・袱紗など、葬儀に必要なアイテムが一式揃えられます。全国に1300店舗以上展開しており、地方での葬儀の場合でも移動中に立ち寄りやすいので、急ぎで安く揃えたい時はしまむらを覗いてみてください。

必要な時にすぐに取り出して使えるよう、使った後はお手入れをしっかりしてから収納することが大切です。使用後はカビの発生を防ぐため、乾いた柔らかい布で汚れを拭き取り陰干しします。陰干しした後はカバンの型崩れを防ぐため、内部に丸めた紙を入れて形を整えてから保管するようにしましょう。

ホコリを避けるため、カバン用収納袋に入れたり箱に入れて保管するのがおすすめです。箱での保管の際には湿気取りなどを一緒に入れておけます。密閉した状態は、カビが発生する原因になるので風通しのいい日陰で保管しましょう。

フォーマルバッグのおすすめ商品を紹介してきましたがいかがだったでしょうか。フォーマルバッグには冠婚葬祭のどのシーンにも活用できる兼用タイプもあり、1つあればどのシーンにも使えます。好きなデザインや便利な機能に合わせて選んでくださいね。