ベビーパウダーおすすめ10選｜大人にも！効果的な使い方を紹介【シッカロールも】

「市販のボディクリームやおしろいだと肌荒れしてしまう」とお悩みの方は意外と多いです。敏感肌でも使用できる低刺激のスキンケアがあったら嬉しいですよね。実は、赤ちゃんにも使えるベビーパウダーは、子供から大人まで幅広く使える万能アイテムです。

敏感肌でお悩みの場合は、タルクフリーや無香料の商品がおすすめです。また、汗かぶれ防止や皮脂抑えにも使用できるので、汗かきの方や脂性肌が気になる男性にも向いています。ベビーパウダーはラインナップ豊富に展開していますので、自分に合うものを見つけましょう。

そこで今回は、ベビーパウダーの選び方と人気おすすめ商品、口コミを紹介します。シッカロールや資生堂など人気メーカーの商品も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。前髪キープや靴ずれ防止など、効果的な使い方も詳しく解説します。

ベビーパウダーとは、あせもによるただれや湿疹を防止するためのパウダーです。汗をかきやすい赤ちゃんに使用するケースが多かったため『ベビーパウダー』と呼ばれるようになりました。地域によっては『タルカムパウダー』とも呼ばれています。

主成分はコーンスターチとタルクです。トウモロコシのでんぷんであるコーンスターチには保湿効果、タルク（滑石）の粉末には皮ふをなめらかにする効果が期待できます。粒子がとても細かく摩擦を軽減してくれるため、あせもができにくくなる仕組みです。

赤ちゃんへの使用が多いベビーパウダーですが、最近は大人のスキンケア商品としても注目されています。靴ずれ防止や制汗剤代わりなどにも適していてコスパも高いので、気になる方はぜひチェックしてください。

ベビーパウダーはパウダータイプ・固形タイプの2種類が主流となっています。どのタイプにするのかを決めておくと種類が多くても選びやすくなります。

パウダータイプは粉末状になっているものでベビーパウダーの主流となっているタイプです。動いている赤ちゃんにもさっと塗りやすい点がメリットといえます。容量も多いので毎日使うのであればパウダー状のものがおすすめです。

赤ちゃんに使う場合は、粉が舞い上がって吸い込まないように顔や首元を塗る場合は注意するようにしましょう。首からがおすすめです。上に使う場合は様子を見ながら少量ずつ丁寧に湿布してあげると安心です。パフがついているものが多いのでパフも清潔にしておくようにしましょう。

固形タイプのものは、固形ファンデーションのような形状をしています。パウダー状のように舞い上がりません。メイク用品として使いたい方は固形タイプのものがおすすめです。

パフにつけてピンポイントで湿布できるので、お子さまの顔や首元などは固形タイプ、首から下は広範囲にさっと塗れるパウダータイプと使い分けをするのもおすすめの使い方です。コンパクトなものが多いので、外出や旅行など鞄に入れて持って行けるのがメリットでもあります。

ベビーパウダーを頻繁に使用する方には、大容量のジャータイプがおすすめです。ベビーパウダーでは定番の容器で、ほとんどの商品には大判のパフが付属しています。容量が多いので家族用としても向いています。パフは常に清潔に保ち、使う方によってパフを分けるなど衛生的に使用しましょう。

少量ずつ使いたい方には、ボトルタイプのベビーパウダーが適しています。シェイカータイプと形状は似ていますが、ボトルタイプはキャップが一体型になっているため片手でも出しやすいのが特徴です。また、1回で出せる量が少ないので、出し過ぎる心配がありません。塗布したい範囲が狭い方は、使いやすいボトルタイプを選びましょう。

外出先でもベビーパウダーを使用したい方には、携帯性の高いコンパクトタイプをおすすめします。コンパクトタイプの容器に入っているベビーパウダは、粉末状ではなく固形です。使用する時は、付属のパフでファンデーションのように塗布できます。持ち運びやすいので、マザーバッグなどに入れておくと便利です。

シェイカータイプのベビーパウダーは、ふたを回転させてボトルを振ればパウダーが出てくるタイプのものです。直接手に出して使えるので、家族で共有しても衛生的にも問題ありません。

手だして使用したり、パフに落として使用したりと使い方もいろいろあります。ベビーパウダーのふたは開かないようになっているものが主流ですので、詰め替えはできません。コンパクトサイズは持ち運び用としてもおすすめです。

ベビーパウダーは無香料のものと香りつきのものがあります。どちらにするのかを決めてから選ぶと選びやすくなります。

無香料はその名のとおり香りがないベビーパウダーです。赤ちゃんに使うときは無香料のものがおすすめです。メイクなどに使う場合、香りが付いているものですと気になってしまう場合があります。よって、無香料のものにするのがおすすめです。

無香料は使っていてもにおいがつかないので、通勤・通学電車や職場など大勢の方がいる場所でも気になりません。赤ちゃんでも大人でも首から上の部分に使いたい場合は、無香料のものにするのがおすすめです。

ベビーパウダーには香料を入ったものも販売されています。香りの種類や強さもメーカーによって異なります。お子さまに使う場合は、微香性のもので食品用香料を使用しているものだと気になりません。

香水のように、1日中香りが持続するものなどもありますので好みによってチョイスするのがおすすめです。初めての香りは、試供品で確認しておくと失敗しません。試供品がない場合は、小さいサイズのもので試してみましょう。香りがあまり好みではなかったとしても、小さいサイズならすぐに使い切れます。

小さなお子さまも使えるベビーパウダーなので、成分もしっかりとチェックしておきたいですね。ベビーパウダーの主な原料はコーンスターチとタルクです。コーンスターチとはトウモロコシのでんぷんで、お菓子作りなど食品にも使用されています。吸水性に優れており、新生児の赤ちゃんにも使用可能です。

タルクは鉱石から作られるパウダーで、パウダーファンデーションなどにも使用されています。低刺激処方のものだと、タルクフリーのものがおすすめです。タルクは以前発がん性があるのではないかと話題にもなりましたが、国内で使用されているものは国の基準をクリアしているため危険性はないといわれています。

あせも対策になるベビーパウダーですが、乾燥が気になる方には保湿成分入りの商品をおすすめします。保湿成分入りのベビーパウダーは、しっとりした着け心地が特徴です。肌の摩擦を軽減してくれるだけでなく、肌を乾燥から守ってくれるので、乾燥しがちな秋冬のスキンケアに向いています。

ベビーパウダーに配合されている代表的な保湿成分は、スクワラン・アロエベラ葉エキス・モモ葉エキスなどです。敏感肌の方や赤ちゃんに使用する場合は、『パッチテスト済』や『アレルギーテスト済』などの表記があるものを選びましょう。

汗疹（あせも）などの肌トラブルにお悩みの方は、医薬部外品のベビーパウダーをチェックしましょう。医薬部外品のベビーパウダーには、さまざまな有効成分が配合されています。肌トラブル別の有効成分をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

【あせも・かぶれにお悩みの方（収れん効果）】

• アルジオキサ
• 酸化亜鉛
• クロルヒドロキシアルミニウム

【ただれ・ニキビにお悩みの方（肌荒れ予防効果）】

• グリチルチリン酸ジカリウム
• β-グリチルチリン酸

ベビーパウダーは少量ではあまり販売はされていません。100ｇ前後のものが主流といえます。頻繁に使わない方にとっては余らせてしまいがちな商品なので、内容量をチェックして選ぶのもポイントです。

初めてベビーパウダーを使う場合は、その商品が肌に合うのかわからない場合もあります。初めての商品は、できるだけ少量のものを購入するのがおすすめです。ずっと使っているものや使用感が自分に合ったものであれば、大容量のものだと長持ちします。

パフはベビーパウダーのタイプに合わせて購入しましょう。粉タイプを使っている方は毛が長めのふわふわとしたものがおすすめです。また固形タイプを使っている方は毛が無くてパウダーがしっかり密着するものにしましょう。

ベビーパウダーは、メイクの仕上げに使用する方法もあります。リップメイクの途中や仕上げにベビーパウダーを乗せたパフで軽く押さえれば、リップの色落ち防止が可能です。リップメイクの仕上げに使えばマットな唇に、ベビーパウダーで押さえた後にもう一度リップを塗り重ねればぷるんとした唇に仕上がります。

また、ベビーパウダーは皮脂の分泌を抑えてくれるため、高校生のスクールメイクにもおすすめです。下地や仕上げにおでこや鼻周りを軽く押さえておけば化粧崩れ防止にもなります。髪のべたつきが気になる方は、おでこや頭皮に軽く付けるだけでサラサラの前髪がキープできるので、ぜひ試してみてください。

お風呂上りにベビーパウダーを使うと、肌を清潔な状態に保ちやすくなります。ベビーパウダーには吸湿性があるので、汗でムレやすい首や脇などに塗布しておきましょう。お風呂上がりの清潔な肌をサラサラに保ち、肌トラブルから守ってくれます。

摩擦を軽減してくれるベビーパウダーは、足に付ければ靴ずれ防止効果が期待できます。靴ずれとは、足の皮ふと靴が強くこすれてできてしまう傷です。新しい靴を履くときは、靴ずれしやすい部分にベビーパウダーを塗布しておきましょう。足と靴の両方に塗布しておくのがポイントです。

吸湿性の高いベビーパウダーは、制汗剤の代わりとしても使用できます。背中や脇など、汗をかきやすいところに塗布するのがおすすめです。お出かけ前に塗布しておけば、日中も汗を気にせずに過ごせます。

ベビーパウダーはメイクブラシのお手入れにも便利です。ビニール袋などに入れたベビーパウダーにメイクブラシの汚れた穂先を入れ、ベビーパウダーに汚れを移すように動かします。

チークなどの汚れがベビーパウダーに移るので、きれいになったメイクブラシを櫛などで梳かせば完了です。メイクブラシの汚れが気になるときは、ぜひ試してみてください。

ベビーパウダーは、ドライシャンプーとしても使用可能です。ティースプーン1～2杯を手のひらになじませてから頭皮をマッサージします。粉っぽさがなくなるまでマッサージしたら、ブラシや櫛で髪全体を梳かしてください。

皮脂などの油分を吸収してくれるベビーパウダーの特性を利用した方法で、サラサラの仕上がりになります。災害時など髪を洗えない状況でも役立つので、ぜひ覚えておきましょう。

主成分がコーンスターチのベビーパウダーなら、襟元の汚れ防止に使用できます。使い方は簡単で、乾いたシャツの襟元にベビーパウダーを軽く付けるだけです。襟元をコーンスターチがコーティングして、シャツへの汚れの付着を防いでくれます。

汚れを吸着したベビーパウダーは洗濯できれいに洗い流されるため、シャツの襟元には汚れが残りません。襟元の黄ばみを防止したい場合にも役立ちます。

肌にやさしいベビーパウダーですが、使い方を間違えると肌トラブルなどの原因になります。こちらでは、ベビーパウダーを使うときの注意点をまとめました。正しい使用方法でベビーパウダーを活用してください。

【ベビーパウダーを使うときの注意点】

• 初めての方は少量ずつ
  初めてベビーパウダーを使う方は、目立たない腕などの部分に少量を塗ってパッチテストをしましょう。肌にやさしいイメージのベビーパウダーですが、タルクや香料などが肌質に合わない場合もあります。敏感肌の方はタルクフリーなどを選ぶのもおすすめです。
• 大量に付けない
  粒子が細かいベビーパウダーは、付け過ぎると毛穴や汗腺をふさいでしまいます。付け過ぎが原因の毛穴詰まりが肌トラブルにつながる可能性もあるので、重ね塗りなども避けた方が無難です。
• 使用後は洗い流す
  ベビーパウダーを使用した日は、しっかりと洗い流しましょう。ベビーパウダーは毛穴などに入り込んでいるため、そのままにしておくと雑菌が繁殖してニキビや肌荒れの原因となります。1日の終わりに、シャワーや洗顔できれいに洗い流してください。
• 乾燥肌の方は保湿成分入りがおすすめ
  皮脂の分泌を抑えてくれるベビーパウダーは、市販のフェイスパウダーよりもカサつきを感じやすいです。乾燥肌や混合肌の方は、保湿成分入りのベビーパウダーを選ぶのもひとつの方法です。ベビーパウダーは種類豊富に販売しているので、自分の肌に合う商品を見つけましょう。
• 赤ちゃんに使うときは吸い込みに注意
  赤ちゃんや小さいお子さんがベビーパウダーを吸い込んでしまうと、呼吸に問題を起こす危険性があります。吸引しないように、パフはお子さんの顔に近づけないようにしましょう。もしもベビーパウダーを吸い込んでしまった場合は、すぐに病院を受診してください。

ベビーパウダーは、正しい方法で使用すれば肌をやさしく清潔に保てるアイテムです。使用するうえでの注意点を確認して、ベビーパウダーを効果的に使用しましょう。

「ベビーパウダーは体に悪い」など、ベビーパウダーの危険性が噂されるようになったのは、過去に原料のタルクから発がん性物質であるアスベストが検出されたためです。このアスベスト問題については、2006年の厚生労働省の通達により解決しています。現在販売されているベビーパウダーには含まれていないので、安心してください。

天花粉とベビーパウダーはよく似ていますが、違いが気になりますよね。天花粉とは、天瓜粉とも呼ばれるサラサラのパウダーです。理髪店で刈上げなどのときに使われる粉で、ある歳時記には「シッカロールのこと」と記述されています。主成分は『黄烏瓜（キカラスウリ）』のでんぷんです。

一方、ベビーパウダーの主成分はトウモロコシのでんぷん（コーンスターチ）なので、どちらも同じように植物のでんぷんを原材料にしている点が共通しています。現在では『シッカロール』はコーンスターチなどを主成分にしたベビーパウダーの商品名ですが、以前はあせも予防に使用するでんぷん粉の総称だったのかもしれません。

【天花粉（天瓜粉）とベビーパウダーの違い】

• 天花粉（天瓜粉）は『キカラスウリのでんぷん』を主成分とした粉
• ベビーパウダーは『トウモロコシのでんぷん』を主成分とした粉

ベビーパウダーのおすすめ商品をご紹介しました。ベビーパウダーは赤ちゃんのあせもやおむつかぶれなどの肌トラブルのために作られましたが、最近では大人の女性のスキンケアとしても人気があります。さまざまなタイプのものがありますので、使い方に合わせて選びましょう。