【痺れる辛みが美味しい！】人気の山椒おすすめランキング10選

うなぎを頼むとついてくるピリッと爽やかな山椒ですが、意外と使い方や効果を知る方は少ないのではないのでしょうか？山椒は実はミカン科で日本古来から栽培されてきた落葉樹なんです。縄文土器から山椒の実が見つかっていて、日本最古の香辛料とも呼ばれています。

新芽、若葉、蕾、果実と様々な部分を食用として使われていて痺れるような辛みが特徴です。うなぎの蒲焼から和え物、お吸い物など様々な料理との相性が良く、古くから楽しまれてきた香辛料です。

今回はそんな山椒の種類や特徴、効果を紹介していきます。最後にはおすすめランキングとして人気の山椒を紹介するので、ご自身の使い方や楽しみ方に合わせてお気に入りの山椒を選んでみてください。

山椒の収穫時期は6月～7月あたりです。できるだけ実の色が青く若い時期に積んだほうが良いとされています。この時期を逃すと実が熟して皮が固くなってしまうのです。

収穫の目安としては皮が柔らかくて、ほのかに黄緑色の実をしたもの。市販で買うのも良いですが、自分で収穫したいという方はこんな山椒をゲットすると良いでしょう。

収穫した山椒は下茹でして密封したら冷凍保存できます。3～4か月程度は保存できるので、少しずつお料理に使って消費しましょう。最後に山椒を使ったおすすめレシピも紹介しているので、そちらを参考にしてみてください。

山椒は様々な種類や使う部分があり、その特徴を知ることで使い方に合わせた山椒を選ぶことができるようになります。また山椒には様々な効果があるので、今回はその山椒の選び方を紹介していきます。

一口に山椒といっても産地によってたくさんの種類があります。ここでは代表的な山椒の特徴を紹介していきます。

山椒の中で最も有名なのがこの朝倉山椒。山椒の木にはトゲが生えた物が多いのですが、こちらの朝倉山椒はトゲがありません。江戸時代から400年以上も楽しまれてきた山椒で、実が多くなり、香りが良いのが特徴です。

豊臣秀吉や徳川家康に献上されるなど高級品として楽しまれたこの朝倉山椒は、柑橘系の爽やかでフルーティーな香りと味わいを持ち、上品な辛みを持ちます。一般的に山椒とつく商品に使われつ山椒の多くは、この朝倉山椒をルーツに持つ派生種が主に使われています。

どんな料理とも相性が良く、焼き物や鍋、お吸い物まで様々な楽しみ方ができます。山椒をあまり使ったことのない方はまずはこの朝倉山椒を試してみることをおすすめします。

こちらの葡萄山椒も朝倉山椒からの派生種で、ぶどうの房のように実がたくさんなることからこの名前がついています。また果皮が厚く実が大きいのが特徴で、上品な香り、強い辛みはともに評価が高く、薬効成分の多い果皮部は生薬としても使われています。

主に紀州が主な産地で全国の50パーセント以上が生産されています。和食はもちろん、パスタなどの洋食とも非常に相性のよい山椒です。またアイスやチーズともよく合うので試していただきたい食べ方となっています。

またこの葡萄山椒の中でも紀州・霊峰高野山地方で生産され、特に品質の高いものを厳選した山椒が「紀奥山椒」と呼ばれ、葡萄山椒の中でも最高峰とされています。

代表的な山椒は上記の2種類が有名ですが山椒には沢山の種類があり、ここではその代表的な2種を紹介します。

「山朝倉山椒」こちらの山椒は、野山に自生する山椒の一つで、名前の似ている朝倉山椒との違いは枝に小さなトゲがあることです。味や香りは朝倉山椒に近く、柑橘系の香りと味、爽やかな辛みを持ちます。

「竜神山椒」山椒の産地として有名な和歌山県で栽培され、3メートルから5メートル近くまで大きくなる落葉樹です。通常の山椒に比べて、葉の数が少なく3～５枚程度で卵のような形を持つのが特徴です。薬用として使用されることはなく、主に食用にされています。木の芽は佃煮、実山椒は和歌山の特産として楽しまれています。

ここでは山椒の使う部分について紹介します。山椒は使う部分によって旬の時期や特徴が異なります。ご自身の使いたい料理や食べ方に合わせて、使う部分を選んでみてください。

山椒と聞いて最初に思い浮かぶのがこの粉山椒では無いでしょうか？うなぎの蒲焼には欠かせない香辛料です。この粉山椒は主に、熟した山椒の実の皮（果皮）を乾燥させたものを粉末にして作られます。

うなぎはもちろんの事、煮込み料理やお吸い物にふりかけても美味しく、和食以外にもパスタやカレーへの隠し味としても楽しめます。様々な料理に使いやすく、ふりかけるだけで山椒の香りや味を気軽に楽しめるのでおすすめです。

また五平餅にたれや、あられなどのお菓子との相性も抜群です。最近ではチョコレートへ隠し味として使用されている商品があったりとジャンルを選ばず楽しめるのがこの粉山椒です。しかし粉末の状態だと風味の劣化が早いので冷凍で保存するか、使うときに引けるミル入りの商品もあるのでそちらがおすすめです。

山椒は花が咲いた後の6月頃になると綺麗なグリーンの実が付きます。これが実山椒で、ちりめん山椒などでよく見る丸い粒はこの山椒の実を使っています。爽やかな香りと味、ピリッとした辛みが特徴で、佃煮やちりめんはもちろん、お酢につけて山椒ビネガーにしたり、ドレッシングに使ったりと和食から洋食まで様々な料理と合います。

選び方のポイントは、実がぷっくりと丸く、くすみの無い綺麗なグリーンの物が良いとされています。また枝が枯れていない事もポイントです。また保存方法に一手間加える事で旬の短い実山椒を長くたのしむことができます。

保存方法は、枝から外した山椒の実をよく洗い、沸騰したお湯に塩を加え茹で、水替えをしながら１時間ほど水に浸けてアク抜きをし、水気を切ることで、冷凍で一年くらい保存することができます。手軽に使いたい方はアク抜き済みや瓶詰めされた物もあるのでそちらがおすすめです。

木の芽は3月から4月の春先が旬の山椒の新芽です。独特な香りと軽い辛みがあり、葉の形が綺麗なため、煮物や炊き込みごはんの飾り付けなどによく使われています。また木の芽を刻み、佃煮や木の芽味噌など春先に季節を感じさせる食材として人気です。

美味しい木の芽の選び方は、薄い葉を持ち、淡いグリーンの物を選ぶようにしましょう。成長が進みすぎた木の芽は硬くなってしまいます。特に飾り付けとして木の芽を使いたい方は、時間が経つと黄ばんできたり、傷んでくるので早めに使うことをおすすめします。

木の芽は乾燥に弱く、傷みが早いので、湿らせたキッチンペーパーに挟んで保存することで、冷蔵で、一週間程度保存が可能です。またたくさんあって使いきれない時などは佃煮などにすることでさらに保存が効くようになります。

山椒には料理を美味しくするだけではなく、健康効果や美容効果など嬉しい効果が沢山あります。その効果を知る事で、より山椒を頼みめるようになります。

柑橘系の爽やかな酸味、ピリッとした痺れるような香りが美味しく、香辛料として人気の山椒ですが、味だけでなく、料理に嬉しい効果が沢山あります。代表的なものでは、臭みを消し、脂の消化を助ける効果があります。うなぎと一緒に楽しまれるのには薬味としだけではなく、臭みを消すという効果がある為なんです。

また、山椒の特徴的な辛みが舌を刺激して、味覚を敏感にするので、塩や砂糖を少なくしても味を感じやすくなります。その為減塩、減糖といった嬉しい効果があるので、おつまみなどで味付けが濃くなりやすい料理などに使う事で、健康に気を使いたい方などにもおすすめです。

そして爽やかな香りは食欲増進を促すので夏バテや食欲不振など食欲の無いときにもおすすめです。抗菌作用もあるので、お弁当や傷みが気になる時期にも嬉しい効果があります。

冷え性改善など健康効果の高い山椒ですが、そのほかにも女性に嬉しい美容効果の高い香辛料です。山椒には新陳代謝を高め老廃物の排出に優れているので、デトックス効果の高い香辛料でもあります。

先ほども紹介した、サンショールにはホルモンの分泌を活性化させ、基礎代謝を高めるので、痩せやすい体質に変えダイエット効果も期待できます。また湿布する事でもダイエット効果があるので、こういった使い方をしたい方は添加物などの入っていない山椒を選ぶと良いでしょう。

またビタミンAなどの栄養素も豊富な為、美肌効果も高く、肌の健康を維持してハリやツヤのある肌を保ちます。こういった様々な効果のある山椒なので、卓上タイプの粉山椒などを使う事で、気軽に料理を美味しくし、美容効果にも期待できるのでおすすめです。

栄養素が豊富な山椒には様々な健康効果があります。代表的な物には山椒の独特な辛み成分の素となるサンショール、爽やかな香りの素となり消炎作用のあるシトロネラールといったものが有名です。

サンショールには、肩こりなどの神経痛に効く成分です。鎮痛作用があり、辛い神経痛をおさめてくれます。また保温効果や血流促進効果もあるので、冷え性の改善にも期待ができます。そのほかにもカリウムやビタミンAなども豊富で、血圧を正常に保ったり、目の疲れ、免疫力の向上にも効果的です。

胃腸の機能を向上させる効果にも期待ができ、胃のもたれや下痢、腹痛にも効果があります。様々な効果を期待できるので、冷え性がある方や胃腸が弱い方には特におすすめとなっています。さらに健康効果を期待したい方は無添加の物やオーガニックの山椒を使うのもおすすめです。

山椒を買ったはいいけどめったに使わないという方！山椒はうなぎだけでなくいろんな料理に使える万能調味料です。ピリッとした刺激を活かした、おすすめ料理を紹介します。

山椒が合うのは麻婆豆腐のような中華料理です。山椒を加えるだけで本格的な味わいに大変身。香辛料ならではの香りと味わいが麻婆の味をさらに引き立て、ピリッとした奥深い旨味を味わえます

また、同じく香辛料を生かした料理としてはカレーの味付けにもぴったりです。ちょっとした癖のある苦みが普通のカレーとは違ったおいしさを作ってくれます。

山椒は調味料なので一味や醤油とおなじように味付けに一つまみ入れるだけで簡単に調理できます。いつもの味に飽きた方に、おすすめです。以下のリンクではおすすめ料理のレシピを公開していますので、ぜひ参考にしてください。

山椒をそのまま楽しむ以外にも、山椒味噌を作って他の料理に使う方法もあります。特にお子さんがいる場合は山椒はちょっとスパイシーかもしれないので、山椒味噌にしておにぎりにするのもおいしいです。

山椒味噌をつくるには「葉を使う方法」「実を使う方法」があります。山椒の葉を使う場合は味噌・みりん・砂糖を火にかけて葉を混ぜ合わせるだけです。実を使って作るよりも簡単です。

山椒味噌は冷蔵で密閉保存すれば1か月くらい日持ちします。具体的な調理方法は以下のリンクから紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

今回は山椒についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか？ピリッとした辛みや爽やかな香りが料理を引き立てるだけではなく、健康効果や美容効果の高い山椒をぜひご家庭でも楽しんでみてください。今回紹介した選び方やランキングを参考にしてご自身のお気に入りの山椒を見つけてみてください！