炭酸飲料のおすすめ人気ランキング20選｜体にいい炭酸飲料や美味しい炭酸ジュースも

炭酸飲料（炭酸ジュース）は、好きな飲み物としてみんなに愛され続けています。暑い日の水分補給はもちろん、気分転換したいときにも最適な飲み物です。しかし、炭酸飲料は体に悪いジュースとのイメージから避けている方が多いのも事実。実際、炭酸飲料は体にいいのか悪いのか気になりますよね。

実は、炭酸飲料には身体に気を遣う方でも安心して飲める商品が増えています。カロリーオフのものはもちろん、健康志向の商品も多く発売されるようになっています。

今回は、炭酸飲料の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。また、体にいい炭酸飲料と悪いものの違い、妊娠中に飲んでもいいのか、炭酸飲料の健康への影響や賞味期限についても紹介します。「結局一番うまい炭酸は？」についても触れているので要チェックです。

炭酸ガスを含む飲み物は、紀元前の古代ローマ時代に天然鉱泉などを治療目的で飲用したことに起源があるといわれています。エジプトの女王クレオパトラも、美容と不老長寿の秘薬として真珠の炭酸カルシウムをワインに溶かして飲んでいたとも伝えられています。

現代のように商品として炭酸飲料が生まれたのは、1766年のスウェーデンです。1808年にはアメリカで果汁入りの炭酸水が発売されました。日本に炭酸飲料が入ってきたのは、江戸時代の終わりのペリー来航の時の炭酸レモネードといわれています。そのあと868年頃から国内での製造が本格化し、現代にいたります。

定番の炭酸飲料は、「コカ・コーラ」や「三ツ矢サイダー」などがありますが、ジンジャエールなどの刺激のある味が楽しめるスパイス系炭酸飲料や、「ドデカミン」などのビタミン系のエナジー系炭酸飲料など、さまざまな味があります。

ゼロカロリーなど健康を意識する人向けの炭酸飲料や、カフェインが含まれているものもあり、多くの種類があるのでその日の気分や好みに合わせて炭酸飲料の味をチョイスしてください。

誰もが知る定番商品であれば、好き嫌いも少なくハズレもありません。ここでは「ロングセラー」「平成・令和生まれ」といった2つの定番商品について説明します。自分用はもちろん、他の人への差し入れを選ぶ際にチェックしましょう。

「コカ・コーラ」は世界中でロングセラーとなっている商品です。さらに、日本国内でも長い歴史のある「三ツ矢サイダー」や「キリンレモン」など、90年～100年を超えるロングセラー商品となっている炭酸飲料がたくさんあります。日本国内で庶民の間に炭酸飲料が広まったのは、何と明治初期です。

特に、国内の超ロングセラー商品に共通しているのは、素朴な味わいです。万人受けするベーシックな美味しさの炭酸飲料が多いので、お子様からご年配の方までおすすめしやすいのが特徴といえます。年齢問わずたくさんの方が集まる行事ごとなどには、昔から愛されている超ロングセラーの炭酸飲料をそろえておけば間違いなしです。

平成から令和までに発売された炭酸飲料は星の数ほどあります。ミニッツメイドの「大人の贅沢りんご」やサントリーの「オランジーナ」など、超ロングセラー商品に比べて平成・令和ヒット商品にも魅力あるアイテムが盛りだくさんです。

近年特に印象的なのが、大ヒット定番商品の味違いや復刻版、ゼロカロリー商品の多さです。たとえば、三ツ矢サイダーでは「エクストラリフレッシュアップル」や「ビターライム」、特産を使って作った「日向夏」の他に「ゼロストロング」など幅広く展開しています。

カロリーオフやシュガーフリーをうたった健康志向な新作商品が増えているのも特徴です。どれも、素材の美味しさを活かした甘すぎない炭酸飲料がたくさん発売されていて、すっきりした味わいが特徴です。

日本各地には、ご当地色豊かな地域限定で製造されている炭酸飲料もあります。ネットショップで入手できるものも多く、自宅で旅行気分を味わえると大人気です。ここでは、「東日本以北限定」「西日本限定」の2つの地域限定炭酸飲料について説明します。

東日本や北日本で限定発売の炭酸飲料には、特産品にちなんでりんごやぶどう果汁を使用した炭酸飲料が多いのが特徴のひとつです。もちろん、名所にちなんだ名前のサイダーや特産品のフレーバーを活かしたちょっと変わった炭酸飲料などもあります。

たとえば、北海道の「リボンシトロン」「ガラナ」・青森県の「三島シトロン」「スパークリングアップル」です。さらに、岩手県の「マスカットサイダー」山梨県の「信州りんごサイダー」など名産の果汁を使った炭酸飲料が数多くあります。

青森県や山梨県ではりんご果汁を使った炭酸飲料がたくさん販売されています。地域やメーカーによってその味も個性豊かなため、いろいろな味を飲み比べてみるのもおすすめです。

西日本には、みかんをはじめとした柑橘の産地が豊富にあります。そのため、柑橘系フレーバーの地域限定炭酸飲料が多く販売されています。温暖な四国や九州では特に柑橘類がたくさん栽培されているので、品種ごとに美味しいサイダーが選べるのが魅力です。

関西地方では、炭酸泉や名水を使用したプレーンタイプのサイダーがたくさん作られています。昔懐かしいラベルのものもたくさん揃っているので、瓶を見る楽しみがある点も魅力です。大阪府の「大阪サイダー」、京都府の「清水わくわくサイダー」、兵庫県の「六甲サイダー」などがあります。

もちろん、他の県でも和歌山県の「有田みかんサイダー」など産地限定の炭酸飲料が多数発売されています。1本でその土地の魅力を満喫できるサイダーで旅行気分を味わいましょう。

炭酸の強さで選ぶのもおすすめです。炭酸が控えめな微炭酸飲料は、強すぎる炭酸水は苦手という型にも飲みやすくおすすめです。「ビタミン炭酸マッチ」はロングセラー商品で人気があります。

喉越しがよく刺激や爽快感を求めるときには、強炭酸飲料がおすすめです。強炭酸飲料として人気が高いのは「ウィルキンソン」や「THE STRONG」などがあります。成分は水と炭酸のみでシンプルでスッキリとした味わいで人気の商品です。商品によって炭酸の強さが違うので、好みや気分に合わせて選びましょう。

炭酸飲料は甘い味の付いた商品が多く、それなりにカロリーがあります。しかし、最近はカロリーオフの炭酸飲料も多く販売されているため、減量などで炭酸飲料を控えている方などにおすすめです。

カロリーオフの商品は、合成甘味料に置き換えた商品と、合成甘味料の全く入っていない炭酸水に大別されます。炭酸水であっても100％水と炭酸だけの商品のほかに、さまざまなフレーバーをつけたものがあるのも魅力です。

しかし、カロリーオフでも「ゼロ」ではない点は注意してください。カロリーゼロなどの表記は「100mlあたり5kcal未満」、カロリーオフは「100mlあたり20kcal未満」であれば商品に記載できます。さらに、砂糖不使用であれば、「果糖」が含まれていてもカロリーオフなどの表記ができますので、成分表も確認しましょう。

炭酸飲料を選ぶ際には、どのような容器に入っているかに着目して選ぶのもおすすめです。ここでは「缶」「ペットボトル」の2タイプの容器について、それぞれの特徴をご紹介します。

缶入り炭酸飲料は、プルタブを開けたときのプシュッという爽快音がたまらないものです。そんな缶入り炭酸飲料の最大の魅力は、キンキンに冷やした状態で飲める点です。ほてったお風呂上りや夏の暑い時期に爽やかな炭酸飲料をがっちり冷やして飲めば、心身ともにスカッと爽快になります。

炭酸が抜けにくく、手に持ったときの冷たさが心地いいのも缶タイプの魅力です。冷蔵庫でしっかり冷やすと、独特のシュワシュワ感をよりはっきりと感じ爽快さがさらにアップします。レモンなど酸味の効いた炭酸飲料であれば、特にしっかり冷やすのがおすすめです。

冷たさの爽快感は缶入りの炭酸飲料に多少劣るものの、ペットボトル入りの炭酸飲料のいいところは蓋ができる点です。飲んでいる途中でも中身をこぼさずに持ち歩けます。

今や主流となったペットボトル入りの炭酸飲料は、すぐに飲みきれない方におすすめです。小さなお子様はもちろん、大人でもなかなか一気には飲みきれないですよね。やはり蓋付きのペットボトル容器ならば安心です。開封してすぐであれば、冷蔵庫でもう一度冷やして美味しい状態で飲めます。

糖分が多いものは体に悪い炭酸飲料で、無糖のものは体にいい炭酸飲料というイメージがありますが、飲み方や摂取量を守れば健康上に影響はありません。また、人工甘味料を使った商品も飲み過ぎるとお腹がゆるくなる場合がありますので、とにかく飲み方や摂取量を守ることが大切です。

無糖の炭酸飲料は、成分的には糖分が多いものよりも健康への影響は少ないです。炭酸ガスの効能よって胃腸を活性化させたり、血行の改善に役立ちます。夏バテのときなどでも、無糖でも炭酸の効いた飲み物であれば、飲みやすくスムーズに水分をとれます。

しかし、胃に不調を抱える方はその気泡で胃が拡大するため、胃酸が逆流する方、胃潰瘍や過敏性腸症候群のある方には適しません。炭酸飲料を飲むときには、糖分やカロリーに気を付けて適量を楽しみましょう。

骨・歯を作るリン酸カルシウムは酸に溶けるため、炭酸をたくさん飲む方はカルシウムが体外に流れ出てカルシウム不足になる場合もあります。ストレスや疲労などで調子が悪いと、刺激を求めて炭酸が飲みたくなるといった方もいますが、飲み過ぎないようにしてください。

つわりがひどくなると炭酸を飲みたくなる妊婦さんもいますが、妊娠中に飲んでもいいか疑問に思う方もいますよね。そんな妊娠中の方におすすめなのが、炭酸ガスと水のみで作られた無糖の炭酸水です。妊娠中に炭酸を飲んでも問題はないようですが、飲む量や選び方に注意点があります。

炭酸飲料には砂糖が多く使われており、体重増加に繋がる恐れがあります。また、カロリーオフ・カロリーゼロの炭酸飲料であっても、完全に0カロリーではありません。人工甘味料を大量に使っている製品が多いため、避けたほうが無難です。また、コーラなどの炭酸飲料にはカフェインが入っていますので、飲みすぎに注意しましょう。

一般的に、缶入りの炭酸飲料の賞味期限は6～7か月、ペットボトル入りの炭酸飲料は3～4か月と言われています。炭酸飲料の賞味期限は、飲料の劣化というよりも炭酸ガスの保持期限であることがほとんどです。

また、炭酸飲料の賞味期限は保存状態によっても異なります。賞味期限内でも高温になる場所で保管していると風味が変化してしまうこともあります。なるべく涼しく暗い場所で保管し、賞味期限内に飲み切るようにしましょう。

また、一度開栓したものは雑菌が入るため、賞味期限に関わらず早めに飲みきってください。直接ボトルに口をつけたものはその日のうちに、冷蔵庫に保管し都度コップに取り分けるものは2～3日を目安に消費しましょう。

ダイエット中の方には無糖の炭酸水もおすすめです。砂糖や甘味料が入っていないためカロリーを気にせず爽快感が味わえます。加えて炭酸でお腹が膨らむので、食べ過ぎ防止や間食代わりにもなる優れものです。

炭酸ジュースは、簡単に自宅で手作りすることもできます。基本は水にクエン酸と重曹を混ぜるだけです。手間がかかりますが、購入するよりも価格が安い点などがメリットです。

さらに、炭酸メーカーを使う方法もあります。毎回カートリッジをセットして炭酸水を作る、カートリッジタイプのガスボンベをセットして炭酸水を作るシリンダータイプがあります。初期費用はもちろんカートリッジやシリンダーのコストがかかりますが、原水の味わいがほとんど変わらない炭酸ジュースを楽しめるのが魅力です。

【炭酸水の作り方】

1. 重曹とクエン酸を1ｇずつコップに入れる
2. 冷えた200mlの水を注いでよく混ぜる※

※レモン果汁やはちみつ、すだちなどお好みで味をつけるのも◎

全国標準データベース「TrueDate」を参考に、日本で一番売れているジュースを調べてみました。1位は「アクエリアス 2L」、2位には「ネスカフェ エクセラ ボトルコーヒー 甘さひかえめ 900ml」、3位には「コカコーラ OTGボトル PET 500ml」がランクインしています。

ほかにも炭酸飲料では、三ツ矢サイダー・ウィルキンソン・オランジーナ・CCレモン・ファンタグレープも上位にランクインしており、定番商品として認知されています。

お気に入りの炭酸飲料はみつかりましたか。寒い時期にも暑い時期にも美味しく飲める炭酸飲料は、炭酸好きなら常に冷蔵庫にストックしておきましょう。ケース売りしている商品もたくさんあるので、お気に入りの炭酸飲料がみつかったら箱買いもおすすめです。