デジタル簡易無線人気おすすめランキング10選｜出力5W・登録局についても解説

デジタル簡易無線を使いたいのであれば、登録局と免許局の違いを把握する必要があります。それぞれの特徴を下記に紹介していきます。

免許局は登録局と比べ、電波が混み合っている場合でも円滑に通信できる点が特徴です。それはチャンネル数も豊富にあり、選べる周波数帯が違う業務での使用を目的としているからです。

ただし無線機1台ごとに申請する必要があり、団体以外の個人の使用はできず、貸し出しも禁止されています。

デジタル無線は屋外・屋内問わず使用できますが、外で使用するケースが多いです。登山の際に持って行ったり、イベント会場でのスタッフの連絡手段としても使用されています。突然、天気が悪くなる山や雨天でイベントが行われる場合には、防塵、防水機能のあるデジタル無線を選びましょう。

デジタル無線で防塵、防水機能がある場合はIP67等級となっています。携帯電話と同じくらいの防塵、防水機能となっていて防塵性能は最高性能です。完全に塵が入るのを防止します。

防水の性能に関しては、上から2番目に優れており、15cm〜1mに30分間浸かっていても大丈夫な性能です。雨が降っている時に使用する程度であれば安心して使用できるため、屋外で使用する場合は急な天候崩れにも対応できる防水機能付きが適しています。

デジタル簡易無線機には、ディスプレイが大型の無線機もあります。ディスプレイにはチャンネルや機能メニューなど、重要な情報が見やすく教示され便利です。せっかくの無線もチャンネルが違うと繋がらないため、スムーズに使用できるように大画面で確認しましょう。

また、ディスプレイとマイクが一体型のタイプと、マイクが別になっているタイプがあります。持ち運ぶ場合には一体型のトランシーバーが便利ですが、自宅で使用する場合にはマイクが別のタイプを使用するケースも多いようです。

使用する用途によって使い勝手が変わってきますが、デジタル簡易無線機のディスプレイは大きく見易いタイプをおすすめします。

デジタル無線は免許が必要ありません。しかし、351MHz帯を使用する場合のみ簡単な申請を行わないといけません。最大5W出力の無線機を申請、登録するだけですぐに使用可能です。最近では、レジャーにも使用されています。

購入しても、351MHz帯は申請しないと使用が出来ないので購入する際は注意してください。無線局免許の取得が必要なケースは、業務用として154MHz帯、467MHz帯を使用する場合ですので、合わせて覚えておいてください。

アマチュア無線の免許を取得しなくても気軽にデジタル無線を楽しめます。デジタル簡易無線は、プライベートにも仕事にもおすすめです。

デジタル簡易無線を使用する距離によって選ぶ場合もあります。イベント時の屋外やホテル、施設の中であれば対応している距離の範囲が狭くても電波が届きますが、不特定多数と連絡をしたい場合には、距離の範囲が広いデジタル簡易無線機が必要です。

ほとんどのデジタル無線機は範囲が限られています。チャンネルの数は使用するデジタル無線機の機能によって変わってきますが、使用できる範囲についてはほとんど変わりません。

市街地では建物がある為に0.5から1km、見渡しのいい郊外であれば1から4kmの範囲でデジタル無線の使用が可能です。市街地で1km程の範囲があれば、イベントや警備で使用する場合、十分な範囲をカバーできるのではないでしょうか。

デジタル無線には、日本全国の範囲で利用できる無線機もあります。携帯の電波が届く範囲であれば、携帯の電波を利用してデジタル無線使用が可能です。日本全国で利用できますが、携帯と同じ電波を利用しているので圏外になると使用できません。

デジタル無線機は、ある程度の人数と1度にコミュニケーションを取りたい時には便利なアイテムとなっています。しかし、携帯のように利用料金がかかる場合があるので注意が必要です。

通信範囲が広いといっても、携帯電話の電波を使用するため免許や申請の必要がなく、手軽に使用できます。

ケンウッドは、カー用品・オーディオ・無線機器などを製造しているメーカーです。アマチュア無線や受信機の技術が評価されて「チューナーのトリオ」と呼ばれる程の人気があります。人気だけでなく、技術を持ったメーカーとしても有名です。

ケンウッドは日本初の「アマチュア無線用送信機 TX-88A」を発売したメーカーでもあります。発売当時は話題を集めました。技術も定評のある無線機器を手がける日本メーカーですので、安心して使用したいのであればケンウッド製品がおすすめです。

ケンウッドのデジタル簡易無線は機能も充実しており、比較的価格が安い製品もラインナップしています。

アイコムは日本の無線機器を製作しているメーカーです。無線をしている方たちの愛称として「イノウエ」と読んでいる方もいるほど、歴史も人気もある製品が多くあります。イノウエと呼ばれるのには創業者の井上徳造の井上電機製作所が「アイコム」になったことが理由です。

アイコムでは主に無線機を取り扱っており、中には100万円を超える商品もあります。高性能な商品の取り扱いがあり、日本だけでなく海外に向けても無線機を販売、海外でも有名な無線機器のメーカーです。

高性能な無線機に興味がある方はアイコムの無線機を使用してみてください。

スタンダードは八重州無線と呼ぶ方もいます。その理由は、八重州無線が1998年に日本マランツ社からスタンダードの商標を買収した為に、昔から無線をされている方の中ではスタンダード製品でもあり、八重州無線の製品でもあります。

八重州無線株式会社は、主に無線機器を取り扱っており、昔からケンウッドの無線機器との競合相手としても有名でした。ケンウッドと共に日本の無線機器を支えてきたメーカーです。

スタンダードブランドも八重州無線も歴史のあるメーカーのため、おすすめのデジタル無線機となります。

1928年に設立され、携帯・ランシーバー・半導体を取り扱うアメリカのメーカーです。アポロ11号も含めたNASAの宇宙探査機の無線機器を担当していたので、アメリカ無線をしている方にとっては有名なメーカーとなっています。

過去には、モトローラが携帯電話と無線機の世界シェア1位でした。携帯電話だけでなく、無線機も人気となっており、世界中で多くの方が使用している人気メーカーです。今でも無線機の人気メーカー製品となっています。

日本製品以外のメーカー無線機を使用したいのであれば、モトローラ製のデジタル無線がおすすめです。

デジタル簡易無線機は携帯電話と違い、1度に多くの人とコミュニケーションが取れるため、運営スタッフの業務・音楽フェス・イベントで連絡をする手段としても便利です。今回ご紹介した中から、お気に入りのデジタル無線を選んでみましょう。