ミルワームのおすすめランキング10選｜ハムスターなどペットの餌に！

自然界には昆虫を捕食している動物がたくさんいます。お家で飼っているペットの場合、自然とはかけ離れた環境で生活している場合が多いのではないでしょうか。ペットとして購入した動物をいきなり自然界に近い環境に置くのも厳しいですが、餌やおやつならどうでしょう。

市販されているペット用の餌は栄養バランスを考えて生産されています。しかし、最近餌の食いつきが悪いなと感じることはありませんか。そういう時に試して頂きたいのがミルワームです。普段与えている餌とは別に、おやつとして与えるとペットも喜ぶでしょう。

ペットが喜ぶミルワームの選び方や注意点、ミルワームの育成と人気のミルワームおすすめランキングを紹介します。ガットローディングとは何かも説明するので、餌の食いつきが悪いと感じている方や、ミルワームを与えてみようかと考えている方はぜひ参考にしてください。

餌としてミルワームを食べる生き物にはハムスターやハリネズミのような小動物を始めとして、爬虫類・両生類・熱帯魚など実にさまざまな生き物がいます。しかし、すべての生物に対して同じサイズの餌が使えるわけではないので、注意してください。

生体タイプは最も流通しているタイプです。生きている餌なので自然界に近く、動物に必要なタンパク質が多く含まれています。動いている虫を捕食するのは小動物の習性なので、ペットの嗜好性も高いミルワームです。

動いている虫を捕食するという本能を刺激し、新鮮なタンパク質を与えることができますがデメリットを確認することも重要です。生体ミルワームは生きているのでミルワーム自体が成長します。そのため羽化することもありますし、死亡することもあるので適切な管理が必要です。

形に抵抗は無いけど動いている虫は触れない、という方におすすめなのが乾燥ミルワームです。乾燥しているので日持ちも良く、タンパク質を含むおやつとして与えるには使いやすいでしょう。脂肪分も少ないため、ペットの肥満が心配な方でも安心して使えます。

羽化したり死亡して腐敗するなどの心配はありませんが、生体ミルワームに比べると鮮度や栄養価、そしてペットの嗜好性は落ちます。しかしペットが好んで食べるようであれば、管理も楽で非常に使いやすいおやつになります。

乾燥ミルワームをパウダーにしたのが粉末タイプのミルワームです。虫の外観を成していないので、虫が苦手な方でも最も使いやすいミルワームと言えるでしょう。このまま使用することも可能ですが、普段与えている主食の餌に混ぜるのが主流になります。

餌の食いつきが悪くなったり食欲が減衰している時に、餌に混ぜるという使い方が適しています。風味がペットの食欲を刺激して食いつきが良くなる可能性があり、栄養価を高める事にもなります。管理もしやすく使いやすいため、ミルワーム初心者の方でも扱いやすいでしょう。

虫の外観を成していなという特徴は粉末タイプと同じです。粉末タイプは餌に混ぜて使うというのが主な使い方ですが、固形タイプは主食やおやつとしても使えます。虫が苦手な方でも扱いやすく、管理も生体ワームのような難しさはありません。

虫が原料なので生体ミルワームほどではありませんが、風味も食虫動物の嗜好に合います。これからミルワームを試してみようという方におすすめです。

ミルワームをハムスターなどに餌として与える場合は、ミルワームの頭を潰す必要があります。ミルワームの顎は固く、噛む力が強いので、餌を与えた個体の内臓にダメージを与えてしまいます。稀に頬袋を食いちぎられたり、最悪の場合ペットが殺されたりする可能性もあるためと十分気を付けましょう。

生体ミルワームや粉末ミルワームなど数種類のタイプがあります。また、主原料となる虫の種類も違うので、ペットの嗜好に合うものと合わないものが出てきます。ペットがあまり興味を示さない場合はミルワームのタイプを変えたり、主原料の違うものを与えてみましょう。

ミルワームに興味を示していても食べないということがあります。数種類のミルワームを試して、最も食欲を満たすものを与えるといいでしょう。

自然界で生きている食虫動物はさまざまな虫を捕食して栄養を取ります。しかしペットの場合は同じ餌を食べることが多く、主原料の虫の種類によって脂肪やカルシウムなど栄養成分の比率が違うので栄養が偏ってしまう可能性があります。

脂肪が多くカルシウムが少ないミルワームを主食として与え続けるとペットが肥満になりやすく、そしてカルシウム不足になります。主原料がコオロギの場合はカルシウム不足でクル病になる可能性もあるので、カルシウムや不足の栄養を添加してあげるなどの工夫が必要です。

ミルワームも同じものばかりを与えていると栄養が偏りますのでバランスを考えましょう。主食として与えるのではなく、おやつとして与える分にはさほど心配はないでしょう。

ミルワームの飼育には生体ミルワームとプラケース、そしてふすまが必要です。プラケースじゃなくても密封ケースなら飼育は可能ですが、ミルワームは高温多湿に弱いので通気性のいいプラケースが使いやすいです。

ミルワームは幼虫からさなぎ、そして成虫へと成長していきますが、幼虫はさなぎを食べるのでケースはそれぞれ専用に分けるようにしましょう。床材や餌として使用するのがふすまです。ふすまは1kg1000円ほどで入手できるでしょう。

ふすまの代わりにパン粉でも代用できます。しかし、ふすまやパン粉は餌にもなりますが、床材としての役割が大きいです。飼育の餌をふすまやパン粉だけに頼るのは最善とはいえません。

ミルワームは室温10度くらいから成長をします。小鳥用の餌としてミルワームを飼育する場合は大きく成長しすぎないほうがいいので、飼育環境は室温10度以下にするといいでしょう。大きく成長させたい場合は逆に10度以上にしましょう。

ミルワームの繁殖が目的の場合は、25～30度で飼育すると成長も早く繁殖も楽になります。しかしミルワームは多湿に弱いので、特に夏場は通気性の確保が必要です。ミルワームが出す体液で湿度が上がり死亡するリスクが増えるので、特に夏場は日陰を上手に使うといいでしょう。

生体ミルワームの飼育と保管には冷蔵庫の野菜室も適しています。しかし低温なので大きくは育ちません。冷蔵庫は奥よりも手前のほうが温度が若干高めなので、冷蔵庫の野菜室で飼育する場合は手前側を使用するといいでしょう。

ミルワームも餌が必要です。ふすまやパン粉も餌になりますが、床材の役割が大きいです。ミルワームの餌には野菜くずをおすすめします。ミルワームは水分が不足すると共食いをしてしまうので、水分補給ができる野菜が適しているのです。

野菜くずは湿気でカビが生えたりするので、一度で食べ切れる量を与えましょう。野菜の他に餌用の金魚も食べます。ミルワームの餌のポイントは水分補給ができる餌を、食べ切れる量で与えるということです。

ガットローディングとは、活餌自体に餌や栄養豊富に与える手法です。特に爬虫類の餌などにおいては、このガットローディングと呼ばれる作業を行い、栄養価をできるだけ高くした状態で与えるのが非常に重要になってきます。実際に栄養価がどれくらい高まるかどうかに科学的な裏付けはありませんが、諦めず根気よく続けるのが大事です。

ミルワームにはさまざまな種類があり、虫が苦手な方や初心者でも扱いやすいタイプのものもあります。ペットの習性を刺激したり嗜好を合わせやすいミルワームは、おやつとして最適な食べ物です。ぜひ本記事を参考にしておすすめのミルワームにチャレンジしてみてください。