大江健三郎作品おすすめランキング10選|代表作・最高傑作も【ノーベル賞受賞作家】

大江健三郎は、ノーベル文学賞を受賞した世界的文豪です。難解な作品のイメージや、敷居が高くて読んでいないという方は多いですよね。本記事では、ノーベル賞作家・大江健三郎作品の特徴や選び方・代表作・最高傑作・ノーベル賞受賞作品を紹介します。

2024/02/12 更新

商品PRを目的とした記事です。ランク王は、Amazon.co.jpアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。 当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部がランク王に還元されます。

※Amazonおよびこれらに関連するすべての商標は、Amazon.com, Inc.又はその関連会社の商標です。
新潮社

死者の奢り・飼育

大江健三郎の独自性が開花した芥川賞受賞作品

【あらすじ】
戦時下が舞台の物語。主人公の僕が住む村に突如、飛行機が墜落する。墜落した飛行機は敵兵のもので、主人公を含む子どもたちは、飛行機に乗っていた黒人兵を捕虜にする。
 
【こんな人におすすめ】
・短編集なので気軽に読みたい方におすすめ
・代表的な作品が含まれているため、初めて大江健三郎作品を読む方にぴったり
ページ数
320
発表された期間
初期

ノーベル文学賞作家・大江健三郎作品のおすすめランキング10選

商品比較一覧表

商品画像
メーカー
新潮社
講談社
新潮社
岩波書店
講談社
新潮社
新潮社
新潮社
講談社
新潮社
商品名
死者の奢り・飼育
万延元年のフットボール
個人的な体験
ヒロシマ・ノート
静かな生活
同時代ゲーム(新潮文庫)
芽むしり仔撃ち (新潮文庫)
見るまえに跳べ (新潮文庫)
取り替え子 (講談社文庫)
燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫)
説明
大江健三郎の独自性が開花した芥川賞受賞作品
国内外で議論を呼び賛否がわかれたノーベル文学賞受賞の決定打となった作品
初期から中期への変遷を決定づけた大江健三郎代表作
原爆、そしてその犠牲者の方々について今一度考える機会を与えてくれる渾身の随筆
伊丹十三監督による映像化もされた大江健三郎作品の中でも明るい作品
大江健三郎の創造力が爆発した難解作品
抑圧から放たれた少年たちが手にしたのは真の自由だろうか
ありありと描かれた人間をめぐる残酷さ
さらなる高みへの昇華を感じさせるレイトワーク代表作
魂・神話・人間の普遍のテーマが織り交ざる大江健三郎の大傑作
リンク
ページ数
320
492ページ
258ページ
186ページ
328ページ
608ページ
240ページ
368ページ
392ページ
368ページ
発表された期間
初期
中期
中期
中期
中期~後期
中期
初期
初期
後期
後期
画像 商品名 参考価格(※) 通販サイト 特徴 ページ数 発表された期間
1
新潮社
死者の奢り・飼育
594円
大江健三郎の独自性が開花した芥川賞受賞作品
320
初期
2
講談社
万延元年のフットボール
1,782円
国内外で議論を呼び賛否がわかれたノーベル文学賞受賞の決定打となった作品
492ページ
中期
3
新潮社
個人的な体験
594円
初期から中期への変遷を決定づけた大江健三郎代表作
258ページ
中期
4
岩波書店
ヒロシマ・ノート
450円
原爆、そしてその犠牲者の方々について今一度考える機会を与えてくれる渾身の随筆
186ページ
中期
5
講談社
静かな生活
1,512円
伊丹十三監督による映像化もされた大江健三郎作品の中でも明るい作品
328ページ
中期~後期
6
新潮社
同時代ゲーム(新潮文庫)
832円
大江健三郎の創造力が爆発した難解作品
608ページ
中期
7
新潮社
芽むしり仔撃ち (新潮文庫)
529円
抑圧から放たれた少年たちが手にしたのは真の自由だろうか
240ページ
初期
8
新潮社
見るまえに跳べ (新潮文庫)
637円
ありありと描かれた人間をめぐる残酷さ
368ページ
初期
9
講談社
取り替え子 (講談社文庫)
734円
さらなる高みへの昇華を感じさせるレイトワーク代表作
392ページ
後期
10
新潮社
燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫)
680円
魂・神話・人間の普遍のテーマが織り交ざる大江健三郎の大傑作
368ページ
後期
比較表を全て見る(10位以降)
新潮社

死者の奢り・飼育

大江健三郎の独自性が開花した芥川賞受賞作品

【あらすじ】
戦時下が舞台の物語。主人公の僕が住む村に突如、飛行機が墜落する。墜落した飛行機は敵兵のもので、主人公を含む子どもたちは、飛行機に乗っていた黒人兵を捕虜にする。
 
【こんな人におすすめ】
・短編集なので気軽に読みたい方におすすめ
・代表的な作品が含まれているため、初めて大江健三郎作品を読む方にぴったり
ページ数
320
発表された期間
初期
前に学生の頃に読んだ記憶があります。今回久しぶりに読みたいと思って買いました。何だか、自分学生の頃に戻ったような気分になりました。もう一度大江作品を読みたいと考えています。

出典: https://www.amazon.co.jp

講談社

万延元年のフットボール

国内外で議論を呼び賛否がわかれたノーベル文学賞受賞の決定打となった作品

【あらすじ】
精神障害の子を持ち親友に先立たれた根所蜜三郎が主人公。60年の安保闘争で挫折し、満身創痍であった蜜三郎は弟の誘いで癒しを求めるために故郷の四国に向かう。自分の祖先が万延元年の一揆の指導者であることを現在の自分に重ねて思いを巡らせる物語。
 
【こんな人におすすめ】
・1967年の谷崎潤一郎賞受賞作なので、受賞作をチェックしたい方
・大江健三郎の独特な文体を楽しみたい方
ページ数
492ページ
発表された期間
中期
『万延元年のフットボール』は愛する勇気を問うた、希望に満ち溢れた純愛への序章だと感じました。そして、愛し続けるということは、覚悟が必要なんだということも学びました。大江さんは日本人には珍しく、「個」をとても尊重する人なんじゃないでしょうか。愛するか愛さないか、愛し続けるか愛するのを止めるかの決定権は、常に自分にあるんですね。

出典: https://www.amazon.co.jp

新潮社

個人的な体験

初期から中期への変遷を決定づけた大江健三郎代表作

【あらすじ】
予備校講師である鳥(バード)が主人公。子どもが生まれるというのに、アフリカへの旅行を夢見ている夢想家の面を持つ。生まれた我が子は頭の異常がみられる障がいを持っていた。鳥は、現実から逃れようとする。
 
【こんな人におすすめ】
・比較的明るい雰囲気の作品のため、暗いストーリーが苦手な方におすすめ
・子育て中の方
・家族の物語が好きな方
ページ数
258ページ
発表された期間
中期
前半のアフリカ旅行に行きたいという夢、頭に瘤ができた子供が生まれてきたこと、木材所の体験、それらはすべて個人的すぎて共感できないお話になっている。まるでそれは主人公の悪い部分をあえて見せるように描いています。共感できないからこそ、読者はいくらでも批判的かつ客観的に捉えることができる内容になっています。後半は前半と取って代わって物語の一般化が推し進められています。例えば、子供の将来をどうするかという夫婦間の争いがあります。この問題は主人公に限った固有のものではなく、ごくありふれた困難になっています。つまり、主人公のこれまでの出来事は、一般的な出来事の結果として生じているということを強調しようとしています。それによって、これまで同感することのできなかった物語を一気に馴染みのあるものに引き寄せています。その結果、主人公の果敢に生きようとする姿に感動することができるような物語になっています。

出典: https://www.amazon.co.jp

岩波書店

ヒロシマ・ノート

原爆、そしてその犠牲者の方々について今一度考える機会を与えてくれる渾身の随筆

【あらすじ】
大江健三郎が広島で取材を重ね、第九回水爆禁止世界大会に記者として参加した経験によりまとめられたノンフィクション作品。
 
【こんな人におすすめ】
・戦争や原爆に興味がある方
・歴史物が好きな方
・ノンフィクションなので、小説が苦手にもおすすめ
ページ数
186ページ
発表された期間
中期
とても有名な本ですが、著者の文章が自分には難し過ぎるのでは?と、これまで避けていて、読まずにいました。今回本が購入出来、一気に読みました。繊細で緻密な文章が次から次へと出てきて、心に響き、とても感動しました。

出典: https://www.amazon.co.jp

講談社

静かな生活

伊丹十三監督による映像化もされた大江健三郎作品の中でも明るい作品

【あらすじ】
絵本作家として成功をめざすマーちゃんが主人公。マーちゃんは、天才的な温雅の才能を持ちながら障がい者である兄のイーヨーと一緒に家の留守を預かることになる。海外出張で家を留守にする父母、家長のいない家で起こる数々の騒動を描く。
 
【こんな人におすすめ】
・温かみのある作品のため、ダークな雰囲気が苦手な方におすすめ
・比較的読みやすい文体なので、初めて大江健三郎作品を読む方にも適している
ページ数
328ページ
発表された期間
中期~後期
この本は私の一番好きな本です。マーちゃんの心は私の心の支えになってくれています。ぜひ、この本を読んでください。大江健三郎のいない日本は精神の闇です。

出典: https://www.amazon.co.jp

新潮社

同時代ゲーム(新潮文庫)

大江健三郎の創造力が爆発した難解作品

大江健三郎作品の中でも特に難解かつ奇怪な設定の妙がすばらしい中期作品。非常に読みにくい文体かつ表現ですので、読書が得意な方や大江健三郎作品の世界観が好きな方には強くおすすめできる作品です。

 

難解で語彙レベルも非常に高いので簡単には理解ができないといってもいいのですが、中盤からようやく反芻しながら意味を砕くことができ、大江健三郎の世界観の広大さにただただ驚かれることかと思います。

 

抽象的な表現と虚実が入り乱れる内容ではあるので、ストレートな物語が読みたいかにはおすすめできませんが、独特な世界観が好きな方や、文学好きな方は大変満足できる、大江健三郎作品の中でもトップレベルの作品です。

ページ数
608ページ
発表された期間
中期
新潮社

芽むしり仔撃ち (新潮文庫)

抑圧から放たれた少年たちが手にしたのは真の自由だろうか

時代は太平洋戦争の末期。当時の少年院にあたる感化院の少年たちは山奥の村に集団疎開をすることになり、そこで村人たちによる強制労働をすることになります。しかし、疫病が発生したことにより村人たちの実は非難し、少年たちは村に残されたのですが…

 

大江健三郎作品の初期代表作である本作。少年が大人たちの手から離れ、自主的に生活を送らなけらばならいシチュエーションという、比較的多くの作家が挑んできたテーマの中でも最高傑作の一つに数え上げられるでしょう。

 

服従とは何だろうか、国と国、人と人への服従や支配が簡潔にまとめられ重厚なテーマを味わえるすばらしい作品です。初期作品でも読みやすい部類なので、初めての方にもおすすめできる作品です。

ページ数
240ページ
発表された期間
初期
新潮社

見るまえに跳べ (新潮文庫)

ありありと描かれた人間をめぐる残酷さ

アルコール水槽にある死体を別の水槽に移し替えるアルバイト。一日で終える作業で必要以上のことを考えずに応募をした主人公の僕。そのバイトで妊娠をした女学生と出会い、本当は堕胎するためにこのアルバイトに応募した、という事実を聞くのですが…(収録作品『死者の奢り』)

 

大江健三郎の初期短編作品を集めた短編集。人と人との残酷で、あらがえない関係性をありありと表現した短編が収録されています。圧倒的な絶望や、むごたらしさが鮮やかに描かれていますが、大江健三郎作品の魅力が凝縮されています。

 

初期作品の特徴である、作品が持つ衝動に胸をつかまれるような思いになること必至です。人間の本質に差し迫った作品を読みたい方におすすめです。

ページ数
368ページ
発表された期間
初期
講談社

取り替え子 (講談社文庫)

さらなる高みへの昇華を感じさせるレイトワーク代表作

国際的な作家である主人公・古義人は、自殺をした義理の兄・吾良の悲しみをいやすためにドイツへ。そこで偶然、吾良の自殺の手がかりをみつけ、あるシステムを使い亡き吾良と会話を始めるのですが…

 

自らレイトワークと位置付けた後期作品の代表作。今までの自身の著作や影響を受けた作家・作品などからの引用を用いたメタ要素を含む作品。また、中期以降から見られる大江健三郎の家族をモチーフにあてる要素もみられます。

 

感動的な内容となってもいますし、文体もすっきりと読みやすくなっています。さまざまな引用や大江健三郎作品の鑑賞を前提に読むと非常に楽しめる作品です。

ページ数
392ページ
発表された期間
後期
新潮社

燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫)

魂・神話・人間の普遍のテーマが織り交ざる大江健三郎の大傑作

本作で引退を宣言していた本作。本作は1~3部の大巨編となっておりますが、2部を発表後にノーベル文学賞が決定しました。のちに引退を撤回することになった大江健三郎。レイトワーク後の作品ではないですが、引退を決意した作品なので後期作品といえるでしょう。

 

神話的ストーリーと普遍的テーマ、そして魂への思索とが織り交ざり、大江健三郎の創造力が遺憾なく発揮された大傑作といえるでしょう。テーマが重厚かつ深遠で理解に時間がかかる内容ではありますが、圧倒的な世界観は必読の価値ありといえます。

 

内容が抽象的でわかりにくさはあるものの、ノーベル文学賞受賞を決定づけたといっても過言ではない、大江健三郎作品の大傑作です。

ページ数
368ページ
発表された期間
後期

大江健三郎作品の商品比較一覧表

商品画像
メーカー
新潮社
講談社
新潮社
岩波書店
講談社
新潮社
新潮社
新潮社
講談社
新潮社
商品名
死者の奢り・飼育
万延元年のフットボール
個人的な体験
ヒロシマ・ノート
静かな生活
同時代ゲーム(新潮文庫)
芽むしり仔撃ち (新潮文庫)
見るまえに跳べ (新潮文庫)
取り替え子 (講談社文庫)
燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫)
説明
大江健三郎の独自性が開花した芥川賞受賞作品
国内外で議論を呼び賛否がわかれたノーベル文学賞受賞の決定打となった作品
初期から中期への変遷を決定づけた大江健三郎代表作
原爆、そしてその犠牲者の方々について今一度考える機会を与えてくれる渾身の随筆
伊丹十三監督による映像化もされた大江健三郎作品の中でも明るい作品
大江健三郎の創造力が爆発した難解作品
抑圧から放たれた少年たちが手にしたのは真の自由だろうか
ありありと描かれた人間をめぐる残酷さ
さらなる高みへの昇華を感じさせるレイトワーク代表作
魂・神話・人間の普遍のテーマが織り交ざる大江健三郎の大傑作
リンク
ページ数
320
492ページ
258ページ
186ページ
328ページ
608ページ
240ページ
368ページ
392ページ
368ページ
発表された期間
初期
中期
中期
中期
中期~後期
中期
初期
初期
後期
後期
画像 商品名 参考価格(※) 通販サイト 特徴 ページ数 発表された期間
1
新潮社
死者の奢り・飼育
594円
大江健三郎の独自性が開花した芥川賞受賞作品
320
初期
2
講談社
万延元年のフットボール
1,782円
国内外で議論を呼び賛否がわかれたノーベル文学賞受賞の決定打となった作品
492ページ
中期
3
新潮社
個人的な体験
594円
初期から中期への変遷を決定づけた大江健三郎代表作
258ページ
中期
4
岩波書店
ヒロシマ・ノート
450円
原爆、そしてその犠牲者の方々について今一度考える機会を与えてくれる渾身の随筆
186ページ
中期
5
講談社
静かな生活
1,512円
伊丹十三監督による映像化もされた大江健三郎作品の中でも明るい作品
328ページ
中期~後期
6
新潮社
同時代ゲーム(新潮文庫)
832円
大江健三郎の創造力が爆発した難解作品
608ページ
中期
7
新潮社
芽むしり仔撃ち (新潮文庫)
529円
抑圧から放たれた少年たちが手にしたのは真の自由だろうか
240ページ
初期
8
新潮社
見るまえに跳べ (新潮文庫)
637円
ありありと描かれた人間をめぐる残酷さ
368ページ
初期
9
講談社
取り替え子 (講談社文庫)
734円
さらなる高みへの昇華を感じさせるレイトワーク代表作
392ページ
後期
10
新潮社
燃えあがる緑の木〈第1部〉「救い主」が殴られるまで (新潮文庫)
680円
魂・神話・人間の普遍のテーマが織り交ざる大江健三郎の大傑作
368ページ
後期
比較表を全て見る(10位以降)