【総合栄養食】高齢猫（シニア猫）向けウェットフードのおすすめ15選

最近愛猫がご飯を食べてくれなくて困っている…こんなお悩みはありませんか。猫が高齢の場合、もしかしたらフードの種類に問題があるかもしれません。ご飯を食べないと栄養が充分に補えないので、高齢にもなるとさらに心配です。

高齢のシニア猫には若いころのフードと同じものではなく、シニア猫用のウェットフードがおすすめです。食欲が落ちてしまう猫ちゃんもいるため、総合栄養食として作られたフードがベターです。歯が弱ってしまった老猫には、食べやすいペーストタイプやちゅーるにする選択肢もありです。

そこで今回は高齢猫用ウェットフードの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。猫ちゃんに合わせたウェットフードが見つかります。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。

高齢ではあるものの猫の健康状態に特に問題はなく、ご飯も食べられるようであれば総合栄養食を選びます。総合栄養食はさまざまな栄養素が含まれているため、健康的な体に必須の成分をご飯から摂取できます。

味もいろいろなものが展開されていますので、猫の好みの味付けを選ぶのがおすすめです。好みの味付けのものをあげれば、毎食きちんと食べてくれるかも知れません。

いつまでも健康的な体でいてほしいなら食事療法食がおすすめです。猫も人間と同じように、年齢を重ねると病気にかかりやすくなります。特に腎臓病・がん・糖尿病・心筋症・甲状腺機能亢進症の5つは高齢猫がかかりやすい五大疾病と言われています。

高齢猫用のフードにはこれらの疾病を予防するためのものもあります。大きな病気にかからず健康を維持してほしいのであれば、食事療法食を取り入れてみるのをおすすめします。

愛猫に何らかの悩みがあるのであれば、悩みに適したフードを選びます。たとえば毛玉ケアです。猫は毎日自分の体をきれいにするために毛づくろいを行いますが、この時に飲み込んだ毛が体内で毛玉となり、吐いてしまうケースが多々あります。

毛玉ケアのフードは毛づくろいのときに飲み込んだ毛を、便と一緒に排出しやすくする効果が期待できます。毛玉ケアの他にもダイエット食といったものがありますので、猫にピッタリのフードを選んであげてください。

毎日のおやつや時々のご褒美には一般食がおすすめです。一般食と聞くと通常のご飯用フードのイメージが湧くかもしれませんが、通常のご飯用に適しているのは先ほどご紹介した総合栄養食です。

一般食は総合栄養食に比べると少し栄養価が下がりますが、猫が好む味付けをしているため猫も大喜びで食べてくれます。一般食だけを上げると栄養バランスが偏ってしまうため、一般食はご褒美かおやつに出すのがおすすめです。

猫が喜ぶからとおやつをあげる頻度が多くなると肥満に繋がるため注意しておきます。1日であげるタイミングを決めておけば、あげ過ぎを防げます。

一般食をあげる場合はあげるタイミングと頻度を決めておきます。たとえばおやつ代わりなら毎日15時にしかあげないなどです。あげ過ぎると肥満につながる恐れがあるため、猫が欲しがっても頻度を増やさないのが大切です。

ご飯を食べない、または食べる量が少ない猫には介護食を用意しましょう。介護食はペースト状の柔らかな触感なので食欲のない猫でも食べやすくなっています。また栄養が豊富に含まれているので、少量でも食べる価値がありますよ。

猫は肉食動物で、タンパク質をエネルギーに変えて自由に動きます。そのため猫にとってタンパク質は必要不可欠な存在です。猫にとってのタンパク質はエネルギー源になるだけでなく、病気の予防にも繋がります。

糖尿病や心臓病、肝疾患などの疾病の予防・改善にタンパク質が有効だとされています。健康維持のためにもタンパク質は必須だといえるので、高タンパクなフードを選ぶのがおすすめです。しかし、ただ高タンパクのフードが理由だけで選ぶのはNGで、飼い猫の好みも考慮してあげます。

猫によって魚が好きだったり、肉が好きだったりします。好みの味をチョイスすれば、食欲がない時でも食いつきがよくなるかもしれません。さらに、シニア猫になって好みが変わる猫ちゃんもいますので、あまり食べなくなった際には味を変えてあげて見るのもひとつの方法です。

愛猫のために品質が高く、添加物が少ないものを選びましょう。高品質なものは安全性が高いため、猫の毎食の食事に最適です。また添加物が少なければ少ないほど体に害が少なくなりますので、添加物の量にも注目しましょう。添加物には以下のようなものがあります。

• プロピレングリコール
• 亜硝酸ナトリウム
• 赤色102号
• グリシリジン

いずれもご飯を美味しそうに見せたり、食欲を増進させるために含まれる成分です。ただ発がん性があったり、アレルギー反応が出たりする恐れがあるものなので、これらの成分は避けるようにしましょう。

7～15歳ごろの中高齢の猫には、中高齢用のフードをあげます。猫の7歳は人間でいうとおよそ44歳ごろです。まだこの頃はドライフードでもしっかり食べられるかと思いますが、中には咀嚼の力が弱くなってきている猫もいるかと思います。

ウェットフードは水分をたっぷり含む柔らかな形状なので咀嚼力が弱まっている猫でも手軽に食べられます。ドライフードをあまり食べなくなってきたら7歳以上用のウェットフードを選びましょう。

猫の15歳は人間でいうとおよそ76歳です。この頃になれば咀嚼力が随分と弱まるだけでなく、胃腸機能も衰えるため消化機能にも影響が出ます。ドライフードはほとんど食べられなくなるため、ウェットフードに切り替えます。

ウェットフードの中には介護用の流動食もあります。流動食はウェットフードよりさらに柔らかな形状になっているため、ほとんど噛めない猫でも食べられます。

若く元気な猫であればウェットフードとドライフードを交互に出すのがおすすめです。ドライ・ウェットどちらにもメリットがあるため、交互に食べればどちらのメリットも得られます。

ただ高齢猫に無理にドライフードを与えても食べられない可能性があります。ドライフードを受け付けないようでしたら無理にドライフードを上げる必要はありません。しっかり食べられるウェットフードを与えましょう。

子猫や成猫は一度の食事でたっぷりと食べますが、高齢猫は寝ている時間が長いため一度の食事量は少なめです。だからといったあまり食べないと栄養不足になるため一日1～4回に分けて食事を与えるようにします。

高齢猫の一日の必要摂取カロリーは体重×60キロカロリーです。キャットフードのパッケージに記載されているカロリー量から計算し、一日に必要な量を猫にあげるようにしてください。

本来であればウェットフードとドライフードを交互に食べるのが望ましいですが、高齢猫は歯が抜けてしまったりあごの力が弱りドライフードが食べられなくなります。無理に食べさせるとご飯を食べなくなるので注意します。

食べられない場合はウェットフードだけでも構いませんが、栄養に気を付けておく必要があります。栄養を偏らせない、栄養不足にさせないようにしてあげてください。

猫ちゃんの多くはちゅーるが大好きです。シニア猫になっても同じようにちゅーるを与えてもいいのか気になる方もおられますが、高齢猫（老猫）にちゅーるを与えても大丈夫です。しかし、ちゅーるはあくまでおやつなので、シニア猫には総合栄養食と一緒にあげるのをおすすめします。

おやつとしてちゅーるを与える場合、1日に4本までにしてください。なぜなら、4本以上与えると、一般的に猫が必要な1日のエネルギー量の20％を超えてしまうからです。また、ちゅーるは療法食ではないため、疾患を抱えているシニア猫に与える場合は獣医さんに聞いてみるのがベストです。

今回は高齢猫におすすめのウェットフードについてご紹介しました。高齢猫は食べやすさも必須ですが、含まれる栄養素も重視しておきましょう。栄養がしっかり含まれているものを与えれば猫の健康もサポートできます。ここでご紹介したウェットフードを参考に、愛猫が気に入りそうな一品を見つけてみてくださいね。