不倫小説のおすすめ人気ランキング10選｜ドロドロ恋愛小説やアラフォー主人公も

1999年に永作博美さん主演でドラマ化もされたので、知っている人が多く知名度がとても高い不倫小説です。普通の夫婦のように毎日一緒に住むわけでは無く、週末だけ一緒に住む週末婚。お互いにそういった生活がベストであれば、週末婚も悪くはないでしょう。

女性の心理をうまく描いており、結婚生活のことよりも姉妹のドロドロを描いた小説なので、ドロドロとした話が読みたい人におすすめする不倫小説です。

最終的には夫婦や姉妹はどうなるのか？ドラマを見たことがある人ももう一度小説で読み返してみると、違った発見があるかもしれません。得にドラマを見ていた頃は子供だったけど、今は結婚している人などは違った見方ができるでしょう。

著者・長江俊和が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。死の匂いが立ちこめる山荘、心中のすべてを記録したビデオ。不倫の果ての悲劇なのか。なぜ女だけが生還したのか...

ルポタージュ形式で展開されていく不倫要素もあるものの、ミステリー色がとても強い小説。読んでいるうちにだんだん引き込まれていくのですが、途中で少し前を読み返して確認しながら読み進めるとよりわかりやすいです。

少しグロテスクな部分もあり、怖い小説でもあるので読む人を選ぶ小説ではありますが、特に最後のどんでん返しが賛否両論あるものの必見となっています。

夫への不満から、麻也子が理想の不倫相手として選んだ相手は...醒めた視点で男女の愛の虚実を描き出す、不倫恋愛小説の最高峰！不倫恋愛小説の最高峰と言われるだけあって、まず一番最初に読む不倫小説としてとてもおすすめな一冊です。

とても有名な不倫小説である不機嫌な果実は、1997年には石田ゆりこさん主演で、2016年には栗山千秋さん主演で2回もテレビドラマ化されている珍しい不倫小説です。またテレビドラマだけではなく南果歩さん主演で映画化もされています。

結婚6年目、今年で32歳になる水越麻也子はいろいろな男性とセックスをするものの全く満たされない女性。「夫以外の男とのセックスは、どうしてこんなに楽しいのだろうか。」というフレーズもあるのですが、女性はそんなことを考えているのでしょうか？

わかば銀行の支店から一億円が横領された。容疑者は、梅澤梨花四十一歳。二十五歳で結婚したが、子どもには恵まれず、銀行でパート勤めを始めた。真面目な働きぶりで契約社員になった梨花。そんなある日、顧客の孫である大学生の光太に出会うのだった...

2014年には原田知世主演でテレビドラマ化され、宮沢りえ主演で映画化もされた不倫小説。映画公開後に人気が再燃したことで、オリコンランキングでも1位に輝いた。第25回柴田錬三郎賞という文学賞も受賞している。

元々はちょっとした旦那さんとの擦れ違いから、若い男性との不倫関係になり、最初は少額だった横領額もいつのまにかタガが外れてとてつもない額になっていく。実際に起こる可能性もなくはないと思わせる不倫小説です。

三十五歳の脚本家、奈津は、才能に恵まれながら、田舎で同居する夫の抑圧に苦しんでいた。ある日、夫の創作への関与に耐えられなくなった奈津は、長く敬愛していた演出家・志澤の意見に従い、家を飛び出す決意をする...

2018年には水川あさみさん主演でダブルファンタジーはテレビドラマ化もされました。不倫小説としては第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞という文学賞をトリプル受賞した名作です。

売れっ子の脚本家という、普通の人から見たらとてもうらやましい主人公の女性にもいろいろな葛藤があるもの。旦那さんとも昔はとても愛し合っていたのに、いつのまにか鬱陶しくなってしまうという部分には共感できる人も多いのではないでしょうか。

会社社長の夫・浩さんと、まるで軍艦のような広い家に暮らす美弥子さんは、家事もしっかりこなし、「自分がきちんとしていると思えることが好き」な主婦。でもいつの間にか大学の先生でアメリカ人のジョーンズさんのことばかり考えるようになってしまって...

直木賞も受賞している江國香織さんですが、「真昼なのに昏い部屋」も第5回中央公論文芸賞を受賞しています。読み始める前から、本の帯に書いてある「人妻は物を感じちゃいけないなんて法があるかしら」という言葉はどういう意味なのか気になってしまいます。

昏い（くらい）というタイトルなのですが、読み進めて行くと輝かしいイメージを感じる不倫小説でもあります。そんな輝かしいイメージで読んでいくと、最後の1ページで衝撃を受けることになるでしょう。

売れないエロ小説家の主人公、力石理気子は美人なのに独身で、しかも未だ処女。セックスをしてくれる男を捜し求める力石理気子は最終的にセックスして処女を喪失できるのか？そして、相手は小説のタイトルから考えると妻子ある男性なのでしょうか？

「ドールハウス」「喪失記」そしてこの「レンタル（不倫）」が姫野カオルコさんの処女三部作となっています。全ての作品の主人公が処女であるために処女三部作と呼ばれていますが、他の2作を読んでいなくても「レンタル（不倫）」は楽しく読むことができます。

小説のタイトルに「不倫」の文字があるため、よくある不倫小説のようにドロドロした話を想像して読み始めると、少し肩すかしをくらうかもしれません。しかしこういった笑いもある不倫小説も読んでみると、他の不倫小説とは違った楽しみ方ができます。

20年前に離婚を経験しており、それ以来恋愛をせずに生きてきた中堅出版社の専務の中村るいは、十七歳年下の金融庁キャリアの鈴木行と出会います。行には万里江という社長の娘の奥さんがいるものの、るいと行は恋に落ちていってしまい...

セカンドバージンを書いた大石静さんは、本業が小説家というよりも脚本家がメインの仕事であることもあってか、このセカンドバージンも元はドラマの脚本から小説になりました。読み進めて行くと普通の小説とはちょっと違う雰囲気があります。

セカンドバージンという言葉もこのドラマから少し聞くようになったり、あの清純派女優の鈴木京香がドラマで過激なベッドシーンを演じたりと大きな話題になったドラマでした。なので小説を読むと鈴木京香さんや、長谷川博己さんが頭の中に浮かんできます。

東京の理系大学で研究を続ける大学院生の主人公の前に現れたのが、北海道からゲスト研究員でやって来た斉藤恵。斉藤恵は三つ上の先輩と学生結婚しているのですが、そんな既婚の女性と主人公は恋に落ちてしまい...

この不倫小説はそこまでドロドロしたものではなく、結構甘い雰囲気もある甘い恋愛小説です。あまり斉藤恵の旦那さんの描写も出てこないため、読み進めていくと一瞬不倫関係なのを忘れてしまうこともあるかもしれません。

これが現実でしたら不倫は良くないことなのですが、本当に好きな人がもし既婚者だったとしても、こんな甘い恋愛ができたら羨ましいな、と感じてしまいます。性的な描写も少ないためライトな不倫小説が読みたい人に特におすすめできる小説です。

出版社の敏腕編集者である50歳の久木祥一郎だったが、営業部と、作品にこだわり過ぎて揉めたせいで編集の第一線から閑職の調査室配属を命じられてしまう。失意にくれる彼の前に、「楷書の君」と呼ばれている美しき38歳の人妻・凛子が現れて...

不倫小説としては一番有名と言っても過言ではない失楽園。300万部も売れた小説で、映画版では役所広司さんと、黒木瞳さんが主演。ドラマ版では古谷一行さんと、川島なおみさんが主演して大ヒットし、「失楽園」というタイトルが流行語にもなったほどでした。

この失楽園を最後まで読むと、究極の恋愛とはこういうことなんじゃないか？と思わされます。発売されたのが結構昔なこともあって、人によっては古臭いと思ってしまうかもしれませんが、不倫小説に興味をもったならば、一度は読んでおくべきタイトルです。