ドライマーク用洗剤おすすめ10選｜自宅でも洗えるドライクリーニング【ドライ用洗剤】

ウールやシルク、キュプラなど縮みやすい素材の衣類はドライクリーニングを推奨している場合が多いです。ドライクリーニング推奨は洗濯表示のドライマークで表示されます。しかし、専用の洗剤を使えば自宅でもドライマークが表示されている衣類を洗うことができます。

ドライマークが表示されている場合は、ドライクリーニングしかできないのではなく、縮みや色落ちを防ぐためにドライクリーニングを推奨しているだけです。つまり、洗濯方法に気をつけ衣類にダメージを与えない洗剤を使えばドライマークつきでも洗うことができます。

一般的な洗剤との違いは、ドライクリーニングは水の代わりに有機溶剤を使い油汚れを落とします。ドライマーク用洗剤は水を使いますが、適切に使えば衣料にダメージを与えません。そこで、ドライマーク用洗剤をランキング形式でご紹介します。人気商品のエマールやハイベックなども紹介するので、デリケートな衣類の洗濯に役立ててください。

実際にドライマーク用洗剤を使用した方々から多くの意見が出ています。ドライマーク用洗剤を使おうと考えている方は、使用者による口コミを見て参考にしてみてください。

ドライマーク用洗剤とおしゃれ着用洗剤では洗浄力に差があります。スーツやシルクを洗浄する際は、専用洗剤で洗うのがおすすめです。ウォッシャブルシルクなどは通常の洗剤でも洗えますが、基本的には水や高温に弱いためドライマーク用洗剤で洗浄しましょう。

ドライマーク用洗剤の界面活性剤の割合は25％以下のものがおすすめです。界面活性剤は、性質の異なる物質を繋ぐ役割をする成分です。洗濯の場合は水と油汚れを結びつける役割をすることになります。

結びつくことにより油汚れが水に溶けて衣類から取り除かれます。界面活性剤の割合が多いほど洗浄能力が高いですが、衣類にダメージを与えます。デリケートな素材の衣類を洗浄するドライマーク用洗剤の場合は、界面活性剤の割合が少なめがおすすめです。

界面活性剤の割合は、ドライマーク用洗剤のパッケージの裏面の成分に表示されています。たいていのドライマーク用洗剤で大きくは表示されていませんが、選ぶための大事なポイントなので注意して確認しましょう。

シリコンや樹脂を配合したドライマーク用洗剤は衣類の痛みが少ないのでおすすめです。樹脂を配合したものは業務用などでありますが、家庭用としてはシリコンを配合したものが多く発売されています。

シリコンの役割は繊維をコーティングして縮みや色あせを防ぐことです。シリコンが繊維の表面に膜を作ることにより、必要以上の水の浸透や繊維同士の絡み合いを防ぎます。縮みは繊維同士が絡んで硬くなることで発生するのでシリコンは有効に働きおすすめです。

またシリコンでコーティングされた衣類は、肌触りが滑らかになるのも特徴です。ウールやシルクの風合いを残したままで、しっとり滑らかな触り心地になるのでシリコン入りドライマーク用洗剤はおすすめです。

ドライマーク用洗剤に含まれる界面活性剤やシリコン以外の注目成分は、柔軟剤・蛍光増白材・抗菌成分です。柔軟剤は洗剤と別で入れてもいいですが、ドライマーク用洗剤にもとから入っていれば手間が省けて便利です。

蛍光増白材は衣類を白く輝かせる成分で、通常の洗剤にはたいてい含まれています。蛍光増白材は衣類をいためるのでデリケートな素材の衣類には向きません。ドライマーク用洗剤には蛍光増白材が無配合のものがおすすめです。

抗菌成分は洗濯が終わった衣類の、菌の発生を抑えてくれます。菌が発生しなければ衣類が臭くなりにくく洗濯のスパンを長くすることができます。ドライマーク用洗剤での洗濯は衣類を優しく洗うために時間がかかるので、洗濯回数を減らすことができおすすめです。

香料が入ったドライマーク用洗剤は人気があり、さまざまな香りのものが発売されています。優しい香りで人気があるのがフローラルなどの花の香りです。洗う衣類がセーターなどのふんわりしたもののときに合うおすすめの香りです。

汚れ落としの成分としてオレンジが配合されている場合は、ドライマーク用洗剤がほのかにオレンジの香りになります。この香りはすぐになくなってくるので、香りが苦手でも汚れ落ちがいいオレンジ成分配合のものはおすすめです。

香料は衣類を傷めることはないので、衣類の傷みを気にする方でも香料入りを使うことができます。汚れ落ちも界面活性剤の含まれる割合によって決まるので、香料を気にする必要はありません。自分の好きな香りのドライマーク用洗剤を選びましょう。

ドライマーク用洗剤の香りは、いい香りですが人工的な香りでもあります。香りに敏感な方は洗濯後に余計な香りがつくと気になります。そんな方は無香料のドライマーク用洗剤を選ぶのがおすすめです。

無香料のドライマーク洗剤はオーガニックな種類に多いです。よりシンプルに体に優しいことを一番に考えて、余計な成分を入れないオーガニック製品のこだわりです。しかし、香りがないので衣類が乾いた後で物足りなさを感じることもあります。

自分が無香料か香料入りのどちらが好みかわからないときは、とりあえず無香料を選ぶのをおすすめします。衣類に香りをつけたくなったら香りがついた柔軟剤を使いましょう。柔軟剤はデリケートな衣類を縮ませることがないので、ドライマーク用洗剤とあわせて使えます。

一般的な洗剤の液性は弱アルカリ性です。洗剤の洗浄能力はアルカリ性が強くなるほど高くなります。しかし、強いアルカリ性だと繊維が傷みやすいデメリットがあります。そこで、弱アルカリ性がよく使われます。

ウールなどのデリケートな衣類を洗う場合は、さらに衣類へのダメージを減らす必要があります。そのため、ドライクリーニング推奨のデリケートな衣類を自宅で洗う場合は中性の洗剤が一番のおすすめです。

酸性でもアルカリ性でもない中性は刺激が少なく、衣類の繊維を傷めないのでおすすめの液性です。実際にほとんどのドライマーク用洗剤が中性になっていますが、配合成分により衣類へのダメージを減らしている場合は弱アルカリ性でもおすすめできます。

ハイベックはドライ洗剤の老舗であり、一般的にクリーニングに出すようなドライマーク衣類やおしゃれ着をご家庭の洗濯機で丸洗いできるドライクリーニング用洗剤です。水溶性・油性・不溶性の汚れに対応しています。また、植物由来成分配合なので、環境にも負担をかけにくい洗剤です。

花王は、洗剤や化粧品などの日用品を扱う日本の大手日用品メーカーです。洗剤・トイレタリー用品では国内トップシェアを誇ります。また、化粧品においても子会社のカネボウ化粧品を含んで国内シェア2位とかなり人気です。

花王のエマールは、ニットやおしゃれ着を洗濯できるおしゃれ着用洗濯用洗剤です。洗濯による伸びやヨレ・毛玉・縮みを防いでくれます。また、シワや色あせの予防もできるのも魅力です。

ウエキは、洗剤・洗浄剤をはじめとする家庭日用品の製造販売を行う日本のメーカーです。日用雑貨・医療用品・酒類・飲料品・食料品などの卸売販売を行っています。幅広い種類の洗剤・洗浄剤を取り扱っているため、ドライ用洗剤も使いやすいです。

ウエキのドライニングは、天然系の液体タイプのおしゃれ着洗剤です。植物由来のオレンジオイルとヤシ油由来のため、衣類やお肌を考慮している点が魅力。柔軟剤なしでもふんわり仕上がるので、ウールのニットやタオルなどの使用に適しています。

ドライマーク洗剤の自宅での基本的な使い方は以下の通りとなります。

1. 洗濯機に水を入れ、原液を溶かして洗浄液を作る
2. 洗浄液に汚れた衣類をつけおきする
3. 脱水し、軽く1回すすぐ
4. 再び脱水して、形を整えて陰干しする

注意点として、皮革・毛皮製品・絹製品などのドライマーク洗剤使用不可の素材でないかチェックし、色落ちがないか確認する作業が必要です。

水洗い不可マークがついている衣類は、表示に従い自宅で洗濯するのは避けましょう。そのまま水洗いをすると、衣類が色落ちしたり縮んだりする危険性性もあります。おしゃれ着用洗剤などを使用すれば、洗濯できる可能性はありますが、どうしても心配な方は、購入前に店員さんに聞いてください。

洗えない服を汚さないコツは、

• インナーを下に着る
• 連続して着用しない
• 洋服ブラシを使用する
• フキンで拭く
• 消臭スプレーを使う
• アイロンのスチームを当てる
• 静電気を発生させない衣類の組み合わせを取り入れる

などがあげられます。洗えない服は取り扱いが難しいため、気をつけましょう。

「洗濯表示にあるセキユ系ってなんだろう？」と思ったことがある方は多いのではないでしょうか。一般的にはクリーニング屋への表示です。洗濯表示にセキユ系とあれば、ドライクリーニングするときは、石油系の溶剤を使う必要があります。

また、ドライにバツの表記がある場合は、ドライクリーニング禁止なので、クリーニングは出せません。ただし、自宅では石油系溶剤を使うことはないので、さほど気にする必要はありません。

ドライマーク用洗剤のおすすめ10選はいかがでしたでしょうか。香りが強いものやほのかに香るもの、無香料のものがあるので気に入ったものを選びましょう。ぜひ、毎日でも使えるドライマーク用洗剤を見つけてください。