フランス語辞書おすすめ10選｜和仏辞典・アプリも【初心者・大学生にも】

日本人はまず世界の共通言語として英語を学びますよね。学校でも英語は必須科目です。では、はじめから英語を話せる英語圏の人たちは何語を学んでいるのか気になります。実は、アメリカで母国語の次に学ぶ言語は、スペイン語、次いでフランス語だそうです。

フランス語は外交や国際機関でスペイン語よりも優遇されるので、英語の次に学ぶ価値のある言語といえます。そのため、言語を学びたいと思ったときに役立つのがフランス語辞書ですが、なにを基準にして選べばいいのか分かりませんよね。

そこで本記事では、目的別やレベル別に分けたフランス語辞書の選び方や、仏和辞典などのおすすめ10選を紹介します。おすすめのアプリについても触れるので、フランス語辞書を探している方は必見です。

フランス語を学ぶ理由はさまざまですが、目的に応じて最適の辞書を選ぶと、語学習得をよりスムーズに行えます。自分にぴったりの辞書を選びましょう。

まずは大学の講義や課題、翻訳の仕事などに取り組む際におすすめの辞書です。専門性を備えた豊富な情報量、長時間使用する際に疲れない見やすいページ構成などのポイントを見極めて選びましょう。また、略語や俗語の解説も多く掲載されているものがおすすめです。

大学の講義やフランス語の文章翻訳には、基本的な知識だけではなく広い見識や読解力も必要になっていきます。できるだけ多くの単語が載っている辞書、関連情報の多い辞書にしましょう。

日常会話、海外旅行の際に使用する場合は、自然に使える会話の例文や単語がたくさん載っているもの、音声機能が使えるものを選びましょう。また、専門性や正確性よりも相手に伝わるのが重要なので、難しい言葉は無駄になってしまいます。必要最低限の言葉をすぐに探せるシンプルなものにしましょう。

海外旅行では、なるべく荷物は少ないほうが動きやすいです。日常会話、ビジネスシーンなど普段のコミュニケーションも分厚い辞書を持ちながらでは不自然です。辞書を家に忘れてしまった時も、大変困ります。辞書アプリが一番おすすめです。

初心者、中級者、上級者と辞書にもレベル別のおすすめがあります。子ども向けの辞書なども出ているので、語学を学習する年齢や、自分の今のスキルに合わせて辞書を選びましょう。

子ども向けには、学習意欲を高めたり楽しく勉強できるようにイラストが豊富に載っている辞書をおすすめします。また、カラーで印刷されているものもいいですね。頭に入ってきやすい例文や、歌など退屈させない工夫がなされています。

語学学習において、一番最初が肝心です。つまらない、退屈だとはじめに躓いてしまうと一気に勉強する気が起きなくなってしまいます。楽しい、分かりやすいなどの印象を与えるためにも、スタート時に最適な辞書を選びましょう。

ある程度のフランス語の知識が身に付いている人は、学生や社会人だと思います。他の勉強や仕事にも時間を割かれる人には、通勤途中などのスキマ時間に勉強できる電子辞書やアプリがおすすめです。どこでもサッと検索できて、音声機能も付いてるので忙しい人でも使いこなせます。

もうひとつ大事なのは、出版年の確認です。言葉は日々アップグレードしていきます。最近できた言葉や流行りの言葉もありますが、逆にもう日常会話では使わなくなった言葉もあります。ビジネスやネイティブの人と会話をする場合に、その時代に合わせた言葉を覚えるのはとても大切です。

これから中級、上級向けの辞書を購入する人は、実用的な面も考えて、最新版の辞書を選びましょう。

紙の辞書のメリットは、調べたい意味の他にも熟語・類語・語法などの解説を一緒に読める点です。また、前後にスペルの似た言葉も載っているので合わせて勉強できる効率の良さもあります。

電子辞書が登場する前までは当たり前だった紙の辞書。重たくて字は細かいし、電子辞書に慣れてしまっている人には使いづらいかもしれません。しかし、ぼろぼろになるまで使いこなす頃には語学力もいつの間にか身に付き、辞書に愛着もわきます。

あの文豪、三島由紀夫は辞書を愛読書としていたそうです。美しい文章を構成する豊富なボキャブラリーはこれが要因かもしれません。辞書を読み込めば読み込むほど、フランス語の力はどんどんレベルアップしていきます。

常に辞書を持ち歩いている人、カフェやちょっとしたスペースで作業をする人には電子辞書がおすすめです。カバンの中に入れてもかさばらず重くなりません。小さなテーブルに広げても場所を取りません。また、検索履歴が残るので、過去の復習にも使えます。

電子辞書は音声機能がついているので、読むより話すのに重点を置いている人は、電子辞書を選びましょう。また、フランス語以外のコンテンツを搭載しているものも多いので、知識欲が高まります。

欠点といえば、スペルを最後まで入力しなくてもある程度単語が出てきてしまうので、正しいスペルが身に付きにくいです。また、紙の辞書と違って、パッと開いた時に目に入ってくる情報が少なかったり、単語の意味以外の情報が別表示だったりします。

最近では、スマートフォンの普及によって、アプリでの学習がさかんに行われています。もともと持ち歩くスマートフォンに入れて使用するので、辞書をわざわざカバンに入れる必要がなく、持ってくるのを忘れる心配もありません。気軽に使いたい、会話中にサッと調べたい場合には辞書アプリが大変おすすめです。

外出先などですぐに辞書を確認できない場合は、無料のオンラインサイトで調べるのもおすすめです。フランス語のオンライン辞書では、Glosbe辞書がおすすめです。

音声も出るので発音を確認することも可能です。しかし専門家が編纂した辞書とは違い、訳に違和感があったり使い勝手が悪かったりする場合もあります。あくまでもちょっとだけ使うときに適しています。

フランス語辞書にはロワイヤルとプチ・ロワイヤルの2種類があります。どちらも似たような名称ですが、その違いは語数にあります。ロワイヤルは90,000語以上に対し、プチ・ロワイヤルは約45,000語です。初めて購入するならプチ・ロワイヤルの方が読みやすく、オンラインサービスで単語検索ができるのでおすすめです。

英語に自信がある方は、仏英辞典を利用するのもおすすめです。仏英・英仏両方が入って5万語前後も収録されているのに500円前後と非常にリーズナブルです。ぺーバーバッグ製のものが多く、軽くて持ち運びやすいのもメリットです。ただ、かなりの英語力がないと難しいようですが、試しに購入してみては。

ここまでフランス語辞書のおすすめの選び方と人気ランキングを紹介してきましたが、いかがでしたか。目的や用途に合わせて選ぶのはとても大切です。自分に合ったフランス語辞書を購入して、楽しく語学習得しましょう。