ブレーキフルードとは、自動車やバイクなどに使用されるブレーキを作動させるために必須なオイルです。ブレーキオイルとも呼ばれ、車検時の交換は必須です。無交換のまま走行をしてしまうと、ブレーキのゴムパーツにダメージを与えてしまいます。
しかし、ブレーキフルードは多くのメーカーからたくさんの種類が発売されておりどれを選べばいいか迷ってしまうかと思います。そこで今回はブレーキフルードの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。
記事の最後にはブレーキフルードの交換時期や交換方法についてもご紹介していますので、是非最後までご覧になってください。

ブレーキフルードの選び方について詳しく解説して行きます。ブレーキフルードの選び方正しく理解することで、より質の高い製品を選ぶことができるようになります。
ブレーキフルードには、アメリカの交通省が作った基準が設けられており、それをDOTと言います。このDOTの数値によって特徴が異なるので、選ぶ際の基準としてしっかり覚えておきたい項目です。
ブレーキフルードの規格のDOT3は、オイルにグリコール系のフルードを使用されていて、一般的な自動車に使用されています。軽自動車や普通自動車の排気量の少ない車に使用されていることが多いです。
特徴としては、ブレーキフルードの沸点が低いので、ブレーキを多用する山道などではブレーキの効きが悪くなる可能性もあります。しかし、吸湿性が少ないのでブレーキフルードが長持ちしやすい傾向にあります。
一般的な走行のみで、街乗りにしか車を使用しない方には最適なブレーキフルード規格です。山道や高速道路を良く走る方はDOT4などを選ぶようにしましょう。一番おすすめな選び方は、自動車の取扱説明書に記載してある規格を選ぶことです。
ブレーキフルード規格のDOT4には、フルードにDOT3同じくグリコール系のフルードが使用されております。DOT3よりも吸湿性が高めになっていますが、沸点が高いのでブレーキを多用するシュチュエーションでもブレーキが効きやすい傾向があります。
主にオートバイに使用されているブレーキフルードであり、一般的な自動車にも使用されております。自動車の取扱説明書に書いてある規格を選ぶのがおすすめですが、ブレーキが効きにくいと感じる方は、ディーラーの方と相談してみましょう。
山道や高速道路などのブレーキを多用する可能性があるシュチュエーションをよく走行される方におすすめなブレーキフルードの規格です。しかし、サーキットなどのスポーツ走行では、沸点が低い可能性が高く、ブレーキが効きにくくなる可能性があります。
ブレーキフルードの規格DOT5は、DOT3・4には使用されていないシリコーンのフルードを使用しております。主にハーレー、旧車などに使用されていることが多く、グリコール系と代替できないので、DOT3、4が使われている車両では全交換を必要とします。
非常に沸点が高いので、サーキットやラリーの走行に向いているブレーキフルードです。しかし、吸湿性が高いのでロングライフには向いていません。大排気量の自動車などに採用されていることが多く、交換時期も早めになります。
通常の街乗りであれば必要としないので、街乗りを中心とする方はDOT3やDOT4を選ぶようにしましょう。大排気量の車両や、スポーツ走行を行う方におすすめなブレーキフルード規格です。
販売されているブレーキフルードには、500mlと1000mlの容量に分けられて販売されていることが多いです。ほとんどの車両は500mlの容量で交換が可能ですが、一部車両については1000mlで無いと足らないこともあります。
なので、自動車の取扱説明書を見るかインターネットで調べたり、ディーラーに問い合わせて、確実な必要容量を調べましょう。
1000mlのブレーキフルードの方が容量が多いので、次回の交換に使うという方法がありますが、ブレーキフルードは開封してしまうと湿気を吸ってしまうので、性能が極端に落ちていきます。ですので、必要な容量だけ購入するようにしましょう。
ブレーキフルードには様々なブランドがあります。ホンダなどの自動車製造会社が販売している純正のブレーキフルードがあったり、ブレーキ専門ブランドのブレーキフルードなど様々です。
初心者の方は純正ブランドのブレーキフルードを選ぶことで、確実に適合したブレーキフルードを選ぶことができます。ブレーキフルードの知識がある方は、ブレーキ専門ブランドのブレーキフルードを選ぶことで、自分でブレーキフルードの性能を選ぶことができます。
国産純正ブランドのブレーキフルードは、フルードを交換する際の安全性の高さが特徴です。信頼感と安全性を重視したい方には国産純正ブランドの商品がおすすめです。
通常の街乗りにしか利用しないと言う方にもおすすめであり、ディーラーなどでも純正ブランドのブレーキフルードを利用するので、混合しても安全であることから、初心者におすすめです。
WAKO’S(ワコーズ)は、神奈川県小田原市に本社を置く日本の潤滑油・添加剤・カーケアおよびメインテナンス製品の製造・開発・販売を行う企業です。
そんなWAKO'Sのブレーキフルードは、耐熱性・耐久性・耐水性を兼ね備えており、振動を吸収して長時間に渡りブレーキ鳴きを防止する性能を持っています。
Brembo(ブレンボ)は、イタリアに本社を置く自動車・二輪車用ディスクブレーキメーカーです。1961年に創業していて歴史もあるメーカーです。
そんなBremboは、高品質で最高峰のレーシングブレーキシステムを開発しており、街乗りでもレーシングでも卓越した性能を誇ります。
ブレーキフルード ウルトラ BF DOT4
沸点性能の高い高品質なブレーキフルード
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
こちらの商品は、厳しい基準に適合したHonda車専用のブレーキフルードです。交換の目安は、初回は3年で、2回目以降は2年ごとになっています。
Honda車のブレーキ性能を引き出す国産の純正製品です。安心して安全に使用することが出来ます。
- 内容量
- 500ml
- 規格
- DOT4
バイクにて使用しました。交換する時は古いフルードの色が濃くなっているので、 新品と交換する時に色がぜんぜん違うのでわかりやすいです。 量もちょうどバイク一台分になるので助かります。
BF-4
発錆・腐食が起きにくいブレーキフルード
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
こちらの商品は、JIS規格及び米国連邦規格以上の高沸点を有し、厳しい条件下でも高性能な品質を長期間保つことが出来ます。
また、ブレーキ系統に使用されている金属パーツはオイルに触れていると錆などが発生するケースがありますが、こちらの商品では発錆・腐食が起きにくく、ラバーパーツに対しても膨潤・軟化・硬化等の悪影響が少ないという特徴があります。
- 内容量
- 1000ml
- 規格
- DOT4
キャリパーのオーバーホールついでに、全てのブレーキフルードを交換しようと思い、1Lの物を買いました。品質は他社の物と比較しようがありません。普通に使えています。 オーバーホールが済んで、ブレーキフルードが新しくなり、車は快調です。
RGP-4210
レースでのノウハウを基に作られたパワーブレーキフルード
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
N1レースの過酷な条件下でテスト開発されたこちらの商品は、DOT5ベースからフィードバックされて、ストリートからサーキットまであらゆるシーンで幅広く対応できます。
特にドライ沸点においてはDOT5規格をも上回る高性能を実現しているというとても優秀な品質です。さらに1Lで1100円というコストパフォーマンスの高さも特徴です。
- 内容量
- 1000ml
- 規格
- DOT5
古い黄ばんだオイルとの違いが明確で、新旧のオイルが入れ替わったかどうかは分かりやすいと思います。全体的にカチッとして、握ったら握っただけ制動力が上がって、ダイレクト感がありいい感じです。
ブレーキフルード BF4
グリーンカラーが特徴のブレーキフルード
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
鮮やかなグリーンカラーが目立つこちらのブレーキフルードは、リザーバータンクの外からでも残量や変色が判断しやすくなっています。
また、ボトルの先端が注入しやすいように細口になっているので交換作業も快適に行えるようになっています。なお、毒物劇物取締法規制の対象となるトリブチルアミンは含んでおりません。
- 内容量
- 210ml
- 規格
- DOT4
他に移し替えずとも注ぎやすいパッケージとノズル 一回の交換で必要十分な容量 大きめの缶入りは余らせても処分に困るだけなので、多少割高でもこの販売形態はありがたいですね。
ブレーキフルード BF-4
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
毒物劇物取締法規制の対象となるトリブチルアミンを含まないこちらのブレーキフルードは、DOT4規格に合格した非鉱油系の高品質な商品です。
高沸点で防錆性・安定性・ゴム劣化防止性にすぐれていて、500mlで1039円というリーズナブルな価格帯に設定されているのもおすすめポイントです。
- 内容量
- 500ml
- 規格
- DOT4
しばらくブレーキフルードの交換をしていなかった(TT250R)ので購入しました。やはり純正が安心ですね。フルード交換してみると、レバーを握った時のタッチがとても良くなったので、定期交換は必要ですね。
ブレーキフルードBF-3
DOT3の代表的な製品
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
JIS規格及び米国連邦規格以上の高沸点を有するこちらの商品は、厳しい条件下でも高性能を長期間保ちます。
防錆性や耐腐食性が高く、ブレーキ系統に使用されている金属パーツに対して発錆・腐食が起きにくく、ラバーパーツに対しても膨潤・軟化・硬化等の悪影響がありません。
- 内容量
- 1000ml
- 規格
- DOT3
DOT3フルードが無くなったので購入。 数台所有してるかたや、自分でマメにエア抜きする人にはいいと思います。 使った感じ、今まで使ってたTOYOTA純正フルードとかわりません。
DOT5.1 BRAKE FLUID



最高規格DOT5.1規格に適合したロングライフフルード
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
ドライ沸点が270℃、ウェット沸点が185℃という高沸点を実現したこちらの商品は、ドライ・ウエットに関わらず最高のブレーキ性能を発揮します。
また、ノンシリコンベースで開発されており、低温時の流動性に優れていてABSシステムにも最適に作られています。
- 内容量
- 500ml
- 規格
- DOT5.1
ブレーキタッチ等の細かな差異は判りませんが、BMW純正と比べても何の問題もなく使用致しております。 ブランドの安心感でしょうか。
Brake Fluid DOT4
安定したブレーキフィーリングを実現
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
高ドライ沸点で安定した性能を発揮するこちらの商品は、DOT4規格でスポーツ走行にも対応しています。
レビューを見ると4年間無交換でもフィーリングが変わらないというコメントもあります。安全のため定期的な交換は必要ですが、それくらい長期間の使用が可能な、コストパフォーマンスも高いブレーキフルードです。
- 内容量
- 500ml
- 規格
- DOT4
バイクの油圧クラッチとブレーキフルードに使用しました、各社の性能差はわかりませんが有名オイルメーカーの製品なので安心感があり、缶のパッケージが格好いいので今回購入してみました、交換後のレバータッチも良好で問題無い商品でした。
ブレーキフルード



自転車専用のブレーキフルード
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
120mlのこちらの商品は、自転車専用としてこだわって超低粘度に仕上がるように開発されたブレーキフルードです。
走りに合わせて選べる洗浄剤・潤滑剤・保護剤が揃った有名メーカー、「フィニッシュライン」から発売されている安心感のある製品です。
- 内容量
- 120ml
- 規格
- DOT5.1
容器もしっかりしており、容量も十分だと 思いました。交換時にはまた購入しようと思います。
ブレーキフルード SP-4
街乗りからサーキット走行までカバー
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
DOT4規格の高性能なこちらの商品は、街乗りからサーキット走行までカバーする高品質なブレーキフルードです。
当記事でもご紹介したWAKO'Sという、たくさんの利用者から支持を集めている信頼のおけるメーカーの商品なので、安心して使用していただけます。
- 内容量
- 1000ml
- 規格
- DOT4
年に一回必ず交換しています。サーキットは走りませんが、峠を攻めてもブレーキは根をあげません。オーバースペックと思いますが、愛車を長く持たせたいので、10年以上入れています。タッチは一年後でもあまり変わらない様に思います。
ブレーキフルードの比較一覧表
商品画像 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
メーカー |
Honda(ホンダ)
|
古河薬品工業
|
RG(レーシングギア)
|
アクティブ(ACTIVE)
|
ヤマハ(Yamaha)
|
古河薬品工業
|
モチュール(Motul)
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カストロール(Castrol)
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フィニッシュライン(FINISH LINE)
|
ワコーズ(Wako's)
|
商品名 |
ブレーキフルード ウルトラ BF DOT4
|
BF-4
|
RGP-4210
|
ブレーキフルード BF4
|
ブレーキフルード BF-4
|
ブレーキフルードBF-3
|
DOT5.1 BRAKE FLUID
|
Brake Fluid DOT4
|
ブレーキフルード
|
ブレーキフルード SP-4
|
説明 |
沸点性能の高い高品質なブレーキフルード
|
発錆・腐食が起きにくいブレーキフルード
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レースでのノウハウを基に作られたパワーブレーキフルード
|
グリーンカラーが特徴のブレーキフルード
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DOT3の代表的な製品
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最高規格DOT5.1規格に適合したロングライフフルード
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安定したブレーキフィーリングを実現
|
自転車専用のブレーキフルード
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街乗りからサーキット走行までカバー
|
価格 | 710円 (税込) | 720円 (税込) | 1,100円 (税込) | 736円 (税込) | 1,039円 (税込) | 670円 (税込) | 2,008円 (税込) | 1,269円 (税込) | 1,730円 (税込) | 3,553円 (税込) |
リンク | ||||||||||
内容量 |
500ml
|
1000ml
|
1000ml
|
210ml
|
500ml
|
1000ml
|
500ml
|
500ml
|
120ml
|
1000ml
|
規格 |
DOT4
|
DOT4
|
DOT5
|
DOT4
|
DOT4
|
DOT3
|
DOT5.1
|
DOT4
|
DOT5.1
|
DOT4
|

最後にブレーキフルードの「交換時期」と「交換方法」についてご紹介します。正しいタイミングで交換しないと、余計なコストがかかってしまいますし、タイミングを逃して使い続けるとブレーキシステムに異常をきたすので大変危険です。

ブレーキフルードは 使用頻度によって異なるので断るので一概には言えませんが、一般的に2~4年が寿命だといわれています。しかし、命を守る部品であることを考えると、車検ごとに交換するのがベストです。
また、ブレーキフルードは液体の色によって劣化具合を判断することが可能です。鮮やかな紫や青などの色が元々ついている場合は余計わかりやすいですが、黒ずんできたら交換のサインとして判断しましょう。

ブレーキフルードを交換する際はまず全てのタイヤを取り外します。その後、大型の注射器もしくはスポイトを使って、リザーバータンク内に残っている劣化したフルードを全て抜き取ります。
その後は、新しいフルードを溢れないように調整しながら、リザーバータンクの口元ギリギリまで注入します。後は全ての接続を元通りにして、正しく動作するかを確認しましょう。
ブレーキフルードの人気おすすめランキング10選をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。選び方を参考にすることによって、ブレーキフルードをもっと明確に選ぶことができるようになるので、是非とも参考にしてみてください。