ブルーバックスおすすめ名著ランキング10選｜面白い本・数学・自然科学など

科学の入門書として、要点をおさえつつわかりやすく書かれているのが新書の「ブルーバックス」シリーズです。数学・自然科学・物理など幅広いジャンルを、その道の専門家が一般人向けに執筆しているので、興味があるジャンルの知識を深めるために最適な本です。

ブルーバックスは講談社が刊行している新書シリーズで、1963年に創刊されてから2000冊以上の本が出されています。数学や科学は新しい知識や技術が更新されるたびに考え方が変わってくるので、5年以内や10年以内の本を選ぶ必要があります。

今回は口コミと一緒に講談社ブルーバックスの名著ランキングをご紹介します。面白いタイトルの選び方や、中学生・高校生の学習に役立つジャンルもピックアップしていますので、気になるタイトルがあったら購入を検討してみてはいかがでしょうか。

ブルーバックスのジャンルは、ほとんどが科学に関した本です。地学や心理学、物理学や薬学などのジャンルにおいて、それぞれのテーマを具体的にわかりやすく解説してくれます。相対性理論や量子力学、超ひも理論などのテーマ、ブラックホールや統計などテーマは多岐にわたります。

また、理系の人をターゲットにしたタメになる本や、大人の学び直しのための科学の教科書シリーズなどもあり、教養を深めるための企画本も刊行されています。科学をわかりやすく伝えるだけでなく、それぞれの読者のニーズに沿った企画もあるのがブルーバックスの本です。

ブルーバックスはコンピューター関連の本も多く刊行しています。プログラミングやAI、ブロックチェーンなどの技術やラズベリーパイを使用した電子工作など、新しい技術の内容をわかりやすく解説しています。

コンピューター技術は移り変わりが激しく、常に新しい知識が必要となります。ブルーバックスは新しい技術にも対応して、そのテーマをわかりやすい形で伝えてくれるので、最新の知識を得られます。

また、パソコンやスマホの脆弱性を狙ったサイバー攻撃について書かれている本もあり、ネット社会の現在の危険性についても教えてくれるなど、教養だけでなく知られていない現実の社会についても知ることができます。

お茶やコーヒーなど毎日飲んでいるものがどうして美味しく感じるのか、効能はどんなものがあるのかを科学的な面から分析する本があります。生活につながるものを取り上げて科学で解明しているので、最新科学の本よりもより身近に感じながら読むことができます。

また、食欲や睡眠など毎日行うことに関しても科学的に分析することで、見えてくるものがあります。歌やスポーツなど趣味に関係する本もあり、身近なテーマを選ぶことで文系の方でも読み進めやすく、さらに実際の活動の中で役立たせることができます。

ブルーバックスの本はページ数も少ないものから多いものまでさまざまにあります。本をあまり読まないという方はページ数の少ない本を選ぶといいです。最初から無理をして、ページ数の多い本から読み始めるよりは、身近なテーマの少ないページ数のものがおすすめです。

本を読み慣れている場合、ページ数の多い本でも楽に読み進めることができますが、どうしても知りたいというテーマの本をまず選ぶことをおすすめします。流行りの最新科学をテーマにした本はわかりやすく解説してくれていますが、専門的な内容のため興味を持ちながら読み進める必要があります。

ブルーバックスは書籍だけでなく、Kindleなどの電子書籍で読むこともできます。読み方で本を選んでいきましょう。

ブルーバックスは1963年に創刊してから、これまで新書を刊行してきました。気になるテーマの本を手にとって紙の質感を感じながら読める新書は、ページをめくり本の匂いを感じ、文字を読むことでより直感的に本を楽しむことができます。

また、ブルーバックスの新書は、気になるページにドッグイヤーをしたり、あらためて後から読み返すなどの動作が楽にでき、ストレスを感じること無く本を読み進めることができます。本の重みや収納した際の大きさなどが気にならない場合は、手にとって読み進められる新書をおすすめします。

Kindleなどの電子書籍は、本のタイトルを端末にダウンロードすることで読むことができます。ブルーバックスの本の中には、まだ電子書籍化していないものもあり、タイトルは限られますが、新しいタイトルのものは電子書籍に対応しています。

電子書籍リーダーを1台持っていれば、何冊でも本のデータを入れておけるため、読みたい本を重さを気にすることなく持ち運べます。また、気になった本のタイトルは無料で試し読みもでき、ネット環境があればすぐにダウンロードできるため、気になった時点で読めます。

本棚に本がかさばるのが気になる方は電子書籍でブルーバックスのタイトルをダウンロードすることをおすすめします。

ブルーバックスは、本を出版した年によっても科学で発見された事実や、その年の流行になったものなどさまざまなテーマを見ることができます。

現在から5年以内に刊行されたものや10年以内に刊行された本は、比較的新しい本なので、事実が覆されるような新しい科学の発見がない限り、有益な情報として本を読み進めていくことができます。ただ、知識を曖昧にしたくない方は、新しい専門書などで確認するようにしましょう。

また、入門書としてブルーバックスの本を読めば、専門的な単語などを知ることができるので、更に専門書や論文などを目を通すことで、深い教養を身につけることができます。そういった行動の流れをつけることでブルーバックスの本をより楽しんでいくことができます。

年数が経っている本は、科学の常識が覆されている可能性もあるので注意が必要です。絶版になっているものや、増刷されているものに関してはそういった心配は必要ありませんが、可能性として頭の片隅に置いておくのも必要です。

また、そういったことをふまえた上で、過去に出版された本を楽しむ方法もあります。現在では人工知能やAI技術が人口頭脳と呼ばれていたり、コンピューターが電子計算機と呼ばれていた時代があります。現在との差を過去の本から読むのも本を楽しむひとつの方法です。

ブルーバックスからは、教養に関する本だけではなく、高校生や中学生の学習にも役立つ数学・物理などテーマを扱った本も刊行されています。中高生の方はぜひ一冊手に取ってみたり、保護者や教師など教育に携わる方は教室や家などの配置を検討するのもおすすめです。

ブルーバックスは、基本的に月に2冊程度のペースで新刊が出ます。2023年は流行のクイズえを採り入れた「はまると深い！　数学クイズ　直感力・思考力を磨く」（著・横山明日希）や、DNAについて最新のPCR検査を絡めて解説する「新しいゲノムの教科書　ＤＮＡから探る最新・生命科学入門」（著・中井謙太）などが出版されています。

新刊や刊行予定は講談社の公式ホームページで公開されているので、興味があるテーマの作品があるかどうか、ぜひ確認してみてください。

科学をわかりやすく解説してくれるだけでなく、生活をより深く楽しんでいく秘訣も教えてくれます。ブルーバックスの本を読み始めて、教養を見につけつつ普段の生活に科学の知識を取り入れてはいかがですか。自分自身も周りの人も楽しめる時間にできます。