伝記おすすめ10選｜偉人伝・有名人の自伝本も紹介【子供から社会人まで】

伝記本は、さまざまな歴史上の偉人・有名人の人生を魅力的に伝えてくれます。彼らの発見や革命が現代を生きる私たちにも大きな影響を及ぼしていますよね。もしかしたら偉人の生き方を学べば私たちの人生が大きく変わるかもしれません。また、仕事やライフワークのクオリティ向上にも役立ちます。

古代を生きた偉人や、革命を起こし私たちの生活を変えた偉人、さらには現代を生き身近な製品を世に放った偉人まで、自伝（自叙伝）や評伝を含め数多くの方の伝記本が存在します。さまざまな分野で活躍する彼らを見事に描写した伝記を読み、人生に役立てましょう。

ここでは、おすすめの伝記本を選ぶ上で注意したいポイントについて触れていきながら、子供から社会人まで読めるおすすめの伝記本をご紹介していきます。伝記に興味がありながら、どの伝記から読めばいいか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

伝記とは、あるひとりの人物にフォーカスして、その人の生い立ちから過ごした生涯・成し遂げた行動や事業・考え方などを1冊の書籍にまとめたものです。その人物がなぜ偉人と呼ばれるのか、考え方の背景にある社会情勢なども含めて、丸ごと理解するのに大変役立ちます。

歴史上の人物から現在活躍中の方まで、さまざまな方の伝記が出版されているので、興味のある人物のありのままを知る資料としてぜひ読んでみましょう。本人のによって書かれた自伝と、第三社によって客観的に書かれた評伝があり、視点の違いも大変興味深いですよ。

幼児・子供におすすめしたいのは漫画タイプの伝記書籍です。偉人の人生を、漫画によって目で見て理解できる点が優れています。言葉だけではイメージしにくいものも、絵でみればイメージしやすいため、共感や理解も促しやすいです。

こういった漫画タイプの伝記書籍のメリットとして、もう1つ挙げられるのは大人になっても忘れにくい点です。ストーリーで覚えていたり、友達同士で読みあうと、さまざまな行動と記憶が紐づけされ、結果大人になってもずっと覚えていられます。

小学生から中学生には、学校で習った人物や現在有名な人など、なじみのある偉人の伝記がおすすめです。特に小学生には、さまざまな人物の伝記が短編でまとめられた伝記集や学習漫画が読みやすくていいですよ。カラフルなイラストで1日1話読み切れる量にしてあるなど、飽きずに読み進められる工夫がされています。

歴史を習い知識量も増え、自分の関心事が徐々にわかってくる中学生には、興味のある人物の伝記がおすすめです。これまで勉強として習った人物の成功や苦労を含めた人生を知って、知識に奥行きを持てるようになります。

漫画タイプの伝記書籍は高校生以上にもおすすめできますが、できれば漫画タイプは卒業したいですよね。高校生以上ともなれば、将来について曖昧ながらもぼんやりとした目標を見つけている時期なので、自分の理想像にあった偉人の伝記書籍を購入するのがおすすめです。

あるいは、自分が何をしたいのか決まっていない方にとっても、世界的な偉業を成し遂げた人物の生きざまから何か感じ取ったり学べたりできます。英語で書かれた伝記も、英語の勉強として有効なので、ぜひチャレンジしてみましょう。

すでに働いている方にも伝記書籍のメリットは数多くあります。最もおすすめできる理由の1つは、「働く」についてもう1度考え直す機会を与えてくれるところです。

近代・現代を生きる偉人、特に企業のリーダーであったり研究や発明で世界を変えた偉人の伝記を読めば、仕事のアイディアや働き方の見直しについて考えが得られるかもしれません。伝記の要素半分、自己啓発半分といった内容のものもありますので、仕事に生かせる可能性があります。

4千年の歴史を持つ超大国、地平線まで伸びる草原を疾走する騎兵の大群、魅惑的な眼で王をも虜にしたアラビアの女王など、歴史ロマンをくすぐる古代を生きた歴史的な人物の伝記は、歴史好きや、映画や小説が好きな方におすすめです。

歴史小説や歴史をテーマにした映画と異なるのは、さまざまな文献や信頼できる書物からの裏付けで書かれているところです。裏付けがあるため真実味があり、それでいて歴史の力強さを感じる書籍が多いです。また、こういった伝記書籍を読むとより世界史・日本史などの歴史科目にも強くなれますね。

古代だと、私たちの生活からあまりにもかけ離れていて実感がわかない方もいるかもしれません。しかし中世から近代を生きた偉人の伝記を読むと、現代にも大きく影響していたのがわかります。

今までなんとなく名前やその人物の偉業を知っている程度だった知識が深く掘り下げられ、現代の私たちの生活に直結している事実が理解でき興味深いものが多いです。雑学好き・トリビア好きにもおすすめできます。

現代を生きた・あるいは生きている偉人の伝記書籍は、自分の生き方や働き方を変えたい方におすすめです。

もちろん、どの時代だとしても得られるものはあります。しかし、より私たちの生活に近い生き方をしている人物はそれだけ得られるものが多く、また共感もしやすいです。

目まぐるしく変化する現代を生きるヒントを提供してくれる伝記書籍ともいえるかもしれません。現代ならではのITや現代機器、科学といった分野の伝記が多く出版されています。これからアクティブに行動したい方は、現代の偉人の伝記書籍を読んでみましょう。

特に近代から現代までの人物が多く描かれている、発明や発見をした人物がテーマの伝記書籍。発明や発見となると、理系以外の人にはおすすめできないのではと思われるかもしれませんが、それは違います。

緻密な努力の積み重ねや、発見するきっかけになったアイディアの想起法、またユニークな裏話は非常に参考になります。

どちらかといえばクリエイティブな職業の方や研究職の方におすすめです。考え方を変えたい方も、天才たちの行動や言葉で何かが変わるかもしれません。

人々の生活を変えるために逆境から立ち上がり反抗していった革命児や、企業のリーダーとしてサクセスしていくリーダーは誰が読んでも鼓舞されるエネルギーに満ち溢れています。

ある意味では自己啓発として読むのもおすすめです。アクティブで力強い偉人たちの言動は、気分やモチベーションをあげてくれますね。

もちろん、仕事をするうえでリーダーシップを自らに持ちたい方や指導者としての立場を理解したい方が読むのもおすすめします。人をひきつけ共に行動する彼らの生き方は、どの時代を生きていたとしても、現代の私たちに通じるものがあります。

冒険家の生きざまは読んでいてワクワクしますよね。エンターテイメントとして楽しめるテーマの伝記書籍ともいえます。

また、冒険を通じて得た冒険家の哲学も同時に読み解けます。仲間と協力し、時には独力で切り開かなくてはならない未知への冒険をした人物の言動は、非常に力強いです。

また宇宙への冒険は、最先端の科学がテーマになっているものもあります。人類が宇宙に進出した軌跡はすでに多くで語られていますが、伝記書籍で読むとまた違った印象を受けますよ。

これまで活躍した女性を描いた伝記も興味深く読めるのでおすすめです。現在は女性の社会進出もあたりまえになり、課題はあるものの随所で男女平等の考え方が基本になっています。しかし歴史的には、長い間女性が軽視された時代が続いていました。そのような厳しい時代で活躍した女性たちには勇気をもらえます。

女性の伝記で有名なのは、キュリー夫人、ヘレン・ケラーやナイチンゲールなどで、研究・教育・医療などさまざまな分野で活躍した女性たちです。与謝野晶子・樋口一葉・津田梅子など時代を切り開いてきた日本人女性もぜひ読んでみてください。

伝記書籍は書き手によって2種類に分けられます。著者が自分自身について書く自伝と、別の著者によって書かれる評伝です。書き手の違いにより、作品の視点や掘り下げ方も異なるので、両方読んでみると大変興味深いです。

著者が自分自身について執筆した伝記が「自伝」です。自叙伝とも言います。一般的に知られている事実に加えて、本人しか知らない出来事や心の内面が描かれており、その人物の理解を深めるのに大変有益です。さまざまな方が自叙伝を出版されており、人生の指針として手元に置いておく方もいます。

本人ではなく、別の著者がその人について書いている伝記を「評伝」と言います。その人物に関心がある研究者や、いろんな偉人を知ってもらいたいと考えている著者により出版されます。その人物の人生や功績を、社会情勢との関係や批評を交えながら客観的な視点で書かれているのが特徴です。

書き手が本人以外なので、歴史上の人物から現在活躍中の方まで、多くの人物の評伝が出版されています。自伝も出されている偉人なら、両方の視点で読んでみるのも理解がさらに深まっておすすめです。

人気の伝記書籍のおすすめをご紹介しました。購入するときのポイントも参考にしたら、古代から現代までを生きた偉人達の言動・メッセージ・人生からきっと何か発見できます。伝記書籍を購入する際は本記事内のポイントをぜひ参考にしてみてください。素敵な読書ライフを満喫してくださいね。