蛍光灯おすすめ10選｜丸型・LEDタイプも【明るい蛍光灯の選び方は？】

毎日の生活に欠かせない蛍光灯ですが、その仕組みはご存じですか？蛍光灯は、蛍光物質を塗布したガラス管と両端の電極からできています。ガラス管の空気を抜き真空にした後、少量の水銀とアルゴンなどのガスを封入し、電極には電子放射物質が塗布されます。

蛍光灯は蛍光管の中の水銀ガスに電流を通して紫外線を発生させ、さらに紫外線が蛍光管内の内側に塗られた蛍光塗料を発光させて光ります。白熱電球は、電球内の電極に電流が通る摩擦によって光る仕組みです。

この記事では、LEDや電球型などを含めた蛍光灯の種類や選び方、おすすめメーカーを紹介します。また、おすすめの蛍光灯を人気ランキング形式でご紹介します。おすすめ商品で丸型蛍光灯・明るい蛍光灯などセレクトしていますので、蛍光灯を買い替えるときの参考にしてください。

グロースタータ形は、点灯管の内部の放電を利用し点灯させる仕組みです。直管蛍光灯の型番がFLと書いてあれば、この形になります。点灯したときに、ちらつきがあるのが弱点で、点灯方式の中で最も古く、最も一般的なタイプです。価格が安いため、家庭用としても広く普及しています。

スイッチを入れてから点灯するまでに、2～3秒がかかるのがグロースタータ形の特徴です。

ラピッドスタート（FLR）は、形照明器具が点灯管の働きをしているので、点灯管を使わずに点灯させる方式です。スイッチを入れるとすぐに点灯するのが特徴で、低い電圧で放電開始できるような工夫がされています。直管蛍光灯の型番は、FLRと表示されています。

一般家庭よりもオフィスや店舗などの業務用として使用されています。

インバーター形は、電子安定機（インバーター）によって電源をいったん直流に変換し、高周波に変換することで蛍光灯を点灯させます。直管蛍光灯の型番でFHFと表示されていれば、インバーター形です。省エネタイプで50Hz地区でも60Hz地区でも区別無く使用できます。

価格が他の点灯方式の蛍光灯に比べて高いのが難点です。最近は、グロースタータ形よりもインバーター形が主流になってきました。グロースタータ形は1秒間に100回程度の点滅で、インバーター形は1秒間に90000回点滅しています。そのためインバーター形は、ほぼ光のちらつきを感じません。

また、同じワット数でもインバーターの方が1.5倍明るくなります。

直観蛍光灯は、細長い形の蛍光灯です。オフィスや倉庫などでよく利用されています。点灯方式が、FL（グロースタータ形）、FLR（ラピッドスタート形）、FHF（インバーター）と三種類あります。

コンパクト型蛍光灯は、デスク周りや寝室での照明に使われる小さな蛍光灯です。形や大きさはさまざまで、輪になったものや、螺旋状になったタイプもあります。ネジのように回してつけるようになっていますが、照明器具によってはねじりにくい形もあるので、蛍光灯自体のネジ部分の形や細さを確認して購入しましょう。

電球型蛍光灯は、白熱電球の代わりに使用できる蛍光灯です。白熱電球は価格が安く、味わいのある光の色を放つ良さもありますが、蛍光灯は省電力で長く使えるメリットがあります。

環形蛍光灯は、ドーナツ状になっている丸型の蛍光灯です。天井照明やシーリングライトとして一般に使われることの多い形です。スリムなガラス管を2本つないだ、二重環形蛍光灯もあります。別の大きさの環形蛍光灯を1つの照明器具で使用している場合、2本の蛍光灯を同じタイミングで交換する方がいいと言われます。

別々の時期に交換すると、明るさの程度が異なり目に大きな負担をかけます。照明器具によって対応する輪のサイズが違うので、購入する前に使っている照明器具のサイズを確認してください。

温かくやさしいオレンジがかった光を放つ、電球色の蛍光灯は、就寝前などリラックスしたいときにおすすめの色です。最近ではオレンジ色以外にも、ピンクがかった色の蛍光灯もあります。照明の色を変えれば、部屋の雰囲気を変えられます。ぼんやりと柔らかい光なので、勉強や細かい作業には不向きな色です。

温かみのある色なので、食品を鮮やかにおいしく見せる効果があります。ダイニングやお風呂または寝室などで使うのがおすすめです。

オフィスや一般家庭で多く使われている昼白色の蛍光灯は、真昼の太陽よりやや青みがかった色です。食品を自然な色で見えるのでキッチンをはじめ、化粧部屋や仕事部屋にも適しています。

オフィスや事務所で使われるのが多い昼光色の蛍光灯は、同じ電力数であれば、昼白色の蛍光灯より明るく感じます。青みがかった白い光で、細かい作業や勉強部屋などに適しています。はっきりした明るい色なので、集中したい場面におすすめです。

昼光色は、長時間使用すると目が疲れやすい色なので、長時間使用する場合は注意が必要です。

蛍光灯の明るさは、消費電力のW(ワット)数で表示され、数字が大きいほど明るさが増していきます。部屋の大きさなどを考慮して明るさを選ぶのがおすすめです。

広い部屋を明るくするには、ワット数の大きい蛍光灯が必要です。目安として直管蛍光灯や環形蛍光灯であれば、10畳～12畳の部屋で100W～130W、12畳～14畳の部屋で140W～160Wと言われています。電球形の場合は、1畳あたり30W～40Wが目安です。

たとえば6畳の部屋なら、合計で180W～240W必要ということになり、1個60Wの電球形蛍光灯を4個使用すれば十分な明るさを確保できます。蛍光灯の色や蛍光灯を部屋のどの位置に付けるかによっても明るさが変わります。

8畳以内の部屋なら、消費電力の少ない蛍光灯でも十分な明るさを確保できます。目安としては、4.5畳で60W、6畳～8畳で60W～80Wです。照明器具のカバーのサイズや部屋の壁紙の色によっても、光の明るさが変わるので照明設備に合わせて明るさを選ぶのがおすすめです。

さまざまな機能を備えたLED照明を幅広く取り扱う最大手のメーカーです。機能には人感センサー・光色切り替えなど暮らしに便利なものがあり人気です。

機能性はもちろん、ダウンライトに装着できるデコルミナのように、工事をせずに手軽に部屋の雰囲気を変えられるデザイン性のある照明もあります。パナソニックの照明は目的や場所によって選ぶのがおすすめです。

東芝は日本で最初に一般家庭用白熱電球を生産し、販売しました。スタンダードなLED電球をはじめ、ボール電球形・ビームランプ形などのLED電球のほか、光が広がるタイプや調光を調節できるものなど豊富なラインナップが特徴です。

口金サイズ・機能・明るさ・種類など目的に合わせた電球が見つかります。

LED電球を発売したのは2010年と遅いながら、シェアを伸ばしているのがアイリスオーヤマです。電化製品と同じくリーズナブルな価格が魅力です。

生活シーンに合わせて光色を調節したり、センサーによってお部屋の明かりを自動的にオフしたりと機能面も充実しています。和室や洋室に合わせたデザインなど見た目から選ぶのもおすすめです。

蛍光灯は家電のカテゴリーなので取り扱いの種類が豊富なのは家電量販店です。家電量販店なら蛍光灯の知識がある家電のプロから、おすすめや売れ筋の商品情報も聞けます。

家電量販店以外なら、ホームセンター・スーパー・薬局・コンビニ・ドンキ・100均などでも購入可能です。またニトリ・IKEAにはコスパのいい、オリジナルの蛍光灯もあるのでチェックしてみてください。

蛍光灯の仕組みを知るとエコで経済的な蛍光灯が欲しくなります。また、形状や色もさまざまなのでシーンに合った蛍光灯を購入しましょう。明るさの好みは人によって異なるので、交換用を購入する場合は、今使っている蛍光灯のワット数を参考にするのがおすすめです。