ストレートネック枕おすすめ14選｜ニトリ・無印の枕や医療用も！枕で治る？

スマホやパソコンを使う時間が長い現代人に多い悩みといえば、ストレートネックです。ストレートネックの予防にはストレッチや生活習慣などさまざまな方法がありますが、枕の選び方も大切です。

1日の中で睡眠が占める時間はとても長く、体に合わない枕を使っているとストレートネックが悪化する場合もあります。最近はストレートネックにおすすめの枕がたくさんあり、ストレートネック改善のサポートに役立ちます。

今回はそんなストレートネックにおすすめの枕の選び方やおすすめ人気商品などをご紹介していきます。さらにはタオルを使った枕の作り方などについても解説しますので、ストレートネックに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

ストレートネックは長時間のスマホ操作やデスクワークの姿勢の悪さによって、首の曲線が失われて真っ直ぐになる状態です。

正常な状態の首には曲線があり、曲線のおかげで首ににかかる頭の重さを分散しています。曲線が失われて真っ直ぐになると首にかかる負担が大きくなるので、肩こりや首の痛みにつながってしまいます。

1日24時間のうち睡眠で枕を使用するのは、8時間くらいのとても長い時間です。そのため自分の体に合わない枕を使っていると、姿勢の悪い状態が毎日長時間続いて体に負担がかかります。

起きている時間はスマホを使用して、寝ている時間は合わない枕を使っていれば、ストレートネックを引き起こしても無理はありません。そのため、適した枕を使って姿勢を矯正するのが大切です。

天然ゴムを使用したラテックス素材の枕は適度な弾力がある高反発で、寝がえりを楽に打てるのが魅力。寝返りができないと睡眠中に同じ姿勢を取り続ける形になるので、血流が滞って首や肩が疲れやすいです。

高反発枕は首の曲線にフィットするように設計されているタイプが多いので、ストレートネックの予防にも役立ちます。

体の重みでゆっくりと沈み込む低反発ウレタンは、頭や首の形に優しくフィットするのが特徴です。柔らかい低反発は枕が体の形に合わせてくれるので、硬めの枕だと首が痛くなりやすい人におすすめ。

柔らか過ぎる低反発枕は頭が沈みこんで寝返りが打ちにくいので、寝返りを打ちやすい硬さがある低反発枕を選ぶのが大切です。

細い樹脂が鳥の巣のように絡み合ったファイバー素材の枕は、ラテックスと同様に弾力性に優れた高反発でスムーズな寝返りを叶えます。空気をたっぷり含んだ中空構造で、フィット感もあるのが特徴。

ファイバー素材の枕は通気性に非常に優れていて、汚れたら水で丸洗いできるので、清潔に使いたい人におすすめです。

ストレートネックの人が高い枕を使うと首へ負担がかかってしまうので、低い枕を選ぶのがおすすめ。首と枕の間に隙間を作らず、首に緩やかな曲線ができる低めの枕を選ぶようにしましょう。

体型によって適している高さは異なりますが、仰向けに寝た時に目線が真上ではなく、少し斜め前になる高さを選ぶのがポイントです。

ネットで枕を購入する場合は事前に使い心地を試せないので、購入後に高さを調節できる枕を選ぶのがおすすめです。最近は調整シートや枕を使う向きで、4段階くらいの細かい高さ調節ができる便利な枕もあります。

体重が変化すると体に適した枕の高さが変わるので、高さ調節が自由にできる枕は長く快適に使いやすいです。

ウェーブ型の枕は縦方向に曲線がついていて、場所によって高さが違うのが特徴です。頸椎の部分が高く頭部が低くなっていて、首の曲線にフィットするように作られているため、ストレートネックの人におすすめです。

上下の向きを変えて首の高さを変えられるウェーブ型枕もあるので、体型や好みに合わせて使えるのが便利です。

分割型の枕は、2つから5つくらいのパーツに分かれているのが特徴です。出し入れができるパイプ素材を使用している枕が多く、それぞれのパーツの高さ調節が可能なので、首の曲線に合わせられるのが魅力。

多様な形の分割型がありますが、ストレートネックの人には頸椎を支える細長いパーツがある形の枕がおすすめです。

背中を乗せられる特大サイズの枕は上半身全体を支えてくれるため、肩や腕の疲れも癒したい人におすすめです。特大サイズの枕は縦だけではなく横にも大きいので、寝返りを大きく打てるのも利点。

ストレートネックの人が特大型の枕を選ぶ場合は、頸椎の部分が山型になっていて首の曲線にフィットする形がおすすめです。

枕の心地よさにこだわりのある方には羽根素材の枕がおすすめです。羽根素材は、ポリエステルなどの素材にはなふんわり感が特徴で、通気性に優れているため、暑い季節は涼しく、寒い季節は暖かく睡眠できます。

ただし羽根枕のほとんどは、羽根に骨がついたフェザーと、柔らかいダウンを混合しています。フェザーの混合比が高いほど固さを感じやすいので、羽根素材の枕を買う際は、ダウンとフェザーの比率をよく確認してください。

睡眠の質が上がる枕といえば「低反発ウレタン」を思い浮かべるかたも多いかもしれません。そのイメージ通り低反発ウレタンは、使う人の体形に合わせて形状が変わるので、睡眠の質を向上しやすいのが特徴です。

低反発ウレタンは本来、宇宙飛行士のために発明された素材で、体にフィットしやすいのが魅力です。ただし通気性には優れておらず、暑いときは蒸れやすく、寒いときは固まってしまう傾向があります。

他にも低反発ウレタンの枕には、お手入れが難しいといったデメリットもあります。低反発ウレタンの枕のほとんどは天日干しや水洗いに対応していないので、それらも考慮したうえで購入するようにしましょう。

固めの使用感が好みの方にはパイプ素材の枕がおすすめです。パイプは切断したストローを並べたような素材で、優れた通気性が魅力となっています。汚してしまっても簡単に洗えるため、衛生面で見ても優秀です。

パイプ素材の枕の多くはパイプの量を自分で調整できる仕様になっています。そのため好みの使用感に合わせてカスタマイズしたり、パイプのみを入れ替えて長く使用したりできるのが魅力です。ただし硬さがある分、体にはあまりフィットしないので、苦手に感じる方もいます。

枕はカバーをしていても皮脂や汗で汚れるので、清潔さにこだわるなら水洗いができるファイバー素材やパイプ素材がおすすめです。手軽にお手入れしたい人には、洗濯機が使えるポリエステル綿を使用した枕も人気。

低反発ウレタンやラテックスは水洗がいできないので、抗菌防臭機能が付いているタイプを選ぶのがポイントです。

首や肩のこりを効果的に癒したい人には、磁石の力を活用した医療用の磁気枕も人気が高いです。ネックレスやテープなどの磁気治療器を使用して効果を感じた人は、医療用の磁気枕を試してみるのがおすすめ。

磁気枕を購入する場合は、厚生労働省に認められている医療機器販売認定番号が記載された枕を選ぶようにしましょう。

有名寝具メーカーの西川で特に人気が高い枕は、医師がすすめる健康枕でお馴染みの「肩楽寝」です。パイプの量で首と頭の部分の高さをそれぞれ調節できるので、自分の首のカーブに合わせて使えるのが魅力。

ストレートネックの人には、そば殻のような感触の硬めパイプが首をしっかり支えてくれる「首楽寝」もおすすめです。横向き寝の方は「肩と首によりやさしい枕」がおすすめです。横を向いていても首が痛くならない枕として評判です。

ニトリは枕の種類が豊富ですが、ストレートネックに特におすすめなのが「首をしっかり支える枕」です。首と頭のパーツに分かれている分割型の枕で、首の高さを自由に調節できる点がストレートネック向き。

オーダーメイド枕のように高さを細かく調節したいなら、ニトリの「高さ10ヵ所調整できるまくら」もおすすめです。

世界中で人気が高いテンピュールでストレートネックに特におすすめなのが「ミレニアムピロー」です。独自の凹型立体フォルムが首と肩を優しく包み込んで首筋を安定させるので、リラックスした眠りをサポートします。

ミレニアムピローはサイズが4種類あり高さがそれぞれ違うため、体格に合わせて選べるのが魅力です。

シンプルなデザインや優れた性能に定評のある「無印良品」の枕もおすすめです。文房具や食品のイメージも強い無印ですが、マットレスや枕カバーといった寝具の展開も充実しているので、ぜひ枕と合わせてチェックしてみてください。

そんな無印の枕の中でも特に注目なのが「頭を支える沈み込み過ぎないふっくら枕」です。商品名の通り、頭を優しく包み込むふっくらとした感触が特徴で、枕の中心にある芯が睡眠中も適度な高さを保ってくれます。

サイズは40×60ccmと47×57cmの2種類が展開されているので、自分に合ったサイズを選べます。全国に店舗があるため、購入前に実際の使用感を確認できるのも、無印の枕ならではの魅力の1 つです。

ストレートネックで悩んでいる人に最近人気があるのが、タオルでオリジナル枕を作る方法です。バスタオルを三つ折りにして、手前からクルクル巻いて頸椎にフィットする高さまで調節するだけでタオル枕が完成します。

最近は睡眠枕用に作られた今治タオルも販売されているので、タオル枕を寝る時にも使いたい人におすすめです。しかし、タオル枕は10分程度の短時間のケアにはおすすめですが、寝返りがしにくく安眠できない危険があるため、夜の睡眠には不向きです。

ストレートネックによる首や肩のこりが枕で改善しても、ストレートネック自体を枕で治すのは難しいです。

ストレートネックを根本から治したい場合は、整形外科を受診して治療やリハビリを受けるのがおすすめ。ストレートネックが悪化すると頭痛やめまいにもつながるので、レントゲンで現在の状態を知っておくのも大切です。

ストレートネックの人が枕を買う時は、自分の首の曲線に合う形を選ぶのが大切です。体型や体質によって合う枕は異なるので、できれば事前にお店で試してみましょう。自分の体に合うストレートネック枕を手に入れて、質のいい睡眠で疲れをケアしましょう。