ベッド用手すりおすすめ4選｜後付けできる？ニトリの立ち上がり補助バーも！

体が不自由な方や高齢の方にとって、ベッドから起き上がったり立ち上がったりするのは大変です。介護用ベッドなら起き上がり・立ち上がりを補助する機能もありますが、ベッドを買い替えるのは費用がかかります。

コストを抑えて立ち上がり・起き上がりを楽にしたい方は、ベッド用手すりがおすすめです。普通のベッドにも後付けできて、強度も高いため安心して体重をかけられます。妊婦のような一時的に必要な方にも最適です。

しかし、安全に関わる器具なので慎重に選ぶ必要があり、どれを選べばいいか悩む方も多いですよね。本記事では、ベッド用手すりの選び方やおすすめ15選をご紹介します。サイドレールとの違いも解説するので、ぜひ参考にしてください。

ベッド用手すりと似たものに「サイドレール」「ベッドガード」と呼ばれている器具があります。形は似ていますが、ベッド用手すりとは全く別の器具なので注意しましょう。事故につながるので、手すりの代用として使ってはいけません。

【特徴】

• ベッドとマットレスの間に挟んで使用する
• 商品の種類が多い
• 固定力が弱い
• ベッドガードと似ている

差し込み型は、簡単に設置できるベッド用手すりです。固定力が心配な方は、差し込む部分が長めで固定用ストラップやネジが付属する製品を選ぶのがおすすめです。設置後は、体重をかけても問題ないかしっかり確認しましょう。

【特徴】

• 床に置いて使用する
• 設置場所を変えるのが簡単
• マットや滑り止めが付属するものもある

床置き型は、玄関やトイレなどベッド以外でも使用できる手すりです。床置き型を選ぶときは接地面積の広い製品を選びましょう。接地面積の狭い製品だと体重を支えられない可能性があります。

【特徴】

• 天井と床に突っ張らせて設置する
• 固定力が高い
• 設置に手間がかかる

突っ張り型は、強度・固定力が高い手すりです。天井と床にテンションをかけて固定するので、安心して使用できます。設置したままにしているとズレることもあるので、ズレにくい工夫が施されている製品を選び、定期的に確認しましょう。

ベッド用手すりは、耐荷重や体重制限が記載されている製品が多いです。耐荷重・体重制限が表記されていない場合は、強度が低いこともあるので注意してください。耐荷重の目安は体重の2～3倍程度あれば安心です。余裕のある製品を選んで、事故のリスクを減らしましょう。

ベッド用手すりはさまざまな形・太さの製品があります。手の大きさによって使いやすい形・サイズは違うので、使用者に合った形状の製品を選びましょう。

短期間の利用ならレンタルがおすすめです。要介護者・要支援者なら、介護保険サービスの福祉用具貸与を利用すれば最低1割負担で手すりを設置できます。ただし、要介護度によって支給限度額が決まっているので、他のサービスと合わせて限度額を超えないか注意しましょう。

ベッド用手すりなどの介護用品は、ニトリやカインズでも購入できます。それぞれの扱っている商品の特徴を紹介します。

• ニトリ：立ち上がり補助バー(AX-BZ35)

ニトリの電動ベッド(AX-B635N・AX-BE735)に設置して使用できます。グリップが上下2段になっていて両手でしっかり掴めます。

• ニトリ：立ち上がりサポーター

床置き型の手すりです。どこにでも後付けで設置できるので、ベッド以外で使用したい方にもおすすめです。

• カインズ ：立ち上がりサポートステッキ3段

3段のグリップが付いている床置き型の手すりです。玄関やリビングなどさまざまな場所で使用できます。

ベッド用手すりは普通の手すりと違って構造が複雑です。また、起き上がったり立ち上がったりするときは体重以上の負荷が手すりにかかるため、かなりの強度も必要になります。安全に関わる器具なので、自作するのではなく安全性が高い市販品を購入するのがおすすめです。

ベッド用手すりがあれば、体が不自由な方や高齢な方でも安全に起き上がったり立ち上がったりできます。体を動かそうという気持ちになるので、健康にもいい影響があります。本記事を参考に、使用者に合ったベッド用手すりで安全に生活しましょう。