車内テーブルの自作方法｜助手席や後部座席に！子供向けテーブルの手作り方法も

車内で過ごす時に、食事や作業用のスペースがなく不便に感じた経験はありませんか。車内テーブルを用途に合わせて自作すれば、コストを節約しながら車内でできることを増やせます。中には、100均の材料で手軽に自作できる方法もあるのが特徴的です。

車内テーブルにはさまざまな種類があり、センターテーブルだけでなく助手席や後部座席・運転席用のミニテーブル・子供用の折りたたみ式テーブルなど、どこにテーブルを設置したいかによって自作方法が変わってきます。ラゲッチテーブルを自作すれば、車中泊を快適に行えるのもポイントです。

こちらの記事では、車内テーブルの自作方法について説明します。ドリンクホルダーの手作り方法や必要な材料についても具体的に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

センターテーブルの自作に必要な材料は、以下の通りです。

• 45cm×30cmのMDFボード
• 木ネジ
• 杉板

お好みで保温シートやリメイクシートを取り入れると、高級感のある見た目になります。工具はドリンクホルダーの穴開け用のホールソー・のこぎり・ドリルドライバー・グラインダーなどが必要です。

センターテーブルを100均の材料で自作する方法では、以下の流れで作業をします。

1. MDFボードを分割し横22cmと23cmの天板を作る
2. 下の天板にドリンクホルダー用の穴開けをする
3. 下の天板に角材を木ネジで取り付ける
4. 下の天板を仮取り付けしてグラインダーで形を整える
5. 下の天板を取り付けたら上の天板を仮取り付けする
6. 幅120mm×厚さ10mmの杉板を幅65mmにカットする
7. 杉板で井型の桟を作って下の天板に固定する
8. 上天板にシフトレバーなどが当たらないか確認して適宜切り取って修正する
9. 上天板を取り付ける

天板に保温アルミシートを貼り、革のリメイクシートを貼れば高級感のある手触りのセンターテーブルに調整できます。

100均で購入できる材料は、以下の通りです。

• 支えとなる合板　2枚
• 天板用板　1枚
• L字ステーと取り付け用ビス　2組
• ボンド

リメイクシートを取り入れてアレンジすれば、車内の雰囲気に合うデザインに近づけられます。L字ステーや取り付け用ビスで補強するためには、ドリルドライバーが必要です。

助手席・運転席用ミニテーブルは、以下の流れで自作できます。

1. ダンボールで車の棚部分のくぼみに合わせた型紙を作る
2. 型紙を参考に支えとなる合板を切り出す
3. 合板と天板を仮置きしてからボンドで接着する
4. L字ステーや取り付け用ビスで固定する
5. 適宜ヤスリなどで角ばった部分を丸くする

リメイクシートを天板に貼れば、コストを抑えつつ高級感のある見た目にアレンジ可能です。支えの合板を両端に設置すると、真ん中の収納スペースを確保しつつテーブルを配置できます。

100均で購入できる材料は、以下の通りです。

• 天板用板　1枚
• フリーステー　2個
• ネジ　4本

天板用の板は木のまな板などを活用してみてもいいですね。ハンドルに引っ掛ける形で取り付けるので傷が気になる方はフェルト生地などをハンドルと接触するところに貼ると安心です。

ハンドルテーブルは、以下の流れで自作出来ます。

1. フリーステーをハンドルの穴に合わせて引っかかるように曲げる
2. 天板の裏にネジで固定する
3. ハンドルにセットしてみて傾きやバランスを微調整する

ハンドルと金具が接触するので、傷をつけたくない人はフェルトなどを貼っておけば傷がつきません。

子供用折りたたみ式リアテーブルを自作する際の材料は、以下の通りです。

• 天板と胴・脚用の木材
• 折りたたみ対応の棚受金具
• L字金具
• 木ネジ
• カバンテープ

カバンテープで前の座席に自作したテーブルを括り付ければ、座席を動かした時に外れないよう対策できます。おしゃれな見た目にアレンジしたい時は、木工用塗料を取り入れるのもおすすめです。

子ども用折りたたみ式リアテーブルは、以下の流れで作成できます。

1. 前の座席を一番前の位置にしてシート下に木材を入れてサイズを測る
2. 測ったサイズと高さをもとに脚パーツを切り出す
3. 胴と脚にあたる木材を直角に接合しL字金具で補強する
4. 天板を仮置きして位置を決めたら折りたたみ対応の棚受金具で接合する
5. テーブルの脚部分を前の座席シートの下の隙間に差し込む
6. カバンテープで前の座席と胴部を巻きつけて固定する

寸法を合わせるには、前の座席の隙間に木材を差し込み、実際のサイズ感を測る作業を行うのが重要です。

ラゲッジテーブルの自作に必要な材料は、以下の通りです。

• 天板用木材
• すきま風テープ

お好みでプラスチック製のカップホルダーを用意すれば、ドリンクホルダー付きのテーブルにできます。カップホルダーを取り付けたい時は、サークルカッターも用意しましょう。

ラゲッジテーブルを自作する際には、以下の流れで作業をします。

1. テーブルを設置する場所の室内の幅を測る
2. 測ったサイズに合わせて木材をカットする
3. お好みでカップホルダー用の丸い穴を開ける
4. 天板の裏面の端部分に隙間風テープを貼る
5. 余ったスポンジを切ってカップホルダーを設置する

隙間風テープを使えば、車内に設置した後で傷が付かないよう対策可能です。

また、設置する場所の車のデザインによって室内幅は増減するため、室内幅のうち一番短いサイズを基準にしましょう。木材も最低限のサイズにカットすれば、必要に応じて前後に動かせるラゲッジテーブルが作れます。

テーブルだけでなくドリンクホルダーもあると、食べ物と一緒に飲み物を置けるので便利です。しかし、自分の使い勝手のいい場所に設置できて、使いやすいタイプのドリンクホルダーを見つけるのは簡単ではありません。そんな時は、ドリンクホルダーを自作してみましょう。

設置したいスペースに合わせて、ドリンクホルダーを固定する土台を準備します。土台の裏に設置する際に使用する固定ベルトを取り付けます。表面にはドリンクホルダーを両面テープで取り付けて完成です。材料はどれも100均で揃えられるものなので、ぜひチャレンジしてください。

車内テーブルは便利でついつい出しっぱなしにしたくなりますが、危険なので走行中の使用は運転席・助手席・後部座席どの席でもNGです。テーブルを出したままにしておくと、エアバッグが作動しなかったり、テーブルで胸や頭などを強打したりする危険性があります。楽しく安全なドライブのために気を付けましょう。

自作テーブルを活用して、車内をもっと快適に過ごせる環境に改良しましょう。車内用テーブルの自作方法の中には100均の材料で実践できるものもあり、手軽に挑戦できるのがメリットです。自分の用途に合った自作テーブルを設置して、車内環境を便利にしましょう。